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【人】 大学生 寿 達也― 河原 ― [コテージを出る前に日焼け止めと虫よけを丁寧に要の肌に塗り伸ばす。服を着ているけれど、紫外線対策は大事だ。 というより要の白さを見ていると不安になるのだ。ここまで白くてきめ細かいと紫外線や刺激に弱いだろうと思うから。 対照的に自分の方は相当おざなりだが。 先程、ここに来て置いてきた荷物は幸いそのままだ。 周囲は誰もいなさそうだったし、こんなに大きくてかさばるものを持っていく人もいないだろうと思えたから] 要さん、暑くないですか? [日差しはそれほど強くないし、肌寒くもない。不思議な感じだ。 しのぎやすいのは助かるけれど、どこか現実味がないような気もする。 それでも、目の前にいるこの人は現実なのだけれど。 彼が大丈夫だというのなら、木漏れ日の中の、レースのカーテン越しのような影が落ちる元の要にカメラのレンズを向けただろう] (48) 2023/03/11(Sat) 23:05:17 |
【人】 大学生 寿 達也この白いテントの側に立ってくださいね。 [彼の顔に落ちる葉を通した光。足りない光量はテントに反射した光が補ってくれるだろう。 うん、悪くない。川の側だから場所も開けていて光も十分だし。 どこか要の表情も柔らかいような気がする] 要さん、裸足になります? [あ、でもライフガードつけてないから、川の中はダメですよ、と子供に言い置くように言ってから] (49) 2023/03/11(Sat) 23:05:37 |
【人】 大学生 寿 達也水に触れたいなら、こちらの岩場の陰が水溜まりになってるんで、こちらでどうぞ。 [そうてきぱきと下見しておいた情報でアドバイスをする。 彼が座りたいと言ったなら濡れない場所もかいがいしく見つけたり、自分の上着を尻の下に敷くよう差し出しただろう*] (50) 2023/03/11(Sat) 23:06:01 |
【人】 大学生 寿 達也― その後 ― え、特賞!? [授業が終わり、スマートフォンを見れば着信記録がついていた。 誰だろうとこちらから電話をし直すと何かの事務所に繋がって。 あちらから言われた内容に、思わずスマートフォンを取り落としそうになった。 大手のフィルムメーカーが主催している写真コンクール。 一般募集されてはいるけれど、プロも出品ができるということでなかなかレベルの高いコンクールに、要と行ったキャンプでの写真を出品したのだ。 もちろん公序良俗に反するようなものではなく、河原の裸足の要を写したものだけれど。 よくて入賞できれば、程度で送ったものだったのに、まさか第一席を受賞するなんて。 驚いている自分をよそに、電話は続いていた] (250) 2023/03/14(Tue) 17:59:30 |
【人】 大学生 寿 達也場所のデータが破損してる? [写真をどこで撮ったか記載されていなかった、と言われ慌てる。 この受賞報告もその不備を改めてほしいというお願いだったようだ] あれ……そういえば、あのキャンプ場……。 [詳しい場所を言おうとして、地図を思い出そうとするが、なぜか場所が思い出せない] えっと、山梨の…… [なぜだか思いだしきれず、咄嗟に過去に行ったことのある場所の名前を挙げたが、相手は記録さえ取れればいいらしく、納得するとあっさりと電話を切ってしまった。 しばらく余韻に浸っていたが、はっと我に返ると] (251) 2023/03/14(Tue) 17:59:53 |
【人】 大学生 寿 達也そうだ、薫さん、薫さん!! [慌てて写真部の部室に向かって走り出す。 あのキャンプの後から、自分は恋人を名前で呼ぶことにしている。 それまで、あの綺麗な人を自分の大事な特別な人だと皆に教えるようなことは、どこか引け目もあったし申し訳ないような気もしていて、二人きりの特別な時でないと呼べなかったのだけれど。 でも、誰にどう思われても構わない。 もう迷わない。 例え自分が彼にふさわしくない日が来たとしても、自分はまた彼に追いつくように走るから。 そしてあの人はきっとそんな自分をずっと見つめて、そして待っていてくれる。そう信じている*] (252) 2023/03/14(Tue) 18:00:11 |
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