【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 少し未来の屋上で ―― "王子様"、だからね。 [そこそこ年期の入った男前だもの、なんて続ける軽口の"王子様"には、もう自嘲的な色は無い。 気紛れで"王子様"に戻ってみようが、きっぱりと辞めてみようが、この人が向けてくれる眼の色は変わらないのだろうから。 艶然と眼を細めて笑ったものの、でもそんな格好つけも結局は崩れてしまって、泣きそうになってしまったわけだけど。 背に回された腕がさっきよりも強く抱き締めてきて、こちらも負けじと武藤の背にしがみつくように力を込めた。] (254) 2022/09/09(Fri) 13:14:30 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹────私で良いなら、もちろん。 子守歌、歌ってようか? 違うか。 むしろ目覚めるんだから……ラジオ体操……? [ラジオ体操に歌なんてあったっけ……と、心の端の痛みは押し殺しながら快諾する。 私が今逆の立場だったなら、やっぱり最後のぎりぎりまで、武藤に居て欲しいと思うから。 でも、そう頼んでくる武藤は、きっと苦しそうな顔になっているんだろうなと察して、わかってるよという風に、彼の肩口に額を押しつけていた。 願わくば、このぬくもりを忘れないうちに再び武藤に会えますように、と思いながら。] (255) 2022/09/09(Fri) 13:15:27 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………そろそろ、戻る? [律儀な彼の事、きっとここにいる全員と言葉を交わしておかねばと思っているのだろうし。 まさか自分が最後の1人に近い──あるいは最後の1人そのもの──だったとは知らず、こてりと首を傾けた。*] (256) 2022/09/09(Fri) 13:15:53 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a81) 2022/09/09(Fri) 13:32:12 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 天使が訪れる、少し前のどこか ―― [屋上で武藤と話し終えた、その後。 体感、もう時間はそれほどには残されていないと心の隅で感じていた。 レストランに戻るべく歩く帰り道、辿り着いたレストランか、それとも他のどこかで香坂さんと会うことが出来たなら、これ幸いと話しかけたと思う。] おめでとう……と言うのもおかしいかな。 でも、現実に戻っていく皆をよろしくね。 一緒に目覚める、"誰かと話していないと死んじゃうマン"も。 ["タイガーセンパイ"のことだよ、とくすくす笑う。 起こったのは事故?それとも災害? ともかく、現実世界はきっとこんなには静かな世界ではないだろうから。 もう既に集まっているだろう、皆の家族や大学関係者、その対応も色々あるのだろうと思うし。] (260) 2022/09/09(Fri) 13:38:27 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………あの、ね。 次、会えたら。 ………………メイクの仕方、教えてくれると嬉しい……。 [体育会にも派手目な女子はいるけれど、あいにく仲が良いとは言えないし。 音楽好きで華やかな後輩に、最後、ぽそもそと願い事を申し出た。 なんでと言われたら、理由をちゃんと答える覚悟もしているよ。*] (261) 2022/09/09(Fri) 13:39:03 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a82) 2022/09/09(Fri) 13:40:17 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― レストラン ―― [朝霞さんと会話を終えた後。 そして、武藤と屋上へ訪れる前。 どこに行くあてもないしと、私はなんとなくレストランの片付けを再開していた。 そこに小泉さんと工藤さん、そして武藤が帰ってきて。 >>264 >>258] あ、お茶やコーヒーも"出て"ますよ、小泉さん。 [オムライスやおにぎりが置かれたテーブルに進む小泉さんに、持ってきましょうかと、声をかけたと思う。 と同時、工藤さんのペットボトルの水が少なくなっていたのを見たら、彼女のテーブルに同じ水を差し出しておいただろう。] 料理作れた事からお察しかと思いますが、 このレストラン、どうやら"何でも"出てきます。 [お茶やコーヒーも、"水やジュース以外のも欲しいなあ"と思ったら沸いて出ました、と告げながら、首を竦める。*] (277) 2022/09/09(Fri) 16:35:24 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[動き回っていたから、武藤が口にした「くっきー」の単語 >>258 にも気付いてしまった。 武藤の声は良く通る。"作ってもらえよ"あたりも微かに聞こえていて。] ……何か作ろうか? ああ、えっと、……"ほうれん草ときのこのソテー"。 [すごく具体的なメニューだなと思ったから覚えていた、朝霞さんの好物料理 >>151 。 