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【人】 穂積紗優[何気なく聞いた問いかけの先にあった答えは、 意外にも茶化すものではなく、真摯なものだった。 好意を持たれているのはなんとなく分かっていたけれど。 お付き合いするまで好きなのだとは思ってもみなくて。 ただの女友達の一人の延長線上だとばかり考えていたから、 腰に回された腕に抱き寄せられて、] あぁ、そうなんだ。なんて、今更ながらに実感したりした。 初めてって、最初に逢った講義のことかな? 私以外見てない、と言う瞳に映るのは、自分自身。] (16) 2022/06/14(Tue) 1:22:57 |
【人】 穂積紗優『……そっか。 うん、……分かった。 私も堀江クンのこと好きだよ。』 [好き、の範囲がどの程度のものなのか。 この時はまだよく分からなかったけど。 よく喋る男の子の中では一番話していたし、一緒に居た。 だから好きって言われたときも、すんなり受け入れてしまって。 カレシとカノジョになってみるのも、いいかなって思ったんだよね。] (17) 2022/06/14(Tue) 1:23:14 |
【人】 穂積紗優[質問をくれた子の眼の前で、告白し合って。 改めてちゃんと好きって言われて、お付き合いを初めて。 じゃあ、改めてヨロシク。 なんて言い合って笑って、始まったスタートから、 今日までずっと続いて、もうすぐ一年が経とうとしてる。 授業以外にも、うちに呼んだり、彼の家にお邪魔したりして 私の部屋には、彼のモノも増えつつある。 構内に入れば、そろそろ開始時間なのか。 少し急くようにして教室へと入っている生徒たちが見える。] 講義、始まるみたい。急ご。 [のんびりと歩く彼を少し急かして、 私達もその波に流されて、教室へと入っていった。**] (18) 2022/06/14(Tue) 1:24:34 |
【人】 穂積紗優おかず? いいの? 私は助かるけど、おばさんに申し訳ないな……。 [私が一人暮らしだからか、堀江クンのお母さんは たまに差し入れをくれたりする。 自分で作るよりも人に作ってもらったもののほうが 美味しく感じるし、実家から離れてしまったせいで、 家庭の味は恋しいから、正直差し入れはありがたい。 実家暮らしの彼氏の家に、お泊りって 結構居た堪れないものがあるんだけど……、 堀江家はトヨくんもお母さんも気にしないみたいで、 そこのところはちょっとホッとしている。 だからって、ご実家に私の分の歯磨きまで 置かれてるのは、正直恥ずかしいけれど。] (25) 2022/06/14(Tue) 22:03:13 |
【人】 穂積紗優[少し駆け足気味に教室へと向かいながら、 あまり急ぐ風でもない堀江クンに目を向ける。] 授業に早いもゆっくりもないでしょ。 チャージは後でもできるから、授業に集中しなよ? [とは、言いつつ教室の後方の席を並んで2つ場所を取る。 わざわざ離れる理由もないから、これは自然の成り行きだ。 眠くならない限りは授業をちゃんと受けたいし、 彼もそれなりに大人しくしているだろう。 やがて講師がやってくるとチャイムが鳴り、授業が始まる。 気づけば意識は隣から前へと集中し、 次々に書き写される板書やスライドを眺めていた。] (26) 2022/06/14(Tue) 22:03:27 |
【人】 穂積紗優[集中していたからか、午前の2コマは あっという間に時間が過ぎていた。 お昼になった途端、明るい表情を浮かべた 堀江クンにつられて、教室を後に構内の芝生スペースへと向かう。 大学にレジャーシートまで持ってきてることには驚いたけど、 せっかく用意してくれたものを無下に断わることもできずに。 広げられたシートへと腰を落ち着けた。] 別に、そのまま座ってもいいのに。 ありがとね。 [芝生だから汚れることはないだろうけれど、 親切心はありがたく頂戴することにして、 彼に預けていた小さな鞄からお弁当を取り出す。 飲み物はさっき自販機で買ったお茶が2つ、 シートの上に仲良く並んでいる。] (27) 2022/06/14(Tue) 22:03:53 |
