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【人】 愛玩用 ドゥーガル寂しがりな愛玩用は友が来るまで一緒に過ごしたがり、 幾つか曖昧に他愛のない話を囀り続けていたのかもしれない。 程無くして友の姿が見えれば、騎士様に懐き収めとばかりに、 改めて体温と体重を預けただろうし、騎士様の手の甲へと ひとつ、くちづけを落とす。代わりに貰うのは頬へのキスだ。 「共に過ごしてくれてありがとうシェルタン、…騎士様。 僕の事は此処から帰って再会した時にでも飽きる程教える。 ……だから、必ず迎えに来てね?」 そんな甘ったるい言葉と共に、去る背を見送ったのだろう。 ―― さて。ユーサネイジア。ユー。私或いは僕、…シロ。 少々血液で汚れている様子の君を低い位置から見上げよう。 扉の真横に座っている状態の不出来は、何も言わない。 怒ってなんかいないさ。ただ沈黙を保つ気分なだけ。 暇になった片手をひらひら揺らして、君の行動を待っている。 (40) 2021/10/12(Tue) 22:46:10 |
【人】 愛玩用 ドゥーガル>>41 視線が前髪越しに合っても普段通り微笑むだけ。 友の言葉にどう返すべきか悩んで 間をたっぷりと取り、 「……一人でやるべき事は済んだのだろう?シロ。 ならば今度は二人でするべき事があるとは思わない?」 そりゃあもう、色々と。数えりゃ少ないだろうが気分的には。 だからこそ片手をあの日のように不出来ながら差し出して、 取ってもらえるのを待つ。……ずっと。ずっと待っている。 「ではシロ、不出来な友の手を引いてくれ。 君が連れて行ってくれる場所はきっと綺麗だ。 何たって美しい髪の色をしているのだからね。 綺麗なものは綺麗な場所へ導いてくれる筈だよ。」 あの日とそっくりそのまま、同じ言葉を囀って、 取られないならばそのまま。取られるのならば、あの通り。 不出来で暢気な愛玩用は君の手を取って立ち上がるつもりだ。 「―― あの日行った場所に、また僕を連れてって。 僕は花冠の作り方を教えなくちゃいけないんだよ。 他でもない君に。…友達である、シロに、必ず。」 でもまあ、やりたい事があったり時間が押しているのであれば 後回しでも構いやしないんだ。全て友である君に任せよう。 (42) 2021/10/12(Tue) 23:37:16 |
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