松本さんの口から、既に朝霞さんが肉アレルギーということは聞いていた。 アレルギー持ちだと人の手料理とかは不安かな……?と様子を伺うと、嫌がるそぶりでは無さそうだった >>274 ので、なら作る、と動き出す。] 私が食べたいの。 お腹空いちゃった。 [遠慮されるようなら、さらっとそう言う。 だって本当のことだし。] 朝霞さん、バターは大丈夫? 避けたほうが良い? [大丈夫だったらバター醤油かな、バターじゃなかったらオリーブ油とにんにくと塩?なんて思いながら。] (278) 2022/09/09(Fri) 16:46:15 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a92) 2022/09/09(Fri) 16:47:38 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹じゃあ、一緒に作ろうか。 私も、私が食べるの作りたいし、 他の人もお腹空き始めてるかも。 [朝霞さん >>279 を誘ってキッチンへ。 不謹慎だけれど、キッチンのこの冷蔵庫、自宅にも欲しい、なんて思ってしまう。望むものが何でも出てくるなんて、反則すぎでしょ。 しかも野菜、お昼に食べたレストラン自慢の地野菜そのままみたいで、どれも艶々と美味しそうなものばかりが出てくるし。] 私、きのこ色々入ってるのが好きだけど……、 好きなの使ってどうぞ。 [いくらでも沸いて出てくるしねと言いつつ、椎茸、エリンギ、しめじ、えのき、マッシュルーム、ついでに舞茸。 ずらりと並べて刻みつつ、舞茸は料理の色を悪くするから、ごく軽く湯通し、かな。 ほうれん草は……アク少なそうだから茹でずにこのまま炒めればいいか、なんて、生の葉を囓って確かめて。] 朝霞さんがフライパン使い終わったら、 その後、肉入りのほうれん草きのこ炒め作るね。 [お肉と言ってもソーセージとベーコンのつもりだけど、それなら出して炒めるくらいなら目の前でやっても大丈夫かな、と首を傾げた。] (285) 2022/09/09(Fri) 17:16:34 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹>>288 朝霞さんもそういう方が好き? じゃあきのこ盛り盛りね。 [野菜切るところは共同作業で問題ないよねと手を動かす。] わかった。 じゃあ朝霞さんの作業が一通り終わってから こっち作るから、気にしないでいいよ。 弟が、ね。 海老アレルギー持ちだから、慣れてる。 [弟は目で見て駄目まではないけど、包丁とかに気を配らなきゃいけないのはいつもの事だし……と、だから、肉を出す調理は時間差ですることにして。] 豆カレーならお米炊いておいても良い? インド米とかサフランライスとかのが良いのかな……。 [料理は、無心で手を動かせるから、好き。 まだこの時は武藤と話が出来ていなくって。 今日で武藤と永遠の別れかもしれないということは、あまり考えたくないことだった。*] (291) 2022/09/09(Fri) 17:38:37 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹>>293 [お礼とか、だから必要ないよ、日常慣れてることだから……と、とりあえず材料準備は一段落。] ……うん、確かにインド米の用意くらいでいいのかな。 普通のお米はさっき炊いたのがいくらかは残ってるから、 一応は選べるしね。 [香坂さんのLINE >>2:318 を改めて見返すと、バターチキンとキーマが筆頭に出てくるあたり、スパイス系カレーが好きな印象。 そもそも工藤さんは手料理は食べられない人みたいだし、残りの男性陣はあれが嫌これが嫌ということは無いんじゃないかなと思いを巡らせて。 そして、私も私で料理慣れしている風な朝霞さんの手際には気付いていた。] ……朝霞さんって、一人暮らししているの? 私は実家だけど、家族の料理作ってるから、こんな感じでね。 [なんとなくだけれど、"箱入りお嬢様"といった雰囲気に感じていた朝霞さん。 一人暮らしとしても、大学1年生の彼女が入学後に始めた風にも見えなくて、こちらが勝手に抱く第一印象というものはあてにならないものだなと思いつつあった。*] (295) 2022/09/09(Fri) 18:21:17 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹>>298 一人立ちか……良いね。 最終的な目標がそこにあっても、その前に出来ること 1つ1つ増えていくと 嬉しいものだよね。 [料理はわかりやすく家族が喜んでくれる。 走るのも、成果が出せれば達成感があるし、それはいずれ将来生きて行く糧になるものだし。 ────でも、じゃあ、走れなくなった私は? ふわりと浮かんだ思いには気付かない振りを。 