【人】 田臥 志麻── 翌朝 ── [疲労感を訴えた後の眠りは深く。 ふ、と意識が浮上した頃には、 日もすっかり昇っていた。 開けたままのカーテンの向こうには 青い空と雲が広がっている。 その景色が見えるということは、 目の前に威優が居ないということだ。] …………──、 [けれど、程よい腕の重みが二の腕に掛かっている ことに気づいて後ろにいるのだと気づいた。] んー……、……? [名前を呼ぶ声に腕の中で向きを変え、向かい合う。 先程のは起きているのかと思えば寝言だったようだ。] (1) 2023/08/20(Sun) 23:33:40 |
【人】 田臥 志麻……寝言かよ、 [ふ、と思わず吐息に笑いが混じった。 ころんと威優の腕に頭を凭せ掛けて、 まじまじと眠っている寝顔を見つめる。 朝起きるとき、どちらが早いかは日によってまちまちだ。 平日の朝は決まった時間に出社する志麻のほうが 早く起きて二人分の弁当を作ることが多いが、 休日には抱き潰された志麻がなかなか起きられず、 威優にブランチを用意させてから目覚めることもある。 今日は自身の方が早かったようで。 久しぶりに見た寝顔に思わず微笑んだ。] (2) 2023/08/20(Sun) 23:33:55 |
【人】 田臥 志麻[寝入っていると切れ長の瞳が閉じているせいか、 普段よりも幼く見える。 むに、と頬を指で抑え、今度は鼻先へ滑らせ。 そのまま下へずらして、唇に触れる。] ……ふっ、 [柔らかな悪戯で目覚めるかどうか伺うように。 ふにふにと唇を人差し指で押していれば、 直接触れたくなって、伸び上がり。 ちゅ、と唇を啄んで、濡れた唇に吐息をふぅと吹きかけた。*] (3) 2023/08/20(Sun) 23:34:59 |
【人】 田臥 志麻[唇を弄んでいれば、ぐずるような声が上がった。 起きたのかと思えばまだ瞳は閉じている。 目覚めのキスで起きない物語はないだろう? ちゅ、ちゅ、と数度に渡ってキスを落としていれば、 威優の口が薄く開いた。] ……ぁ、おき、……ッ、ン、ぅ [開いた唇が自身の唇を食む。 目は閉じたままなのに舌まで出されて突付かれ、 逆に吸い付かれて、唇を湿らされて、 朝の光にそぐわない艶めいた声が零れた。] (6) 2023/08/21(Mon) 0:54:44 |
【人】 田臥 志麻ン、……ぁ、 [柔く歯を立てられただけでも、 昨夜の情事を思い出して甘く疼いてしまうのに。 寝ぼけながらこんなことをしてくるのだからタチが悪い。 仕掛けたのは自分だということも忘れて、 睫毛を震わせ、吐息を零し。] ……ン、…… おはよ、 [少し無愛想な声で応えた。 平日なら会社に向かっている時間を機械音が告げる。 朝食の準備もしなければと思いつつも、 休日だからもう少しシーツの上で 寄り添っていたい気持ちもあった。] (7) 2023/08/21(Mon) 0:55:29 |
【人】 田臥 志麻[尋ねる声がまだ眠気と戦っているのが面白い。 少し弟を見ている気持ちと重ねてしまう。 夜とは違って、目元に掛かる威優の前髪を 今度は自身が緩く梳いて、避けてやりながら。] ははっ、まだ眠いんだろ。 もう少し寝る? シャワーする? それとも、 ……オ・レ? [まだくっついていたそうな目尻にキスを落として、 最後だけは昨日の仕返しとばかりに耳元に甘い声で囁いて。**] (8) 2023/08/21(Mon) 0:56:59 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a1) 2023/08/21(Mon) 1:00:22 |
【人】 田臥 志麻[威優が覚醒するまでの間、 くすくすと笑いながら様子を窺っていた。 柔い髪を撫でたり、戯れのようなキスを落として。] ん、いいよ、そのまま……っ、 [多忙な威優を知っているだけに、 まだ眠いようならこのままゆっくり寝かせようと 朝の誘い文句も冗談のつもりで まだ、と言われたら引くつもりだった。 が。 不意に眠気に満ちていた声に鋭さが帯びたような。 懐に居たから身体を引き寄せられるのは一瞬で、 ぽすんと、いとも簡単に腕の中に落ちて。] (10) 2023/08/21(Mon) 19:15:29 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新