145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】
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| いつも通り集まった食堂にて、 ジャステシアの姿が無い事に少女は首を傾げていた。
ジャステシアやラピスに着いて いつも食堂に来ていたクロノであったが ジャステシアの姿が今日は見当たらず、 きっと先に行ったのだろうと同室のラピスと 食堂へ共に来たのだったが……。
「……ジャスちゃん、どうしたん、だろう……。」
体調不良という話は聞かなかったけれど、 心配げな少女の顔で、朝食を取る事にしたのだった。 (4) 2022/04/29(Fri) 21:11:03 |
| ジャステシアが居ない代わりに バットやバラニ、シャルロッテが動くのを傍目に、 こくんこくんと頷いて、大人しく言う事を聴く……のだが 配膳してもらったものに手を付けて、動きを止める。 「 …………スピニッチ 」 スープの中に見つけたほうれん草に、一言。 クロノの苦手な野菜だ。 (14) 2022/04/29(Fri) 21:36:13 |
| >>15 シャルロッテ 「……う、うん。 にがいし、食べた感じがへん、だから……」 スプーンですくったほうれん草を 少女の顔がじっと見つめて…… それから一間。 決意をしたか、きゅっと目を閉じて匙を口の中へと入れた。 余り嚙まずに飲み込んで、ふうーっと大仰な溜息を一つ。 (20) 2022/04/29(Fri) 21:47:55 |
| >>22 シャルロッテ 暫くは苦い顔でほうれん草の余韻を感じているが (噛んでいないので味はしないはずだが) ぱちぱち拍手を受ければ嬉しそうに 壮年の女の顔 で、破顔した。 「──うん、えへへ…… ジャスちゃんが、残しちゃダメって言うから」 少し嗄れた声の 言葉だけは、あどけない。 「あとは、おいしく食べられるように……がんばらないとね」 (25) 2022/04/29(Fri) 22:01:51 |
| >>31 シャルロッテ 「? ────あ」 驚いた様子に菫色をしばたいて、 少し遅れて理由が分かってか、困ったような少女の顔── ──にまでは戻らず、 「味付けで……?」 先に別の感情が来たのだろう。 ほんの小さな骨と筋の軋む音の後、 不思議そうな顔をするのは若い女性の顔。 「ロッテちゃんは、たべもの、何が苦手だったの?」 嗄れ声も綺麗に澄み渡ったそれは、 やはり言葉はこどものまま。 (34) 2022/04/29(Fri) 22:34:06 |
| 「食べ慣れ…… たくさん食べないと、好きになれない……?」
ほうれん草をたくさん食べたくないクロノは、 ほうれん草に埋もれる想像をした。 表情と顔年齢がその嫌さを物語っている。 (44) 2022/04/29(Fri) 22:51:47 |
| >>46 シャルロッテ 「トマト……」 ちょうど今、実習生の先生たちが言って居た気がする。 其方に視線を遣って、なるほどと頷く。 「うん、 食べたくないけど、食べるなら、おいしくがいいから…… おいしく食べられるよう、がんばる。 いろいろ試したり……したくないけど、してみるね」 がんばるぞ、と決意を新たに。 艶やかな女の顔が強気に小さく笑って スープを飲み干したのだった。 (49) 2022/04/29(Fri) 23:01:04 |
| 「う、うん…… がんばれるときにがんばる……」
今日はほうれん草スープも残さず飲めて、 頑張ったと言っても良いだろう。 そそくさと食事の無くなったトレイを片付け、 ラピスの隣へと戻って来た。 (54) 2022/04/29(Fri) 23:07:24 |
| 「しんちょう……」
これ以上どれぐらい伸びるだろうか。 ラピスと同じぐらいの身長のままで在りたい気もするが、 やはり少し小さすぎる気もする。 (58) 2022/04/29(Fri) 23:14:17 |
| >>59 ラピス 撫で褒められると、くしゃと顔貌を歪めて嬉しそうに笑って 黒板に描かれた文字にはゆっくりを目を通して、 そのまま首を縦に振る。 「じゃあ、ジャスちゃんのお部屋、見に行こう。 風邪とかだったら、看病してあげたいから」 そうして、一緒に食堂を離れるのだろう。 (64) 2022/04/29(Fri) 23:22:47 |
| (a30) 2022/04/30(Sat) 18:45:02 |
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