人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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視点:人


【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>0 >>1 >>2 >>3 三日目ゲイザー

「──は、はぁ……は、は……」

詰まった息を吐き出して、浅い呼吸を繰り返す
死神の姿が見えなくなっても、放心したように立ち尽くしていた。

かさりと血の付いたナイフを芝生に落とす。少年はそれを追うように、己をかばうように抱きしめながら、座り込んだ。

「う、……」


(5) 2021/10/22(Fri) 2:54:49

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>0 >>1 >>2 >>3 三日目ゲイザー

「うぅ、うわあああああん!!!」


「こ、こわ、怖かったよぉ……!もうやだぁ……!なんでぇ!?ちょっとでも悪いことしたなと思ってハンカチ貸したのがいけなかったの……!?わたしが悪いの……?ごめんなさい、ごめんなさい……次こそ殺されるかも……助けて神様……!」


今までの自分の行いなんて棚にあげて。
少年はまるでただの被害者の少女のように泣き叫んだ。

「日頃の行いかなあ……でも、わたしは、掃き溜めのゾズマで……」


この館に来てからずっと、粗暴な少年だった。
ゾズマが今までどんな人間だったかと使用人にでも尋ねれば
誰からも"態度の悪い粗野な子供"と返ってくるはずだ。

幸い、この素性は今この場ではあの死神にしかバレていない。
満足がいくまで泣き続ければ、我に返ったようにかぶりを振る。

(6) 2021/10/22(Fri) 2:56:43

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>0 >>1 >>2 >>3 三日目ゲイザー

「……くそ……死神ってマジで殺人鬼のことかよ……なんだよアイツ、……別人みたいになりやがって……今までのは、演技だったっての?」

それはなんだかまるで──なにかを思いかけて
拾い忘れていたナイフを思いだす。血を拭って、懐へ。

「もう今日は散々だ。この館、誰かに関わるとロクなことになんねえ……
 どいつも、こいつも……!
 な…なんなんだよ……くそがよ……!」

立ち上がろうとした足が震えている。
なんとか踏ん張って地面を踏みしめる。

「ホントに今度来やがったら、返り討ちにしてやるからな……殺人鬼を殺したって、誰もオレを責めたりなんか、しねえよなあ……?」

ぎりりと拳を握る。ああでも、殺されるところだったのは
本当に怖かった、あれは演技なんかじゃない。

「オレは、力のないただの女なんかじゃないんだ……
 今まで散々虐げられてきた掃き溜めのゾズマなんだから……!」


無意識にぶつぶつと呟きながら、中庭を去る。
(7) 2021/10/22(Fri) 3:01:45
ゾズマは、最後に誰もいなくなった庭園で、死神の去った方へ叫んだ「バーーーーーーカ!!!」三日目のことだった
(a4) 2021/10/22(Fri) 3:05:02

ゾズマは、三日目の夜、部屋に戻ったきり次の夕方まで顔を出すことはなかった。
(a9) 2021/10/22(Fri) 17:01:04

ゾズマは、目を覚ましてからずっと寒くて、寒くて、仕方がない。
(a10) 2021/10/22(Fri) 17:01:30

ゾズマは、その原因を思いだそうとしても、夢なのか現実なのか、わからなくて、けれど、
(a11) 2021/10/22(Fri) 17:01:50

ゾズマは、ひとつだけ確かなことを思いだした。
(a12) 2021/10/22(Fri) 17:02:00

掃き溜めの ゾズマは、メモを貼った。
(a13) 2021/10/22(Fri) 17:19:17

掃き溜めの ゾズマは、メモを貼った。
(a14) 2021/10/22(Fri) 17:19:49

空想 ゾズマは、メモを貼った。
(a15) 2021/10/22(Fri) 17:20:40

【人】 空想 ゾズマ

毛布に包まり、ずるずると引きずりながら部屋から出てくるもの。
周囲の様子を伺いながらゆっくりと。まるで布お化けにでもなったかのような滑稽な姿だった。
パーティ会場には、これ以上ないほど目立っていた。

