【人】 数学教師 長尾 浩明――準備係が決まった経緯・続―― 「 落川先生は…なんというか。 不運でしたね… 準備の日はよろしくお願いします。 」 助け船を出してもらうような仲ではなかったし 特にそのことについて言及するでもなく。 ゆるゆるとした挨拶に>>29 この人やる気あるのかな、なんて 自分のことは棚に上げて思ったりした。 (34) 2021/07/20(Tue) 22:36:11 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――はなひら神社・社務所付近―― 社務所まで歩いていく道すがら誰かとすれ違ったかな。 もしそうなら、何かしら会話はしただろうけど ひとまず社務所につけば 名簿を差し出してくる小雪ちゃんに促されるまま 名前を書いた。見覚えのある名前が書き込まれている。 防犯のため、なんて言ってるけど。 これ、サボったらあとでバレる奴だよな…… 勘ぐりすぎか……? 荷物を置いて小雪ちゃんにありがとう、と声をかけて 社務所を出れば、近くの石段に座っている人影。>>30 「 落川先生、サボりですか? 」 別に咎めるようなつもりはなく。 世間話のような、そんなトーンで話しかければ 彼はどんな反応をしただろう?* (35) 2021/07/20(Tue) 22:37:42 |
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。 (a12) 2021/07/20(Tue) 22:39:47 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 びっくりって言っても。 それこそ眠気でぼーっとでもしてなければ 俺がいるのはわかるような気がしますよ? 」 声が裏返るほど落川先生は驚いたようで。>>39 って言ってもな、こっちは驚かせるつもりとか 全然なかったし、気づかない向こうが悪いような? (45) 2021/07/20(Tue) 23:37:31 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 ちゃっかり楽な役に 落ち着こうとしてません? まあ、何かあった生徒は ここに来るでしょうし。 間違っているとは言いませんよ。 」 実際、ここにいれば会える人、みたいな そんな人は必要だろうし。 否定はしないんだけど、ちゃっかりしてる。 俺もそんな役回りをかすめ取れるような 大人になりたかったものだ。 「 それは言っておきますよ。 そもそもこんなやりとりしたんだから もしサボってたとか言えば 俺だってバレバレじゃないですか。 教頭と何かあったとか? あの人強引な……いえ、なんでも。 」 推されたときのことを思い出してつい、 ぽろりと口走った言葉に首を振りつつ。* (46) 2021/07/20(Tue) 23:38:20 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 バレましたか。 別に嫌いなわけではないんですけどね。 流石にあの時は強引だったな、と。 」 落川先生に真面目でお堅いと言われれば 花一高校に来てから日が浅い自分は 生徒には舐められないように 先生には疎まれないように 無難に過ごしてきたつもりだ、なんて そんなふうに言ってみたり。 ここは校外だから、そこまで気を遣うことも ないのかもしれないとか思えば 気持ちが緩んでいくのも仕方のないこと。 (58) 2021/07/21(Wed) 1:38:15 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 捨て犬って。 動物がお好きなのは意外でした。 」 連れ込むってことはそういうことかなと 推測して少し驚きの表情を浮かべて。 花一高OBだった話を聞いていると>>50 「 こんにちは、花巻さん。 」 監督役ですか?なんて質問は落川先生が ゆるゆるとした口調で答えてくれたので。 それを横で聞いていれば、 花巻庵の話題に。>>51 自分も何度か訪れたことがある。 花一高校に赴任してきた折に 教職員へのあいさつ代わりになればと、 一番単価の安そうな 饅頭を買ったのだったか。安月給なものだからそこは許してほしい。 自分用に買った最中が美味しくて 以来たまに訪れているのだが。 果たして彼女はそれを知っているだろうか。 (59) 2021/07/21(Wed) 1:38:51 |
【人】 数学教師 長尾 浩明そんなことを思えば 女生徒が会釈しながら通り過ぎて。 軽く手をあげて反応して見せた。>>53 一応監督として来ているのもあるから どこに行ったか軽く目で追いつつ 二人の話を一通り聞き終われば 「 じゃあ、俺はこの辺で。 落川先生も、少しは動いた方が 生徒に働きぶりを報告されるとか そんな心配しなくてよくなりますよ。 花巻さんは、手伝い無理ない範囲でね。 困ったら俺でも、落川先生でも頼って。 」 そう言い残して、その場を後にした。 (60) 2021/07/21(Wed) 1:40:18 |
【人】 数学教師 長尾 浩明向かった先は提灯飾りが置いてある場所。 さっき見た女子生徒… 確か、名前は田邊…だった気がするけれど 彼女の方へ向かえば 「 手伝おうか? 」 なんて声をかけた。 脚立はあるけれど、転倒とかの可能性が なくもないわけで、背が高い人がするなら それに越したことはないはずだ。 自分も高身長な部類ではあるし。 おじさんと準備は嫌だ みたいなニュアンスのことを言われたら 素直にどっか行こうか、とは思っているけど。** (62) 2021/07/21(Wed) 1:41:27 |
