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【人】 le chien セト * [ ピヤール連れの入店は難しいと 覚悟していたが、あっさりと店内へ 案内されればひとつ安堵の息を吐いて。>>D22 大衆的なグラスに満たされ手渡された水は 澄んでいて、ゆっくり口にすれば 冷んやりと心地良い。 見えない内臓の形を示し教えて行くように、 伝い落ちる冷たい水が胃の腑へ辿り着いて、 入れ替わるように安堵感が込み上げた。 ] (24) 2021/04/24(Sat) 23:15:22 |
【人】 le chien セトそういえばなにかを口にするのは 久しぶりな気がしました。 ピヤールは、お腹すいてないかい。 [ 足元に利口に丸くなる艶やかな背中に 声をかける。 そうしてぐるりと店内を見渡した。 ほかに客はいただろうか。 ] ─── これから、どこへ向かいます。 国を出ることまでお考えでしょうか。 俺の髪は夜半でも目立つ。 あなたを連れ攫って逃げたという、 大罪人の触れ込みが回るまでに、 国を出るほうが良いと思うのですが。 [ そんなことを、ぽつりと口にして 美しい瞳を窺い見た。 ]** (25) 2021/04/24(Sat) 23:17:44 |
【人】 liberté セト[ 愛と呼べるものが定かでは無いと言う>>-227 そんな彼女こそが正直で素直だと思う。 それでも重ねられた手は力強く、 その温もりは、きっと愛の欠片と呼んで 差し支えのないものだと。 対当だという言葉の意味を推し量ろうと したけれど、唇にそっと押し当てられる指と、 少しムッとした表情に笑ってしまう。 久しぶりに浮かんだ影のない笑みは、 いくらか少年ぽさを感じさせたかもしれない。] (52) 2021/04/26(Mon) 22:37:17 |
【人】 liberté セト……アウドラ、ありがとう。 [ 卑屈な気持ちや遠慮が全て消えてしまうことは、 今はまだ無くて。 それでも、初めて敬う言葉を外して礼にした。 いつか真っ新な気持ちで対等だと胸を張れる日が 来ることを、全力で乞い願い、 人生を歩む力にしようと心に決めて。] (53) 2021/04/26(Mon) 22:39:22 |
【人】 liberté セト[ 簡単なものだったけれど、 出された食事はとても美味しかった。 細くなった食道や胃にたくさんは 入らなくて、おまけに言葉を交わしながら 摂る食事のあたたかさに時折胸が詰まった。 大河を使って、と話す彼女に頷く。 柔く撓んで笑む瞳で、前を見据える。 その輝きは、やはり宝石のよう。 ─── ああ、そうか。 ] (54) 2021/04/26(Mon) 22:40:55 |
【人】 liberté セト[ ふ、と微笑んで、口を開く。 ] あなたは、俺の、 砂漠の薔薇 Desert Rose だったのでしょうね。 [ 彼女の表情を見つめた。 ] (55) 2021/04/26(Mon) 22:42:04 |
【人】 liberté セト* [ 己は、知る由もない。 我が祖国から流れこの国で、 ひっそりと忘れ去られたような己を、 未だ案じ探してくれている 嘗ての同胞がそこに居ると言うことを。 かつての繁栄と異なる場所に未練はあるのか。>>3 そう聞かれたのなら、恐らく答えは…… ] (57) 2021/04/26(Mon) 22:44:57 |
【人】 liberté セトあぁ どちらでも Les deux, même. Si vous êtes là あなたが居てくれれば。 ** (58) 2021/04/26(Mon) 22:47:08 |
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