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【人】 大学生 要 薫- 河原 - [自分の肌へ念入りに日焼け止めと虫よけを塗ってくれるのが擽ったくも嬉しくあった。とても大切にされているやん。なんて思ってしまい、頬が緩みかけた。対称的に自分のことはおざなりな彼に気づけば、寿もちゃんと塗るんやで。と鼻の上にちょこんと日焼け止めのクリームを乗せただろう。 彼が用意してくれた場所に向かえば 其処にはテントが見え。ここでごろんとするんやろか。と思ったが、どうやら違うようだ。木漏れ日の中。日差しは心地よい感じのもので此方を案じる声に大丈夫やでと答えれば、カメラのレンズが此方を向き] …ん?こう。 [彼の言う通りテントの横に立った。 そのとき、光が反射している事に気づけばなるほどと柔らかな笑みを浮かべ。用意を整えただろう彼に感心した。こうやって準備をしてくれたのが嬉しくもある。カメラマン向いているんちゃう。やなんて思いつつ、彼の言葉に靴を脱ぎ。] (54) 2023/03/12(Sun) 0:35:52 |
【人】 大学生 要 薫裸足な、ちゃんと足も撮ってくれるんやな。 [先ほど着ていた服にカーディガンを羽織り。 短パンを身につけた自分をレンズの前にさらけだそう。両手でもった靴を彼に見せ、片足を少し上げれば白さが木漏れ日の中目立つだろうか。川の中は駄目と言われたから、水溜まりの方に足裏をつけて甲斐甲斐しい彼に甘えるようにばしゃりと音をたて、水飛沫を飛ばしては] …おおきに。 やけど、どうせ座るなら 寿の上がええなあ [揶揄い。 彼が濡れない場所にと案内してくれた上、上着を差し出してくれるのなら其れを受け取り、此方が着ていたカーディガンを脱ぎ、代わりに自らの服の上に来て、岩場を撫でて。 自分も持ってきたカメラを彼に向けた] (55) 2023/03/12(Sun) 0:36:22 |
【人】 大学生 要 薫寿、…僕も撮ってええ? [彼のように一眼レフではなく 小型のデジタルカメラなのは、彼の前だと撮られる側だという事を意識してのこと。カメラで目を隠して、黒子が目立つ唇だけを彼に見せれば] (56) 2023/03/12(Sun) 0:36:31 |
【人】 大学生 要 薫- その後 - [大学生としての生活も後少し。 院生になればこの生活もまた違ってくるのだろうか。先輩の話を聞くもののいまいちぴんと来ないまま、日々を過ごしている。ただあの旅行から変わったことが少しある。ふわぁと欠伸ひとつすれば、先輩。と此方を呼ぶ声が聞こえ振り返った。 今いる場所は写真部の部室。 そして、其処にいるのは] …ああ、自分か。 うん、そうやよ、僕が達也の特別。 [寿の事が気になっている後輩だった。 その真っすぐな姿は、此方にド直球に彼との関係を尋ねてきた。その姿勢が眩しい。少し前の自分ならはぐらかして揶揄ってそれでおしまいやったやろう。けど。] (281) 2023/03/14(Tue) 21:26:37 |
【人】 大学生 要 薫……おめでとうな、達也。 [彼を、恋人を名前で呼び 今日はいっぱいお祝いしたるで。とその耳元に囁いただろう。自分の写真が特賞になったのだと知ったらそれはそれで照れてしまうだろうけど。それ以上に彼を祝いたいのだ。 何時だって愛おしい恋人を。] (283) 2023/03/14(Tue) 21:27:39 |
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