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。 (a20) 2021/07/21(Wed) 1:48:43 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――落川先生と―― 「 気遣うというか… まあ、前の学校で色々見てきたもので。 飲みですか?いいですね。 こういうのは先輩が奢ってくれるって 相場が決まってますけど? 」 面白いと思われてるとはつゆ知らず。>>112 前にいた学校では教員同士は仲良くないというか むしろかなりギスギスとしていた。 誰と誰が仲が悪いとか、高校生でも繰り広げる やりとりは大人になっても行われていて。 くだらない、と思っていたのはここだけの話。 転任はそんな環境から逃れるいい機会だった。 奢りの話はもちろん冗談。お互い給料は知っている身。 すぐに冗談ですよ、なんて付け足して 飲みの話は承諾した。 (121) 2021/07/21(Wed) 22:26:57 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 それは確かに見過ごせませんが。 どんな風に… そうですね、関心が薄そうというか。 」 冷血漢だと思っていたわけではないけど、>>113 なんとなくつかみどころのない人だとは思っていた。 まあこの人なら正直に言っても怒らないだろうと 言ってみたりしたけど、ムッとされたら謝ろうか。 (122) 2021/07/21(Wed) 22:27:20 |
【人】 数学教師 長尾 浩明 (123) 2021/07/21(Wed) 22:27:41 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――提灯の飾りつけ―― 「 もちろん。 監督と手伝いかねてるから。 」 脚立と提灯の山、重そうな方はどっちかなと 考えて脚立を持って運ぼうとしたけれど 見立てが間違っているようなら 役割は交代するつもり。 田邊のことは記憶に残っている。 テストで点が悪かったからではなく そのあとのテストでの上がり幅が大きかったから。 いつも一定の成績の人より変化がある人の方が 印象に残りやすいものだし。 (124) 2021/07/21(Wed) 22:28:22 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 んー、なら俺が飾り付けようか。 提灯渡してもらえると助かる。 」 別にどっちでもよかったのだが 女子を脚立に登らせるのもな、などと 思ってしまったのもあり。転倒事故とか、 大人は大人でいろいろ考えてるものなのだ。>>108 「 そういえば。 この前のテスト、頑張ってたな。 虚数とかイメージできなくて躓く人 結構いたけど、田邊はよくできてた。 」 飾りつけの合間にそんなことを話題に出してみれば こちらは悪印象ではなくむしろ好印象を持っているのは 伝わった……と思いたい。>>107 前の学校では思いきりおじさん扱いされてたから やっぱ気を遣うのはもう仕方ない。 くたびれた雰囲気ないとは言い切れないし。* (125) 2021/07/21(Wed) 22:29:13 |
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。 (a36) 2021/07/21(Wed) 22:41:02 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――社務所近く―― 花巻庵が屋台を出すという宣伝を聞けば>>132 屋台に寄る、と笑って口にした。 甘味が好きなのは居合わせていた花巻なら 知っているだろうし、隠すことでももちろんないし。 最中のサクッとした食感もいいものだけど もちっとしたたい焼きも魅力的だ。 たい焼きと言えば変わり種もあったりするから 当日を楽しみにしていよう、なんて思いつつ。 (153) 2021/07/21(Wed) 23:59:18 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――提灯の飾りつけ―― 「 こっち、か? バランス見てくれる人がいると 作業もはかどるな。 」 田邊が準備係になったのは初めてだとは 知らないけど、緊張しているそぶりがちらりと 見えれば、先生と二人じゃ気まずいかもな、と 少し申し訳なく想ったりもしつつ。 「 それは先生としては嬉しい言葉だな。 俺も数学は得意じゃなかったし。 」 元々そんなに数学が得意なわけではなかったけど 自分と同じように苦手な人にもわかる授業が出来たら。 そう思ったのが教師を目指した理由。 だから、田邊の言葉は素直にうれしくて 声にもそれが表れていたと思う。 (154) 2021/07/21(Wed) 23:59:49 |
【人】 数学教師 長尾 浩明少しは緊張も解けたのだろうか お祭りらしい、という感想を漏らしているのを 聞いて、脚立から降りてあたりを見回してみる。 随分にぎやかになったな、と呟いた。 「 そうだな…確か神社の入り口の方に 搬入待ちの荷物があった気がするから。 飾りつけが一人でもなんとかなりそうなら そっちに行ってみようかな。 」 低い場所の飾りは一人でも問題ないはず。 何よりあまり二人でいても 田邊は居心地が悪かろう、と。 そう考えれば、この場を離れつつ 手を振って別れたことだろう。** (155) 2021/07/22(Thu) 0:00:21 |
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。 (a44) 2021/07/22(Thu) 0:03:57 |
