奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a2) 2022/11/26(Sat) 8:24:24 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a4) 2022/11/26(Sat) 11:42:08 |
【人】 奏者 イルムヒルトー 浴場 ー [一目でわかる、上質な浴場のつくり 湯気の中に香る柑橘と木の香りは上質で。 それは何処か心地よく体を解していくかのよう。 そのなかで貴方は、老いの知覚を吐露する。 口惜しくも、それを理解しているという色で。 あれ程の欲を持ちながらも、老いの足音への 抗いようもないことを] ……然れど。 年月を経ることで、深まるものもありましょう。 若さだけでは、届かぬものも。 [貴方なら、経る年月の中で。 そう思える程の美を見せてくれると、言外に。 少しふらつきながら、湯に手を浸す。 指先に感じる温かさは、先の荒ぶる程の熱さとを 無意識に比べて、しまいそう。] (14) 2022/11/26(Sat) 22:46:35 |
【人】 奏者 イルムヒルト[透き通る湯は、暖かみのあるブラウンに染まり 何処か森の小道のような色合い。 硝子張りの向こうの展望に、思わず吐息を溢して、見いる 湯の中に身を浸せば、蕩けるような心地と 少しだけひりつく入り口に内腿を閉じて。 問いかけには、小さく笑みを溢して] それ以上に、美しさを知れましたから。 まだ何処か。高揚しているみたいです。 温かくて、染み込むような。 ……音や、熱。それ以外にも。このような 美も、あるのですね。 [湯を、掌に掬いながら。ぽつりと。] (15) 2022/11/26(Sat) 22:52:26 |
【人】 奏者 イルムヒルト[そして、明日の夜の演奏をと 誰かの添えではなく、己のものを望まれるなら。] 承りました。 ……奏でましょう。あの夜よりも深い音を。 [冗談めかし笑う貴方をみやりながら、女は是と返して。 また世界を奏でる喜びを。 指先に込めんとするでしょう。*] (16) 2022/11/26(Sat) 22:55:59 |
【人】 奏者 イルムヒルトー 浴場 ー [貴方のように自分の美の到達点を理解するには 今花開き更に磨かれんとする私の美は未だその無数の可能性の中に 然れど。道はたしかに見えて。あとはそれに向け歩いていくのみの私。 到ることは出来るのか。その極みに 或いは貴方と同じように、その道の先を見るままに届かぬかもと理解するのか。 できるなら。いや、掴むのだ。可能性は私の手の内に既にあるのだから。 思いをあらたに、芽生え育つ美を私は深め奏でていくのでしょう。いつか頂きに到るまで。 餓えと、満ちるを繰り返しながら、我欲のままに。] 静と、動。どちらも。 心惹かれてやまない、もの。 [掬った掌より零れ落ちる湯。 それをぱしゃりと肩にかける。 零れる前に取り込むがごとくに。] (24) 2022/11/26(Sat) 23:55:45 |
【人】 奏者 イルムヒルト[明日は彼には用があるらしい。 演奏ひとつだけの女とは違い、 彼にも多くの為さねばならぬことがあるのでしょう。 女は頷く。 ほほえみ、その言葉に頷く。 必ず行くという、貴方の言の葉。] (26) 2022/11/26(Sat) 23:56:40 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a16) 2022/11/27(Sun) 0:11:07 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 2日目夕刻:中央広場 ― [2日目のはじめに、女が望んだことは リュートの手入れと調律に必要な道具。それから 破られた服の代わりに着られるものを。 ――其処に男はおらじとも、 叶えられたのなら驚くであろうし、 思わず頭を下げて礼をいう。 今宵の演奏の約を叶えるために女は調律を怠らぬ。 夕刻に中央広場に向かうまでは音は屋敷の中で、響き。 空が茜に染まる頃、 女は装飾のない、紺の衣装に身を包み フードを被ってその場所へと向かう。 広場では早朝に美しい歌と自由に、楽しそうに踊り舞う娘の 演があったとの噂を耳にする。>>44 誰なのだろう。――見てみたくあったな、とふと思いながらも 広場の、とある場所へ向かえば あの方の従者なのだろう人に促され 指定された場所に座れば、普段の酒場より見る景色と違うのだな、と思う。] (50) 2022/11/27(Sun) 13:24:31 |
【人】 奏者 イルムヒルト[違うのは、人々の視線。 美しく舞う花でもなく、天の歌声を持つ女でもなく 其処にいるのは使い込まれたリュートを持った フードを被る女、1人。 頭にかかった其れを外し、 弦を一度、掻き鳴らせば空気が変わる。 其処に在るのは常の添え物の音ではなく 世界を、紡ぐ音。] (51) 2022/11/27(Sun) 13:24:49 |
【人】 奏者 イルムヒルト[旋律を奏で始めれば、人々はその場から足を動かせなくなる。 それを耳にした者のもつ情に、 或いは気づかずにいたものを擽り。 昂らせるように音は鳴る。 人が持ちうる本能を、其れは惹きつけてやまぬ。 魅了、ともいうのだろうか。 視線を向けずにはいられない 耳を傾けずには、いられない。 ――それに触れれば、身も心も溺れてしまうことでしょう。 美に触れ芽生えた火種を、熱狂に変えて。 音が、世界を変える。 己の紡ぐ音こそが、世界となる。 花開けども更に高みへと昇るかのように。 艶めく音は中央広場へと響き渡るのでしょう。**] (53) 2022/11/27(Sun) 13:25:49 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a23) 2022/11/27(Sun) 13:27:51 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a32) 2022/11/27(Sun) 18:05:47 |