【人】 穂積紗優トヨくんも、おばさんのお弁当? いいな、おばさんのご飯美味しいもんね。 [お弁当を広げながら、隣りに座った彼のお弁当を見る。 一般家庭のごくごく美味しそうなおかずが並ぶお弁当。 ポテトサラダも唐揚げも、美味しそうだ。 冷食ばかりが並んでいる自分のお弁当と並べるのは、 ちょっと気が引けてしまう。 ま、どうせ食べるのは自分だし、と箸を手にしたところで、 隣からの妙に熱い視線に気づいた。] ……何? 何か食べたいの? [……と、言っても殆ど冷食だけど。*] (28) 2022/06/14(Tue) 22:04:10 |
【人】 穂積紗優[応援してくれるのは素直に嬉しい。 無理をしてるわけじゃないけど、実家にいる時よりも 確かにやることは増えてるから、 疲れて帰ったらぱったり眠っちゃうときもある。] ……そっか、ありがとね。 おばさんにもお礼言っておいて。 今日はバイトないから、 帰りにおばさんに何か買って帰ろ。 [差し入れの代わりになるものを、と笑ってそんな提案を。 お世話になりっぱなしは申し訳ないし、 おばさんが甘いもの好きなのは、遊びに行く時に覚えた一つ。 やっぱりカレシのお母さんには好かれたいしね。] (33) 2022/06/14(Tue) 23:26:30 |
【人】 穂積紗優[そんな朝を通り越して、お弁当を囲む。 眠るのは別に構わないけど、 大学の構内でレジャーシートまで敷いてお昼寝は さすがにちょっと目立っちゃうし抵抗あるかな。] 寝るなら日除けになってあげるから、 寝ててもいいよ。 時間になったら起こしてあげるし。 [私はお昼寝するつもりはないけれど、 堀江クンが眠るつもりなら邪魔はしない。 男の子なら芝生の上で寝てる子も少なくはない。 日差しはまだ強くもないから、このくらいの木陰なら 本を読んで時間を潰すのも悪くないだろう。] (34) 2022/06/14(Tue) 23:26:47 |
【人】 穂積紗優[手作りのお弁当を持たせてくれる優しいお母さん。 羨ましいことこの上ない。 交換と言われて、大層なものを作ってきていない私は ちょっと気が引けたけど、卵焼きなら、まあ、釣り合うかな。] ……それくらいなら、いいよ。 じゃあポテトサラダちょうだい。 ほら、……あー。 [箸で卵焼きを摘んで、唇を、あ、の形にして。 堀江クンの口元に運んでいく。 構内と言っても、芝生エリアには等間隔で疎らにしか 人は居ないし、それぞれにランチを楽しんでいる。 だから、これくらいなら気にならない。] (35) 2022/06/14(Tue) 23:27:28 |
【人】 穂積紗優[開いた唇に卵焼きを放り込んで、 私はポテトサラダを一口、隣のお弁当から譲ってもらう。 堀江クンは私にも食べさせようとしたけれど、 それは丁重にお断りしておいた。 だって、やっぱり恥ずかしいじゃん。*] (36) 2022/06/14(Tue) 23:27:47 |
【人】 穂積紗優[言付けは無事伝わった。 ただ、スイーツが駄目なら何を持っていけばいいんだろう。 少し思案に首を傾ける。] 甘いものが駄目なら、他に好きなもの教えて。 ご厚意に甘えてばかりじゃ、立つ瀬がないから。 [おばさんが太ってるなんて思ったことないけど、 女の人なら気にすることもあるだろう。 本人が食べたいのなら遠慮せず食べて欲しいけれど、 人の家庭にそこまで口は突っ込めない。 だから、代用になるものをリクエストしてその場は収めた。] (43) 2022/06/15(Wed) 22:05:47 |
