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【人】 仮面の役者 フランドル「──得てして悲劇はそこら中に転がっているものだ。」 役者は御布令を一瞥して、それだけを呟いた。 「勿論、喜劇だってそこら中に転がっているだろうけれどね! まあなに、この情勢では悲劇が流行る道理も無い。 どちらも溢れているのなら、という事なのだろうね」 下手に関心を持てば巻き込まれかねない、となれば尚更に。 そして軽やかに靴底を鳴らし、くるりと掲示板に背を向け… 再度の不運に見舞われたらしきごろつきを見れば哀れみも沸く。 身から出た錆とはいえ、災難なことだ。 (4) 2021/12/08(Wed) 22:54:22 |
フランドルは、あのごろつきは身から出た錆以上の何かに見舞われている気がしてきた。 (a1) 2021/12/08(Wed) 22:56:21 |
【人】 仮面の役者 フランドル「脳が出ているよりはしまってある方が喜劇かもしれないね。 つまり此度の喜劇の立役者は君達というわけだ…」 これは脳戻し挑戦者達や脳戻され人への 無責任な応援、もとい無茶振り。 「……あれ、もしかして結構過激な感じ?」 脳が出ている時点で随分と過激なのでは? (24) 2021/12/09(Thu) 0:00:24 |
【人】 仮面の役者 フランドル (27) 2021/12/09(Thu) 0:14:16 |
フランドルは、飛び去る鳩を見送った。いつかの時の事。 (a22) 2021/12/09(Thu) 1:30:56 |
【人】 仮面の役者 フランドル「 はやく生き返るんですよ。 人生でなかなか聞けないワードだろうな。 まあ、明日には色々元に──」 戻っているだろう、という言葉は最後まで言えたのだか。 視界の端で動いた人影、その様子に視線を険のあるものにして。 そのままかつんと靴底一つ鳴らして立ち上がり、 誰に声を掛ける事も無くその場を後にして行った。 (37) 2021/12/09(Thu) 1:53:05 |
【人】 仮面の役者 フランドル「聞けばカニ味噌は脳ではないらしい」 掠れた声の後に、空咳が一つ。 声の主である役者の近くに居た者ならば、 ひどい目に遭った、だとか。 何やらぼやいているのが聞こえたかもしれない。 「私はパスだ、何せ死ぬほど疲れさせられた後でね 生憎喜劇は品切れ中。良い報せを期待しているよ」 (58) 2021/12/09(Thu) 20:41:43 |
フランドルは、あいつ、知らなかったのか…… (a41) 2021/12/09(Thu) 23:23:27 |
【人】 仮面の役者 フランドル「陽動くらいなら── ん"ん、…してもいいけどなあ。通じるかはともかくとして」 あれやこれやと巨大蟹討伐の算段を立てる声。 今日明日の話でないのなら、そう気の重い話でもない。 しかし蟹、蟹か。 「この街、海が近いからか魚料理が多いんだよなぁ。 他のものが無いわけではないからいいのだけど。 海産物はどうにも馴染みが薄い。 貝は風味や食感が慣れないし、魚は魚で小骨がな〜…」 (78) 2021/12/10(Fri) 20:00:57 |
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