人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:人


レイ10票

処刑対象:レイ、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 少年水夫 カイル

 
[少々買いかぶりすぎでは……?>>206
 いや少々どころではなくて、恐縮してしまう。
 占い師のお姉さんに言ったことに、嘘偽りはない。
 しかし、これを強さと言って良いのだろうか。
 なまじ後ろめたさがあるだけに、
 "誉め言葉"になってしまう言葉は、
 自分には不相応だとしか思えない。]



           そんな立派なものではないですよ。
           目的の為なら手段は選ばない
           ……と言うようなニュアンスで、
           いつまでも子供ではいられないと
           思っているだけですから。 
 
 
(0) 2022/05/27(Fri) 3:13:37

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  現実って結構きついですから、
  振り落とされてしまう事もありますよね。
  色々なことが重なりすぎて、
  目を開けていられなかったり。


  自分を責めても辛くなるだけだから、
  一時的に見ないふりをするのって、
  そんなに悪い事じゃないと思います。


[あんな身の上話をした後だから、
 現実のきつさについては説得力があると思う。]
 
(1) 2022/05/27(Fri) 3:14:20

【人】 少年水夫 カイル

 
[でも、だからこそ僕は思う。]


  占いで未来を知ったとしても、そうでなかったとしても、
  結局どうするか決断するのは自分です。
  その先に待つ未来は、全て本人の責任ですよ。
  もし何かに依存して、決断を放棄したなら、
  それも決断を放棄した、本人の問題です。


  自分の運命背負うだけでも、結構辛いものなのに、
  他者の運命にまで責任を感じて、
  一人で背負い込むことはないんじゃないですか?
 
 
(2) 2022/05/27(Fri) 3:16:26

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  相手が大切な人だったりして、
  自分も背負いたい!って
  思う事もあるかもしれませんけど、
  それで心が潰れてしまったら、
  きっとその相手は申し訳ないと思うんじゃないですかね。

  これでは、どちらにとっても辛すぎるでしょう。
  二人で二人分背負うとかなら、ありかもしれませんね。


[生前の知り合いの殆どを失った僕だから、
 自分のやりたいように生きても
(死んでるけど)、

 苦しむ人はいない筈。それだけが、身軽で心地良い。]

 
(3) 2022/05/27(Fri) 3:18:03

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  客観的に見れば死は不幸な事ですけど、
  僕にとっては唯一の救いの道でした。

  いえいえ。
  僕も、お話を聞けて良かったです。 
     
貴女に話せて



[「気にしてない」と言ってくれたから、>>2:207
 頭を下げるのはそこでやめた。]
 
(4) 2022/05/27(Fri) 3:18:29

【人】 少年水夫 カイル

 
[お姉さんから助言を貰えば、僕は目を瞬かせる。>>2:209
 
人の想いは、人智を超える。

           
……それが、負の想いでも?

 
一瞬表情が陰ってしまった気がするが、振り払った。]



  なんだか、すみません。
  僕のことを一緒に願って貰うなんて。>>2:210

  でも必ず叶えたいと思っているので、
  きっと実現させますよ。


         [引き留められることもなかったから、
               僕はそのまま席を離れた。]
 
(5) 2022/05/27(Fri) 3:19:15

【人】 少年水夫 カイル

 
[流れ星に願い事をするおまじない。
 確かにこれは西の方の文化だから、
 東の方に住んでいるであろう
 お兄さんには馴染みがないかも知れない。]



  僕もそこまで詳しくはないんですけど、
  西の方の経典が起源だと聞きました。


          [お兄さんが描いてくれて地図を見る。
           頭の中にある地図との照合を始め、
           場所の特定は出来た。]
 
(6) 2022/05/27(Fri) 3:20:34

【人】 少年水夫 カイル

 
 
      有難う御座います。
      これで、問題ないかと。

      僕はお酒の用意をしてきますね。


  [お兄さんの方に何もなさそうなのを確認したら、
   僕は厨房の方へと向かった。**]
 
(7) 2022/05/27(Fri) 3:20:55

【人】 ウーヴェ



  ─ 過去回想:約束 ─


   いいか、指切りを破ったら
   針千本を飲むことになる
 
   おそらくすごく痛い……はずだ


[ それは腕が千切れることよりも
  もう会えない悲しみよりも
  一人置いて行かれた寂しさよりも




      果たせない約束があることが
               痛かった。  ] 
 


 
(8) 2022/05/27(Fri) 4:32:37

【人】 ウーヴェ



[ 指切りの続きの話をしたのは
  いつだったかな

  また物騒な物言いをして
  驚かせてしまうような物言いになったのは
  前の反応が年相応で嬉しくなったから>>1:57

  針千本はお互い飲むことになるなんて
  この頃は想像もしていなくて。


  いや、冒険者なんていつ死んでもおかしくはない。
  ノアのように強ければ生存確率は高いだろうが

  俺は────……。

              まあ、この通りだ。  ]


 
(9) 2022/05/27(Fri) 4:32:48

【人】 ウーヴェ



[ 絆の巻き方を間違えいてたのか
  幕どころか途中から切られていたものを
  手繰り寄せて確かめることなく

  まだ繋がっているものだと信じて
  辿った先に何もないことに気が付いても
  そこにはまだ見えないモノがあると自分を騙して。

  諦めが悪かったんだ。  ]


 
(10) 2022/05/27(Fri) 4:32:57

【人】 ウーヴェ



[ ノアの夢を近くで応援したかった>>1:61
  剣だって教えてやりたかった>>1:62
  成長して、立派な青年となった彼と

  二つの約束を果たせる日がくると
  信じていた。

  その時にはまた俺の仲間と一緒に
  大きな依頼をこなしたりするのも
  楽しそうだななんて呑気なことを考えて。 ]


 
(11) 2022/05/27(Fri) 4:33:13

【人】 ウーヴェ



[ 手紙出してくれてたんだな>>1:65
  仲間たちのこと
  あの後の俺は知らないんだ。
  手紙を管理するのも俺の仕事だった。
  今は違う誰かがやってるのだろうな。


  なあ、その手紙には何を書いたんだ?
  きっと届いてたのなら
  仲間と読んで、俺が返事を書くはずだ。

  そんなやりとりが始まる未来だって
  あったのにな……。


           届けられなかった言葉



  もしかして悩みとかあったんじゃないのか?
  それとも新しい技を覚えたという報告か?

  相談できる奴はいたか?
  孤独じゃなかったか?


          聞きたいことは山ほどあれど
          どれも届くことのない文字達。 ]


 
(12) 2022/05/27(Fri) 4:33:22

【人】 ウーヴェ



[ それならいっそのこと
  俺のことは忘れている可能性に賭けたかった。
  そんな薄情な奴じゃないことなんて
  とっくに知っているのに。 ]




[ お互いに謝ってさ>>0:-146>>1:-10
  そのための約束じゃないはずだった


       いつか会えるための約束。 ]


 
(13) 2022/05/27(Fri) 4:33:59

【人】 ウーヴェ



[ ここで会うことになるなんてな。
  今度はこっちの姿も
  バッチリ見つかるわけで。 ]


  (まだ、気付かれてない……だろ)



[ 開店から一体どれだけ時間が経っていると
  思っているのかと言われそうだが

  
俺は動揺していたんだ。

  ユスターシュと親しげに話している相手の姿が
  ノアだったことに。


  また”酒場”ここに来たのかと。

  
そうだ俺は怒っているんだった。

  
怒ってやろうと思った。



  でも最後に見た時から
  また年を重ねたノアの姿を見て
  安心したのも事実である。 ]


 
(14) 2022/05/27(Fri) 4:35:49

【人】 ウーヴェ




   
あちらのお客さまからです



[ 変装用の眼鏡なんてなかったから
  前髪を崩して
  声色を少し変えて見せれば

  
バレはしない。
そうだろ?


  ちなみにあちらと指した方向には
  目を凝らしても誰もいない空間だ。


  お酒を一緒に飲めなくとも
  俺の好きなお酒を飲んでもらいたくて
  一口分の「ギムレット」を

  ノアが一人になった頃に
  そっと差し出すのだ。

  これは俺の奢りだから、
  一口分許してくれよなマスター。 ]


 
(15) 2022/05/27(Fri) 4:38:32

【人】 ウーヴェ



  ─ 残ったモノ ─



   結局残っちまったな


[ 明けの時間が近付いた頃、
  鍋の中の肉じゃがを見て>>0:207
  思わず乾いた笑いが出る。
  メニューに載せてないんだ、当たり前だ。
 

  一口、口に含めば。 ]


   ……冷たい



[ 冷めてしまった料理。
  塩分が控えめの薄味で

  最初は俺の仲間も良い味だと言って食べてくれた。
  けれどいつしか俺の食べる量が増えて
  そして作る場所すら無くなってしまった。 ]


 
(16) 2022/05/27(Fri) 4:45:23

【人】 ウーヴェ





   また食べるのは俺だけだけど
   無駄にはしないから



[ 旅をしていれば
  食べきれなくて捨ててしまうこともあった。
  それはとても悲しかったから
  この姿になってでも食べることができて
  良かったと思う。 ]**


 
(17) 2022/05/27(Fri) 4:45:36

【人】 ユスターシュ

 ― 回想:カイル ―


 はは、そうかそうかよ


[良い人なんて、己に似合わない。>>2:244
 駄目な大人にそんな事言うのはお前位だと
 そう思った。
 そう確信してくれるのは、まぁ嬉しいが。


   迷いの先が闇だったとして
    闇だけが待ってるなんて理不尽あって欲しくない。
               そう願うだけはいいだろ?]

 
(18) 2022/05/27(Fri) 7:56:23

【人】 ユスターシュ

 
[手はすぐ離れた。>>2:245
 もう少し、と思ったけど引き止めはしなかった。]



 そうだな。悪い。
 カイルは見た目知り合いと
 年が近いからつい、な


[生前最後に見た娘も似た年頃だった。
 珍しく、自分から自分の事を零した気がする。


 死亡からの年月足しても自分の方がずっと年上だけど
 この子の方がずっと大人にも感じる。
 子どもの内は子どもで居ていいのに、とは思うが
 しっかりしているのは悪い事でないから言わない。]

 
(19) 2022/05/27(Fri) 7:56:26

【人】 ユスターシュ

 

 ああ、行って来るな >>2:246  

[いつも通りの調子で、ひらりと手を振った。]**
 

 
(20) 2022/05/27(Fri) 7:56:29

【人】 ヴィム



 [ 質問を返されれば顎に指先を当てて
   軽く思案する。

   彼の気がかりに気づくわけもなく。



   どうかな。僕もエスパーじゃないからね。
   君が小さくないと思うならそれが正解だ。


 [ 話がぶれぬようにその前提だけはしっかりと告げる。
   物事の大小を決めていいのは当事者のみだと
   当たり前だとしても、案外忘れがちな事だから。]



(21) 2022/05/27(Fri) 8:16:06

【人】 ヴィム



     ゴーストと聞いて惹かれる人は
     そのほとんどは人を失う痛みを知っている。

     消えないと知ってもなお、消そうともがく。

     死者に逢おうと願う人も
     死者への弔いで自死を願う人も

     形は違えどその根幹は同じものだ。



(22) 2022/05/27(Fri) 8:19:47

【人】 ヴィム




      誰かに逢いたい、と。

         君も思っていたりするのかな?




(23) 2022/05/27(Fri) 8:20:57

【人】 ヴィム




───終章:W英雄Wの苦悩───



(24) 2022/05/27(Fri) 8:31:14

【人】 ヴィム




 [ 国を蝕む脅威は過ぎ去った。
   隣国は国力を失い、平和の再建を目指し始め
   メルヴェイユは国の為に命を懸けた
   小さなW英雄 クロエWに栄誉を与え
   この国の守り神だと盛大に祭り上げた。

   元は落ちこぼれた魔法使いという話が
   大衆の心を強く惹き付けたのだろう。
   クロエの努力は大きな美談として語られ
   師をその手で殺し、止めた勇姿は
   まさに勇者だと讃えられた。


   しかし師を殺し、国を救った少女は
   祭壇の上で表情を曇らせていた。]




(25) 2022/05/27(Fri) 8:32:10

【人】 ヴィム




 [ 人殺しはどこまでいこうと人殺しでしかない。

   国を守るために命を懸けた本当の英雄は
   自分ではないのに。

   最愛の師の屍の上でW英雄Wにされるなんて

         そんな重圧に耐えられるわけがない。]




(26) 2022/05/27(Fri) 8:32:56

【人】 ヴィム



 [ W英雄Wは自分が建てた師の墓の前で
   大粒の涙を零す。

         「死にたい。」 「殺して。」


   青年の霊が在る丘の上
   W英雄Wは懇願するように崩れ落ちた。

   何日も、何日も、
   やつれ細った身体をひきずり


         今にも消え入りそうな声で、何度も。]



(27) 2022/05/27(Fri) 8:34:18

【人】 ヴィム



 [ 見兼ねた青年はその手を伸ばす。
   
しかし無慈悲にもその手はクロエの身体を

   すりぬけ、青年の想いと共に空を切る。



   自分にはもう、触れる資格もない。
   そう突きつけられているような錯覚さえ覚えた。



   やがて衰弱の果てに墓の前で倒れたW英雄Wに
   青年が出来ることは何も無く。

   死にゆく最愛の弟子をただ人知れず
   涙ながらに看取ることしかできなかった。]



(28) 2022/05/27(Fri) 8:37:36

【人】 ヴィム



 [ 赦してほしいとは言わない。

   ただ最愛の弟子を守ろうとしただけのこと。
   しかしそれも結局彼女を追い詰めただけ。


   何が正しかったのか。
   青年にはもう、何も分からない。


            もう二度と
            この心の痛みは、消えない。]



(29) 2022/05/27(Fri) 8:38:09

【人】 ヴィム




   これが、歴史には残らない


         V.i.Mの辿った、全てだ。



(30) 2022/05/27(Fri) 8:38:50

【人】 ヴィム



     V.i.M



      W
Vi
ctim of the
M
erveille"メルヴェイユの尊き礎




(31) 2022/05/27(Fri) 8:40:13

【人】 ヴィム




      僕の、いや。


            僕たち
の、全てだ。**



(32) 2022/05/27(Fri) 8:41:51

【人】 少年水夫 カイル

 
[厨房に戻ってきて、お土産用のお酒作りを開始する。
 と言ってもフルーツやスパイスを予め漬け込んであるから、
 僕が手を加えることは、そんなにないのだけれど。



 赤ワインのサングリアは、
 苺、オレンジ、ラズベリー、
 ブルーベリー、柘榴が漬け込まれている。
 これに砂糖やシナモンなどの調味料も入っていて、
 お酒が得意じゃない女性とかでも、
 飲みやすいんじゃないかな。


 預かった瓶に丁寧に、サングリアを注いでいく。
 僕はここで
スターフルーツ
をスライスして、一切れ入れた。
                
指を組み、目を閉じる。]

 
(33) 2022/05/27(Fri) 20:19:29

【人】 少年水夫 カイル

 
[今日はとても霧が深いからね。
 残念ながら星どころか周囲も見えないけれど、
 ここから目的地は離れている。
 帰り着くまでに、何度か夜を迎える筈だ。



 
僕は毎晩、ここで流れ星を探すよ。

 見つけたら今度こそ、きちんと本物の星にお願いする。
     事情は知っているみたいだし、
     ウーヴェに言ったら一緒に探してくれるかな?

 今日のこれは、予行練習。
 願い事3回に所在地まで、
 星が落ちる前に言い切るのは中々大変だからね。]
 
(34) 2022/05/27(Fri) 20:21:03

【人】 少年水夫 カイル

 
[用意が整えば、またターバンのお兄さんの席へと戻る。]


  お待たせしました。
  お持ち帰り用の、赤ワインのサングリアです。

  僕がサングリアを選んだ理由は、
  生前ホットワインをよく飲んでいたからなんです。
  あれは過熱してアルコールを飛ばしているので
  お酒ではないですが、

  材料があまり変わらないので、
  サングリアも味に馴染みがあるように思えて。

  寒い北の海で、オーロラを眺めながら父と飲みました。
  毛布にくるまって、二人身を寄せあって。


[どんな奇跡をもってしても取り戻せない、僕の
宝物
。]
 
(35) 2022/05/27(Fri) 20:22:25

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  飲んでいたのは普通のホットワインです。
  でもこの味は、僕にとって特別なもの。
  今でも冬になると時々飲みます。この店で。


  失ってしまった悲しみを呼び起こしても、
  僕はこの味が恋しくなる。

  一人だったら絶対に飲む気にならないと思います。


  ここには少なくとも僕にとって、
  "大切な仲間いいゴースト"しかいないから……。
  だからここで飲むホットワインは、
  とても美味しいんですよ。

 
 
(36) 2022/05/27(Fri) 20:23:21

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  さっき別の店員と、
  そのお友達と飲んだらいいって話しているの、>>2:194
  一寸盗み聞きしてしまいました。すみません。
  ゴーストになった後のご友人と一緒に飲んだことは、
  今まで無かったみたいですね……。



  ここで働いていると分かるのですが、
  出会ったばかりの相手でも、一緒にお酒を飲むと、
  一人で飲むよりもずっとお酒が美味しくなります。
  皆で乾杯した後の一口は、
  一味違ったりはしませんでしたか?
>>2:200
 
 
(37) 2022/05/27(Fri) 20:23:47

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  魔法をかけるより確実に、特別な製法よりも強く、
           誰かと一緒に飲むことは、
           お酒を何倍も美味しくします。



  それが、自分のことを深く
  大切に想ってくれる友人だったら、
  尚の事、味は変わってきますよね。

  だからこのお酒を"特別"にするのは、出来るのは、
  僕はお客様ご自身なんだと思いますよ。

 
 
(38) 2022/05/27(Fri) 20:24:23

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  ……とは言っても、お約束通り、
  僕は全力で祈りました。
  お二人に、美味しく飲んでもらえるように。
  
想いがが通じること、心から願っています。



[希望を託すように、僕は瓶を手渡した。
 これが、お客様の求める答えではないだろうことは、
 僕も分かっている。

 それでも僕は奇跡を起こす役割を果たすのは、
 見ず知らずのゴーストではなく、
 友達の為にここまで頑張れる、
 お兄さんであってほしいと思う。

     
人の想いは時に人智を超える。
>>2:209
     ついさっき僕は教えて貰ったばかりだからね。**]
 
(39) 2022/05/27(Fri) 20:25:15

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[困らせてしまっただろうか。
 思案する姿にばつが悪く眉を顰める。
 声だけは先に聞いていても、
 実際会ったのはつい先程。名前も知らないくらいだ。]
 

  いきなり考えさせてすみません。
  そう、じゃあ"大きなもの"にさせて貰いましょうか。
  実際に悩んでいますので。


[続く言葉には首を傾げ]

  
  残念ですが違います、けど近いとも言えるのかな。
  
逆ですよ。

 
(40) 2022/05/27(Fri) 23:19:40

【人】 天馬騎士 エアハート

 
   
私はあの人に……


      
逢いたく無い、と思っています。

 
(41) 2022/05/27(Fri) 23:19:57

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  君
というからには、
  店員さんには逢いたいと思う人が居るのですね。*
 
(42) 2022/05/27(Fri) 23:20:11

【人】 偽冒険者 キンウ

 
 えーと、ホタテの酒蒸しも頼んでいいかなぁ…

[常に大食い、というわけではない。
けれども、食べれる時に食いだめしておく
生存本能
というのか。

……それとも。
美味しい飲み物を特別仕立てしてくれたり、
あるいは故郷の美しい盛り付けを再現してくれたり、
そんな
心尽くしのおもてなし
に甘えてしまったというのか。

エアハートの懐具合にも甘えてしまっている
]

 あの、お願いしまーす!