【人】 穂積紗優[太腿を強調されて、なんとなく自身の脚に視線を落とす。 あんまり肉付きは良い方じゃないから、 寝心地は良いものとは言えないかもしれない。 これでも頑張って食べてる方なんだけどな。 面倒になるとつい食事を抜きがちにしてるのが駄目なのかも。 お昼寝の場所のリザーブを承りつつ、 ポテトサラダに箸をつける。 ちょっとカレー粉が入ってて大人の味がする。 うん、やっぱりおばさんの料理は美味しいな。 自分が持ってきた冷食の寂しさがちょっと癒やされる。 今どきの冷食だって捨てたものじゃないけど、 やっぱり人に作ってもらったご飯は美味しい。] (44) 2022/06/15(Wed) 22:06:08 |
【人】 穂積紗優[だから、私が作った卵焼きも美味しいと言われたら、 ほっと表情を緩めてしまった。] そう? ……良かった。 うん、男の人も料理できたほうがいいっていうしね。 いいんじゃないかな。 もちろん、持ってきてくれたら食べるよ。 [私の卵焼きはおばさんの出汁巻きとは違って、 砂糖の入った甘めの卵焼き。 うちのお母さんが作ってくれた卵焼きがそうだったから。 トヨくんが作るならまた違った味付けになるだろう。 おばさん直伝の味になるのかな。 作ってるうちに追い越されたりするかもね。] (45) 2022/06/15(Wed) 22:06:22 |
【人】 穂積紗優[小さなお弁当はあっという間に食べちゃって。 トヨくんの大きなお弁当もあっという間になくなって。 お茶を流し込んでいれば、ふわりと彼の髪が舞った。 ちゅ、とリップ音がするキスを頬に落とされて、 横座りしていた私の腿に彼の頭が落ちる。 週明けはサークルの集まりも悪いし、 顔を出したところで他の人も来ていないかもしれない。] ……んー……、おばさんにも挨拶したいし、 久しぶりにトヨくんちに行こうかな。 さっきのお土産、何がいいか考えなくちゃね。 [そういって彼のふわふわ揺らいでいる髪を撫ぜる。 眠りに誘うように、後はなんとなく 手触りが犬みたいで気持ちいいから。 犬みたい、なんて例えたら拗ねちゃうかもしれないけど。] (46) 2022/06/15(Wed) 22:06:39 |
【人】 穂積紗優[昼食後は彼の目が覚めるまで本を読んで時間を潰して。 ある程度時間が立てば、彼の肩を揺らして起こした。 寝ぼけ眼でキスは?なんて言われたけど、 学校でさすがにできるわけがないから諦めてもらう。 ご飯を食べた後の授業は、さすがに私も眠かったけど、 そこは堪えて眠気と戦いながら授業を受けた。 久しぶりのバイトの休みは2連休だし、 明日までゆっくりできるから、羽根を伸ばしたいな。*] (47) 2022/06/15(Wed) 22:06:51 |
【人】 穂積紗優[肉のない骨みたいな太腿でも、彼は満足らしい。 もしかしたらちょっと痛いかもしれないけど、 文句は聞いたことないから、それなりに納得してるのかも。 彼が寝付くまで、頭を撫でる手を緩めないまま、 ゆるゆると髪を撫でていれば、こちらも少し眠くなって、 ふぁ、と小さく欠伸を漏らした。] 私はお母さんから。 あとは……料理本読んだり、バズレシピみたり。 卵焼きはずっとうちの味だから、 気に入ってもらえてよかった。 [気に入ってもらえたならまた作ってこよう。 今度は一人分じゃなくて、彼の分と二人分。 堀江クンがおうちの味が恋しくなった時ように、 おばさんにも味付けをこっそり教わっておこう。] (52) 2022/06/15(Wed) 23:48:23 |
【人】 穂積紗優そうかな? 喜んでもらえるなら、嬉しいな。 [堀江クンはもちろん、おばさんのことも好きだしね。 喜ばせることができるなら、それは嬉しい。 やがて彼の目がとろんと落ちてくる。 眠気がやってきたみたいだ。撫でる手を止めないまま、 移ろいに誘うように手の動きを弱くする。 目を閉じれば少し幼くなる彼の顔。 うーん、確かにちょっとキスしたくなる気持ちは分かるかも。 でも、場所が場所だけに、理性が勝って今はできない。 二人だけになったときに、たっぷりとね。 と、心に決めて、小さくおやすみ、と囁いた。] (53) 2022/06/15(Wed) 23:48:43 |