【人】 数学教師 長尾 浩明教師を目指したのはどうして?なんて聞かれれば 作業の合間に答えた。>>167 作業ははかどっていたけど 口だって動かしたくなるものだ。 「 そんな大層なことでもないよ。 でもそうだな、 分からないことがあったらいつでも 質問は歓迎。頼ってくれると嬉しいかな。 」 実際大層なことではなかったりする。 手に職つけたいなんて普通の理由も付属しているし。 花一高校に来てそんなに経ってないのもあって 質問に来る生徒は多くない。もし来る人がいれば 顔と名前を覚えられるくらいには。 だから、質問は歓迎だと伝えておこう。 たまにいるんだよな、面倒くさがって 質問を厭う教師が。それに遠慮する生徒も。 (217) 2021/07/22(Thu) 12:16:14 |
【人】 数学教師 長尾 浩明そうして、提灯の飾りつけがひと段落ついて 搬入待ちの荷物のある入口の方へと向かっていると 女子生徒に声をかけられた。>>174 「 こんにちは。 そう、手伝いに… 」 当たり前のように返事をして。 女生徒の顔を見て、どこか既視感を覚えた。 ……別におかしくないはず。 だって、教え子ならどこかで見た顔であるのは 当然のことなのだから。 でも何故だろう、こんな生徒いただろうか。 そんな違和感を持ってしまうのは。 ―――何故だろうな? (218) 2021/07/22(Thu) 12:16:59 |
【人】 数学教師 長尾 浩明「 準備お疲れ様。 夕方とはいえ暑いし、 水分補給を忘れずにな。 」 彼女の名前がぱっと思い出せず、 でもわざわざ聞くのもなんとなく忍びなくて。 笑みを浮かべて先生らしく注意をしてみせた。 もし名前を覚えていないのを相手が察して 万が一名乗るようなことがあればその時は―― (219) 2021/07/22(Thu) 12:17:32 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――回想:元同僚について―― ・・・・・ 神崎紅葉。元同僚が轢き殺した女子。 あぁ、その事故のことは記憶にある。 名前を覚えているのはもちろんの事、 新聞などで写真を見る機会だってあったかも。 元同僚は、良くも悪くも人間らしい人だった。 目上の人間には適度にお世辞を言って。 生徒には厳しすぎず緩すぎず。 人当たりがいいと言えば聞こえはいいが 悪く言えば八方美人。 そんな彼はやっぱりというべきか。 他の教員からあまりよくは思われておらず 不満のはけ口として悪口の対象に… なっているだけならよかったのだが。 彼が大事な書類を紛失したりすることが 増えたのはきっと彼の責任では なかったのだろう。 (220) 2021/07/22(Thu) 12:18:56 |
【人】 数学教師 長尾 浩明ストレスをためる環境だったのは確かで。 仮病に飲酒運転なんて普段ならしないような 行動をとってしまうのも 無理のないことだったのかもしれない。 報道陣が詰めかけたとき、 学校側は男性教師の問題であり 学内では何の問題もなかったと、言い張った。 あくまで保身しか考えない学校の態度も、 男性教師が思い悩んでいることを知っていながら 小心者故に何もしなかった自分のことも ――――反吐が出るほど嫌いだと思ったっけ。* (221) 2021/07/22(Thu) 12:20:44 |
数学教師 長尾 浩明は、メモを貼った。 (a62) 2021/07/22(Thu) 12:25:26 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――見覚えのある顔の子と―― 「 ちゃんと持ってきてて偉いな。 それなら大丈夫そうだ。 」 相手が屈託なく笑うものだから。 こちらも違和感に蓋をして笑っていたけれど… “二年○組 神崎紅葉” 取り違え防止のための記名を見て 背筋がぞくりと冷えるような心地がした。 (323) 2021/07/22(Thu) 23:07:00 |
【人】 数学教師 長尾 浩明同僚が、轢き殺した女子と同じ名前。 見覚えがあったのは……教え子だからではなくて。 被害者であるからに、ほかならない。 まさか、そんなわけがない。 だって彼女は亡くなったはず。 思考がまとまらず、でも笑顔を崩すことも出来ず。 「 あ、あぁ。 お互い祭り、楽しもうな。 」 名前を見たから神崎さん、と呼ぶことも出来たが どうにも呼ぶのすら躊躇われて。 暫くその場に棒立ちになって、 スカートが翻ったほうをぼんやりとみていた。* (324) 2021/07/22(Thu) 23:07:17 |
【人】 数学教師 長尾 浩明――荷物の搬入―― ぼんやりと立ち尽くしていたのは どれくらいの時間だっただろう。 はっと気づいて、ひとまず搬入待ちの荷物… 確かお面の屋台とか言ってた気がする、 などと思考を切り替えようとしてみた、が。 さっき見かけたのは…誰だ? 俺が知っている 神崎紅葉 なのか? 切り替えられるわけがない。 いないはずの人間…そのはずだというのに。 同姓同名の別人、にしては既視感が拭えない。 少しでも気を紛らわそうと入口の方に向かって 荷物が置いてある場所にたどり着けば 境内へと運び込むために段ボールを一つ 持ち上げた。指定の場所まで運んでいれば もしかしたら誰かと会ったかもしれないが。 運び込みがひと段落着けば、いい時間になっていて どこか手伝いが必要なところが ないか確認を終えてから帰宅することになった。* (329) 2021/07/22(Thu) 23:15:35 |
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