[もし手の空いている店員がいたら
追加注文するのを躊躇わないだろう]*
(43) 2022/05/28(Sat) 0:41:07

【人】 偽冒険者 キンウ

 
[フィアンメッタの前にあったカクテルは>>2:114
もう飲み干されていたのかどうだったか。

──僅かに日の光を含むような海の色だった。
彼女の瞳の色に似た淡く美しい色だ。
…きっとそのカクテルにも、
おもてなし
の心が込められていたのだと思う。

フィアンメッタが占い師として優秀…という声が。>>2:46
城下町での、彼女とエアハートの会話を思い出せば、
十分に裏付けられて。

その後も、セーラー服の少年の声は
所々、聞くともなく聞こえていた>>2:92]

 
……会いたい人がいる……


[その言葉を、小さく復唱してみる。

……あの日別れたギョクトの生死は不明だ。
けれども、東方諸国を抜けた後、彼の加護の力が感じられない。
アタシを吹き飛ばした空間移動の力。
あんなに力を使って……
あの後、ギョクトが無事だったとは思えない。


ギョクトにもう二度と会えないのか、
僅かでも希望は残っているのか
フィアンメッタなら、占えるのだろうか?]
(44) 2022/05/28(Sat) 2:37:32

【人】 偽冒険者 キンウ

[“不安に思っていることを打ち明けて、
  助言を貰って少し前を見られるようになる。”>>2:91

少年の言葉が頭の中で何度かリフレインした……
けれども、占ってもらった結果が
 “不都合な現実”だったとしたら?

しばしの逡巡のあと、あの時心に響いたのは
フィアンメッタのその後の言葉だ。


  「会いたい、と強く願う事よ。
     人の想いは時に人智を超えるから。」
 >>2:209


瞼にほんの少し涙を湛えてしまったのを、
見た者はいただろうか?

……一つの不安は
浄化
された。

けれども不安は──悩みと言い換えてもいいだろうか?
──それだけではなかった]**
(45) 2022/05/28(Sat) 2:44:05

【人】 少年水夫 カイル

 
閉店後:MiraggiO


[夜は明け、霧幻の宴は終わった。
 お客様が帰り始める頃、
 僕は食器やテーブルの片づけをしながら、
 ペガサスナイトのお兄さんの席の会計だけは
 横目でしっかりと見守った。

 本当に全部お兄さんの奢りだったのか……。
 それは会計を見届けた者のみぞ知る。


 明け方にウーヴェが肉じゃがを
 食べているのを見たけれど、>>16
 残ってしまった料理はきっとそれだけではなかった筈。
 そんな料理を従業員たちで、互いを労いながら食したい。
 「皆でお疲れ様会をしようよ!」なんて
 提案してみたけれど、
 参加してくれた人はいたかな?]

 
(46) 2022/05/28(Sat) 7:19:20

【人】 少年水夫 カイル

 
 
(占い師のお姉さんには、悪い事をしちゃったな)

 
(47) 2022/05/28(Sat) 7:19:49

【人】 少年水夫 カイル

 
[僕の願いが叶う様にと、純粋に応援してくれた。>>2:210
 そうと知らないと分かっていながら、
 悪事の片棒を担がせてしまったようで心苦しい。




       僕の会いたい人は、大切な人でも何でもない。
       寧ろその逆、―――憎い
だった。]

 
(48) 2022/05/28(Sat) 7:20:31

【人】 砂の民 スティグ

 
さて食うか…


[目の前のクレープが乗った皿に正面から向き合う。
しかしどこから食べようか。
皿全体にチョコレートソースで繊細な模様が書かれており、どこから食べても何か崩れる。

暫くの後、首を軽く振った。
あきらめよう。
むしろこのチョコレートソースを皿に残さず皮で攫い尽くす事が重要だ。

手元にあるスプーンで皮を切りつつ皿の上に直に描かれた部分のソースもその皮で拭うように取る。
そしてクリームを少しと、初手から豪華にブルーベリーとラズベリーを一個ずつ乗せた。

そのまままとめて口に運ぶ。
うまい。
この薄い皮大好きだ。

しかし構成要素全部好きなため、より残量のバランスを考えて食べて行かなければ…
暫く、クレープに無言で向き合い、食べ進めていただろう。]
(49) 2022/05/28(Sat) 8:03:41

【人】 砂の民 スティグ

[暫く真面目に食べていた後、席に来てくれたのは、先ほど書いた地図を持って一旦裏手に入って行った店員の少年だった。
手元には、あの瓶がある。
中には赤いサングリア、そして、黄色い果実…スターフルーツが浮かんでいた。
さっきの流れ星の話をすぐに思い出す、鮮やかな黄色だった。


瓶を持ってきた彼の話を聞く>>35
…彼の父親は、今どうしているのだろう。
それとも一緒に亡くなったのだろうか。
少年がどうやって死んだかなど、自分には知る由もない。

それでも、続く話>>36には、そうなんだ、とほっとしつつ納得した。
「ここで飲むホットワインはとても美味しい」
よくわかる。

少年のほかにも酒を持って来てくれた彼らのことを思い浮かべる。
あの年齢で亡くなっている。
語りたくないこともありそうだった。
けれども、優しかった。

傍から見れば、幽霊に憑りつかれているとしか見えないのかもしれない。
でも、もう自分にはそうとしか思えないのだった。]
(50) 2022/05/28(Sat) 8:05:50

【人】 砂の民 スティグ

 
うん。


[続く彼の言葉>>37にも、素直に頷く。
本当にこの少年は、自分よりよほど長生きしているように思う。
酒の飲み方を、知っている。
いや、ここに来たから、ここで過ごしたから知ったのだろうか?
それも自分が知ることはない。


彼の話を聞きながら、ずっと昔の、戦争前の村の酒場で、友人と、皆と酒を飲んだことを思い出していた。
自分はあのころもザルだった。
けど、確かに、今より何倍も酒がうまかった。
思い出しても虚しいだけのことを思い出さないようにしていたついでに、酒のうまさも自分は忘れていたのかもしれない。]
(51) 2022/05/28(Sat) 8:07:32

【人】 砂の民 スティグ

 
ありがとう。
…あのさ、君が願ってほしいことはないのか?
僕はこれから、この酒を持って故郷に帰る。
何日も、馬車や歩きで草原を越えていくんだ。
きっとよく星も見えるだろう。
流れ星だって何日ものうちにはいくつも落ちる。

もう、願いのかけ方も覚えたし、ここの場所も知っている。
君が僕のために祈ってくれたように、僕も君のために祈るよ。


[少年の酒を受け取りながら、彼に聞いてみた。]**
(52) 2022/05/28(Sat) 8:08:51

【人】 ヴィム



   人の心というのは面倒で、美しい。
   人の数だけ色は増え、心の数だけ答えがある。

   考えさせる事は、悪いことじゃないよ。


(53) 2022/05/28(Sat) 9:06:34

【人】 ヴィム



 [ 少なくとも彼が思い浮かべた
   ビターテックな恋物語の登場人物は
   あまりに色濃く、美しくないようだが。>>41



(54) 2022/05/28(Sat) 9:06:54

【人】 ヴィム



   いる、と言うべきか
   いた、と言うべきか


         心当たりはある。


(55) 2022/05/28(Sat) 9:07:24

【人】 ヴィム



 [ 返された問いかけを青年は肯定して。
   その並々ならぬ本音を聞いたとあれば。>>41


   何にしても、気をつけないとね。
   その子に聞かれれば

   そちらの世界へ
   引きずり込まれてしまうかもしれない。


 [ そう警告を口にするだろう。

   Wあの人Wが死者か生者か。
   生者であればまた違う意味合いに
   聞こえてしまいそうなものだが。]


(56) 2022/05/28(Sat) 9:07:51

【人】 ヴィム



   同情も同調もしないことだ。

      僕が言えるのはそれくらいだね。


(57) 2022/05/28(Sat) 9:08:07

【人】 ヴィム



 [ そう伝えるとちょうどブイヤベースが届いて。]


   それじゃ、ごゆっくり。


 [ ありがとうと一礼をすると
   青年は仕事へと戻っていく。]**


(58) 2022/05/28(Sat) 9:08:17

【人】 偽冒険者 キンウ

 ──霧の夜:『MiraggiO』店内〜扉付近──

[ ──「何故、この酒場に来たのか?」>>2:38

そういえば少し前に、その問いには何て応えたっけ?

 
──美味しい海鮮料理が出る!って聞いたから。


多分、そんな感じで応えた。
酒場の各テーブルから漏れ聞こえてくる“人”の声を拾えば
ゴーストの存在に一番懐疑的だったのは
自分だったのではないかと思う。
それでも、仮にも招かれるに足る要因はあったはず……。


 ──「ここには“いいゴースト”しかいない”>>36

少年の唇から発せられた“ゴースト”という言葉には
何か暖かいニュアンスが混じっているように感じられた]


 
強く、願えば、会えるのかな。

 
生きていても、死んでいても。
例えゴーストになっていたとしても。


[そう、呟く]
(59) 2022/05/28(Sat) 15:02:58

【人】 騎士 ノア


  ── 回想:霧の昼 ──



[ 彼女の記憶を奪って数日間
  まともに起き上がることすら出来なかった。

  どこを向いても、目を閉じても、
  気味の悪い三日月型の目がこちらを見ている。

  脳裏に焼き付いた痛み。
  同じ器官などないはずなのに
  鮮烈に感じる抗えない、恐怖。
  
  自分が目の前で見せられた光景だからこそ
  余計に 酷く 覚えてしまうという、のに。 ]

 
(60) 2022/05/28(Sat) 15:05:24

【人】 騎士 ノア


[ ────わらったのだ。

  彼女はこちらを見てわらった。
  僕の目に映る彼女の口角は、
  ひきつりながらも上を向いていた。
           
  判断能力もまだ大人には遠い歳
  命が奪われないのなら
  そう言って散るのをどう止められよう


  代わりになる重さは変わらないのに
  口が鉛のように重い

         身体だけは耐えられず
         今にも剣を抜きかねなかった
         ...私の動きはその笑みに止められた。]


 

   
あ"
 、  あ"ぁあああああ!!!

  

[ 男の嗤い顔が頭から、消えない。 ]

 
(61) 2022/05/28(Sat) 15:05:32

【人】 騎士 ノア


[ 僕が一番についたから
  考えもなしに飛び込んだから
  まず一人の少女が死んだ

  二人を助けられる力を持っていなかった
  自分の力を過信したから
  もう一人の少女の心が死んだ

  唯一無傷で助かれた最後の少女さえ
  守ったのは私ではない

  二人分の死を 消えない罪を
  背負って 背負って 背負って
  ここ酒場まで歩いてきた。 ]

 
(62) 2022/05/28(Sat) 15:05:36

【人】 騎士 ノア


[ 座り込んだ暫くの間
  誰かが居るなんて思ってもいなかった。
  
  不意に思い出したのは、
  ずっと前にした約束。


          美味しい飲み方は知らないまま
          飲める歳も大分すぎた。


  まだ覚えてるよ
  信じる強さを宿した緑眼と
  少し遅くに知った貴方の名ウーヴェは。


  忘れたくなかった何もかもの中
          声がもう、
思い
出せ
ない

          
人は声から忘れていく
 ]

 
(63) 2022/05/28(Sat) 15:05:41

【人】 騎士 ノア


[ ───帰り道、
  町へ向かって歩いていた。

  住宅地を駆け回る子どもからは
  無意識に目を逸らしながら


  少し店も増えてきて
  ちょうど花屋の前に差し掛かった時だった
  店番...にしては、少し小さな お店の子に
  声をかけられたのは。 ]
 
(64) 2022/05/28(Sat) 15:05:46

【人】 騎士 ノア



 「 こんにちはー!
   お兄ちゃんお花つけてるの!
   かわいいねぇ、 」


[ 指さされた先には
  服に差し込まれた一輪の花。>>1:191

  気づいた時には少し花びらがよれていて
  ...いつこんな所に?


  不思議そうにまじまじと花を見れば
  ───どこか懐かしいような、気がした。 

        戦闘に使えるものだけが魔法じゃないんだね
        人を笑顔にするような類もあるんだ

  
  素敵な魔法を知って微笑んだ一時
  残る花弁から思い出したのは
  久しく忘れていた
陽の感情


               どうか元気で
               ...そう 願った ]

 
(65) 2022/05/28(Sat) 15:05:49

【人】 騎士 ノア


[ 花びらに、薄い水が1滴
  目許を抑えた 今もそれだけの 思い出話 ]**

 
(66) 2022/05/28(Sat) 15:05:51

【人】 偽冒険者 キンウ

[……ふと、風にあたりたくなって、席を立った。
出口の扉に近づく。
 
今日という日でなくても。
    例えば100年後の来世でも、もし……



扉に手をかけた時
少し前に聞こえたターバンの男性の話を思い出した。
ターバンの男性にも、ゴーストの友人がいるのだという話だ>>1:234
でも、「顔は焼けただれて」……>>1:234

もしあの美しい顔が焼け爛れていたら。
アタシは子供の頃と同様に
迷いなくギョクトの腕に飛び込めるのだろうか?] 
(67) 2022/05/28(Sat) 15:08:39

【人】 偽冒険者 キンウ


[僅かの逡巡の後、思い切って扉を開ける]

 ──……………っ。


[密度を増した濃い霧が、立ち込めるばかり]**
(68) 2022/05/28(Sat) 15:09:30

【人】 ウーヴェ



   ─ 回想:恋しさと明日 ─


   そうか
   あるんだな、恋しいモノ

   故郷じゃないのなkら
   人か、物か、思い出か


[ ”故郷”そのものではなければ>>2:170
  そこであった出来事や物
  可能性として大きいのは人だろう。と推測して。 ]


 
(69) 2022/05/28(Sat) 16:46:41

【人】 ウーヴェ



   帰りたいと思うか?
   今でも、その場所に

   生きてるんだから

   恋しいのなら
   確かめに行ったら良い

   その足は飾り物か?
   動ける足があるじゃねぇか    


[ なんて、今でも逃げ続けている俺が
  言えたことではないのだけれど。
  俺とは違う意志の強さが見えたから。


  窓の外、霧で先は見えないけれど
  きっと彼女には何かが見えてるのだと思う。 ]


 
(70) 2022/05/28(Sat) 16:46:48

【人】 ウーヴェ



  
   人の足は
   前に進むために在ると思う

   後ろに戻るのだって
   進む、って使うだろ?

   戻るのだって前に進んでいるんだ

   同じ道にはもう戻れない
   同じ場所には帰れない


   だからこそ前に一歩踏み出せ

   未来に明日に進むためにな **

 
(71) 2022/05/28(Sat) 16:46:55

【人】 ウーヴェ



   ─ 回想:残す物と待ち人 ─


 [ どうやら残された物に心当たりが
   あるような反応する彼女>>2:225

   死後の会える可能性を伝えれば
   彼女はそのまま道を選択しそうだから

   彼女の求めている人が
   待ってるかもしれないという可能性は
   告げなかった。
   魂だけの存在には時の流れは無限だから
   彼女が自分の生を納得して終わらせて
   その先に、彼女の願う人が待っている。

   再会を俺は望むよ
   でもそれは”今”ではない。 ]


 
(72) 2022/05/28(Sat) 16:47:07

【人】 ウーヴェ



    見つかるものなら
    誰でも良いと思ってた

    でもきっと
    誰か知ってる奴が見つけてくれたら……と
    思っていたのかもしれないな

    俺はむしろ殺した奴
    原因を作った奴らに
    持っていてもらいたいね


    懺悔の念でも
    後悔でも
    忘れないでいてくれる奴に


 
(73) 2022/05/28(Sat) 16:47:14

【人】 ウーヴェ



    見つかるものなら
    誰でも良いと思ってた

    でもきっと
    誰か知ってる奴が見つけてくれたら……と
    思っていたのかもしれないな

    俺はむしろ殺した奴
    原因を作った奴らに
    持っていてもらいたいね


    懺悔の念でも
    後悔でも
    忘れないでいてくれる奴に


 
(74) 2022/05/28(Sat) 16:47:14

【人】 ウーヴェ



    死者ってさ
    生者が冥福を祈る、その人数で
    生きている時の罪を秤に掛ける
    なんて思われている国があるみたいだな

    死んでからは審判ばかりらしいぜ
    俺なら死んでもごめんだね
    死んでんだけど


    俺はさ、誰も冥福を祈ってくれるやつ
    いなかったし丁度良かったんだ


    生者でいるときに縁のあるやつしか
    出来ないことだからさ
    お嬢ちゃんは祈ってやってくれ

    願いは届くよ

 
(75) 2022/05/28(Sat) 16:53:05

【人】 ウーヴェ



 [ この質問には>>2:226
   遠回しに自分のことも混ざっている。
   一人のゴーストとしての意見ってことで
   参考にな。 ]


                        石だって投げればどこかに当たっただろ?
                        願いだって投げとけよ、
                        狙い通りに当たるかもしれないだろ


 
(76) 2022/05/28(Sat) 16:53:17

【人】 ウーヴェ



    おー、悩めよ若者
    悩んだ数だけ心が頑丈になるぜ

    シーフードピザな、了解
    どんどん食べて大きくなれよ


 [ 笑いながら揶揄うように一言付け足して……
   最後のは余計だったか?

   ピザは大人数で食べるには向いているしな>>2:227

   まさか一人で食べるなんてことは……
   あったりするのか?
   その答えは後でわかることになるはず。 ]**

    

            あと俺は優しくないゴーストだからな
            勘違いすんじゃねーぞ
            シーフードピザが
            ハバネロまみれになってないといいな?