【人】 穂積紗優[授業が終わったらノートや教科書を鞄にまとめつつ、 隣の彼の提案に、うーん、と少し悩む。 お泊りセットは何も持ってきていないから、どうしようかなって。] ……じゃあ、寄り道するとこ増やしても良い? 駅ビルなら多分あると思うし。 えっと、紅茶缶と、お茶菓子と……。 [と、一つずつ指を折りながら買うものを数えていく。 さっきみたいに手を差し出されたら、 空になったお弁当箱の鞄を彼に渡して、 空いたほうの手で彼の手をきゅっと握る。 どこに寄るの?って聞かれたら、小さく笑ってこう答えた。*] (54) 2022/06/15(Wed) 23:49:10 |
【人】 穂積紗優バズレシピはお手軽簡単に作れるものが多い。 時間がない主婦の味方、時短料理を紹介してくれる 料理家さんの方が多いから。] ……そのうちね。 [自分が考えたレシピではもちろんないから、 褒められるのはなんだかくすぐったい。 だからその場では軽く流してしまった。 彼が本当に料理に興味を持ったその時は、 一緒にキッチンに並んで作ってみるのも 悪くはないかもしれない。] (59) 2022/06/16(Thu) 22:05:52 |
【人】 穂積紗優[眠りに落ちる前に欠伸混じりに聞こえた声には うーん、と小さく苦笑を零してしまう。 今でも十分程々のつもりだし、 返してくれなくなるほど気に入ってもらえるのは嬉しいから。] 嫌われるよりかは、好かれた方がいいでしょ。 カノジョがおかあさんと仲いい方が、 ……君も安心するでしょ。 [そういって、つん、と鼻を摘んでその話はお終いにする。 何より瞼が今にも落ちそうだったから。 その後は、ゆっくりと頭を撫で続けて眠りを誘った。**] (60) 2022/06/16(Thu) 22:06:11 |
【人】 穂積紗優[彼がご機嫌な様子につられて私も笑う。 繋いだ手を軽く揺らして、二人で並んで駅の方へと向かう。 耳朶に囁いた声は、ちゃんと届いたようで。 妙にしまりのない顔に、くすくすと肩を揺らした。] そんなに時間かけなくてもいいよ。 毎日使うものだし、お気軽で。 まあ、気に入ったものがあれば考えるけど。 [堀江クンが悩み始めたら本当に時間がかかりそうだ。 別にそれが嫌なわけじゃないけれど、 とんでもないものを選ばれたらそれはそれで困るし。 程々にしておいてほしいなと思うのはこちらの都合。] (61) 2022/06/16(Thu) 22:06:23 |
【人】 穂積紗優[大学を後にして、人が賑わってくる方向へと向かう。 駅が近づくにつれ人は増え始め、駅ビルに入れば、 買い物客でどの店もそこそこ賑わっていた。 まずは予定通り、おばさんの好きなフィナンシェと、 紅茶缶を探しにお店を探す。 ケーキ屋さんが売り出している人気のフィナンシェと、 お茶菓子にぴったりだとお店の人がおすすめしてくれた ダージリンの茶葉を買って包装してもらった。 それから最後に、目的のお店へと向かう。] (62) 2022/06/16(Thu) 22:06:32 |
【人】 穂積紗優[着替えを終えて、試着室を出たら堀江クンは 少しだけ残念そうな顔をしてたかも? でも、場所が場所だからね、もし拗ねてたりしていたら、 よしよしと頭を撫でてから、レジに向かおう。 レジで支払いを終えたら、買い物は終了。] ……おまたせ。 じゃ、行こっか。 [ようやく買い物を終えて、手を繋ぎ直して。 後は彼の家へと向かうだけ。*] (67) 2022/06/17(Fri) 0:06:13 |
