【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (153) 2018/12/11(Tue) 8:52:48 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[生まれて初めて聞く、大きな音に目を見開く。 ぐわんぐわんと、さながらそれはコップの水面に落ちた水滴が、縁に当たって波紋を打ち返すような。 そんな響きであるように、感じられた。] ……。 (154) 2018/12/11(Tue) 8:53:26 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ いたいのいたいの、とんでけー。 [おもむろに、わしゃわしゃと彼女の頭を撫でる。] 耳、痛かったし。 それに、なんだかあなたも痛そう、だったから。 [耳が、というより心が。 だけどそれをうまく伝える術を知らなくて、 そんなふうに言葉を紡ぐ。] わたしが、痛かったとき、 そうしてくれる人がいて、嬉しかったんだ。 あなたにも、そうできたらいいな、って。 [寂しくて悲しくて辛くて。 でも、どうすることもできなかったとき 差し伸べてられたあの手は、 とても温かいものだったから。>>127 暑さも寒さも痛みも、わたしとは無縁のものだけど それでもきっと、あれが『あたたかい』というもの なんだろうなと、思う。 そんなことをしながらお店に入ってそうしてはじめてのお買い物(とファッションショー)を経験するのは、この後。]** (155) 2018/12/11(Tue) 8:54:00 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a35) 2018/12/11(Tue) 8:56:29 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (179) 2018/12/11(Tue) 22:17:32 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[そんなことを考えていれば>>159] ……ううん。 [ありがとうの言葉にふるふると首を振って答える] あなたは、優しい子ね。 わたしは長く生きているけれど こんなふうにお礼を言われたのははじめてよ。 [とても、とても永いあいだ 人の願いを叶えながら生きてきたけれど わたし自身がお礼の言葉をもらったのは、はじめて] (180) 2018/12/11(Tue) 22:18:29 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロそうね。わたしも、優しくできていると良いのだけど。 あの人や、あなたみたいに。 [そんな話をしながら、お店でお洋服を見ること暫し。 それはとても楽しい時間だった。 お洋服以前に、何かを自分の意志で選ぶのも初めて。 子供向けのお洋服(園児服って、これのことかしら?) ブラウスにミニスカート、レオタード。 見る物すべてが、珍しくてきらきらと輝いて見えて。 最終的に、彼女がコーディネートしてくれた衣服と ブーツを身に着けてお店を出る。 観光のお誘いを頂ければ、嬉しそうに笑って] (181) 2018/12/11(Tue) 22:18:55 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロありがとう、ええと……。 [そこまで言いかけたところで、 まだ名前を聞いていなかったことに気づく。] ごめんね、あなたのお名前 聞いてもいいかしら? わたしは……わたしには、名前はないの。 ただ、そうね。 『マシロ』と、呼んでもらえれば。 おとうさんや他の皆は、そう呼んでいたわ。 [わたしではなく、表向きの御神体である 白い火炎鳥のことだけど。] (182) 2018/12/11(Tue) 22:19:27 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[さて、名前は無事聞けたのかしら? どのみちわたしが名前を呼ぶより先に、 黒い人影たちがわたしたちを取り囲むほうが 先だったでしょうね。>>160 いつのまにか街の喧騒は不自然なくらい遠ざかっていて。 これが、人払いの結界というものかしら? こて、と首を傾げてから] ね、わたしは後ろの半分を引き受けるわ。 あなたには前方をおまかせしたいのだけど どうかしら? [彼女の答えを聞くのと、上司から許可を得た "彼ら"がわたしたちに仕掛けてくるのと、 どちらが先、だったかしらね?]* (183) 2018/12/11(Tue) 22:21:23 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ頼もしいわね。 [応える彼女の声に、此方も笑ってみせて。>>191 そうして、彼女に背中を預けて歩を進める。 ざっと(37)20n50人くらいかしら、 視線を巡らせて人数を把握すると] あなたたちは、人間かしら? [そうね、見たところただの人間というわけではなさそう。 さしづめ、人ならざる異能《チカラ》を持つ者たちと言ったところ。 でも、所詮は人間ですもの。 容易くわたしに勝てるとは思えない。 