 
(77) 2022/05/28(Sat) 16:53:47

【人】 ウーヴェ



   ─ 回想:乾杯 ─


[ 乾杯。
  人との出会いに。
  祝い事に。
  記念日に。

  小気味良いグラスの合わさる音
  高く上がるグラス

  そして口に広がる求めていた味わい。
  体の奥へと染み込んで
  今日という日を特別なものにする。

 
  まさか最初の言葉を使われるとは……>>2:251 ]


 
(78) 2022/05/28(Sat) 16:53:56

【人】 ウーヴェ



 [ 合わさったグラス。
   グラス越しにこちらの顔が見えたとしたら
   その顔はほんのりと赤みを帯びていたことだろう。

   でもそれはすぐに
   彼の背中を叩く動きによって変わるはずで。



    
一瞬だけ見えた……? 恥ずかしいから内緒な? ]**


 
(79) 2022/05/28(Sat) 16:54:09

【人】 砂の民 スティグ

 
…うまかった。


[満足げなため息をついた。
皿の上は綺麗に何もなくなっている。

あの皮、次に食べるのは何年後になるだろうか。
それとも案外、色んな所に置いてあったりするのだろうか…
あの皮を探して色々な酒場を巡るのも、ありなのかもしれない。

とはいえ、今日は、満腹だった。
もう酒くらいしか腹に入らない。

鞄の中をちらりと見る。
3つの中身が入った瓶に、2つの空き瓶。
これだけ揃えば、もう十分だという気持ちもある。
彼らの酒を、友人が喜んで飲まないわけがない、という確信にも似た気持ちがある。]
(80) 2022/05/28(Sat) 19:36:59

【人】 砂の民 スティグ

[だけども…
今なら自分も、今の友人とでも、昔のように一緒に沢山のうまい酒を飲める気がする。
そして、友人もそれならともっと沢山欲しがってくれるのでは、と思う。
友人が、昔の酒場で一緒に過ごした夜を今も覚えていてくれているのなら。

つまり…これを分け合うだけでは足りんかも。
自分も楽しく飲むなら猶更だ。
さっきの店員も2杯作ろうかと言ってくれていたのに、今更うまい酒の味を思い出してしまった自分が憎い。
いや、彼と飲んだ酒もうまかったから、これは彼の責任でもある…


謎の責任転嫁を始めようとした時、机の上の写し紙に挟んだままの青い薔薇の花びらが目に入った。
そういえば、店の外に立っていた、胸元に薔薇を挿した彼も先ほど、店内で青年に料理を運んでいたようだった。
やはりこの店の店員だったのだ。]


すいません、お酒を貰えますか


[店内をぐるりと見回し、
彼の姿が目に入れば、どこか軽い気持ちで声を掛けた。]**
(81) 2022/05/28(Sat) 19:38:37

【人】 偽冒険者 キンウ


[全てを覆いつくすような霧。

それは怖い?

いや、どこか優しかった。


先を見通すほどに濃く深く
しろねず色
から
真白
に近くなってゆく。

……ギョクトの真名は真白マシロ
一度は堪えた涙だった。
でも今、はたりと。
涙が一粒零れた。

と、その時。
背後から声がかかったのだ]


 「帰りたいと思うか?
   今でも、その場所に」>>70

[……アタシが後ろを取られるなんて。
さすが、神出鬼没のゴーストだね?]
(82) 2022/05/28(Sat) 21:12:00

【人】 偽冒険者 キンウ


 「恋しいのなら
   確かめに行ったら良い」


 [ ……うん、恋しいよ。
  でもね、私は東へ征けなかった。
  いつもアタシは逃げていた。
  追いかけて来るんだ。
  『抜け忍』は許されないこと。
  アタシの頭の中の情報がアタシを殺す]

 
 「同じ道にはもう戻れない
    同じ場所には帰れない

   だからこそ前に一歩踏み出せ」>>71

 [ゴーストのお兄さんの言葉は続く。
 扉の外を向いたままの、肩が震える]
(83) 2022/05/28(Sat) 21:17:13

【人】 偽冒険者 キンウ


[だっておかしいよね?
……まさかゴーストに
生きるための背中を押されるなんて]

 お兄さん、やっぱり貴方は
“いいゴースト”
だね。

 ねえ、お兄さん。良ければ貴方の名前を教えて?
 ……貴方のことを覚えていたい。

 
──
今日の出逢いを覚えていたい。

 この地で旅が終わっても、終わらなくても。



[──しまった。
人に名前を聞くには、まず自分から名乗らなければ]
(84) 2022/05/28(Sat) 21:18:34

【人】 偽冒険者 キンウ


 アタシはキンウ。
 でも、それはこっちでいうミドルネームみたいなもので。
 ファーストネームはね、“陽葵”ヒマリ

[振り向いた顔には、もう涙の痕はない。
それから、こころもち顔をあげて]*
(85) 2022/05/28(Sat) 21:20:30

【人】 フィアンメッタ



  「いつまでも子供でいられないと思えるのは
   立派だと、私は思います。>>0

   ……叶うなら、いつまでも子供でいたい。
   そう思う人は、少なくないから。

         
責任なんて、捨ててしまいたいと。」


 
(86) 2022/05/28(Sat) 23:38:26

【人】 フィアンメッタ


  見ないふりをしてもいい。>>1
  そんな風に、言ってもらえるとは
  思ってもみなかったから
  ぱちり、と瞬きをして。

  現実のきつさの説得力は、それはもう。
  言葉の重みが違う。だからこそ、響く。

 
(87) 2022/05/28(Sat) 23:38:51

【人】 偽冒険者 キンウ

[それからしばらくして、アタシは化粧室へと向かった。

鏡の前で、パン、と両の頬を叩く]

 あーーーー、勢いで真名を明かしちゃったなぁ。>>85
 腹を割って話そう、どころか、
 犬が腹を見せるようなことをやってしまった……
 ……だって、優しいんだもの。

[真名を呼ばれると魔に引き込まれるという言い伝え。>>0:189
ギョクトもアタシを飛ばした時は真名を呼んだ>>0:478

ダイジョウブダヨネ?ミンナ、イイゴーストサンダヨネ?


言い伝えは日輪の国独自のものかもしれないし。
そもそもあの時、ギョクトが真名を呼んだのだって
咄嗟だったからかもしれないし…]

 でも、フィアンメッタには言わなくちゃ。
 
友達になりたいんだもの。


[そんな風に独り言を言っていた所に
もしもフィアンメッタが来合わせたなら
真っ赤になってしまったかもしれないね?

とにもかくにも、その後アタシはテーブル席に戻った]**
(88) 2022/05/28(Sat) 23:39:18

【人】 フィアンメッタ



   「……っ、そうね。

    私の運命は……
    他人の運命を背負うことだと。
    ずっと、そう思っていたし、
今も、少し。」


  
持って生まれた力からは、逃れようがないから。

  でも、決断した本人の責任、という言葉に
  救われてしまうのも、事実で。
 
(89) 2022/05/28(Sat) 23:40:57

【人】 フィアンメッタ



   「ありがとう。
    そうだったらいいな、と思う。」


  私がセシリーに話していたならば
  背負わなくていいと、言ってくれていたのか。
  それは、わからないことだけれど。

   
(90) 2022/05/28(Sat) 23:42:08

【人】 フィアンメッタ



  一瞬、曇った表情に、>>5
  もしかして、
前向きな願いではなかったのか、
と。
  思わなくはないけれど、それでも私は
  彼の願いが叶うように祈ろうと思う。


   「祈ることしかできないけれど…
    応援しています。

    会って、成したいことを、成して。」


 
(91) 2022/05/28(Sat) 23:43:15

【人】 フィアンメッタ


  だからこそ。
  私はたとえ彼の願いがどんなものであろうと
  応援したい、と思うの。*
 
(92) 2022/05/28(Sat) 23:46:26

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[遠く離れてしまった人なのか、
 もしくは既に亡くなってしまった人なのか。
 彼の言葉>>55に思案する。
 ゴーストとなったからには一度死を経験している身
 何か並々ならぬ思いでもあるのだろうか。

 
 ここで死者の想像はしたものの、
 俺の悩みに関する人物があまりにも濃すぎて
 考えが別の方向にいってしまったのは
 もし後に気付く事があれば顔を赤くして
 空に逃げたくなるものだ。]

 
(93) 2022/05/29(Sun) 5:35:34

【人】 天馬騎士 エアハート

 
( "そちらの世界"とは……!?一体何ですか!? )

 
(94) 2022/05/29(Sun) 5:35:53

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  いえ、それは……それだけは
勘弁願いたいです

  仰る通り、肝に銘じておきます。

  心当たりがあるのなら、
  貴方のほうは、その"誰か"に逢えると良いですね。
  内情は知りませんが、貴方自身が忘れなければ
  いつか、があるかもしれませんし。
 
(95) 2022/05/29(Sun) 5:36:49

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[ゴースト事情も知らずに、
 軽い返答をしてしまったかと内心謝罪もしつつ。]


  はい、ありがとうございます。
  料理どれも堪能しています。


[仕事に戻る彼の背をぼんやりと見送り、
 その通りだと小さくため息をはいた。

 
 店内は人とゴーストが入り混じる奇妙な光景。
 不思議と居心地が良いような、
 そのまま何処かに迷い込んでしまいそうな。
 
 ちょうど料理を運んで来てくれた
 少年の満面の笑みに応える。>>2:139 
 これも霧の夜にしか出逢えない特別な味わい。]

 
(96) 2022/05/29(Sun) 5:37:09

【人】 ウーヴェ



  ─ 小話:厨房で ─


[ 厨房でユスターシュとすれ違うことがあれば
  呼び止めるために声をかける。 ]


   話、聞いた
   なんか盗み聞きしたみたいになったからさ
   悪いなって思って

   アンタの変わった理由がわかったよ
   秘密主義すぎるだろ
   ま、守りたいって気持ちが
   伝わってきたから
   話せない訳もわかるけどよ


[ 聞こえてきたとは言え>>2:52
  知ってしまったことは伝えておこうと思った。 ]

 
(97) 2022/05/29(Sun) 10:48:29

【人】 ウーヴェ




   アンタの未練が晴れるといいな
   だからっていなくなる時は
   一人で消えようとすんなよ


   
[ 俺は直接聞いた訳じゃないから。
  俺が踏み込めるのはきっとここまで。 ]


 
(98) 2022/05/29(Sun) 10:48:36

【人】 ウーヴェ




   でも、前にアンタの言った
   『いい女』にさ
   俺も会ってみてぇわ


[ だからこれはいつかの時の返事>>0:452
  無事だといいな、の気持ちを込めて。 ]**

 
(99) 2022/05/29(Sun) 10:48:50

【人】 ウーヴェ



  ─ 陽の葵 ─


[ 元気なお嬢ちゃんの印象だった。
  誰とでも打ち解けられそうな雰囲気で。

  でもそれは強がりなんじゃねぇのか?


  やはりここには訳ありの生者が
  迷い込むようだな。

  小さな呟きを聞き逃さないぜ?
  冒険者ってのは
  情報が大事なんだ>>59 ]


 
(100) 2022/05/29(Sun) 12:19:18

【人】 ウーヴェ



[ ゴーストだからな。
  気配なんてあったら大変だろ?>>82


  事情はわからない。
  どこからどうしてここにきたのか
  わからないこそ言えることもある。
  当事者でなければ言えることもある。


  無責任?
  知るかよ
  俺は俺の言いたいことを言わせてもらうぜ。


  生ぬるいだけの言葉を欲しい訳じゃないだろ? ]


 
(101) 2022/05/29(Sun) 12:19:21

【人】 ウーヴェ



[ いいゴーストと聞けば顔を顰める>>84
  どこがだよ。
  お嬢ちゃんに遠慮もせず
  言いたいことを言っただけの虚な存在だ。


  名前をと聞かれれば
  「そんな者必要ねぇだろ」と出しかけて。

  ゴーストなんかに思い入れが出来たら
  それこそこっち側に手を引かれるぞ?
  そんな素直さに心配になりながらも


  相手が名乗れば
「逃げられねぇな」
と一言溢す。 ]

 
(102) 2022/05/29(Sun) 12:19:25

【人】 ウーヴェ



  へえ? 名前、いくつも持ってんのか
  ゴーストなんかに肩入れすんな
  と忠告はしておくぜ

   ウーヴェだ
   昔冒険者をしていたことがある程度さ


  聞いたからには忘れんなよ

 
(103) 2022/05/29(Sun) 12:19:28

【人】 ウーヴェ



[ 黒点キンウ

  太陽の中の影>>0:26

  
金烏
キンウ
とも言うだろ?

  それは
太陽の名
。 ]


 
(104) 2022/05/29(Sun) 12:19:34

【人】 ウーヴェ



  太陽の名を授かるなんて
  凄いことだな

  けれど太陽は全てを照らさなければいけない
  そこでファーストネームの真価だな

  陽の葵、陽を受けて育つ者
  その笑顔にぴったりだ

  その名と笑顔で大切な人を
  照らしてやると良い


 
(105) 2022/05/29(Sun) 12:19:49

【人】 ウーヴェ



[ ここにきた時とは違う
  その上がった視線を見て
  その成長の速さに驚かされる
  
  撃つ必要も、もうないだろうな>>1:257 ]


 
(106) 2022/05/29(Sun) 12:20:27

【人】 ウーヴェ



   それで?
   お嬢ちゃんのやりたいこと
   決まったんなら
   決意表明くらいなら聞くけど?

   言葉にしてみな
   心で思うのは一人だが
   声に出せば誰かに届く
   聞いてるやつがいる
   届く声もある

   そして何より決意が固まるぜ

 
(107) 2022/05/29(Sun) 12:20:37

【人】 ウーヴェ



[ 呪を俺は知らない>>0:478

  名前は教えてもらったからには
  呼ばないと失礼だろ?

  俺には問うことだけ
  答えは俺に言わなくても
  自分で決めれば良いと思う。


  だから

  「今じゃなくて良い。  
   決まればいつか酒場に向かって
   叫んでくれよな。」

 
           この言葉を続けた。 ]**

 
(108) 2022/05/29(Sun) 12:20:52

【人】 騎士 ノア



   ?…ああ、いや、
僕じゃないよ?

   話すと長いんだけどさ


[ 自分が結婚するだなんて
  欠片も考えていなかったからつい失念していた。


  28。所帯を持っていてもおかしくない歳なんだろう。
  守るべきもの、大切なもの。
  一度も守れなかった僕にとっては
  家族の方が余程大層なものだと思うけれど。 ]

 
(109) 2022/05/29(Sun) 12:27:03

【人】 騎士 ノア


[ 現実は厳しい。
  それだけの言葉に隠した
ほんとう
は山ほどある。

  彼女が嫁ぐ先は、彼女が身を呈して守った姫の国。
  彼の王は詳細こそ知らないが、
  私が守ることが出来なかったと、
  それだけは知っている。

  自分の娘を危険に陥れた魔法使い、
  しかも力も足りないとあれば
  毛嫌いされるのも当然のこと。


          私が身代わりになればよかったと


  死んでいないからこそ、
  仮定の想像で己を満足させられる。 ]

 
(110) 2022/05/29(Sun) 12:27:05

【人】 騎士 ノア


[ 誰かにそれが正しいと認めてもらいたかったのか
  それとも、間違っていると糾弾して欲しかったのか
  どちらも、だったのかもしれない。


             答えのない悪夢の二択。


  意地の悪い質問をした。 ]



   ──はは、うん、…それはそうだ。


[ 返ってきた当たり障りのない返答に感じたのは安堵。
  …これで話は終わりでよかったんだ。

  答えが知りたいけれど、知りたくない。
  救われたいけれど、犠牲にしたくない。
  いつだってわがままに
  理想を追い求めているから、
  自分に傷をつけてしまうと   
知っている。


  どんな、の内容を続けることがなかったのは、
  また揺れ動く気持ちの曖昧さゆえ。 ]
 
(111) 2022/05/29(Sun) 12:27:08

【人】 騎士 ノア



   いいよ、
   出来ることを、していたいだけだから


[ 誰かの為になっていたかった。
  求めてくれる誰かの為なら、
  息苦しさなんてものはなかった。

  …答えられないと知ってしまってからは、ずっと。


  自分では解消できない悩みなら
  ユスターシュの方が僕よりも息苦しいんじゃないか。
  薄らに、まだ見えぬ
を想って。 ]

 
(112) 2022/05/29(Sun) 12:27:10

【人】 騎士 ノア



   うん、そこなら知ってる

   
……娘??
…へえぇ、そうなんだ、
娘……



[ 頭に名を焼き付ける、と同時に
  訪れたのは混乱。
  結婚とか一番縁遠いように見えるのは
  失礼ながら気の所為ではないと思うし


  そんな劇場でやっていそうな話~この子、貴方の子なの~
  現実に起こっているというのも、
  かなり奇なことだ。
  
そもそも心当たりがあるのがどうかとも。
 ]
 
(113) 2022/05/29(Sun) 12:27:12

【人】 騎士 ノア


[ 相対して覚えたのは感心。
  8年前。…変わってしまった人生、という意味では
  どこか共感する所もあって。

  …だからこそ、彼の結末
  先に知ってしまっているのが


  ───堪らなく、心を、抉ってくる。 ]

 
(114) 2022/05/29(Sun) 12:27:15

【人】 騎士 ノア



   ───っ…そんな、ことが、…?



[ …聞かされた死の真相に、ただ呆然としていた。>>2:53
  目頭が熱くなって、
  喉奥に黒いヘドロのような言葉が込み上げる。


          もしその人と相対してしまった時
          僕はこの事実を許せるんだろうか


  もし───あの時、彼女がさらわれた時、
  見つけられないまま命を落としてしまっていたら。
  想いが想像出来てしまうだけに、
  言葉以上に未練がのしかかって、
重い。


  頼むと頭を下げられた時に、
  すぐに承諾の返事が出せなかったのは
  彼の望む以上のことをしてしまわないか
  …という、心配。


  ──先の質問の返答に話が戻るとは、
  思っていなかったこと。 ]
 
(115) 2022/05/29(Sun) 12:27:17

【人】 騎士 ノア



   ...それは、


[ 突き放すような言葉。>>2:55
  全部見透かされているようで、
  ぐっと言葉に詰まる。

           満足できる答えなんかない

  誰かが納得出来る正解を提示してくれたら、
  なんてことが間違っているのも、わかっていた。


  幸せが害されない範囲で。

  その言葉に、瞳が
黒く、
る。 ]

 
(116) 2022/05/29(Sun) 12:27:19

【人】 騎士 ノア



   ...本心か
   どちらも本心だよ


   夢を追いかけて生きていたかった
   彼女を守りたかった…

   

[ じわり、じわりと胸に染みる、
黒。


  死を知らない僕に、
  彼の言葉を否定することは出来ない。
  なにも意地悪く、そう言っているわけじゃないと。
  理解ってしまうから、余計に、苦しい。


  魔力なんてなければ良かった
  罪と罰が本来の通り正しく行われていれば。


  後悔の先にあるのは泥沼だ。


  それでも、沈みかける中
  弱いまま死にたくないと
  訴える自分も、確かにここへいる。 ]

   
(117) 2022/05/29(Sun) 12:27:21

【人】 ユスターシュ

 ─ 小話:厨房で ─

[ウーヴェに声をかけられれば>>97
 その足を止めた。]


 いいよ、別に隠すように
 話した訳じゃないんだし

 ……お前それブーメランだろ?