そのうちに米が炊ける匂いや、玉ねぎを炒める音などが周囲に漂い始め、先に完成したのが朝霞さんの料理。] カレーは鍋ごと出しちゃって、 "好きにかけてどうぞ"って形で良いと思うよ? [ここに居ない人もいるしねと鍋運び皿運びは手伝って、そして私は、ベーコンソーセージ大量入りの、ほうれん草&きのこ炒めを手早く仕上げて。] (315) 2022/09/09(Fri) 19:54:23 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a109) 2022/09/09(Fri) 19:57:22 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a110) 2022/09/09(Fri) 20:02:55 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹"今から、まほうを、使う"…………? [同時通訳しているかのように、松本さんからの言葉をそのままなぞらえかけた視線の先。 風に巻かれるようにふわりと、視界を自然界の彩りが埋めていく。 きらきらと散っていく紙片は、子供向けの折り紙みたいな原色系の色合いとは少し違っていて、紅色、草色、空色、太陽の色。金糸銀糸も混ざったようなキラキラが、太陽の光を反射していく。 ────それは、まるで、何かを、誰かを祝福するように。] き、れい…………。 [通話が切れていなかったらその呟きは松本さんに届いていただろうけれど、まさか、屋上から手製の紙片を掴んで投げていたとは、こちらも思わなかったから。 スマホの向こうは、既に沈黙していたんじゃないだろうか。*] (333) 2022/09/09(Fri) 20:43:59 |
黒崎 柚樹は、とりあえず私はカレーと肉炒め食べる。[まくまくまく](おなかすいた) (a117) 2022/09/09(Fri) 21:37:49 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 魔法が空を彩る少し前 ―― [工藤さんが、五感に敏感な性質だとは、まだ知らなかった。 私の鼻の奥にも微かにあの林檎の香りが残っていて──それは自分の指からというより、津崎の流したものが大半だったと思うけれど──、でも、一般的には、人の鼻は状況に慣れてしまうもの。 だから、唐突に工藤さんが口にした"林檎の香り"に、ペットボトルを手にした左手がひくりと跳ねた。] 私が林檎、剥いてたからかな……。 [絡んだ視線は、「違いますよね」と言われている風で、居心地は良くないものの、と同時に「ああ工藤さん、戻ってきたんだ」という安堵も沸いた。 そう何度も言葉を交わしたわけではないけれど。 でも"偽"だったのであるらしい工藤さんの蠱惑的な微笑みからは、表現し難い不安感ばかりを覚えていたから。 そして、続く言葉に、ぐうの音も出なくなった。] (355) 2022/09/09(Fri) 21:40:02 |
3年生 黒崎 柚樹は、メモを貼った。 (a126) 2022/09/09(Fri) 22:40:53 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 工藤さんとガールズトーク(?) ―― ぅ、ぐ…………。 [嫌味でもなんでもなく、「心底不思議です」という無表情で工藤さんが林檎の香りを追求しにかかる。 >>372 でも、血が林檎になっただなんて荒唐無稽な事、軽々に口にするものでもないかな……と思っていたのだけど。 "やけに林檎が目につきます"の言葉に、喉が詰まった気がした。 それこそ、喉に林檎の欠片が突き刺さった、みたいな。] ここ、怪我した時……血じゃなくて林檎の果汁が出てきた。 傷はタオルで抑えてたけど、でも、色も、匂いも。 [ここ、と言いつつ血の滲んだ絆創膏が目立つ左手を持ち上げる。] あと、この場所で出血した人もいて……、 ああ、怪我したわけでも無いらしいんだけど。 その人の血も、林檎の匂いで。 [工藤さんが感じるのは、きっとそれだよ、とありのまま、伝えることにした。 工藤さんも目につくと感じている林檎。正体不明の匂いだけを感じるのも、それはそれで酷く不気味だろうと思ったから。] (381) 2022/09/09(Fri) 22:56:41 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹えー、と…………。 [そしてお酒の話に移れば、また口籠もる私がいる。 この猛烈な後ろめたさは、是非、飲酒仲間の武藤にも共に味わっていただきたいと心から思った。 ……けど、視線の先は、武藤ではなく話し始めた朝霞さん >>378 が居て。 私は既に丁重すぎるほどの謝罪を貰ってしまっていたから、"大丈夫だよ"という風に、小さく手を振ったかな。 で、そう。アルコール。] うん。 美味しいと思うし、楽しくもある……かな。 一人で飲んでもそうは思わないけど、 誰かと一緒に飲むお酒は、楽しいよ。 [酒の力を借りると言ってしまうと語弊があるのだけど。 あの、ふわりと酔った心地良さで、心の境界が溶けるみたいな、あの感じ。 説明をすればするだけ自分が駄目な酒飲みを露呈するようで、それは、口籠もっても仕方がないと……思ってください。*] (382) 2022/09/09(Fri) 22:57:32 |
黒崎 柚樹は、酸欠で死ぬとか、やめて…… (a132) 2022/09/09(Fri) 22:58:46 |
黒崎 柚樹は、工藤さんのカレージョークで危うくカレーが気管に詰まるところだったとお知らせしておく。 (a134) 2022/09/09(Fri) 23:01:09 |
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