【人】 二年生 蓮見 朱鷺也「 うん!いっぱい楽しもうね! 」>>168 『 うん!いっぱい楽しもうね! 』 [頭で二重に声が響いた気がして、一瞬、怯む。 秋の彩りには未だ早い夏のこと 遠くで聞こえた救急車のサイレン ]いつかの夏の日 窓の外の蝉しぐれ 矛盾は矛盾と、気づかない。気づけない。 ……あ。うん。 そうだな。………ッ、あ、えっと [口を開きかけて、何を言おうとしたのか忘れる 否、やっぱりそれを、いつかの夏も言った気がして。 どうして言いたくなったのか、忘れてしまったけれど] (194) 2021/07/22(Thu) 8:44:02 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也怪我とか、気をつけて。 [怪我とか事故とかには気をつけて。 はなひらの子どもたちが、お祭り準備の時には 必ず言われる言葉のひとつ。 それは ─── さあ、なんでだったっけ。 ]* (195) 2021/07/22(Thu) 8:44:22 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── いつかの明菜先輩 ── [明菜先輩とは割と長い付き合いだったから 子供の頃は一緒に遊んだこともあったし >>177 明菜先輩の弟がいくつだったかは定かじゃねえけど 男同士、そっちでつるんで遊んだことも多かったかも ちなみに俺の妹の“つぐみ”は4歳下だから、 ちょっと年上のキレイなお姉さん、のことを どこか憧れめいた目で見ているのを 現在進行形で、俺はよーく知っている。 そんな明菜先輩の親父さんの倒れた原因が 熱中症と疲労だって聞けば少し胸をなでおろす] ……そっか、でかい病気とかじゃなくてよかった [当日の様子は流石に知らなかったから 淡々と返事を返す明菜先輩には、 こちらも普通に返事を返すだけだったけれど。] (196) 2021/07/22(Thu) 9:08:23 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也こっちは親父もオカンもみんなピンピンしてる つぐみも元気っすよ。今年小学校卒業だから、 最後の夏を満喫するんだ!とか言ってる。 [笑っちゃいますよね、って微笑む顔は、 たぶんね、本当にみんな相変わらず元気だし、 蓮見家の仲が良好だってこと、 それなりに伝わるんじゃないかなって、そう思う。] でも暫く大変すね お店、明菜先輩も手伝うんすか? [明菜先輩が店番したら そんだけでお客さん寄ってきたりして。 なんて茶化す声も、付け足すのを忘れない。]* (197) 2021/07/22(Thu) 9:08:36 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── 閑話:こまきちゃんのお店 ── [ところで今俺がこうしている最中にも、 母とつぐみは今頃こまきちゃんのお店に行って>>190 キャッキャしながら浴衣を選んでいるはずで。 商売上手なご両親がお値引きセールを売り込んだら まあお得なのね、って男性用の浴衣にもきっと手を伸ばす。 その中にも「ショーワ臭する浴衣」はちゃあんとあって お兄ちゃんこれでいいんじゃない!?なんて つぐみが余計な事を言いながらケラケラ笑ってるなど 今一生懸命準備を頑張ってる俺に!届くわけもなく!! でもあの子浴衣なんて着るかしら?なんて 理性を良心を取り戻した母親が手にとったのは甚平 ……そうだね、結局何を買ったんだろう たくさん選択肢がある中で、まさかひっそりと存在してる ショーワな浴衣を手にとってるとは思い難いが(フラグ) 派手めの甚平 ……一発勝負だ、神のみぞ知る] (198) 2021/07/22(Thu) 9:17:51 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[どうしてたくさんの選択肢がある中で、母親は 普通の甚平ではなく派手目のをチョイスしたんだろう>>198 その理由は一目瞭然で、 背中に描かれた派手めの柄が朱鷺だったからだ。 それ以外にない。容易に想像はつく。 黒の上下、それはともかく。 なぜ後ろに白地に薄いオレンジの映える朱鷺を こんなにも大きく描いてしまったのか… そうだな、中二の俺だったら喜んだかもしれない けれど俺は多少恥じらいもある高校二年生。 ついでに麻の中折ハットまで用意した母親は 俺に何を目指して欲しいのか、わからない…… わからないんだ… って悩むのは、そうだね、この日の夜の話。]* (199) 2021/07/22(Thu) 9:25:38 |