 秘密主義さんよぅ。人の事ばーっかでさ


[互いに踏み込み切れなかったのは>>0:452
 棚上げしておいた。
 ウーヴェがあちこちで話をしていたのは気付いていた。
 人たらしが発動していたのを分かっている。]
  
(118) 2022/05/29(Sun) 12:57:16

【人】 ユスターシュ

 

 ……そうだな、
晴らすつもりだ。

 って、おいおい
 保護者同伴で遠足行くんじゃねーんだから


[流石にそこを見られるのはこう、
 なんというか、こう、
むずがゆい。

 未練が晴れる時は、一人でいい。>>98
 
(119) 2022/05/29(Sun) 12:57:29

【人】 ユスターシュ

 
 
 ……ぜってー会わせねぇ



娘はやらん
。という父心というのは
 こういう心情なのだろうか。
 いい奴だと分かっているし、そもそも
 こっちが死者というのを含めても
 警戒心が無駄に芽生えたのは悪いと思ってる。]

 
(120) 2022/05/29(Sun) 12:58:06

【人】 ユスターシュ

 

 と、まぁそれは置いておいてさ


[折角の機会。
 もう少しだけ話を続ける事にした。]


 俺さ、家とか家族とか仲間とかさ
 上手く作れないくせに憧れはあったんだんだと思う


[心をさらけ出すのは怖い。

 それでも、相手に踏み込むのなら
 己も同等のものを差し出すのが礼儀だ。]


 娘が出来たのはだから、幸せだった。


[髪をかきあげて、視線は相手を捉える。]
 
(121) 2022/05/29(Sun) 12:58:16

【人】 ユスターシュ

 

 ここもさ、俺にとっては
 居心地よかったんだわ。


[このままここにいたら、まだここに居たい。
 そんな未練が出来る気がしている。
 だから、どうなったとしても一度は出る。
 そのつもりだ。>>2:181


 自分が死者なのは弁えている。]
  

 お前が言えないなら>>1:123
 無理にただいまって言わなくてもいいけどさ

 俺を送り出す時は、
 行って来いって送り出してくれよ。


[仲間を持っていたのに、
 同じ答えを返すかわらかなくなっている。>>0:445
 そして死んでいる。
 その意味が分からない程鈍くはない。


 自分は彼に対して何が言えるのか
 考えた末に出て来たのはこの言葉だった。]
 
(122) 2022/05/29(Sun) 12:58:37

【人】 ユスターシュ

 

 マスターがさ、言ってくれたんだ。
 大切なのは忘れないことだって>>0:108


[己は人に殺された。
 相手を恨んでいるか、と問われるのなら
 怒りはなくもないが、そこまで恨んではいない。
 現在の娘の扱いによっては絶対に許さないが


 娘を、家族をくれたのは間違いなく彼女だ
 あの子が居なかったら生涯孤独のままだった
 その点でだけで感謝はしている。

 己が幸せでいる大事さを、彼には忘れて欲しくない。]


 居場所ってさ、あると幸せなものだよな
 俺たちは死んでるけど、ここに居て誰かと関われている。
 その幸せを、ウーヴェもさ
 しっかり抱えられるようなるといいな。


 
(123) 2022/05/29(Sun) 12:59:20

【人】 ユスターシュ

 
[一度でも失えば人は怖くなる。

 それでも、無いままよりある方がいいと
 家族に飢えた己は信じている。
 人に向き合って言葉をかけられる奴が、
 しけた顔したままでいい訳がない。
 
 ここはゴーストの酒場。
 居ていいと>>0:210、気付いてほしい。
 この言葉が届いてほしい。
 (俺は仲間なんだろ? 
  なら、少しは耳を傾けてくれよ。>>0:437


 それが仮初の宿だとしても
 居心地はいい方がいい。
 彼なら大事に出来ると、今でも男は信じている>>0:-144]**
 
(124) 2022/05/29(Sun) 12:59:32

【人】 ユスターシュ

 
[お客がクレープを食べてくれるのを少しだけ見ていた。>>49

 首を振ったかと思えば余すことなく食べてくれるようで。
 美味しそうにしてくれるのを見届ければ
 満足げにその場を離れた。

 食べ終わった後の綺麗な皿は>>80
 自分が片付けさせて貰った。]


 綺麗に食べて頂けて、有難うございました。


[心底嬉しそうに笑って、一声かけておいた。
 作った物を美味しく食べて貰えるのは
 幸せな事だった。]**
 
(125) 2022/05/29(Sun) 13:30:08

【人】 ウーヴェ



  ― 閉店後:MiraggiO ―


   お疲れ様会……か


[ カイルらしい、良い提案だと思った>>46
  それでも出来たのは
  ”楽”の笑顔ではなく
  ”憂”の微笑み。


  何も答えず
  片手を軽く上げて店の外へと出る。


  
                   冷めた肉じゃがは
                   他の料理とは別の
                      隅に置いて。
                これは俺が処分するから。 ]


 
(126) 2022/05/29(Sun) 14:01:01

【人】 ウーヴェ



[ お客さん達は皆帰っただろうか。

  残っていたとしても
  もうこちらの姿は見えなくなっていて。
  それでもまだいたのなら
 
  見えないながらも
  一方的に声をかけたかな。 ]


 
(127) 2022/05/29(Sun) 14:01:22

【人】 ウーヴェ


[  結局
   俺は奪える者ではなかった


       
尊さ

    
儚さ
     
脆さ

 
  
重さ
  
   
軽さ


    
悲しさ
   
虚しさ

       
弱さ

   


   俺は知ったんだ

           命の形を    ]


 
(128) 2022/05/29(Sun) 14:01:41

【人】 ウーヴェ



[  悪戯な発言は幾度かしたものの
 
   願われなければ
   納得しなければ
   
もしくはアイツらじゃなければ

   魂など奪えるものか


          だからといって
          俺はお人好しでもないんでね
          仲間になりたいのなら
          歓迎したかもな    ]


 
(129) 2022/05/29(Sun) 14:01:59

【人】 ウーヴェ



[  酒場の外から
   朝日をただ、眺めていた。 ]




[  朝日が出れば
   霧の一夜も終わり。
   その姿を捉えることなど出来ない。

   だから少しだけ、情けない表情をしたって。

             バレることはないさ。 ]**


(130) 2022/05/29(Sun) 14:02:05

【人】 少年水夫 カイル

 
[僕の話を静かに、
 じっくり味わうように聞いてくれた。>>51
 お兄さんの内心を駆け巡る思考は、どんな色なのだろう。
 互いに知らないことは多いけれど、
 繋がる想いもあったんじゃないかな?
 交わることがなくたって、
 並行して寄添うのも素敵な事だと思う。


 逆にお願い事を聞かれると、>>52
 予想外だったのもあってちょっと考え込んでしまった。]


  そうですね……。


["こうあって欲しい"と思う事は沢山あるけれど、
 あまりにも願いの規模が大きくなりすぎてしまう。]
 
(131) 2022/05/29(Sun) 14:04:39

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  では、ここに居る店員たち僕の友人の行く末が、
  温かなものになるように願って貰えますか?


[その中に僕は含まなくていい……とはっきり示さずに、
 けれど"僕の友人"と言う事で、
 僕自身は対象から外れる言い方を選んだ。
 
狡かったかな?伝わらないかもしれないけど。]

 
(132) 2022/05/29(Sun) 14:05:26

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  道中、気を付けてお帰り下さいね。
  せっかくここまで来て、お酒も手に入ったのに、
  
飲むことが出来なかったら悲しすぎますから。



[自分が既に命を持たない身だと、
 やはりそこは心配になってしまう。
 しっかりと酒瓶を託せば、一礼して店内を見回した。**]
 
(133) 2022/05/29(Sun) 14:06:30

【人】 ノア


 ── 回想:約束 ──


   針千本も飲んだら死んじゃわない…?
   ああでも、嘘つかなかったらいいんだ


[ "なら簡単だね"
  得意気にそういった少年の成長後。


  果たせない約束が胸の中にあるのに
  痛みを受けることが出来ない

  指を切って
  拳万食らって
  針千本飲んで
       
      どちらの方が
いんだろう

              今だって 痛くて、
痛くて



                   動けない。 ]

 
(134) 2022/05/29(Sun) 19:12:11

【人】 ノア


[ そう遠くは離れていなかった
  子どもじゃない
  子どもだった時。

  針千本というワードには
  指切りよりも怯えて 強がって

           約束は最後に首を絞めるんだね


  弱さに
されたんだろう
  僕
、         も
           
××とも
も。 ]

 
(135) 2022/05/29(Sun) 19:12:15

【人】 ノア


[ 諦めの悪いことが強さなのか
  目を閉じることが強さなのか

  絆は互いに結び合うもので
  確かめなければそれは蜘蛛の糸にすらなり得ない


          成長した今なら
          多少乱暴にでもそう言って
          目を覚ませられたんだろうか


  二度と覚めない時を刻む前だったなら ]

 
(136) 2022/05/29(Sun) 19:12:19

【人】 ノア


[ 僕の人生がこのままなら
  どちらにせよ約束はしばらく
  果たすことが出来なかったのかもしれない

  それでも笑えていたと思うんだ
  一度は切りあげた修行の話だって聞いて
  変わらずに仲間と居る姿を見て絆を感じられたなら

  その時は答えを伝えられたはずで >>11
  いつまでも夢を見ていたかったな ]

 
(137) 2022/05/29(Sun) 19:12:23

【人】 ノア


[ 届かなかった手紙に紡いだ文字か

  ごめん、と謝ってしまった時には
  言葉が嘘になってしまうと思ったから


  約束した未来のことに 少しだけ近況を綴って ]
 
(138) 2022/05/29(Sun) 19:12:26

【置】 ノア



  小さなお姫様の護衛騎士ってさ
  大きな命を貰ったんだ

  もうしばらくそっちへは行けなさそう
  
  …
次会う時を楽しみにしているね
      
Spero a presto

  多少は使えるようになった剣、見てほしいな

          また、仲間の話 聞かせてよ。

 
(L0) 2022/05/29(Sun) 19:12:30
公開: 2022/05/29(Sun) 19:00:00

【人】 ノア


[ 宛先を指定していたから
  戻ってきたのか
  返されたのか それすら分からなかったから。

  3度目でやめてしまったんだっけ
  その日僕は嘘つきになった


  始まらなかった未来のことは
  どれだけ言っても変わらない過去。
  
  心配させたくはなくて
  悩みこそ書かなかったものの。

   Spero a presto近いうちに会えることを祈っている

  1度目では書き直された文字
  3度目には変わってしまった意思の表れ
  知る人は僕だけだ。

  
            この話にも続きはない。 ]

 
(139) 2022/05/29(Sun) 19:12:34

【人】 ノア


[ 誰に対しても薄情であれば、
  こんな思いもすることはなかった?

  どこで間違えたのか分からないんだ、
  尽くを間違えて進んできた今だから

                 嘘吐きだもの。

  合わせる顔は、無い、よね。 ]

 
(140) 2022/05/29(Sun) 19:12:41

【人】 ノア


 ── 現在 酒場『MiraggiO』 ──


[ ────声を
れてしまった。

  
  だから話している声だけじゃ、
  気づくことは出来なかったな
  話し込んでいたのも1つ、原因ではあるけれど。

  出会いも、再会も 
今更ばっかりだ



               …ここに来た理由か。

               知りたかったんだよ ]
 
(141) 2022/05/29(Sun) 19:12:44

【人】 ノア


[ あの時の花は >>66

             
手向け
か 
希望

              
死者の想いは?
 ]

 
(142) 2022/05/29(Sun) 19:12:47

【人】 ノア


[ 考える、とユスターシュに告げた後
  他にも話してみたらどうだとは言われながらも
  一先ずは席に座って、料理を口に運んでいた。

  色々な悩みを抱えて、生きている
  変えたいもの 変えたくないもの
  信じたいもの 疑うもの

  
  どちらかを決めることが正解だと思っていた。
  力の強さが無いと何も守れないのなら
  力の無い僕に これ以上の価値はきっとないのだと。


  …弱くても生きることは出来るのだ
  苦しくても、死にたくても、それほどに辛くても
  …生きていて欲しいと誰かに願われるのなら
  裏切ってはいけないとも。


  ───手を差し伸べてくれる人はいるんだよね>>0:411

  後ろではなくて、前を向いてさえいれば
  揺れる心の中でも、気づくことが出来た
  10年越しの宿題の答え 提出先は…。  ]

 
(143) 2022/05/29(Sun) 19:12:52

【人】 ノア



    
え、
────……ありがとう、


[ 崩れた前髪で目はよく見えなかったか
  表向きバレはしない、かな
  気づいてはいたけれど


  …どこかのお客さんでも
  さしておいたらいいのにね
  何も無い空間を指さすあたり
  器用なのか 不器用なのか   
覚えがあるよ


  飲み方を知る前に別れてしまったんだった
  好きなお酒だとはまだ知らなかったかな


  差し出された一口分の
ギムレット。

  …昔聞いた事があったな 父さんに
  ギムレットに込められた意味──── ]

 
(144) 2022/05/29(Sun) 19:12:55

【人】 ノア



   その"お客様"に、同じもの…
   …いや、エバ・グリーン、お願いできますか


[ 
『晴れやかな心で』貴方の瞳に光が訪れますように


  ごめんね、疎いからこの2つ以外は知らないんだ
  もし嫌いだったら意味だけ、受け取って。


            …冥福の祈りより近く
            ××××店員さんに聞こえる声で
            感謝を、述べようか ]
 
(145) 2022/05/29(Sun) 19:13:00

【人】 ノア

 
[ 強い未練 叶うことの無いものだったとしても
  友人ともだから
  悲しみの晴れる時もありながら
  此処へ在ってほしいと込める。 ]**

 
(146) 2022/05/29(Sun) 19:13:07

【人】 砂の民 スティグ

― 夜明け間近 ―

[なんとなしに店員に声をかけたその時>>81、何か今までと違う感覚を覚えて、なんだろう、とふと辺りを見渡した。

何も変わった様子はない。
いや…窓の外の色が、真っ暗から紺色に近くなっている。
これは、夜明けが近いのだ。

気が付けば、店内にいる店員の姿が薄らと背景に溶けかかっている。
窓の外は、加速度的に明るさが増している。]
(147) 2022/05/29(Sun) 19:24:48

【人】 砂の民 スティグ

[思わず軽く席から立ち上がった。
しかし言葉が出ない。
また会えるかな、とは言えなかった。
それは余りにも自分勝手すぎる。
もしかしたら彼らにとってはこれが最後であってほしい、ぐらいの気持ちかもしれないのだ。

言葉に詰まっているうちに、窓の外はほぼ夜の暗さはなくなっていた。
ああ、夜明けはなんて早いのだろうか。
最後に窓から朝の光が差し込むころには、明るかった店はただの古ぼけた部屋になっていた。

鞄の中を、ちらりと見る。
酒が入ったままの、3つの瓶がしっかり残っていた。]


ありがとう


[もう人の気配がない空間に、ぽつりと呟いた。]
(148) 2022/05/29(Sun) 19:25:16

【人】 砂の民 スティグ

[そして、まだ部屋に他の客がいたのであれば、ちょっと近づいて聞いてみただろう。]


あの…伝票貰ってます?


[もしないようだったら、メニュー表を見ながら悪戦苦闘しつつ紙ナプキン上で会計計算をし、紙の上に会計分を置いて行っただろう。
持ち帰りカクテルの代金は、スターフルーツをはじめとしたおまけ…もしかしたら魔法がかかっているかも…の部分が計算できない。
チップ代のような感じで少し普通の奴より増額したので許してほしい…と、とりあえず店の奥に手を合わせたかもしれない。]*
(149) 2022/05/29(Sun) 19:26:08

【人】 フィアンメッタ



   「……まるで自分が
されたみたいな。
    そんな言い方をするんですね。

          
それとも、ただの例え話?」



  首を微かに傾げて。
  私の気の所為だとしても、そう聞こえたから。
  知っている人に見つけて欲しい
  忘れないでいて欲しい。

  それは、この人の願いにも聞こえて。
  もし、そうならば。
  叶えたいと思うのに、
  きっとそれは私じゃない誰かの役目で

 
(150) 2022/05/29(Sun) 19:41:23

【人】 フィアンメッタ


  誰も冥福を祈ってくれる人が居なかったと
  そういう声はどこか寂し気に響いた気がして
  ゆらり、と瞳が揺らめく。
  貴方の大切な人も……
  祈ってくれなかったのか、と言いかけて、
  私の声は酒場の賑やかさにかき消された。
  届いたとしても、聞こえなかったと
  誤魔化せそうなくらいの、声だったから。
  

  
「縁のある人しか……出来ない……。」


  
(151) 2022/05/29(Sun) 19:42:18

【人】 フィアンメッタ



  今からでもまだ、届くのなら。

          ―――――願いたい。


     「……!やっぱ、り……。
      願いって何処に向かって投げるの…?
      空、とか……?」



  一人のゴーストさんの意見を聞いて
  私は悩みながらも。
  最後に付け加えられた一言に
  ムッとした顔をしてしまったはず。
 
(152) 2022/05/29(Sun) 19:43:11

【人】 フィアンメッタ




   
「食べて大きくなるような歳じゃない!」



 
(153) 2022/05/29(Sun) 19:43:31

【人】 フィアンメッタ



  頼んだピザは一人で……食べられなくはないけれど
  分けるつもりでいたから。
  ハバネロなんて入っていたとしたら
  激辛ピザを食べることになったのは
  私だけではないはずだけれど。



        「……優しいですよ。
         ハバネロまみれになってても。」


    
(154) 2022/05/29(Sun) 19:44:07

【人】 フィアンメッタ



  だから―――――。
  ハバネロまみれのピザが来たとして。
  私は彼を優しいと、思ってしまう。

  辛い辛い、って何の躊躇いもなく泣けるでしょう?