「わたしですか?わたしはお化け……ウソです」

「それより、寒、くて。死ぬほど寒くて……!
 お酒……飲めばあったかくなるかな……」

使用人の運んでいた酒をもらい、盛大にむせる。

「けほ。うえ、まっず……!みんなこんなまずいの飲んでんの……」

「……今日もだれかいなくなったのかな……」

だからといって、どうしていいのか、わからない。
どこからが本当で、どこからが嘘だったっけ。
こんな時でもお腹は空くから、食べ物を口にするしかできない。
ゾズマ今なんだか、貝殻にこもる生き物みたいだった。
(39) 2021/10/23(Sat) 7:40:11

【人】 空想 ゾズマ

>>14 ゲイザー……、否、リーパー

自分の中で何かが変わっても
いつもみたいに自然と中庭に足は向く。

「(怖っ)」


ゾズマを探して騒いでるやつがいる。
ああ、そうだ。ここ殺人鬼がいるんだった。
たしかに自分に刃を向けてきた。でもなんか子供っぽいやつ。
迷うように陰でうろうろしていたけれど確かに
自分は怪我をさせたのを覚えている。

ええい、もうでてしまえと前に出た。

「……な、なんだよ」

いつもこんな感じだっただろうか、少し震えるような声がでた。
(42) 2021/10/23(Sat) 8:11:17

【人】 空想 ゾズマ

>>43 ゲイザー

「焦げてる……」

少女の姿でチンピラ仕草するチグハグなやつからもらったパイを、なんとも言えない視線で見つめる。食えるだろうか?
ひとまず話をしたいというのなら、応じようと、ベンチに座る。
みょうに縮こまっていて、顔が近づくと気まずそうな顔で俯いた。

その質問は、昨日までのゾズマが聞いたならどうしただろう。
もう思いこむことをやめてしまった今の自分にはわからない。

「普段強がってるやつがホントは弱虫だった。
 で、終わるかと思ったけど……聞いてくれるんだ」

そして、顔を上げて、あなたを見返した。
前に泣き叫ぶゾズマを見て、自分たち──リーパーとゲイザー──みたいだと言っていたあなたを。

(48) 2021/10/23(Sat) 14:32:54

【人】 空想 ゾズマ

>>43 ゲイザー

「何って。オレのダチだよ」

"わたし"が思うゾズマはそう言ってくれる存在だ。
"わたし"が作り出しただけの"わたし"が忘れ去ったら、いなくなるだけの。そんな、存在だけれど。

「アイツは、小さい頃から空想して遊ぶのが好きだったんだ。ダチができなくてボッチだったからな」

気の強いゾズマを演じたまま、ぽつぽつと語り始めた。

「ガキの頃、本当に自分にしか見えないダチがいたことがあって、でもお別れをしたから、ひとりになったから」

「だから、そのうち自分で新しく作りだした。そして、そいつも本当にいるって勘違いしはじめた。現実と空想の区別もつかなくなったバカだよ」

「嘘吐き呼ばわりされたけど、まあ当然だよな」

「でも、どうしてもそれが気に入らなくって」
「そのうち自分さえも消してまで、そいつになろうと思ったんだ」

「それがオレ。ただの、空想の中の人間」

(49) 2021/10/23(Sat) 14:54:46

【人】 空想 ゾズマ

>>43 ゲイザー

「(って、ゾズマならこう言うかな……)」

そういって、苦笑いして、雲った空を見上げたのはたよりない少女の顔。もうこんな遊びをする歳じゃない、また狂人だ嘘吐きだ言われる前に、現実と区別がつかなくなる前に、やめたほうがいい。
(50) 2021/10/23(Sat) 15:02:50

【人】 空想 ゾズマ

>>55 ゲイザー

あなたが食べるのをじっと見つめて。
真似をするように、フォークを操りパイを一口。
少しずつ丁寧に食べながら、話を聞く。

「……同じ?」

あっけにとられたように動きをとめて

「そっか、そうだったんだ。わたし以外に、はじめて会った……
 きみはもともとゲイザーの頭の中の存在で……
 
え、なんだか、すごいね……会えてうれしい……!


少女はゾズマの仮面をかぶることも、前に殺されそうになったことも忘れ、なぜか目を輝かせ始めた。
けれど、すぐに"死んだ"という言葉を思いだしてしまったのか、謝りながらおとなしくなった。

「ゲイザーが死んだ……って……ど、どうして?
 きみが殺したの?棄てられたことに、怒ってるの?」
(72) 2021/10/23(Sat) 20:51:19
 




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