どれほど特異な異能を持ったところで、 どれほど他者と比較して優れているとしても、 ――人の子が、神の子を越える道理は存在しない。 悲しい話だけどね。] (209) 2018/12/11(Tue) 23:42:29 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[神様の殺し方を知っている? ……その座から引きずり下して、バケモノに変えてしまうの。 神は殺せずとも、かつて神だったバケモノは殺せる。 ニンゲンって、そういう生き物。 ……でもね。 心を殺された神に、ただ生きているだけのバケモノに 今更失うものなんて、あるのかしら? そんな疑問が、脳裏を掠めては消える。] (213) 2018/12/11(Tue) 23:47:48 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[炎と熱、氷と冷気、或いは空気を切り裂く真空波。 何れも素晴らしい能力だと思う。 それらはわたしが持ち得ぬ戦に適した能力。 きっと、この人たちは手練れというものなのでしょう。 たくさんの死地をくぐってきた優秀な戦士たちなのでしょう] (215) 2018/12/11(Tue) 23:48:30 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――…鎮まりなさい。 [そ、と手を翳してみせれば。 炎は凍てつき、此方に飛んできた氷槍もまるで 空中に縫い止められたかのように動かなくなる。 "凍結"と、この能力については そう言い表すのが一番手っ取り早いだろう。 あらゆる物質やエネルギーの運動量を"ゼロ"へと変換し 凝固させる能力。] (217) 2018/12/11(Tue) 23:52:26 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロさて。 [凍てついた炎を、氷槍を、空気の刃を 進むべき方向を変えて、彼らに送り返すとしましょう。 そうそう、わたしの本来の能力について まだ離していなかったよね。] わたしの神の子としての本質は、 ……"成就"と"活性化"。 [わたしは、人の子の望みを叶えるもの。 自分以外の誰かの望みを具現化し、現象を為すもの。 それが"成就"。 そして"活性化"は……推して知るべし、ね。] (219) 2018/12/11(Tue) 23:53:39 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[彼らが放ったあらゆる攻撃は、全て放った主の元へと帰る。 その威力を(19)5n20倍に増やして。 封じられていた富嶽から出るとき、 富嶽の火山活動をこの能力で活性化させて 脱出を図ったのだけど…此方が思っていた以上の 被害になってしまったのは、なんとも。 さて、これで死なずに生き残ったというのなら もう少し苦しんで、死んでもらうしかないみたいね。]* (220) 2018/12/12(Wed) 0:00:32 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[油断していた>>224] ……! [背後から飛んできたミルフィーユの声と、炎の矢。 咄嗟に火矢を払い、或いは避けて防戦するけれど。 ……最後の炎が、前方に差し出していた わたしの右手を灼いた。] …………。 [痛みはないし、運良くセーターには 燃え移らなかった。 せっかく彼女が選んでくれたものだもの、 こんなところで失ってしまうのは寂しい。 掌を見れば、赤黒く爛れた皮膚に 引き攣ったような火傷が幾筋も走っていた。 …これでは、右手は使えないな。 おまけに完全に治るには暫くかかりそう。] (231) 2018/12/12(Wed) 15:16:42 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ……。 [人間の身体は、一度怪我をすると不便ね。 自分自身に能力は使えないからより一層その思いを強くする。] (232) 2018/12/12(Wed) 15:17:16 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[ふわりふわり宙を舞って、 炎の矢を放った委員の子のそばへ。 既に陰は凍結《こおらせ》てあるから、 目線以外を動かすことは叶わないでしょう。 それでも、その目が雄弁に 彼の人の想いを表している。 負けるつもりなんて、ないのね。 仲間がやられ、絶体絶命のときでも 決して諦めない、そんな瞳。] (233) 2018/12/12(Wed) 15:17:53 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ あなた、強いのね。 あなたなら、もしかしたらわたしを殺せるかも。 [生き残れば、の話だけれど。 そこまで言ったころでふと、思いついて] ……いいわ、生かしておいてあげましょう。 あなたも、こんなところで死にたくないわよね? (234) 2018/12/12(Wed) 15:18:45 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[微笑んで、口許に指先を持っていく姿は さながら、捕らえた虫を手にどう弄ぶか考える子供のよう。 