 
(155) 2022/05/29(Sun) 19:45:31

【人】 フィアンメッタ

***


  夜が明ける。霧夜の終わり、
  私は席を立って外を見た。
  うっすら明るくなっていて、今なら帰れそうで。

  結局自分が飲み食いした分のお金は
  席に置いて、立ち上がった。
  ……夜が終わりを告げたからかな。
  
私にはすでに、ゴーストが見えなくなっていたから。



   「ごちそうさまでした。
    
……お料理、どれも美味しかった。」



  シーフードピザも、分けてもらった船盛も
  唐揚げも、海の色みたいなカクテルも。
  ありがとう、と小さく呟いて。

 
(156) 2022/05/29(Sun) 19:46:06

【人】 フィアンメッタ



  それから、懐の中から一枚、
  タロットカードを取り出す。
  無造作に取り出した一枚は、なんでだろう。
  未来を見たわけでもないのに予想がついていた。

  
 
   「決めました。
    逃げてきたあるべき場所へと
    一度戻ることにします。

    残してもらった物の意味を考えるために
    他にもないか、探すために
    
……後悔を、忘れないために。」


 
(157) 2022/05/29(Sun) 19:46:43

【人】 フィアンメッタ



  手に握られているのは、愚者のカード
  数字を振るなら0。

  可能性を示すカード。
  タロットは、愚者が旅する軌跡とも言われるし
  旅の最後に愚者は世界を手にするのだとか。

  ……世界は要らないけれど
  私にとっての正しい答えせかいを、手にしたいから。
  きっとこれは始まりのしるし。

 
(158) 2022/05/29(Sun) 19:48:16

【人】 フィアンメッタ



   
「最後に……祈っていてもいいですか?」


 
(159) 2022/05/29(Sun) 19:48:46

【人】 フィアンメッタ



   「次来た時に、
    貴方達がここに
居ない
ことを。」

  
(160) 2022/05/29(Sun) 19:49:46

【人】 フィアンメッタ



  遠回しで、素直な言い方じゃない祈り。
  願わくば、ここに留まる魂たちの想いが
  果たされますように、と。


  それがどう取られていたとしても
  私はもう、見ることが出来ない。

  ブレスレットを付けてから微笑って。

  私は店を後にした。**
  
 
(161) 2022/05/29(Sun) 19:51:13

【人】 騎士 ノア



    ユスターシュ、


[ 夜明け。
  店からは人が出て行き始めた頃か
  姿を探すように見渡して呼び止めた。

  短い夜だった。
  驚いて、───答えを探して。

  悩みすら隠してしまえたらと
  霧夜の間に見つけてしまったのは
  紛れもない、生の意思。 ]
(162) 2022/05/29(Sun) 19:54:43

【人】 騎士 ノア



   ────僕はまだ、生きるよ

   本心をはき違えるなって言ったね

   今だって苦しい 消えてしまいたいと
   思わない時がない、わけじゃないけど


   …生きていたいから消えたいんだ。
   生きていたいから逃げ出したいと思ってしまう。

   どちらも間違いじゃないと思った
   僕の心だから 受け入れる。
   受け入れて、生きていく。

   
死ぬのは、僕の本心じゃない

 
(163) 2022/05/29(Sun) 19:55:59

【人】 騎士 ノア


[ 瞳に青を揺らし
  整えるように息を吐く。

  付け加えるように、もう一言。 ]
 
(164) 2022/05/29(Sun) 19:56:16

【人】 騎士 ノア


[ 冒険者を始めた時から
  ずっと身につけていた
アパタイト
のリング
  人を繋げる 絆を、差し出して。

  願いを問う。
  彼もまた、大切な友人であり
  晴れる日を願っているから。
  
  白む空の下を歩く騎士の指から
  リングが消えていたかどうかは、
  今は二人のみぞ知る話。 ]**

 
 
(165) 2022/05/29(Sun) 19:58:28

【人】 砂の民 スティグ

[あの霧の夜からきっと数か月以上…一年近くが経っていただろうか。
ある時、どこから出したとも知れない手紙が、酒場に届いた。
手紙は長い土地を経て来たのだろう。
少し色が褪せていた。]
(166) 2022/05/29(Sun) 20:14:11

【置】 砂の民 スティグ

 
先日はありがとう。
あの後、故郷でとてもうまい酒が飲めた。
友人が、ありがとうって言ってたよ。
口をそう動かしてただけだけど、ちゃんとわかったんだ。
やっぱり飲みやすい酒、好きだったみたいだ。

そうだ、酒の仕掛けにも驚いたな。
まあ驚いていたのはほぼ僕の方なんだけど。
乾杯したら、ぼんやりと光る敷き詰められた花が舞いがって炭酸の泡が消えるように消えて行った。
僕らには洒落すぎてるなって笑って、そうしたら友人も頷いてくれた。
(L1) 2022/05/29(Sun) 20:14:53
公開: 2022/05/29(Sun) 20:15:00

【置】 砂の民 スティグ

今は僕の村はもうほぼほぼ草に飲まれて、だけど、夜にぼんやり光るゴーストの姿も残りは2,3人になった。

だから、よく星が見えるんだ。
真っ暗な中で、寝転がって空を見上げると、星が空一面に広がって、そして一晩にいくつも落ちる。
そんな時、君らのことを思い出すんだ。

今でも祈ってる。
あの時、君がそれとなく自分を抜いて言っていたの、気づいていた。
だから試しに一度君を抜く気持ちでやってみたんだけど、無理だったよ。
君を思い出さないことが出来なかった。


だから、もう、そのまま。
君の言った事そのままに祈っているよ。
『あの酒場に居る僕の友人たちの行く末が温かなものになりますように』
(L2) 2022/05/29(Sun) 20:18:14
公開: 2022/05/29(Sun) 20:20:00

【置】 砂の民 スティグ

誰かに勝手に友人扱いするなとか突っ込まれそうだな。
本当に、名前も知らないのにな。

でも、祈ることは自由だろう。
例えどんな…例えば、人を憎んで殺したいというようなひどい祈りがあったとしても、そう祈ってしまうんだからしょうがないじゃないか。
祈りぐらいは世の中の全ての何事からも自由であってほしいと、そう思う。
その祈りをどうするかは、また別の話だ。
…これくらいで、突っ込みは受け流せたかな。


もう、誰も居ないかもしれないけど、手紙を送ってみたよ。
配達人に怖がられて捨てられてなければいいんだけど。

また、どこかで会おう。
いつかはどこかで会えると信じている。**
(L3) 2022/05/29(Sun) 20:19:29
公開: 2022/05/29(Sun) 20:20:00

【人】 ユスターシュ

 

 おう、ノア。
 考えはまとまったか?


[呼ばれれば振り返る。>>162
 会話出来るのも後どのくらいか。]


 ……そっか。分かった。>>163

 ああ、言ったな。

 ……ああ、ああ。そうか。
 そりゃあ何よりだ。
 

[悩み、苦しみ、逃避願望。
 それらは生きているからこそ抱えるものだ。
 死の方が救いの時がないとは言わない。

 その上で生を選んでくれたのを喜んだ。]
 
(167) 2022/05/29(Sun) 21:05:51

【人】 ユスターシュ

 

 あ、でもそうだ。俺も手紙届ける時
 側についていかせて欲しい。そこは頼む。
 娘の手がかりを聞きたいからな。

 ま、その時は見えないだろうから
 いないものとして扱ってくれていいけどな。
 行くのはお前さんの都合いい日でいい。
 行ける時に、こっちに顔出してくれよ
 その時までには手紙を用意しておくからさ


[霧の夜が次、いつになるか分からない。
 なるべく早く、娘の無事を確認したい。
 そんな焦燥感は消えている訳じゃなかった。]



 指輪は好きな時に取りにくればいいさ
 マスターに置いておくよう頼んでおくよ。
 その時多分、俺はもういないだろうからな。



[そう言って、笑った。]
 
(168) 2022/05/29(Sun) 21:07:26

【人】 ユスターシュ

 

 お、と。そろそろ時間か?
 んじゃ、またな。待ってるよ。


[カラっと、何でもないように笑って
 彼の姿は段々見えなくなっていった事だろう。]
 
(169) 2022/05/29(Sun) 21:07:47

【人】 ユスターシュ

 ― 閉店後:MiraggiO ―

[掃除、食器洗い、片付けとやっていく。
 これが最期の予感しかないから、丁寧に。


 時に、むいたジャガイモが>>0:236余った気しかしない。
 メニューにあったのに余ったのがここにある。安心しろ。


 カイルがお疲れ様会を提案すれば、良いなとのっかる。>>46
 ウーヴェの煮物の残りに気付けば独り占めするな、とよこせコールはした。

 ジャガイモはフライドポテトにしたり、
 コロッケにしたりするか、と考える。
 揚げ物は日持ちするしな。]
  
(170) 2022/05/29(Sun) 21:08:06

【人】 ユスターシュ

 
[ウーヴェは乗り気じゃない雰囲気だった。>>126
 外に行く背中を見て声をかける。]


 気ぃつけろよ


[やはり、いつも通りに。>>0:235
 言いたいことは言ったつもりだ。


 カイルの方を向いてニカッと笑う。]


 う、し。残り物処分かねた料理するか?
 そんでさ、マスターも誘って飲んで食おうぜ。


[自分なりに終わりを定めた後であっても
 やはり自分はいつも通りのままだった。]**
 
(171) 2022/05/29(Sun) 21:08:53

【人】 少年水夫 カイル

 
回想:僕がここで働く理由



[死後に目を覚ました時、僕は海岸にいた。
 砂浜に突っ伏すようにしていたのに、
 砂の感触がなかったのを覚えている。
 自分の姿を見れば、いつものセーラー服を着ていて、
 けれど死んだその時のような、衰弱した体ではなかった。
 


 目を閉じて波の音を聞く。
 
僕も遂に非業の死を遂げた……それは覚えている。

 まるで夢だったかのように、僕にはその痕跡がなかった。
 
だからと言って、失ったものは失ったまま……。]

 
(172) 2022/05/29(Sun) 22:30:04

【人】 少年水夫 カイル

 
[どうしていいのか分からずに、
 闇雲に何処かへ向かった。
 辿り着いたのはプロテア。
 その頃には自分がゴーストとして
 現世に居座っている状態であると、
 流石に自覚するようになっていた。
 触れることも、声を届けることも、
 瞳に映ることもできない。



       そんな中、とても興味深い噂話を聞いたんだ。
       「ゴーストが店をやってる」 
       「あの世に連れてかれちまう」

       そんな霧の夜にだけ開店する、
       酒場があるのだとか。>>0:n3>>0:n4

 
(173) 2022/05/29(Sun) 22:31:07

【人】 少年水夫 カイル

 
[命も無ければ、魔法も使えない。
 生者に一切干渉できない筈の僕にも、


          この店でなら出来ることがあるのだと。]
 
(174) 2022/05/29(Sun) 22:32:32

【人】 少年水夫 カイル

 
[早速噂話を頼りに、町外れの酒場へと向かった。
 聞いた通り、その時は霧の夜ではなかったから、
 店内に灯りがついている様子はないけれど……。



 僕が生者であればそれで終わりだったけれど、
 同じゴースト同士だから、
 姿を見ることも声を聞くこともできる。



 そこで店長と出会って、
 親切にも色々説明してくれたから助かった。>>0:97
 そして、やはりここは噂通りの店なのだと知った。]
 
(175) 2022/05/29(Sun) 22:33:10

【人】 偽冒険者 キンウ

 
 ──霧の夜:『MiraggiO』扉付近──


 ウーヴェ………あっ!>>104

[カチリと、記憶のピースの嵌る音]

 
そっか…ドイツ語系の?

 
[“ウエ”って読むのかなとか、違うよな、とか。
あの時は読めなかったのだ>>0:76]

 ウーヴェさん、って呼んだらいいのかな?
 発音……合ってる?なまってる?

[見た目は、生きていたらと思うギョクトと同じくらい。
だけどゴーストになってから
何年が経過しているのかわからない。
けれども、ギルドで見たダンジョン系の資料は
少し埃を被っていて、十年は経ていそうな代物だった。

……アタシより、ずっと大人なんだ]
(176) 2022/05/29(Sun) 22:54:01

【人】 偽冒険者 キンウ


 『冒険者』の、ウーヴェさん。
 アタシ、多分同じ名前を、ギルドで見たよ。
 その人と、同じウーヴェさんなのかわからないけど
 ダンジョン系のね、最高難易度の資料だった>>0:454
 きっと字は同じだね?

[空中で指文字で大きく文字を書いてみせる。
そうだと応えてもらえたかどうかはわからないが]

 うん、忘れないよ。覚えた。

[「聞いたからには忘れんなよ」という言葉には>>103]
そう応えて]
 
 太陽……ふふ、そうだね。
 アタシは真昼の太陽マシロを回るヒマワリだった。
 
 ……でも、そう言ってくれてありがとう。
 黒点ってね、周りより温度が低いから黒く見えるらしいね。
 太陽も、少し骨休めしているのかな。

[……そして思い出した。ギョクトに昔、聞いたこと。
太陽の黒点は、東から西へ移動するのだとか]
(177) 2022/05/29(Sun) 22:56:54

【人】 偽冒険者 キンウ


[……ウーヴェの笑顔は満面の笑顔のはずなのに
まるで太陽の黒点のように
哀しみをほんの僅かに含んでいるようにみえて。

まるでピストルで撃たれたみたいに。>>1:257>>106]
(178) 2022/05/29(Sun) 22:59:58

【人】 偽冒険者 キンウ

 
 どこへ行きたいか…?

[小首を傾げて考える]

 アタシはね、今まで、逃げて、逃げて…とっても疲れた。
 追手が来るから、一つ所に長くいられなくって。
 いつも、いつも…信頼できる仲間ができる前に
 その土地を離れなければならなかった。
 だからね、昼間、フィアンメッタに…
 さっき一緒に座ってた、水色の髪の子ね。
 昼間、パーティーの仲間に誘われた時に
 とっても嬉しくって。

[フィアンメッタがいるであろう方を指差してから
視線をウーヴェに戻す]

 「今じゃなくて良い。  
   決まればいつか酒場に向かって
   叫んでくれよな。」>>108

[そう言われると
「ううん、気持ちは今、決まったの」と応えて]
(179) 2022/05/29(Sun) 23:03:52

【人】 偽冒険者 キンウ


 ねえ、ウーヴェさん、アタシは貴方とも
 パーティーを組んでみたかったな。

[少し前の、ウーヴェとエアハートとの握手を思い出す。
……ああ、手を差し出しても、触れることもできないのか。
約束……指切りも、できない。

そのことが、とても、とても。
──哀しい]
(180) 2022/05/29(Sun) 23:06:36

【人】 偽冒険者 キンウ


 ねえ、霧の日なら、また会える?
 ──それとも、もしかして遠い未来なら、また会える?

[ウーヴェの事情は何一つ知らない。

記憶に残るのは、ダンジョンの記録に名前があったこと。
今、ここで本人から名前を教えてもらったこと。
美味しい特性チューハイを作ってもらったこと。
親身になって話を聞いてくれたこと。
何一つお返しができていない。

ゴースト…輪廻転生から外れたもの。
時の中で彷徨う、霧の世界に縛られた存在。


そのことも、とても、とても、哀しかった]**
(181) 2022/05/29(Sun) 23:08:28

【人】 砂の民 スティグ

― 夜のあと ―


きれいさっぱり、だな。


[さて、あの故郷での友人との夜の後。
自分はまた別の村人の微かに喋った一言を頼りに、南の方へと旅をしていた。
歩いて、馬車に乗って行った先に、彼女が探していた様々ないろどりの木馬のある街外れの小さな公園を見つけた。

昔はサーカスや、地元のお祭りででも使われていたのだろうか。
華やかなりし頃の雰囲気は感じられるのだが、今はさびれて木馬たちも色褪せ、その木々は所々抉れてささくれていた。

そこで地元の絵師に話を付けて、絵を描いて貰った。
若い絵師だったが、想像で描かれたであろう華やかな頃、人々が沢山集っていた頃の公園の絵は見事だった。

その絵を持って、今、自分はもう何十回目かの帰郷をしていた。

帰る度に残った壁も崩れ、草に覆われていく。
友人が近くに居た壁も今はない。
ただ、夏草が生えているだけだ。]
(182) 2022/05/29(Sun) 23:15:01

【人】 砂の民 スティグ

[あの日、彼と酒を飲んだ。
彼は当然グラスは持てなかったから、酒の入った瓶をゆっくり開けると、まだ空いていた瓶に半分移し替え、地面に置いた。
最初は全然反応がなかった。
何も言わず、ただ焼けただれた顔のまま俯いていただけだった。

だから、自分だけ飲んだ。
飲みやすい果実酒だった。
うまい。]


こういうの、好きだよな。


[一口味わって飲んで、隣を見た時、ああ、と思った。
彼の顔が、全くあの時のまま、戦争前の、あの村の酒場の夜のままそこにあった。
彼は、瓶を持てない。
だから当然酒も飲めない。

だけど、自分を見て、笑っていた。
涙が出てきた。
でも、今日が彼と会える最後だから、だから、楽しい夜にしよう。]
(183) 2022/05/29(Sun) 23:15:49

【人】 砂の民 スティグ

 
あっ なんだこれ!
花が… 消えた。
ほんと僕らには洒落すぎてるだろ
女と飲むと思われたのかな


[調子に乗って次の瓶を開けて、もう一つの空き瓶に注ぐと勝手に乾杯した。
その時ぱあっと舞った花に、びっくりしつつ笑った自分に友人も頷いた。]


最後のはさ、ほら、星


[最後の瓶を鞄から取り出して、彼に見せた。
彼は全然動かない。
ろくに喋らないし持たないし飲まない。

だけどその言葉に反応するように、彼が顔を上げた。
自分も星空に視線を向ける。
その日も夜空は満天の星空で、全天に星が輝いていた。
そしてその中の星が一つ落ちる。]
(184) 2022/05/29(Sun) 23:17:23

【人】 砂の民 スティグ

 
あっ
あー 早すぎて無理だった。
知ってるか、流れ星ってさ、祈り方があってうまくやると…


[星空から彼の方に再び視線を向ける。
穏やかな温かい風が吹き、彼が、立ち上がっていた。
お別れの時だ。

彼がこちらを見て口を動かしていた。
何を言っているかよくわかった。]


うん…


[彼に答えた次の瞬間、彼の姿は掻き消えた。
幸せそうだった。
良かった。貰えてよかった。行ってよかった。
…彼らと会えてよかった。]
(185) 2022/05/29(Sun) 23:18:33

【人】 砂の民 スティグ

[しかし… と、にやりと彼の居た土地の方を見て笑う。]


ははは、酒全部残してったな。
お供えでお前の居たとこにでもかけると思ったか?
僕が全部飲みまーす
うまいから…!


