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アンジュは、群衆の中で空を見上げた。 (a3) 2024/02/08(Thu) 22:05:54 |
アンジュは、薔薇の香りがする。 (a5) 2024/02/08(Thu) 22:56:20 |
【人】 薄荷 アンジュ未だ光らない己の痣を眺める。衣服に阻まれたそれは見える位置にはないけれど、自然と腹部に指が這う。 「……」 周囲は祝福し、称え、その恩恵にあやかろうとする者から、これまで目立たなかった己を激励する声までする。 早く光ると良いな、祝福があれば良いな。 確かにそれは喜ばしいもののはずで、込められた期待は冷やかしではなく本意だろう。 滅多にない機会なのだから。きっと間違いはないのだ。 (2) 2024/02/09(Fri) 0:07:41 |
【人】 薄荷 アンジュ予定していた仕事のノルマを終えて、広場へと足を運ぶ。 相変わらず人々は楽しそうに歩いていたり、開けた場所では踊っていたり歌っていたりと様々だった。 民衆の熱気から逃げるように彼らを横目に過ぎていく。 尾引くようなローズの香りが彼女の跡を辿るようにふわりと舞っていた。 (12) 2024/02/10(Sat) 16:56:12 |
【人】 薄荷 アンジュ>>+21 カリナ 「あ、いえ全然。こう……お祭りの期間ですから、華やかなほうが雰囲気としては良いかなって。 小さいですし未熟な身ですが、それっぽく見せた方が売り上げも伸びるかななんて」 概ねあなたが思考を巡らせた内容と合致するものだった。 自分なりの効率的な手法でもあるのだけど。 とはいえ、もう仕事も終わったところ。色気より食い気、花より団子のタイミングだ。 「あ、ありがとうございます。 実はアドバイスを受けて、店構えや出している品物を変えてみたら結構繁盛してて、今日もてんやわんやでして」 ご飯を食べ損ねていたことも思い出して、真似するようにお腹を撫でて苦笑いを浮かべた。 (17) 2024/02/11(Sun) 20:24:48 |
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