そっと口許に指先を持っていくと、犬歯で指の腹を切る。 ぷつ、と赤い珠を作って血が流れていく指先を 委員の口許に持っていって……その口に咥えさせた] ねぇ。 富嶽の不死鳥の生き血を飲むってどんな気分? [指先を流れる血が彼の人の身体の中へと入り、染み込んでいくのがわかる。 そうして暫くしてから、咥えさせていた指先を口から引き抜くと、まだ止まっていない血のついた指を彼の人の襟元に擦りつけて拭う] (235) 2018/12/12(Wed) 15:20:04 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロあなたの上司にお伝えくださいな。 「富嶽の山と不死鳥はもういない。 自分は、富嶽の山の神子に不死鳥の血を飲まされた」って。 [どこまでも穏やかにそう伝えれば。 転移の魔法を使って一人、この場所から退場させた。]** (236) 2018/12/12(Wed) 15:23:12 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a46) 2018/12/12(Wed) 15:25:52 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[>>236わたしの右手を仕留めた委員の子を 然るべき場所に転移させる。 さて、あの子はこれから先どんな運命を辿ることになるのやら。 『火の鳥の生き血は不死の力を齎す』 教団の人たちはよく、そんなことを話していたっけ。 わたしにはわからないけれど、 ニンゲンたちにとって不死というものは とても魅力的なものらしい。 いっそ無邪気なほどに、不老不死を追い求めるニンゲンたちを 長いこと、ずっと見続けてきた。] 不死鳥の生き血、月夜見の変若水、か。 (258) 2018/12/12(Wed) 23:12:13 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[不死を齎す血と、不老の霊薬。 教団では対の存在として並べられるそれをぽつり呟く。 これから先、彼が真っ当な人間としての人生を 歩むことは恐らくとても望めまい。 不死ではあっても、不老ではなく。 ましてや不死となった存在が、 愛する者や家族と、添い遂げ寄り添うことなど 望むだけ無駄というもの。 皆、彼を置いて時の向こう側へ去っていく。 彼にこれからできることは、ただ、 老いていくことだけだ。 周囲のあらゆるものに置き去りにされながら ……少しだけ、可愛そうな気もするけれど。 自らの意志で神の子《わたし》に傷をつけたのだもの。 わたしの永遠に、付き合う覚悟くらいはあって然るべきだわ] (259) 2018/12/12(Wed) 23:12:51 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――――……。 [彼女の目の前で、そんなことをしたから。 きっと怖がられるだろうな、なんて そんなふうに思っていたのだけど。>>242 きらきらと目を輝かせる彼女に思わず目を見開いた。 きっと、彼女の目にはきょとんとした なんとも間の抜けた顔でいることだろう] (260) 2018/12/12(Wed) 23:13:31 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ……わたしが、こわくないの……? [そう呟くのが、やっとだった。 山を一つ消滅させたと知って、そのうえで こんな反応をされるだなんて思っていなかったから。] ……。 (261) 2018/12/12(Wed) 23:14:09 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――…ありがとう。 [少し、強張ったぎこちないものだったかもしれないけれど。 ぽつりと、彼女にお礼の言葉を述べる。 怖がられなかったのは、今はただ、純粋に嬉しかったから] …世界の敵、というのは間違ってはいないわ。 わたしは、これからこの世界のいろんなものを壊す。 大切だった、何よりも愛しかったものを取り戻すために。 [取り戻す、というのは正確ではないかもしれない。 わたしが愛した人は、『かつてのあの人』を 取り戻すことはもう叶わないかもしれない。 そのくらい、あまりにも多くの時間が流れてしまった。 ……でも、やっぱり諦めたくはないなぁ。 ずっとこの世界で生まれて、この世界で生き続けて あの人が課せられた役目から逃れられる日を ずっと待ち続けたのだから] (262) 2018/12/12(Wed) 23:16:42 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ よかったら、美味しいものを食べてみたいな。 おすすめがあったら、教えてほしい。 [先程まで身に着けていた薄衣を裂いて 包帯代わりに右手に巻き付けて。 そうして彼女の手を取れば] 折角だから、あとで少し、いいものを見せてあげる。 [そんな囁きと共に街の喧騒に二人で身を預けようか]* (263) 2018/12/12(Wed) 23:22:24 |
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