[もはや友人の居ない土地に酒を注いでやる道理はない。
美味しい酒を飲みながら、今日も長く尾を引く流れ星を探してみよう。
故郷の村での最後の酒盛りは、夜が更けるまで続いたのだった。]
(186) 2022/05/29(Sun) 23:19:18

【人】 砂の民 スティグ

[そんな風に過ごした場所も、今はもうどこかわからなくなりそうなほどに草に覆われてしまった。

無性に、懐かしかった。]


…手紙でも、書こうかな。


[また次に、大きな街に行く機会があれば、手紙を出してみようと思う。
もしかしたら、もう誰も居ないかもしれないし、手に取ることが出来ないかもしれないし、最悪届かないまである。
それでもそうやって、自分の気持ちを伝えておきたい。

あの夜はありがとう。
今でも僕は、祈りながら、元気に過ごしている。]**
(187) 2022/05/29(Sun) 23:20:18

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[まだ店員の姿が見えているうちに、
 テーブルの会計を済ませる。
 
全て支払うが、後にお金を置いてくれるようなら>>156

 
少しだけ貰って、あとはお礼ですからと伝える。


 気付かれないように、のつもりだったが
 少年の視線を感じる。>>46
 
(188) 2022/05/29(Sun) 23:31:55

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  おや見つかってしまいましたか。
  先に済ませておくべきかと思いまして。

  今宵はお世話になりました。
  クラムチャウダーにお刺身にブイヤベースに……
  そういえば海鮮物は主に貴方が作っていたと聞きました。
  流石は船乗りさんですね。どれも美味しかったです。

  それと――……
 
(189) 2022/05/29(Sun) 23:32:15

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  申し遅れましたが、私の名前はエアハート。
  愛馬の名前はアリアです。

  私はプロテア在住ですので、
  いつでもここには飛んで来れます。
  私には貴方達の姿は見えませんが、
  愛馬は気付いてくれるかもしれないので
  もしその場にいたら呼んであげて下さい。

  そうだ。店の中には入れなくても、
  手土産くらいは置いていけますよ。
  何か欲しい物は無いでしょうか……
 
(190) 2022/05/29(Sun) 23:33:06

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[無いなら花でもと冗談のように言いながら。
 次の霧の夜になっても、
 またここに入れるとは限らない。
 もう言葉を交わす事は出来ないかもしれない。
 なのでせめて最後に伝えておきたかった。]**
 
(191) 2022/05/29(Sun) 23:33:31

【人】 ノア



   ───…ありがとう、

   よかった
   預かってくれて


[ 言葉ほど危ういものはないと知っているから


  生きていることは、
  それが多くの理不尽を避けて
  生をつかみ取れた幸運なのだと。


  例え死んでも伝えに取りに来る
  これが僕にできる意の表明だったから ]

 
(192) 2022/05/30(Mon) 0:58:26

【人】 ノア

   

   わかった、また来るよ

   …3週間でいい
   その間だけ、待っていて
   必ず 戻ってくるから。


[ 3年の時が経っても
  焦燥が途絶えるわけではないか、
  だから未練、なのだ。

  そんな中の3週間ならあと少しではあるけれど
  違えないための、約束を。
 今度こそ。

  
  指輪について聞けば
  しばらく何も言わずにただ、微笑んだ。

  未練が解消されれば魂にとって、
  この世に留まる理由は消える

  目を伏せたくなる事実だ

  …それでも姿を見られるのが最後になると
  思ったら、伏せられなかったけれど。 ]

 
(193) 2022/05/30(Mon) 0:59:53

【人】 ノア



   ────またね、


[ 心の向かいに関わらず、日は昇る。
  完全に姿が見えなくなったあと、
  漸く目を伏せて。 ]
 
(194) 2022/05/30(Mon) 1:00:22

【人】 ノア


 ── 時が過ぎて:酒場『MiraggiO』前 ──



  ……………───誰か居ます、か…?


[ 扉をノックすると小刻みに
  トントン、と木の軽快な音が鳴る

  以前とは違う様相の
  重たい鎧は無い 新しげなローブに
  身を包んだ
水髪
の男が一人
  
     前にもこんな言葉を呟いたような気がするけど
     見えないと多少不安にはなるんだって、


  どうしようかと考えている間のこと
  手紙でも降ってきたら驚くには違いないだろうね ]

 
(195) 2022/05/30(Mon) 1:02:30

【人】 ノア


[ ───進んでいくんだろう
  着いてきてくれている、と思って
                 明るい道を。


  もう見ることの出来ない友人に
  うちのお姫様は無事にお嫁に行ったよと
  歩きながら、勝手に話そうか

  僕ばかりなのは仕方ないだろ
  そっちの話は何十年後かにでも僕が終えてきた先で
  楽しかったことから、聞かせてよ

  
  今はまだ、一方的なお願いだ。 ]

 
(196) 2022/05/30(Mon) 1:04:17

【人】 ノア



  ────3年程前まで居た
  アイシャ、という女の子の行方について
  何か、知っていることはありませんか

  探しているんです
  …どうしても、見つけないといけない。

  些細なことでも構いませんので
  どうか。



[ 貴方が下げることの出来なかった頭を
  床へついてでも下げよう

  貴方が伝えられなかった言葉を
  この口でできる限りの音として ]

 
(197) 2022/05/30(Mon) 1:05:20

【人】 冒険者 キンウ


 ──霧の夜:『MiraggiO』店内──

[何度目のお手洗いに立った時だったか。
カウンター席近くに飾られている花に気づいた。>>0:157
お酒を沢山飲むとお手洗いが近くなるよね?
ザルではないけど、エアハートさんの懐具合は大丈夫かな?


それが、ウーヴェの魔法の花だとは知らないし>>0:118
セーラー服の少年が額に飾った物だとは知る由もない。

“押し花”──都にはあったのかもしれないが、
生まれた里にはその文化がなかった]

 
……あの!


[その時もしも、
カウンター席の近くに誰か店員がいたなら声をかけて
押し花の作り方を聞こうとする。

いなかったとしても
独り言に出てしまったかもしれないね。


腰袋から青薔薇の一片を取り出して]

 
この薔薇の花びらをあんな風にしたいんだけど。
ひとひらを飾っても恰好がつかないかなぁ。
(198) 2022/05/30(Mon) 1:55:43

【人】 冒険者 キンウ

[……それともこの青薔薇の一片は、
霧が晴れると共に消えてしまうのだろうか?

ふよふよと飛んで店内を飾る淡い光は>>1:52>>1:93
時に、蝶々が羽ばたくような形に見えて。
残像が、細かにずれてゆく。>>1:3>>1:4]

 ……ああ、酔っぱらったのかなぁ。

[カウンター席の椅子にもたれかかって。

「君から来てくれたんだ。
       僕は何もしちゃいないよ。」
 >>1:137

ふと、オッドアイの店員の言葉を思い出す]

 
違うよぅ、何もじゃない……
 貴方は出逢いの
青薔薇
キセキ
をくれたんだぁ。


[それが例え、生者と死者の境界が交わる
霧の夢一夜だとしても]**
(199) 2022/05/30(Mon) 1:58:39

【人】 ウーヴェ



 ─ 小話:厨房で ─


  俺は……別に
  隠してる訳じゃねぇし


  言うほど面白い話じゃねーんだわ


[ 人誑しの言葉はそのまま
  ユスターシュへ
  ブーメランを投げ返しておく>>118


  喜べ、その称号にピッタリのやつが
  他にもいるから
  半分にしてソイツにでも投げてやるさ。
  なんてどこかの天馬騎士にも>>2:77
  頭の中でブーメランの半分を投げておいた。 ]

 
(200) 2022/05/30(Mon) 2:44:26

【人】 ウーヴェ



   なんつーか、もう
   俺アンタの保護者のようなもんなんだけど?


[ 世話焼いてやっただろ?
  なんていつのことを言ってるのか


  アンタに思い当たることがあれば
  納得してくれるかもしれないな?

  俺の方が世話になったって? どうだったかな。 ]


 
(201) 2022/05/30(Mon) 2:44:32

【人】 ウーヴェ




   どうせ一人でいいとか思ってんだろ


[ そんな今までのユスターシュを見ていれば
  俺にだって分かるさ>>119

  だから釘を刺したんだけどな
  刺さっても抜け出しそうだもんな。
  しょうがない。 ]

 
(202) 2022/05/30(Mon) 2:44:36

【人】 ウーヴェ



   お〜……怖っ

   見るくらい いいじゃねーか


[ 引き下がってみるものの>>120
  こちらの口調が本気ではないことが
  アンタは分かるだろうよ。
  大切にしてやるんだな。アンタの宝物。 ]

 
(203) 2022/05/30(Mon) 2:44:46

【人】 ウーヴェ




   いい場所なのは……わかるさ
   俺だって言いたくない訳じゃない


[ 言えないんだ。
  言葉が続かない。
  でもこれを言えばアンタはお人好しだから
  気にするだろうから言えない。


  未練を晴らそうとしてるやつに
  新たに心残りなんて増やせないから。 ]


 
(204) 2022/05/30(Mon) 2:45:01

【人】 ウーヴェ



   アンタを送り出す時は
   笑顔で送り出してやるよ

   もう帰ってくんなってな


[ その言葉が俺たちにとっては
  どういう意味かは分かるはず>>122


  未練、晴らしてスッキリしてこいよ。
  会えなくなるのはやっぱり寂しいけどな。 ]

 
(205) 2022/05/30(Mon) 2:45:42

【人】 ウーヴェ



   アンタは幸せ者だな
   幸せがあった

   俺にはあるのかわからない
   多分あってもわからない



       ( 自分で気付くことが難しくなった。 )



[ その通りだ>>124
  俺は恐れているのだろう。
  心の底で。自分の心を必死に守っている。


  アンタは俺の仲間だ。
  でも俺の仲間だからこそ
  
俺から離れるんだろうな。


  居なくなってしまう。
  それはいいことなんだ。
  いいことなのに……。 ]


 
(206) 2022/05/30(Mon) 2:46:32

【人】 ウーヴェ



   どうせアンタも俺を置いていく
   
アイツらと一緒だ!


   
いなくなるんじゃねぇよ……



   俺を……おいて……行かないでくれ


   
[ 少し前の我慢なんて意味がない。
  こんなこと言うつもりじゃなかった。
  困らせるつもりなんてない。

  ただ、アンタが言った言葉が
  俺の動かない心臓を刺したから>>123>>124
  中にあったものが少し溢れただけだ。 ]


 
(207) 2022/05/30(Mon) 2:48:06

【人】 ウーヴェ



   ……悪い

   全部、全部アンタを困らせる嘘だ
 
   大丈夫、俺にも分かってるさ
   幸せってやつ

   だからアンタは安心して行ってこい
   そしてそれでさよならだ

   俺たちは未練がある
   それを晴らすことが一番だからな


 
(208) 2022/05/30(Mon) 2:48:22

【人】 ウーヴェ



[ 溢れる本音は、それより大きい嘘で
  覆い隠して。

  俺はアンタの幸せを願ってるのは
  嘘じゃないから。
  だから、早く俺の前からいなくなれ。

  戻ってなんかくるんじゃねーぞ。



  どれが嘘で
  どれが本音か

  隠せば隠すほどわからなくなって
  いつしか嘘は本音になる。 ]**


 
(209) 2022/05/30(Mon) 2:49:08

【人】 少年水夫 カイル

 
会計時:MiraggiO



[お客様方が店を出始めるより少し前、
 スマートに会計を済ませようとしている
 ペガサスナイトのお兄さんに気付いて、>>188
 僕はつい熱視線を送ってしまっていたらしい。
 お兄さんに見つかってしまった……。]



  
……本当に奢りだったんですね。いえ、何でも……。

  お口にあったなら、僕も嬉しいですよ。

  わ!ご丁寧にどうも。
  僕はカイルと言います。


[ペガサスの名前まで教えてくれたのには、にっこりした。

 幽霊相手に名を教えるのを警戒するのは当然のことで、
             僕もそれが分かっているから、
             気になったけど聞けなかった。]
 
(210) 2022/05/30(Mon) 2:52:00

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  ……手土産ですか?
  お客様、随分とお人よしですね。

  夜が明け始めて無事に帰れそうだから
  安心しちゃいました?
  でも、世の中には良い幽霊も悪い幽霊もいますが、
  悪い幽霊の方が圧倒的に多いと思うので、
  少し気を付けた方が良いですよ。


  僕がここで、
  
「ではお客様の命を下さい」
なんて言ったら
  どうするんですか?


[善良で、気前が良くて、紳士。……顔も良い。
 美人は得をするというけれど、
 彼の場合は苦労の方が多そうな気がする。
                 
完全に偏見だけどね。

 
(211) 2022/05/30(Mon) 2:53:37

【人】 ウーヴェ


  ─ 友を思う君へ ─


[ なあ、友に会えたか?
  
  酒どうだった?

  舞い上がる花にびっくりしただろ?
  サプライズ成功ってな>>184

  その花は月夜に舞い
  地面に落ちれば
  芽を出し、花を咲かせる

  荒れた大地を潤す。
  そんな魔法をかけてみたぜ。

  効果が出るかはわからねぇけど
  アンタの村のこと聞いてさ
  やってみようと思ったんだ。 ]


 
(212) 2022/05/30(Mon) 2:54:05

【人】 ウーヴェ



[ 戦闘には向かなかった俺の魔法だ。
  成功すれば畑が作れるようになり
  作物が育てられる。

  思い出の地は大切にな。

  草に覆われたとしても>>187
  いつかそこがまた
  誰かにとって大切な土地になることを

  俺は願うよ。 ] **


 
(213) 2022/05/30(Mon) 2:54:12

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  では、お土産話をお願いできますか?
  アリアと見た宝石のような景色でも、
  日常で遭遇したちょっと面白い事でも、
  何なら上司に対する愚痴でも良いです。

  僕はこの通り若くして命を落としましたから、
  世界に知らないことが沢山あります。

  
僕はお客様のお話を聞くの、大好きなので。



[普通の日にここを訪れる生者はそう多くはないけれど、
 万が一話している所を見られたら、引かれる可能性は高い。
 でも愛馬に語り掛けている風を装えば、
 切り抜けられるのではないかと思う。多分。]

 
(214) 2022/05/30(Mon) 2:54:22

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  なので、限りある生を満喫してくださいね。
  
またのお越しをお待ちしています。



         [唇は弧を描き、ふわりとお辞儀をする。
          また一つここで働く楽しみが増えた。*]
 
(215) 2022/05/30(Mon) 2:54:50

【人】 少年水夫 カイル

 
閉店後:MiraggiO



[全てのお客様が退店して、掃除や片付けが一段落した後、
 僕の提案したお疲れ様会に
 ユスターシュが乗ってくれた。>>170
 ウーヴェは何か思う事があるのか、
 答えはなく店を出て行ったので、>>126
 ユスターシュと一緒にその背を見送った。]



  うん。>>171
  残り物料理は特に、賄いって感じするよね。
  いいね。マスターも勿論、呼ぼう。


[僕の方はと言うと、主に残っていたのはパエリアかな?
 あとは残った材料使って、ブイヤベースを継ぎ足そう。]
 
(216) 2022/05/30(Mon) 2:55:43

【人】 少年水夫 カイル

 
[一緒に厨房に入れば、意を決して話を切り出す。]


  ねぇ、ユスターシュ。
  ペールブルーのお兄さんと話してるの、>>168
  ちょっと聞こえちゃったんだけど、娘さんいたんだね。


[「そのつもりはなかったんだけど、ごめんね」
と付け足す。]
 
(217) 2022/05/30(Mon) 2:56:15

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  前に言ってた最高に"いい女"って、>>0:197
  その娘さんのことかな?

  娘は父親に似やすいっていうもんね。
  僕も、母さんに似ていたらしいよ。
  父さんがそう言ってただけだから、
  本当かどうかは知らないけど。



[詳しい事情は知らないけど、
 前に聞いた話から人物像は浮かんでいたから、>>0:197
 僕はユスターシュに似ている所があるって、
 本当に思ったんだ。]

 
(218) 2022/05/30(Mon) 2:56:48

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  僕はね、前にも話した通り、
  船が沈んで家族や仲間を失ったんだけれど、
  僕自身が死んだのはもう少し後のことなんだ。
  
病気にかかっちゃってね。


  僕は先に父を亡くしているから、
  勝手にその娘さんに肩入れしちゃった……。


[ペールブルーのお兄さんの手助けが突破口になって、
 今までどうしていたか分からない
 娘さんのことが分かるかもしれない。
 今がそういう状況なのは話を聞いて分かった。
 
だから、これが最後かもしれないというのも分かった。


         湿っぽい話は進んでしたくはないけれど、
         最後となれば話は変わってくる。]

 
(219) 2022/05/30(Mon) 2:57:37

【人】 少年水夫 カイル

 
 
  
無事に会えると良いね。

  気を付けて行ってきて。


          [でも、それもこれでお終い。
           お疲れ様会の食卓には、
           出会った時より少し美味しくなった、
           ブイヤベースがあった。**]
 
(220) 2022/05/30(Mon) 2:57:59

【人】 ウーヴェ



  ─ いきたい場所 ─
 

[ 俺の名を聞いて
  何やら思い出したことのある
  そんな様子が見れた>>176 ] 


  ああ、そうだ合ってる
  それがどうかしたか?


[ 次に続く言葉に
  俺は目を見開くことになる>>177 ] 

 
(221) 2022/05/30(Mon) 3:16:17

【人】 ウーヴェ



  ギルドに
  俺の名が……
まだ、ある?



  そうか

         ……そうか


 
(222) 2022/05/30(Mon) 3:16:24

【人】 ウーヴェ



[ アイツらがギルドの俺の名を
  わざわざ消すことなんてしないか。
  でも、それでも
  残っていた>>177
  アイツらと俺の仲間だった”証”が。

  仲間だった”俺の名”が。

  何でだろうな。
  それだけでこんなにも涙が溢れるんだ。


  嬉しいのか、悲しいのか
  全然わかんねぇの
  ただただ胸が詰まって
  感情が溢れた。


  目だけに集中したように
  水が貯まるんだ。 ] 


 
(223) 2022/05/30(Mon) 3:16:46

【人】 ウーヴェ



[ 笑顔なのに
  こんなにも悲しい。

  感情があべこべか、
  これが正しい感情なのか。

  わからない、ただ強い感情に支配される。 ] 

 
 
(224) 2022/05/30(Mon) 3:17:04

【人】 ウーヴェ



[ それでも涙は飲み込めるんだよ。
  俺は大人の男だからな。 ] 

  

  へえ、詳しいんだな
  太陽も休むか
  そうだよな、照らし続けるのは
  疲れるってもんだ

 
(225) 2022/05/30(Mon) 3:17:12

【人】 ウーヴェ



[ 照らし続けるのは疲れる。
  あの時の俺らは
  アイツはきっと、光になることに
  疲れてしまっていたのかもしれないな。
  あの時は想像もしなかった。


  今なら、わかるような気がする。
  俺が、アイツの負担になっていたと。
  アイツにあげた水が多すぎて
  溺れそうになっていたんだ。


  そう思わせてくれよ。
  
俺は俺のせいで死んだと言ってくれ。


  誰かを、
仲間を憎みたくなんてないんだ。 ] 


 
(226) 2022/05/30(Mon) 3:17:39

【人】 ウーヴェ



  ああ、わかるぜ
  パーティ、仲間、いいよな

  誘って誘われて
  一緒に冒険して

  いい出会いがあったんだな


[ 追手という言葉に
  余程の事情にみえて>>179 ] 

 
(227) 2022/05/30(Mon) 3:17:47

【人】 ウーヴェ



   この街で、か……


   じゃあ、
貸してやる

   いいか覚えろよ


[ 突然住所らしき言葉を並べていく。
  追っ手に追われてるのならと
  単なる思いつきだ。 ] 


 
   それ、
俺の家のある場所

   ギルドに名が残ってるのなら
   俺の家も残ったままだ

 
(228) 2022/05/30(Mon) 3:19:56

【人】 ウーヴェ



   持ち家だし宿屋よりは安全だろ
   白い壁の家だ
   俺の耳飾りと同じものが
   ドアに掛かっているからわかるはず

   
   鍵はドアの前の石畳の石の下だ
   一つだけ取れる石がある

   10年は経ってるから
   食べ物類は処分しろよ
   その家にあるものは好きに使っていい
   金目の物も好きにしろ
   大したもんはないがな

   誰か何か訪ねてきたら
   親戚だとでも言っとけ

   使うなら綺麗に使えよ? 
というのは冗談だ


   俺からのこの街で暮らせる手助けだ
   一応綺麗には使っていたつもりだ
   見られて困るモンもねぇ


 
(229) 2022/05/30(Mon) 3:20:07

【人】 ウーヴェ



   まあ、男の一人暮らしだった家に
   行く勇気があれば。の話だけれどな?