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。 (a57) 2021/07/22(Thu) 9:26:32 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── 幼い日のこと ── [夏休みの時にだけ、会う顔があった。 ……というのは、遠い遠い、昔の話。>>203 うちの店に「男の子が三人」遊びにきたのは 俺は自転車の補助輪が取れて、 補助輪無しの自転車でブイブイ言わせてた頃のこと。 うちの店にはいろんな自転車があったけど、 何故か俺に与えられるのは、最新型じゃあない。 塗装の剥げてしまった商品とか 型落ちした自転車だとか、で、 最新型の「カッコイーモデル」を店頭で眺めては いいなあ、いいなあ。ってぼやいていた幼少期。 そんな俺が目をつけてた「カッコイーモデル」を オカイアゲいただいたのは、 そんな「三人兄弟」をつれたおじいちゃんだった。] (206) 2021/07/22(Thu) 10:23:29 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[だからそいつのことはよーく覚えてる。 あの自転車、のってるところが見たくって、 俺、お店の伝票盗み見したんだもん(悪) ボーハントウロクのために書かれた 住所と言う名のコジンジョーホー。 それがごくごく近い住所だってわかったから あの日から俺、近所を何度か探しに行ったんだ。 それが、おじーちゃんちの住所だってのは知らず あの子の住所だって思い込んではいたんだけどさ。 ……家の周りでぶいぶい言わせるあの子、 わりとすぐ、見つけたはずで。] (207) 2021/07/22(Thu) 10:23:49 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也……見つけた! [今よりもほんの少しやんちゃで元気で、 走るのが大好きで、日にも焼けていた子供の頃の俺 今よりも人見知りだって言う、その「男の子」は そんな俺を見て、どう思ったんだろう。>>204 逃げようとした? 逃げようとしたら、止めたよね。 俺んちで自転車買ってくれた子だよね、 その自転車、すっごいかっこいいよね!!って。]* (208) 2021/07/22(Thu) 10:24:03 |
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。 (a60) 2021/07/22(Thu) 10:24:44 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── かつて・ゆづるちゃん ── [補助輪なしでブイブイ言わせてた頃だったので その子のおうちまでも自転車で行ったはずで そのせいで裏切られたって思ってるなんて>>215 いやあ、さすがに思わなかったんだけど。 人違いです、って逃げようとするその子を呼び止めて なんとか呼び止めた理由をわかってもらえたら あ〜よかったぁ、って俺も胸をなでおろしたはず ……ところでちょっと 女の子みたいな喋り方の子だな? (222) 2021/07/22(Thu) 13:17:19 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[補助輪つきとはいえ、憧れのカッコイイ自転車。] 乗ってみる! [って食い気味に言うくらいにはまだ幼くて。>>214 代わりに乗ってみる?って 補助輪なしの自転車を差し出した。あ、でも] ……乗れる? [だって、その子の自転車には補助輪がついてたから。 練習したかったら広場、あそびにいこ!って 強引に連れ出したのかもしれない。 草むらのほうが、きっと練習しやすいでしょう?] (223) 2021/07/22(Thu) 13:17:30 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[たぶんそれはその1日だけじゃあなくって 翌日も、その翌日も、 もしその子が練習するって言うなら、 広場に連れてって、一緒に自転車漕いだはず。 当時から背は高かったのかな… まだ小さな俺は、そこまで背は高くなくって 中学の後半から急激に伸びたたちだから。 もしかしたら自分より背、高かったのかも。] (224) 2021/07/22(Thu) 13:17:51 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也そういえば、なんてなまえ? 俺は、トキヤ! [ゆづる、という名前を聞いたなら 多分俺の第一声は「ゆづるくん」。 くん付けした俺を正してくれたら気づいただろうし そうじゃないならいつ俺は、 きみが女の子なんだって気づけたんだろうね それからきみがあの家の子じゃないってことも 夏休みにしか会えないってことも、 ……いつ、俺は知ることができたんだろうね。 知ることは、できたのかな。 ]* (225) 2021/07/22(Thu) 13:18:06 |