【人】 穂積紗優[試着室から出てきたら、居心地が悪かったのか、 そそくさと歩み寄られて耳打ちされる。 今日買った方の下着は着替え用に買ったものだから、 堀江クンは見れるのかな。] ……どうだろ、汚さなかったらいいけど? [悪戯っぽく微笑みを浮かべて耳打ちを返し、レジへと向かう。 さりげなく荷物を手にしてくれてから、 そこは甘えて、片方の手は彼に預けた。 スマホを取り出して時計を見たら、いい時間で。 彼の家に向かっている間に日も暮れてくるだろう。 帰り道に続く影が、少しずつ長くなっていく。] (70) 2022/06/17(Fri) 21:36:42 |
【人】 穂積紗優[堀江クンの家の玄関を開けたら、いい香りが漂ってきた。 嗅ぎ慣れた香辛料の香り、今夜はカレーらしい。 手を離して、彼が自室に戻っていくのを見送って、 私は受け取った荷物を手にリビングに向かった。] こんばんは、おじゃまします。 突然お邪魔しちゃってすみません。 これ、お土産です。 紅茶が好きって聞いたから、ダージリンと、 紅茶に合うお茶菓子。 みなさんでどうぞ。 [ラッピングされた箱を袋ごと手渡せば喜んで貰えただろうか。 おじさんはまだ帰ってきてないみたい? ううん、そろそろ帰って来る頃かも。] (71) 2022/06/17(Fri) 21:37:01 |
【人】 穂積紗優[食事に誘われればお言葉に甘えてご相伴になる。 タイミングよくお腹も減ってきて今にもくぅと音が鳴りそうだ。] いい匂いですね。 おばさんの料理好きだから食べられるの嬉しいです。 お弁当のポテトサラダも美味しかったな。 後で作り方教えてもらえますか? [ポテトサラダもカレー粉が入っていたなというのを思い出す。 カレーはまたサラダとは違う味になるだろうから楽しみだ。 堀江クンが降りてきたら、二人して手を洗って。] 支度、手伝いますね。 [堀江クンが率先して用意しだすのを追いかけて、 お皿やらカップやらを出していく。 よく遊びに来るようになったから、 お皿の場所も大体覚えてきたな。なんて考えてたら、 お父さんも帰ってきたみたいで、四人で食卓を囲んだ。*] (72) 2022/06/17(Fri) 21:37:25 |
【人】 穂積紗優[料理指南の師匠は快く引き受けてくれた。 おばさんにつられて微笑んで、改めて よろしくお願いします。と小さくお辞儀をする。 戻ってきた堀江クンが不思議そうな顔をしていたから、 料理の話、って簡潔に伝えてキッチンへ向かう。] うん、そうだね。 おばさんがいつも綺麗にしてくれてるから、 見つけやすいよ。 [リレー方式でお皿を渡して、カレーを盛り付け、 飲み物は冷えた氷が入っている。 辛いものを食べる時は水分よく取るからね。] (77) 2022/06/17(Fri) 23:19:38 |
【人】 穂積紗優[三人でテーブルに並んで食べ始めようとしたら、 おじさんも帰ってきたから、改めて立ち上がって挨拶した。 堀江クンはころころ笑ってるけど、挨拶は大事。 おじさんが着替えに行くタイミングを見計らって、 おじさんの分のカレーも盛らせてもらって。] いただきます。 [ようやく四人揃って、食事になった。] (78) 2022/06/17(Fri) 23:19:55 |
【人】 穂積紗優[食卓は賑やかで、おばさんとおじさんとも話が弾む。 大学での堀江クンの話とか、 さっき話していたポテトサラダの作り方とか、 最近大学で流行っているSNSの話とか色々。 食べ終わった後もしばらくおばさんたちと話していたら、 堀江クンが構ってほしいのかぎゅっと抱きついてくる。 おばさんたちの前では流石に恥ずかしいけれど、 おばさんたちは慣れてるのか、話を切り上げてくれた。 話し足りないっていうおばさんに、私もです。と相槌を打つ。 でも、彼の機嫌を損ねたら戻すのが大変だからね。 おやすみなさい、と就寝前の挨拶をして二人にお別れした。] (79) 2022/06/17(Fri) 23:20:11 |
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