  
 [ そんな意地悪い言葉も付け加えて。

   使わなくなった家、
   たまに様子を見に行っていた。
   問題なく使えるはずだ。 ] 

 
(230) 2022/05/30(Mon) 3:20:23

【人】 ウーヴェ



   安全な場所が見つかるまででもいい
   俺はもう使えないからな
   だから追手に壊されたとしても
   問題ない


   この地を離れる時は
   鍵を戻しておいてくれるだけでいい
   他に必要としているやつに
   渡すでもいいさ


   少しでも役に立てたら俺は嬉しいぜ
   半分はギルドの情報の礼な。
   もう半分は俺の気まぐれ。

   嘘。本気にすんなって


   俺と、パーティ組みたいって
   言ってくれたからさ

 
(231) 2022/05/30(Mon) 3:22:53

【人】 ウーヴェ



   また、か
   それはどうだろうな



 [ 笑顔を浮かべてそれ以上は何も言葉は続かない。
   俺の名を、俺を覚えてくれるだけで十分さ。
   ここで会った俺を知ってるだけで良い。

   それはいつかの彼が俺に言った言葉と
   同じような言葉>>2:-36 ]


 
(232) 2022/05/30(Mon) 3:29:33

【人】 ウーヴェ



   ( 思考まで、似てきたのかもな
     
     いや、少し意味は違うけれど。

     でもヴィムの言葉の意味を
     あの時気付けなかった
     宝という意味が>>2:-36
 
     わかった気がするんだ。 )
 

 
(233) 2022/05/30(Mon) 3:29:45

【人】 ウーヴェ



 ── 現在 酒場『MiraggiO』 ──


  へえ?
  随分と甘いものを……

  少々、待ってろ


[ 雑な言葉遣いなのは
  懐かしさも出たからだな。


  持ってきたのは
  『エバ・グリーン』と>>145
  空のグラス。

  一つを二つに分けて彼の目の前へ。 ]

 
(234) 2022/05/30(Mon) 7:33:16

【人】 ウーヴェ



 
   奢ってくれてありがとな
   なあ、俺のこと……いや、いいさ

   ただの店員さ、俺は


   乾杯しようぜ?


[ 一気に飲み干して
  「ごちそうさん」と席を立つ。 ]


 
(235) 2022/05/30(Mon) 7:33:25

【人】 ウーヴェ



   お酒、奢ってやれなくて
   すまないな
   飲み方も教えてやれてねーわ

   それでも、あの時の
   約束を……果たしたかった

   こんなに静かに飲む予定じゃ
   なかったんだけどな


 
(236) 2022/05/30(Mon) 7:33:39

【人】 ウーヴェ



   本当はもう一つあるけどよ

  
[ 彼が先ほどユスターシュと話していたこと
  その内容を聞いた身としては
  もう、もう一つの約束は
  必要ないのかもしれないと思った。 ]



   アイツ……ユスターシュのこと
   よろしく頼むな

   知り合いだったのは
   驚いたけど
   世間は狭いもんだ


[ 冒険者時代なら出会ってたとしてもおかしくない
  俺と二人の出会いを思えば、想像に難くない。 ]


 
(237) 2022/05/30(Mon) 7:34:14

【人】 ウーヴェ




   それがもう一つの約束の
   答えになるさ



[ 名乗りはしない。
  こちらのここにいる理由も話さない。
  酷い男だろ?

  もう死んじまったから。
  本来なら会うことはなかった。
  果たせない約束のまま終わるはずだった。 ]


 
(238) 2022/05/30(Mon) 7:34:34

【人】 ウーヴェ



   ……平気か?

   苦しくないか?

   自分のこと、信じられているか?



[ あの時の独り言
  聞いていたから>>-58


  でもあれからは来なかった。
  それなら杞憂であれば良い。


  出たのは最初に声をかけた時と同じ言葉。
  でも俺も成長したんだぜ。質問攻めだ。

  これだけ聞けば、『大丈夫』だけの答えは
  ないはず、だろ? ]*


 
(239) 2022/05/30(Mon) 7:35:50

【人】 ユスターシュ

 ─ 小話:厨房で ─


 へーへー。
そうかよ。



[面白い死の話は物語の中だけだ。
 現実に死亡している自分たちにとって
 面白くないのは当然だと思っている。

 半分投げ返してくんなよ、ったく。>>200


 もう半分はそうだな、
 あのハーレム(誤解)騎士に似合うな。]


 おいおい、俺のが年上だっての。


[まぁ確かに、ふらふらした大人だし?
 世話になってなかったとは言わない。

 口の言葉とは裏腹に、そうかよって
 笑って受け入れておいた。>>201

 世話した覚えはどうだろうか。
 気にはかけているけれど。]

 
(240) 2022/05/30(Mon) 8:18:05

【人】 ユスターシュ

 ─ 小話:厨房で ─


 へーへー。
そうかよ。



[面白い死の話は物語の中だけだ。
 現実に死亡している自分たちにとって
 面白くないのは当然だと思っている。

 半分投げ返してくんなよ、ったく。>>200


 もう半分はそうだな、
 あのハーレム(誤解)騎士に似合うな。]


 おいおい、俺のが年上だっての。


[まぁ確かに、ふらふらした大人だし?
 世話になってなかったとは言わない。

 口の言葉とは裏腹に、そうかよって
 笑って受け入れておいた。>>201

 世話した覚えはどうだろうか。
 気にはかけているけれど。]

 
(241) 2022/05/30(Mon) 8:18:05

【人】 ユスターシュ

 

 ……まぁな。
 あ、でもあの客は居る可能性高いぞ?


[付き合わせるのだから当然だ。
 どうせその時自分は相手に見えないし抵抗はない。]


 あのなぁ、
俺の娘は可愛いんだ。

 一目惚れでもしてみろ。未練が増えるぞ



[この言葉が冗談なのか本気なのか。
 そこは受け取り手に任せる。>>203

 己の未練なんて、抱えなくていい。]



 ……そっか。


[言葉は続かなかった。
 それに気遣いを感じて苦笑い。>>204

 やっぱ、良い奴だよな。と再確認する。]
 
(242) 2022/05/30(Mon) 8:18:20

【人】 ユスターシュ

 

 おーおー、そうかよ。
 それはどうもな。


[背を押す言葉に笑って返す。>>205


 ……そうだな。
 俺には幸せがあったし
 残っている可能性がある。


[そう言って、一度言葉を区切って
 そうして続けた。]
 
(243) 2022/05/30(Mon) 8:18:34

【人】 ユスターシュ

 

 なぁ、こうやって酒場開いてさ
 客をもてなしたり、話したり
 俺は楽しかった。
 お前はどうだった?



[幸せっていうのはささやかでも
 そういう感情の中に生まれるんじゃないかと
 沢山の人と話していたのは
 人との関りを嫌ってないからだと
 身勝手でも思いたかった。]

 
(244) 2022/05/30(Mon) 8:19:32

【人】 ユスターシュ

 

 ……それ、



[珍しい言葉に目を丸くした。>>207
 やっと彼の心の中を零して貰えたような。]


 ……嘘でも何でもいいさ。


[優し気な笑みを相手に向ける。]


 同じ場所にいてさ、一緒に過ごしているとさ
 同じように居られるって思うよな。

 でも実際はさ、
 それぞれの人生を歩んでいる。
 俺はもう、行く時間になっちまった。

 ……だからさ、俺はちょっと先に行って
 お前らを待っててやるよ。

  
(245) 2022/05/30(Mon) 8:19:52

【人】 ユスターシュ

 
[未練を果たさない選択肢は己にない。
 どう言いつくろっても置いていく。
 その事実は変わらない。

 幸せを願って貰えるのに甘え>>209
 優しい嘘に甘え
 世話になったのは、こっちの方だったな。]
 
(246) 2022/05/30(Mon) 8:20:04

【人】 ユスターシュ

 ― 閉店後:MiraggiO ―

 そうだな。
 賄いってさなんか美味い気がするよな

 それにしてもカイルの料理はよく売れたな。
 流石だな、料理長。


[そう言って笑った。

 厨房に入れば、カイルからも>>217
 聞いてしまったカミングアウトがやってきた]


 ああ、いるな。
 可愛いぞー。


[謝罪の言葉には気にすんな、と軽く。
 聞かれたくなければ声をもっと潜める。]
 
(247) 2022/05/30(Mon) 8:20:24

【人】 ユスターシュ

 

 なんだ、まだそんな話覚えてたのかよ。
 そうだよ。あたりだ。

 ───── ん?
 いや、あいつは俺に似てはないぞ?
 いや、垂れ目ではあるが……


[血が繋がっているかどうかは未だにはっきりしないし
 多分今後もしない。
 まさかあの発言から己に似ているなんて
 発想が来ると思わなかった。>>218
 
(248) 2022/05/30(Mon) 8:20:41

【人】 ユスターシュ

 
[カイルからも、彼の事を聞く。>>219
 てっきり船で共に死んだと思っていた。
 だから目が丸くなった。]



 ……そうか。
 いや、お前の視点ならそうなるだろ。


[おいて行かれるのも辛いな、と

 言うのは簡単だがそんな言葉一つで終わらない。終われないからゴーストになっているのだろうから。
 傷付けそうで簡単に、言葉に出来ない。]



 ああ、そうするよ。
 ありがとうな、カイル。



[今度こそ、その頭に手を伸ばした。
 受け入れて貰えたかどうかは
 二人だけが知る。]
 
(249) 2022/05/30(Mon) 8:21:02

【人】 ユスターシュ

 
[そのブイヤベースを口にすれば
 前よりうまくなったな、と素直に称賛した。

 マスターに一緒に飲もうぜと酒を注ごうとし
 この場にウーヴェが戻れば歓迎するし
 ヴィムも加わるのなら来いよ、と手招きする


 ゴーストたちの宴は、まだ終わらない。]
 
(250) 2022/05/30(Mon) 8:21:17

【人】 ユスターシュ

 ― 夜明け前:ノアと ―


 受け取らない訳ないだろ


[言葉の約束をどれ程かわしたとて、
 果たされる保証がないのは自分もよく
 とてもよく、知っている。>>192


 その指輪を大事に指でなぞる。]


 了解。
 こっちもそのつもりで準備しておくな。


[3年。他の奴に比べればまだ短くても
 己にとって楽しい事もあれど苦しい3年だった。
 それに比べればあと3週間待つのは何てことない。>>193
 こことの別れの準備も出来るしな。

 話せるから、見えるから
 まるで生きているかのように錯覚しかねない
 けれども、ここに居る全員は死んでいる。
 その事実は目を伏せようが決して変わらない。]

 
(251) 2022/05/30(Mon) 8:21:53

【人】 ユスターシュ

 

 ああ、またな。>>194


[自分が見えなくなっていたとしても
 彼が無事帰れるよう姿が見えなくなるまで
 その場で見送った。]


 無事に、帰れよ

 
(252) 2022/05/30(Mon) 8:22:07

【人】 ユスターシュ

 ― それから ―

 マスター、この指輪さ
 預かってくれないか?


[そう言って、約束の指輪を差し出した。]


 この前来た綺麗な青い髪の客のなんだけど
 俺が返すのは多分無理だからさ。どうか、お願いします。


[そう言って、深く頭を下げて願った。]


 俺、未練を晴らすために動くよ。
 出来るかはまだ分からないけど
 一応きちんと別れを言っておく。

 ここに居ていい、と受けいれてくれて>>0:108
 不真面目してたのに追い出さないでくれて

 今まで本当に有難うございました。


[これで出戻りになったら恥ずかしいな。
 そんな事を思った。
 でも、そうならない予感もあった。]

 
(253) 2022/05/30(Mon) 8:22:25

【人】 ユスターシュ

 ***

 あのさ、俺暫くしたら
 未練晴らす為に出ていくわ。
 ま、でもいつも通りでいてくれな。


[けじめとして皆にそう言いだしたのは霧の日からすぐ。
 反応はどうだったかな。

 後にヴィムには酒に付き合えよ、と果実酒を差し出した。
 付き合ってくれたのなら、いつも通りのありきたりで、普通の会話をしただろう。

 ウーヴェには、行く時ついてくんなよ、と笑って言っておいた。

 カイルには、受け取って貰えるのなら自分が作れる限りのレシピを伝授しておいた。


 他の奴はそれぞれの未練に対してどうだっただろうか。
 何か告げられたのならその時々で反応しただろう。]
 
(254) 2022/05/30(Mon) 8:22:53

【人】 ユスターシュ

 

[手紙を書く。
 ノアにまずは受けてくれた感謝と渡す手紙の説明。

 宿屋の二人には感謝しているし迷ったが、
 死者からの言葉は普通はないものだから。

 ご老人の夫婦だし、あっちで会えたらと
 そう思う事にした。

 娘には……悩んだ。
 唸りながら紙に向かうユスターシュの姿は
 何度も見られた事だろう。
 伝えたいことが多すぎる。

 悩みに悩んだあげく、自分らしくと開きなおり
 ぱぱっと最後は書き上げた。

 後は待つだけ。]
 
(255) 2022/05/30(Mon) 8:23:23

【人】 ユスターシュ

 ***
[ノアは約束通りやってきた。>>195
 俺は席を立って、手紙をもって扉に向かう。
 相手から見れば手紙だけふわふわと浮いて
 動いている状態だっただろう。ホラーだ。]



 んじゃあな。


[最後はいつも通りに。
 見送ってくれた奴はどれ程いたか。
 誰がいてもいなくても、笑顔で手を振って

 その場を後にした。]


 聞こえねーだろうけど、よっす。ノア


[そう言って、扉から手紙を出した。
 そうした途端、それは自分で持てなくなって、
 するり、と手から零れた。


 相手は上手く受け取れたか、はたまた地面に落ちたか。
 どちらにしても悪い、と。聞こえなくても声をかけた。

 ノアへの手紙にはこう書いてある。
 性格に似合わない綺麗な字だ。]
 
(256) 2022/05/30(Mon) 8:23:55

【人】 ユスターシュ

 
[まずは宿屋に向かう。勿論ついていっている。

 そこで話を聞く。>>196
 お姫さんがお嫁にいったこと。
 おめでとさん、と言っておいた。
 届かなくても、ちゃんと返してる。

 こっちの話を未来にねだられれば ]


 わーったよ。
 付き合って貰った礼だ。
 その時は、でもお前の話も聞かせろよ?
 
 出来ればさ、俺より長生きしてから来いよ?


[人生望まず死ぬこともある。だから願いは願うだけ。

 それでも、人は願う事はやめられない。

 そこは街の出入り口からちょっと不便な位置。
 だからこそ割安で好きこのんで使っていたのだけど。
 そこにいる老夫婦はいつも通りだった。
 ノアに話しかけられれば、二人は不思議そうに顔を見合わせて、困ったような顔をした。

 自分の代わりに、頭を下げてくれるのに
 目頭が熱くなったのは秘密だ。]

 
 
(257) 2022/05/30(Mon) 8:25:09

【人】 ユスターシュ

 

 「ええと、貴方は一体……?
  もしかして、美人の剣士の女性に頼まれました?

  だとしたら、やめた方がいいわよ?

  あの人ね、二度も娘さんを捨てているの


  何を言われたとしても
  あの人にあの子といる権利はもうないわ
 
  御免なさいね、あの子をもう
  大人の都合で振り回してあげたくないの」


[そう告げれば、苦笑いした。
 ノアがユスターシュからの手紙を見せるか
 その名を出せば、そのご夫婦の誤解は解ける

 そうすれば聞けるだろう。
 彼女は今、この老夫婦の親戚の宿にいると
 ここに居たら、またあの母親に見つかって
 面倒になるから少し離れた町に行かせたと

 そこで、冒険者ギルドに依頼を出して
 今でもユスターシュの情報を求めている、と。]
 
(258) 2022/05/30(Mon) 8:25:32

【人】 ユスターシュ

 ― 少し離れた町 ―

[そこのギルドには、埃を被った情報を求める依頼が
 張られている。>>0:94

 『依頼:消えた冒険者ユスターシュの情報。
     何でもいいのでお願いします。
  
            依頼人:アイシャ』

 その宿屋に辿り着けば、髪を二つに結ってリボンをつけた、16歳の少女がいる。
 ユスターシュと似ているか、と言われると垂れ目同士ではあるが……といった具合だ。


 どう見ても、健康そうな姿で、宿の受付に立っている。
 彼女の元に向かうのなら、
 その子は花が咲くような笑顔で言葉を紡ぐ。]


 「いらっしゃいませ。
  お客様でしょうか。」  **


 
(259) 2022/05/30(Mon) 8:26:28

【人】 少年水夫 カイル

 
[霧深い宴の夜が終われば、
 夜空は星の瞬きを取り戻す。

 皆の迷いは、どのくらい晴れたかな?

 まだの人がいるのならば祈ろう。
 星が落ちる数だけ、願いは存在する。]

 
(260) 2022/05/30(Mon) 18:58:28

【人】 少年水夫 カイル

 
[ターバンのお兄さんと、そのお友達のことを祈った。

 空は繋がっている。
 もしかしたら僕が祈った流れ星と同じ星に、
 お兄さんが僕たちのことを祈ってくれているのかもしれない。



 
占い師のお姉さんの負担が軽くなる様に祈った。

 例え話って、主語があやふやになっているだけで、
 大抵自分の話だったりするよね。



 
ユスターシュとその娘さんが無事会えるよう祈った。

 こんなに早いうちに、父親に先立たれるのは辛いけれど、
 何も分からないまま生きるのは、もっと辛い事だ。
 きっと娘さんの頭に手を伸ばしても、
 ゴーストのユスターシュは触れることが出来ない。
 とりあえず代わりに、僕が受け取っておいたよ。>>249

 
(261) 2022/05/30(Mon) 18:59:22

【人】 少年水夫 カイル

 
 
 
[今夜も
がきらり、一つ流れた。]

 
 
 
(262) 2022/05/30(Mon) 18:59:35

【人】 少年水夫 カイル

 
[迷いが晴れる人がいる中で、
 霧中に飛び込み惑う人がいる。
 死に逝く人がいる中で、産声をあげ生まれる命がある。
 何かと、その対になる何かが共存しながら、
 世界は廻り、時を駆ける。

 僕らの日常の様な非日常も、
 変わることなく続いていく。
 霧の夜以外は相変わらず、
 生者に干渉することも干渉されることもなく。]

 
(263) 2022/05/30(Mon) 19:00:55

【人】 少年水夫 カイル

 
[エアハートさんとアリアは
 時々店に遊びに来てくれたかな?
 「アリア!今日も綺麗だね!」そんな言葉をかければ、
 僕に視線を向けてくれただろうか。

 さらさらと靡く鬣が、
 より滑らかになったような気がする。
 
女っぷりが上がったね!