奏者 イルムヒルトは、メモを貼った。 (a33) 2022/11/27(Sun) 18:07:10 |
【人】 奏者 イルムヒルト― 中央広場 ― [陽が夜の帳に隠れても人口の灯と天の星 そしてフェスの独特の空気が街を支配する。 眠らぬ街を。人々を。より鮮やかに彩る旋律は 大勢を魅了する誘蛾灯の如くに。 音だけではなく、旋律を奏でる女の所作 ――ふと流れる眼差し、弦を爪弾く指の動き 揺れる長い髪さえも 演奏に酔いしれる人々をも惹きつける。 その、時であった。] (71) 2022/11/27(Sun) 20:24:32 |
【人】 奏者 イルムヒルト ―――……。 [美麗な衣装の乱入者。 鮮やかな衣を翻す者の持つ片刃の剣。 音に合わせて舞う姿。いいえ 音へと絡み、或いは斬りあうかのような動きは洗練されており 女の音の邪魔どころか、 其れを高めるかのようなものだ。 吐息を零す。 それは胎を熱くさせるような、舞う”美”しさへとか。 或いは、仮面の演者へ向けたものか。 夜に金の色を纏う貴方を 女は見定め――― ぴぃん と 鳴る音は高らかに。 貴方の演舞に寄り添い、斬りあい。 或いは抱き合うかのように。*] (72) 2022/11/27(Sun) 20:25:27 |
【人】 奏者 イルムヒルト[その問いかけは、言葉ではなく 色鮮やかな衣装の舞う姿によって そして、向けられた切っ先によって ――距離はある。されど それが喉元に迫るようなものだと感じたのは 女だけなのか、それとも見ている観客もなのか 人々にとってはまるで 演奏をリードするかのようなものに見えるのかしら いいえ、そんな生易しいものではない。 まだ。まだなの。 それはエスコートの掌ではない それは誘い。魅せろと囁く貴方の挑戦状 私に可能性をみせろと積み上げた金貨の音のように 私の美を。私だけのものを。 魅せて、見せてみせろと貴方は告げている。 ついていくわ。 ―― そして、それ以上に 貴方を私の世界に絡めとりましょう] (83) 2022/11/27(Sun) 21:20:42 |
【人】 奏者 イルムヒルト[合わさった音と、剣筋は交わり、高まり 演奏を凌駕していくその美しさ。 繊細さと力強さの対極を同時に孕む奇跡を見せつける。 されど、 其れに呑まれるだけでおわれない。 まだ、私は貴方に食らいつく、喰らい、花開き そして超えんとしようとするだろう。 何方もが主を張り 何方もが、その美しさを競い合う 観客は目が離せぬであろう 一息、つくたびに斬りあう2つの宴は1つ1つ切り取る刹那すら美しい。 睦みあい殺しあう。 激しくも鮮烈なそれらがステージの上で交わされて。] (84) 2022/11/27(Sun) 21:20:59 |
【人】 奏者 イルムヒルト[物事には終わりがある。 どれ程その時が楽しくても、ずっと奏でていたくても 時というのは残酷であり、また誰にでも平等で。 終わりなきものに次はなく。 終わりがあるからこそ、美しい。 貴方との音と刃との演舞も、また。] (93) 2022/11/27(Sun) 22:03:54 |
【人】 奏者 イルムヒルト[高めあい、求めあい、 魅かれあい、惹かれあう 音と、刃の軌跡が結びあい 絡み、離れ、斬りあい、舞いて その舞いに酩酊しながらも、女はそれをも魅せたいとばかりに 爪弾く音は、更に深く艶を帯び。 ――激しく、時に穏やかにと 幾つもの追憶をこえるようにして] (94) 2022/11/27(Sun) 22:05:20 |
【人】 奏者 イルムヒルト[最後の節を奏でる指先 惜しむ心はあれど、其れは留まることはない。 空を舞う刃は、まるで女神の祝福の如くに光を湛え 箒星の様に落ちて。 終幕を告げる音は、同時に。 刺さったのは地面にだろうか 或いは、その舞いに魅了された人々の心にか。*] (95) 2022/11/27(Sun) 22:05:38 |
【人】 奏者 イルムヒルト[それに気づいたのは、眼前で貴方を見つめる女だけであったのか。 面を外した貴方の顔は嘗て見たもの。 ――競い、奏でた際に見えたもの。 其れだけではない。あの太刀筋も、 交わした演舞も確かにあなたのものであった。 此方へ向かう貴方の顔は 競演を終えた満足ではなく、青ざめていて。 その不調を具に表していた。 故に女の口は貴方の名を紡ごうと、して。 跪くようにして膝をつくその人へと 女はリュートを手から離し、その体に触れる。 支えようとして>>102 端から見れば、跪く男へと 女が顔を合わせ、抱きしめたようにも見えるだろう 遠くで演奏を聴いていた者>>96にも 何が起こっているかが伝わるまでは。未だ遠くか。*] (103) 2022/11/27(Sun) 22:47:39 |
【人】 奏者 イルムヒルトそれでも。貴方様が今。 苦しいのには変わりありますまい。 [触れた体は、交わりの時よりも熱く。 軽口には少しばかり寂しそうに笑み] 舞い踊る貴方のかんばせも、 過ごした年月を刻んだ顔も。何方も美しいわ。 [女は、男が何を対価にしたかを知らず。 されど自然の摂理に反するものには 対価があることを、母の一件にて知っていた。 ――何かを貴方は捧げ、そして 私に美を見せてくれた。 私にすべてを、みせてくれた。 美の祭典にて。今宵。 知己に幸せを願われていると知るならこう告げただろう その事実で私は、十分幸いであるのだと。] (111) 2022/11/27(Sun) 23:32:05 |
(a43) 2022/11/27(Sun) 23:50:17 |
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