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【人】 秋月壮真自分か 自分自身を納得させるのは難しいな 自分が一番自分の嫌なところを知ってる 自分が一番信じられない でもいざという時頼れるのは自分だから どうしても切り離せないんだ 自分自身に証明は必要か? 証明できなければどうなる 自己完結には終わりがないぞ 少しずつでいいから、他人に対して 存在認知を渡してもいいんじゃないか? [ 今の大地に俺の声は届くのか わからない、でも 大地のその問題を 一人で抱え込ませたくないと 思ってしまった。俺には何が出来るだろうかと。 ] (485) 2022/10/16(Sun) 16:15:17 |
【人】 秋月壮真─ 朝:3年廊下 ─ [ ────── あ。思いついた。 大地の目の前で そんな顔をしたと同時に 俺は君の手を取るよ。 ] 1限目サボろう ……いい天気だしな (486) 2022/10/16(Sun) 16:15:45 |
【人】 秋月壮真[ 大地にだけわかるように 耳元で囁いた。 騒がしい廊下では 君にも聞き取れたかは謎だけどな。 取ってつけたような いい天気という話題も添えて。 大地はどうする? 俺の手は君なら振り解けるはずだ。 いいよ、振り解いても 君が一人で考えたくても 他の誰かの方が話やすくても 俺は君を否定しない。 ”君”をね。 そうだな、手が離れたら 君に笑顔を送るよ、 どちらにしても 俺はサボる。風紀が怖い? 気にするな 俺が風紀委員だ。 ] (487) 2022/10/16(Sun) 16:16:11 |
【人】 秋月壮真─ 1限目:屋上 ─ [ サボり仲間がいるかもしれないな。 そう思って開けたドアの先には 空が開けていただろうか。 誰か居れば注意はするだろう。 風紀委員だからな。 ……なに?俺が面倒臭いやつだと? 今に始まったことじゃないさ。 今の気温は…… まあ寒くはないんじゃないか 日陰で壁に寄りかかって 俺がすることといえば────。 ] (488) 2022/10/16(Sun) 16:16:37 |
【人】 秋月壮真[ 出弦高校はバスケの強豪校の一つ なんてことはなく 初戦敗退、良くて二回戦進出。 それくらいの知名度だった。 上下関係は厳しいと有名で、 部員も減るばかりだった。 それを変えたのは俺達三年の世代だ。 2年の時に3年vs2年で レギュラー争いをして勝ち取り 今の強さを手に入れた。 元々俺たちの世代に癖の強い者が 集まっていたからだろう。 2年の時にインターハイまで進み 準優勝したのは良い思い出だった。 次の目標は優勝だと…… 夢見た今年……。 俺はインターハイを前に 辞めることになった。 ] (575) 2022/10/16(Sun) 21:05:17 |
【人】 秋月壮真[ 誰にも何も告げずに、 バスケのボールが触れなくなったと。 一言だけの理由。 殴られることも覚悟していた俺に 怒るものはいなかった。 ただ仲間が泣いたことだけが悲しかった。 俺の罪は増えていくばかりだ。 俺がバスケを続けてはいけないんだ。 あの時から何も出来なくなるはずだった。 俺が生きていてしまったせいで…… 何度も後悔した 何度も泣いた それでも俺は生きるしかなかった。 これがバスケ部でわかる秋月壮真の姿だ。 ] ( きっと俺は恨まれている。 合わせる顔なんてないんだ。) (576) 2022/10/16(Sun) 21:05:32 |
【人】 秋月壮真後悔してる。 俺のせいでチームがバラバラになって しまっていたらと思うと。申し訳なく思う バスケに戻れるとは……思っていないよ 願いでは、なんともならないんだ 人の気持ちまで変えてはいけない なんとかしたかった 出来たら良かった でも、どうにもならないんだ 時間を戻したって 別の誰かが 犠牲 になるだけだ俺は不器用な上に頑固だから 他の道がないと思ってる (579) 2022/10/16(Sun) 21:06:07 |
【人】 秋月壮真いいんだ、俺は楽しくバスケが出来た 本当はもっと青葉とも一緒のコートに 入っていたかったよ 面白い動きするよ青葉は だからコートで輝いて欲しかった 輝きを見て欲しかった。 あそこはとても眩しかったから。 掛け持ちは学校で認められている。 バスケへの熱があれば 俺は問題ないと思っていたよ。 それに君はこうやって練習も欠かさない。 やっかみを言うような奴には 実力でねじ伏せてやれば良い。 ] (580) 2022/10/16(Sun) 21:06:24 |
【人】 秋月壮真 叶うと失うモノ 少なからずあると思う 夢の実現は夢の喪失とも言うからな 願うことが夢ではなくとも 慎重になることには俺も同意だ 俺に……くれるのかパスを 俺の願いは……願いが叶えば 受け取れなくなるだろう だから、 早めにな (581) 2022/10/16(Sun) 21:06:38 |
【人】 秋月壮真[ ボールに触れられなかったという その手でバスケットボールに触れた。 ……今だけ 今だけは……許してくれ その場から投げたボールは ゴールへと吸い込まれた。 俺の口元は笑っていた。 目は輝いていた。 楽しいんだ。好きなんだ。 バスケが! ] (584) 2022/10/16(Sun) 21:07:18 |
【人】 秋月壮真今だけ特別講師をしよう 俺がボールに触ったこと 内緒にしていてくれるか? [ それは朝の二人の秘密。 君が望めば朝練が始まるまでの時間は ここは 二人だけのコートになる。 ] (585) 2022/10/16(Sun) 21:07:45 |
【人】 秋月壮真[ この体育館を出れば夢の時間は終わる。 俺は青葉に振り返りって 言い忘れていた一言を告げた。 ] ミルフィーユ美味しかった 青葉にしかできないことだ バスケも君の代わりはいない 君がレギュラーで立てたれる 戦略は変わるんだ 未来を選ぶのは自由だ 頑張れよ、青葉 ** (587) 2022/10/16(Sun) 21:08:33 |
【人】 秋月壮真[ 一冊になった新聞のスクラップの まとめを見つける。 これにはこの学校のことを書いてある記事が 綴られていた。 まだ作りかけのようだな。 ] ────── !! [ 作りかけの最新のページに挟まっていた新聞。 それは数ヶ月前のもの。 そこには小さな記事があった。 ] (629) 2022/10/16(Sun) 23:55:39 |
【人】 秋月壮真[ ふらふらと後退り 床に壁伝いに座り込む。 思わず掴んだ腕に爪を立てれば 赤い液体 が流れる。 ]はは、……は、 もう……許してくれ (631) 2022/10/16(Sun) 23:55:57 |
【人】 秋月壮真( 何故俺ではなかったのだと 何度考えても答えなんて出ないんだ。 だから願わないといけない。 俺の願いは──────………。 ) (633) 2022/10/16(Sun) 23:56:14 |
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