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。 (a63) 2021/07/22(Thu) 13:19:00 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── かつて、夕鶴と ── [子どもの頃の俺に、 的確な自転車コーチが務まったとは思えねえが>>250 それでもその子が練習したい!というなら、 やろうぜ!なんてノリノリで付き合ったはずで。 別に箱入りの子どもなわけでもなかったから 一緒に擦り傷作った日もあったとおもうし 家族に内緒にしたい!って気持ちもわかったから ちょっと擦りむいたからって理由は内緒のまんま あまりに毎日が楽しかったせいで、 家に帰って親にうっかり「あのときの自転車の…」って 喋りはじめようとしちゃったときは、 慌てて「なな、なんでもない!」って秘密にしようとした 否よく考えれば、きっと 俺は親に内緒にする必要もなかったんだろうけど だけど子ども同士の秘密のまんまにしておきたかったんだ すいすい乗れるようになったら 俺、自分のことみたいに喜べたはず。] (257) 2021/07/22(Thu) 16:59:26 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[で。名前と性別の話だけど。 名前を聞いたときには、随分と驚いた!] 夕方の、鶴… 俺も!名前の「とき」っていうのが 鳥の朱鷺だから、おそろい! [妹も鳥の名前で「つぐみ」っていうんだって それを話せたのはその日かどうだったか、 まあどちらでも良い話だったけれど。 鳥つながりで嬉しくて、 すっかり聞き忘れた性別のことと学年のこと。 同じ学年だって知ってたら、 ]クラス聞いちゃいそうだったから 多分その年は少なくとも知らなかったんだと思う (258) 2021/07/22(Thu) 16:59:46 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[──── だけど暫くゆづるくん呼びが続いて、 それでふとした時に、男の子じゃないって知ったなら めちゃめちゃに謝ったと思うし、 今更ゆづるちゃんって恥ずかしくて呼べなくて たぶん、呼び方は「夕鶴」になった。 「 夕鶴、あそぼー 」 男の子も女の子も関係なくって また明日って約束もしなかったけど 遊びに行けば、逢える存在だったから ] (259) 2021/07/22(Thu) 17:00:02 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也……なんで、今日もいないの? [夏休みも終わりに近いある日から、 夕鶴の姿が見えなくなった。 今日はおでかけかな?とか思ってたけど 結局夏休み最後の日まで会えなくて、 おうちの周りでうろうろしてたおじいちゃんに 夕鶴のこと、聞いたらさ。 ここに、住んでない、とか、言うから。 夏休み遊びに来てただけなんだ、って言うから。] (260) 2021/07/22(Thu) 17:01:25 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[だから翌年、ほんの少し背が伸びたけれど まだまだ夕鶴に追いつけなかった俺が、 再び夕鶴と再会した日には >>253 まるで幽霊見た!みたいな顔をして。 ……ほんの少し泣きそうだったのは秘密。] 自転車、スイスイ乗れるようになった? [なんてね。 自転車スイスイ乗れるようになっちゃって 流石におじいちゃんちに自転車持ってきてなくっても また今年も遊んでくれたら、嬉しいし、ああそうだ] (262) 2021/07/22(Thu) 17:02:28 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也今度神社でお祭りがあるんだよ。 一緒にいこうよ。 [もう神社に子どもだけで行って良い年齢だったら それは純粋なお誘いだったし、 そうじゃなかったとしたら、 それでも早い時間、夕方くらいかな、 屋台をめぐるくらいゆるされないかなあ、って。]** (263) 2021/07/22(Thu) 17:03:59 |
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。 (a70) 2021/07/22(Thu) 17:05:21 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── かつての神田先輩と ── [じっと見つめた仮面の奥に、 どんな顔が隠されてたんだろう >>318 結局その時は、何も明かされないまま、 まさに風のように躱されて 残されたのは、唄うように奏でられた言葉だけ 躱されるなら、こちらも一歩引き 小さく息を吐いてから微笑む。] ……うん、また。 [ また 、があれば、その時は。────── 教えてくれますか?って。 結局その「また」は叶えられておらず 今日も飄々とした神田先輩と一緒に看板を運んだり。 神田先輩の出自の話はまたさらに ]*彼の謎をひとつ深めたとか、なんとか。>>319 (322) 2021/07/22(Thu) 23:02:42 |
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。 (a82) 2021/07/22(Thu) 23:04:42 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也── 鳥仲間 ── [かつての鳥仲間?なお友だち。>>332 朱鷺も鶴も、そしてつぐみも、 ちゃあんと調べないと上手く言えなかったから 聞かれたあとに親にどんな鳥?どんな鳥?って 聞きまくったのは秘密。 知らない男の子、は いつのまにか知ってる女の子、になって 朱鷺也と夕鶴で、呼び方もお揃いになったはずなのに そうだね、子どもながらに、知らないこと、 いっぱいあるんだなって思い知らされた一年目。 だから二年目の夏はお祭りだけじゃあなくて 町のいいところとか、いっぱい紹介するつもり! 商店街も、俺が通ってた小学校も、 自転車の練習の代わりにね、ぜんぶ連れてった。] (346) 2021/07/22(Thu) 23:55:40 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[神社のお祭り、良い返事が聞けたら喜んで。>>335 友だちと行くの!ってお小遣い多めに(俺基準)貰って 神社の境内を駆け抜けた。 型抜き、上手にできたかなあ。 手先、どのくらい器用なんだっけ。 (11)1d100点くらいの出来だったかも 食べ物はんぶんこ大賛成! あつあつのたこ焼き、大騒ぎしながら食べたり。] (347) 2021/07/22(Thu) 23:55:58 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[楽しかったんだ。すごく。 でも夜が近づけば、帰らないと怒られちゃうし ほら神社にはこわーいきつねも出るって、 どこかで聞いたことのあるようなうわさ話。] 夜遅くなると、きつねに攫われちゃうんだって [そうだね、そんな流れで、きっと。 夕鶴に余計な一言、言ってしまったかもしれない] (349) 2021/07/22(Thu) 23:56:38 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也 (350) 2021/07/22(Thu) 23:57:05 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[それからも、毎年夏だけの交流は続く。 真新しい制服、スカート姿の夕鶴は新鮮で>>336 思春期の訪れ始めていた俺は、褒めることも けなすこともせず「別に」とか言ってみたり 交友関係に変化もあって、 女子とよりも男子と遊ぶほうを好むようになったし 学区外の女子と遊んでるところを、なによりも、 ほかの男子に見られたくなくって、 だんだん、だんだん、会う頻度は減ってたと思う。 俺の背が夕鶴に追いつきそうになる頃合いには、 ちら、と顔を見に行って手を挙げる程度。 一緒に遊ぶことはしなかったんじゃないかな。] (352) 2021/07/22(Thu) 23:57:48 |
【人】 二年生 蓮見 朱鷺也[だからまあ、正直驚いた。 同じ高校に入って、同じクラスになったのは偶然。 目線はいつの間にか同じくらいになっている。 呼び方も ────── 変わった。 蓮見くん、 ]彼女の声が、そう紡ぐ。 (353) 2021/07/22(Thu) 23:58:03 |
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