 そんな小さな何かが、僕の日常を彩った。


 霧が立ち込める夜は、また酒場が開く。
 ペールブルーのお兄さんは
 リピーターになってくれたかな?
 もしまた来てくれたら、
 ユスターシュのことを聞いて、お礼を伝えて、
 「お薦めは唐揚げです」と言うんだ。

 
僕には秘伝のレシピがあるからね。>>254*]

 
(264) 2022/05/30(Mon) 19:01:51

【人】 天馬騎士 エアハート

 
―― 会計時 MiraggiO ――


  カイルさんですね。
  此方こそありがとうございます。
  覚えておきますね。


[ここまで来て警戒心が薄れていたのは本当。
 思わぬ攻撃にきょとんと目を丸くした。]


  はは、完全に油断していましたね。
  カイルさんが悪い幽霊じゃなくて助かりました。
 
(265) 2022/05/30(Mon) 19:14:47

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  そうですね――…
  
「それはお渡し出来ません」

  と言って命乞いをします。
  
  まだやりたい事も見たい景色もあります。
  それに、アリアは扱いが難しいから、
  私がいないとその後どうなるか心配です。
  それで処分でもされようものなら
  自業自得の自己嫌悪で未練しか残らないでしょう。
  
  勝手ですが、カイルさんの事もきっと恨み続けますよ。
  出来れば、そういった関係にはなりたくないので
  勘弁願います。
 
(266) 2022/05/30(Mon) 19:15:52

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  土産話でしたらお安い御用です。
  日常の些細な事件から任務で出逢ったモンスターまで
  我らが天馬騎士団の幅広い活動は、
  話のネタには事欠きません。

  それにプロテア自体が、
  人と情報の入り乱れる町ですから
  この酒場のような面白い話もあるかもしれません。
 
(267) 2022/05/30(Mon) 19:16:16

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  ありがとうございます。
  
またお邪魔しますね。



[お辞儀に対し軽く敬礼をする、
 胸に淡く通う気持ちに、自然と笑みが零れた。]*
 
(268) 2022/05/30(Mon) 19:16:45

【人】 少年水夫 カイル

 
数年後:MiraggiO



  ヨーソロー!

  『 MiraggiO 』へ、ようこそ!



[街灯に導かれるように、迷い込んだお客様たち。
 僕は今宵も笑顔で迎える。
 その中には、知っている顔もあったかもね。
 何度も来店してくれるのは歓迎するよ。
 死んだ後の再就職で、再会はしたくないけどね。


 ゴースト店員も、メンバーが変わっているかもしれない。
 この店を巣立っていった人もいれば、
 新たな人材が何の因果かこの店に辿り着いたりして。]

 
(269) 2022/05/30(Mon) 19:33:56

【人】 少年水夫 カイル

 
[ドアが開き、生者が入るたびに声を掛けて、
 注文を取って、お酒や料理を出す。
 お客様の話を楽しそうに聞く。

 
いつも通りの、霧幻の宴だったのだけれど―――……。]

 
(270) 2022/05/30(Mon) 19:34:18

【人】 怨霊 カイル

 
[相手は僕たちの船を沈め、
 奴隷として売り飛ばそうとした海賊のリーダー。
 流石に僕もここまで大物が釣れるとは思っていなかった。


 いつも一生懸命働いているから、日頃の行いの賜物かな?
 ……なんてね。きっとこんな僕の為に、
 無念が晴れるのを祈ってくれた人たちの、
 願いが届いたんだと思う。



        
有難う……きっと、この謝意は届かない。]

 
(271) 2022/05/30(Mon) 19:35:57

【人】 少年水夫 カイル

 
[この時、お店には誰が残っていただろう。
 先にこの店を卒業したのが、
 僕だったとしても、ウーヴェだったとしても、
 僕はこの店に友情の証を遺した。


 店内に飾られている、押し花の貼られたカード。>>0:157
 成仏する前に刻んだ言葉は―――――……]
 
(272) 2022/05/30(Mon) 19:38:26

【人】 少年水夫 カイル

 
[メルヴェイユの絵本、>>0:387
 僕は読んだことがあったから、
 ヴィムの名前を最初に聞いた時は、
 同一人物ではないかと一瞬怯んだ。
 
でもね、僕は本物の悪党を知っている。

 だからヴィムが、大罪人だなんてあり得ないって、
 すぐに思い直したよ。



 ウーヴェは涙腺の弱い雨男だけれど、
 君は自分の為に泣いたことって、あったのかな?
 少なくとも僕は、
 そんなウーヴェを見たことはなかったと思う。

 だから本当はね、
 
「どの口が言ってんの???」
って、>>0:251
 控えめに言ってちょっと思ってたけど、
            このまま、多分存在しないだろう
            墓まで持っていくからね!]

 
(273) 2022/05/30(Mon) 19:39:41

【人】 少年水夫 カイル

 
[ユスターシュの娘さん、無事で良かったね。
 血の繋がりがどうであれ、やっぱり僕は似ていると思うよ。
 だって、気立てが良くて
(面倒見が良くて)、

 健気で
(大切な人の為に必死になれて)、

 泣き言を言わない人
(無暗に人を恨まない人)

 だったんでしょう?>>0:197                     
 
序でに破滅を招く女の何処が、"イイ女"なのか教えて欲しい。
>>0:196



 幸福をすべて奪われた、そう思っていた僕だけれど、
 僕はこの店で新たな幸せを見つけて、
 無念を晴らすことまで出来た。
 僕を拾ってくれた店長には、誰よりも感謝している。
 でも不純な志望動機を隠していたことは、
 申し訳ないと思っている。]

 
(274) 2022/05/30(Mon) 19:40:30

【人】 少年水夫 カイル

 
[船が沈められ、父さんと仲間を殺された時も、
 病気になって命を落としたその時も、
 僕は涙はおろか、声すら出なかった。

 だから、今度はちゃんと遺していくよ。]


  ここでの日々は、僕にとって宝物だった。
  一緒に働いた仲間たちも、
  美味しいと料理を食べてくれたお客さんたちも、

  みんな、みんな、大好きだよ。

          有難う。サヨナラ―――……。



[僕の逝き着く"最果ての地"が、
 どんな所か分からないけれど、

         
霧の晴れた夜明けに、僕は旅立った。
*
*]

 
(275) 2022/05/30(Mon) 19:41:43

【人】 ユスターシュ

 ― 旅路の果て―


 アイ、シャ……


[彼女は自分に気付かない。 
 娘の視線はノア生者にだけ向かう。]


 アイシャ……
アイシャ、
アイシャ!!!

 

[無我夢中で手を伸ばして、
 抱きしめようとして、

   その体はすり抜けた。   ]



 ……あ…ぁ……
あぁ……



[会えたのに。娘はそこにいるのに。
 自分は彼女を抱きしめるどころか、触れることも、声をかけることも、存在を認識してもらう事すらもう、出来ない。


 その事実が死んでいるという事、嫌という程刺さる。]
 
(276) 2022/05/30(Mon) 19:43:17

【人】 ユスターシュ

 
[膝をついて、崩れおちた。
 頭では理解していた。三年だ。もう三年。
 とっくに己の死を受け入れていたのに。
 一目会えれば、元気でいるのを見る事さえできれば、それで十分過ぎるというのに。

 いざ娘を目の前にしたら
という終わりを迎えている。
 その事実が、今頃、心を、深く抉る。>>114

 
(277) 2022/05/30(Mon) 19:43:25

【人】 ユスターシュ

 
[アイシャは手紙を渡されるのなら
 明らかに動揺したように大きな瞳を見開く。

死んだ旨をはっきり告げるかどうかはノア次第。

 どちらにしても、少女は泣きながら父の事を教えて欲しいと必死に聞き出そうとする事となる。

 彼女はそうして、渡された後手紙を開く事になる。]


 『アイシャへ

  何かあった時の為に手紙を残しておく。
  悪いな、帰れなくなって。

  側で守り切れなくて本当に御免。

  アイシャ、お前は今元気か?
  幸せで、いられているか?
  父親として、お前の幸せをずっと
  願って、祈っている。

  どうか、笑って生きてくれな。


            お父さんより』
 
(278) 2022/05/30(Mon) 19:43:49

【人】 ユスターシュ

 
[手紙に涙が零れる。
 大きなものが一つ、二つ、そしてボロボロと。
 お父さん、と繰り返し呼びながら。

 そんな娘を後ろから抱きしめるように包む。
 でも、何一つ、伝えられない。
 共に泣いても、意味が何一つない。

 愛した娘の涙一つ、もう拭ってやれない。
 それに、自分も涙をこぼす。]


 アイシャ……
 悪い、ごめん、本当、死んで……
ごめっ……


 
(279) 2022/05/30(Mon) 19:43:59

【人】 ユスターシュ


[そんな後悔をしていたら、アイシャは自分で泣き止んで
 ゆっくりゆっくりノアの方を見る。]


 「すみません、取り乱して。
  ……父はもう、居ないのですね。

  分かっていたのです」


[母親から聞いたのです、と彼女は告げた。]


 「あのですね、父の遺品……
  何もなかったのです。捨てられてしまって

  だから、本当にありがとうございます。
  父の一部が帰って来てくれたのが……
  今、本当に嬉しいのです」
 

[彼女は笑顔を浮かべて、言葉を続ける。]
  
(280) 2022/05/30(Mon) 19:44:11

【人】 ユスターシュ

 
 「あのですね、私は一人になって知ったんです。
  私はいかに守られていたのか、と
  守られているだけじゃ駄目だって思ったんです。

  父は私の為に、色々お酒とか
  完全じゃないけど
我慢してくれていたのです。

  ですから、これからは
  あっちで安心して好きな事していいよって
  そう伝えられるように
 
  私、ちゃんと笑って生きていこうって
  決めて生きているんです。
  だから、心配しないで下さい」



[小さな少女は、守られるだけじゃなくて
 成長して、強くなっていた。]
 
(281) 2022/05/30(Mon) 19:44:23

【人】 ユスターシュ

 
[針は進む。もう、止まる事はない。
 未練はもう、全て果たした。
 アイシャは笑ってくれた。生きてくれる。


 アイシャに気付かれないよう彼女の背に
 魔法を一つ、発動した。

 それは、まるで蝶のように、蛍のように
 アイシャが気に入っていた、光の魔法。
 その光が文字を描く。]


 ありがとう

  ノアも、笑って生きてくれな



[小さな光一つ、ふわりと舞って
 彼女の中に、
消えた。]

 
(282) 2022/05/30(Mon) 19:44:45

【人】 ユスターシュ

 
[アイシャは時間さえあればノアの知る
 ユスターシュを教えて欲しいと願った。
 それは叶ったか叶わなかったか。

 その後どうなったかは
 もう、彼が知る事は、ない。]



        [ 霧の夜の再会は
           彼の抱えていた霧を晴らした。 ]
 
(283) 2022/05/30(Mon) 19:44:59

【人】 ユスターシュ

 
[ 彼の話はここまで。
  いつか、長い旅の果てに
  同じ場所に辿り着く時は

     どうか、迷わずに。>>0:0  ]**

 
(284) 2022/05/30(Mon) 19:45:12

【人】 ウーヴェ



 ─ 祈り ─


  縁っていうのは
  いろんな繋がりがあるよな

  家族、友達、仲間
  運命で繋がっている相手とかな?

  そして今日出会ったっていう縁もある

  お嬢ちゃんには縁があるんだろ?
  祈ってやると良い
  

[ 少し自分の話もしてしまったな。
  自慢するようなことでもない
  ただ、こういう奴もいるんだから
  そうはならないようにしてやってくれと。

  その呟きに向けて言ったつもりだ>>151 ]

 
(285) 2022/05/30(Mon) 20:42:17

【人】 ウーヴェ



         当てずっぽうに空でも良いけどさ
         名前を読んでみると良い
         その方向に向かって
         投げてやってくれ
         きっと相手も気付いてくれる。

         名前を呼ばれたら反応するだろ?

 
(286) 2022/05/30(Mon) 20:42:21

【人】 ウーヴェ




   ハハッ! そりゃ悪いことをした
   でもそこで怒るようじゃ

   お子様ってことだぜ?

   大人の余裕で微笑んでやれよ
   その方がずっと強く見える


[ 反応が良くて笑ってしまった>>153
  悪いな。馬鹿にしてるとかじゃないんだ。 ]

 
 
(287) 2022/05/30(Mon) 20:42:25

【人】 ウーヴェ




   じゃあ言い直しだ
   どんどん食べて元気になれよ


 
(288) 2022/05/30(Mon) 20:42:29

【人】 ウーヴェ



[ ハバネロ余ってたよな確か。
  なんて考えながら。

  俺は雨が付き纏ってくる男だから
  お嬢ちゃんの考えていることまでは
  想像もできなくて>>155


  だからハバネロの辛さに涙が出たのなら
  「刺激が強すぎたか?」と
  心配そうに触れられない頭を撫でていたかもな。 ]**


 
(289) 2022/05/30(Mon) 20:42:43

【人】 ウーヴェ



[ 考え抜いた先の俺の答え

  ゴーストは未練を晴らさないといけないのなら
  未練を晴らせないと諦めた場合はどうなるのか

  ずっと現世に居続けるのか
  ここにいるのなら
  きっと楽しくはあると思う


  それでも、俺は
  俺の望みは─────……

   

            消 滅 し た い 。またアイツらと

                魂 ご と 。 笑い合いたかった
 ]


(290) 2022/05/30(Mon) 21:07:20

【人】 ウーヴェ



[ なあ、ヴィム
  あの時、何聞こうとしてたんだ?>>0:391
 
  俺の心が見透かされそうで

  怖くもあり、不思議でもあった。


        ────────結局聞けなかったな。 ]



(291) 2022/05/30(Mon) 21:07:32

【人】 ウーヴェ



[ カイル。
  なんとなくだけどな……

  お前が何がしたいかっていうの気が付いていた。

  
近かった。俺たちのその感情は。

  だから聞いてないけどわかってる。

  でもきっとその感情にも種類ってあるんだよな

  人の為
  自分の為

  
俺は自分の為に人を憎めなかった

  いつか、泣いて、涙が出たらさ
  その気持ちを少しでも浄化してほしいと思うよ

  人は憎しみだけでは生きていけないってのは
  よく聞くんだけど
  俺たちゴーストだから別に生きていけるか。
  むしろ憎しみが糧になるのかもしれないな。 ]


 
(292) 2022/05/30(Mon) 21:08:05

【人】 ウーヴェ



[ ユスターシュ。

  
アンタ俺を置いて行ったよな?


  恨んでないけど、
恨んではいなけど。

  ひどい仲間だよ。アンタもな。
  だから嫌いになれないんだ。


  俺はそっちには多分行かない。
  だから待ってても無駄だぜ?>>245

  俺を待つことはやめとけ。
  自分の道を進むアンタを俺はみたい。 ]


 
(293) 2022/05/30(Mon) 21:10:23

【人】 ウーヴェ

 
  

   俺に長期休暇をくれないか


[ マスターにこの言葉を進言したのは
  数日後。

  思い立ったらすぐ行動だ。
  本当は黙っていなくなるつもりだった。

  でも、世話になったし
  何より此処は俺の帰る場所でありたかった。

  だからまた戻ってくるさ。
  俺の魂が消える方法がわかったら。
  
わからなくても様子見くらいには戻ってくるとは思う。


  長期休暇が許されればな。
  ダメだったら……
  ちょっとした休暇を沢山貰うことに
  なるかもしれないな。 ]


 
(294) 2022/05/30(Mon) 21:11:05

【人】 ウーヴェ



[ ゴーストを消滅させる方法があるのかは
  わからない。
  だから探してみる。

  アイツらと旅した場所を巡りながら。
 
  
消えるための旅をはじめよう。 ]


 
(295) 2022/05/30(Mon) 21:11:31

【人】 ウーヴェ



[ なあ、マスター

  アンタの道は明るいか?
  
  近くに居られなくとも
  俺は照らしたいと思うよ
  ゴースト達の道を>>0:57 ]


 
(296) 2022/05/30(Mon) 21:11:49

【人】 ウーヴェ




[ もしかしたらお嬢ちゃんが来た時には
  俺はいないのかもしれないな?>>160 ]



      
 [ でもやっぱ。審判はごめんだね>>-137 ]

 
(297) 2022/05/30(Mon) 21:11:57

【人】 ウーヴェ



  [ 店の前。誰にも告げずに。
     お辞儀を一つして。 ]





 
(298) 2022/05/30(Mon) 21:12:20

【人】 ウーヴェ





   
『 あばよ。みんな 』





 
(299) 2022/05/30(Mon) 21:12:24

【人】 ウーヴェ








[ 俺はその店から一歩踏み出す。 ]


[ 俺の道も照らされていたら良いな。 ]**

 
(300) 2022/05/30(Mon) 21:12:28

【人】 ウーヴェ






[ 俺がこの店を立ち去った後、       
  店に近付く人の影。       
     
  それは、かつて仲間であり       
  勇者に憧れた若者に       
        とてもよく似ていた。 ]    

 ─ あるかもしれない未来 ─ **
       
 
(301) 2022/05/30(Mon) 21:14:04

【人】 ノア


[ この世の全てに答えはないから
  迷い、惑い、選ぶしかできない

  この答えも、今だけは正しいと思っているよ

  どうか、いつまでも良い夢を。
  甘い優しさは貴女の傍に、ある。 ]

 
 
(302) 2022/05/30(Mon) 21:19:38

【人】 ノア


    私は、貴女の仇となろう。
    次の答えを見つける日まで。**

 
(303) 2022/05/30(Mon) 21:20:06

【人】 天馬騎士 エアハート

 
 ― 夜明け ―


[長いようで短かい夜に終わりの時が来た。
 薄らと柔らかな光が降り注ぐ。
 あの深い霧がまるで嘘のように
 窓の外は視界が開けている。

 ふと気付けばゴーストの姿は無く、
 華やかな宴のあとには
 何処かしんとした寂しさが沁み込んでいた。]
 
(304) 2022/05/30(Mon) 21:27:03

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  カイルさん、また来ますね!
  約束通りお話を沢山持って来るので
  楽しみにしていて下さい。

  ええと、前髪をあげたワイルドな店員さん、
  私は確かに偶に人誑しだったかもしれませんが
  仰る通り、誉め言葉として頂いていきます。
  
 あと頭に何かささったのは気のせいですか?


  青い薔薇の店員さん、
  アドバイスありがとうございました!
  すぐには変えられないかもしれませんが、
  貴方の言葉がきっかけになるのは確かだと思います。

  それと……
  私の愛馬が好きそうな雰囲気を漂わせた
  垂れ目の店員さんに、
  長い髪で大人しそうな店員さんも、

  皆さん、お世話になりましたー!


[人間だけが残ったように見える空間で
 響くように礼を伝える。]
 
(305) 2022/05/30(Mon) 21:27:19

【人】 冒険者 キンウ

 ──回想:霧の夜・ウーヴェ──


 ……貸してやる?

[その言葉を聞いて、最初は目をパチクリさせた>>228]

──一生懸命覚えた。
ウーヴェの唇が象る形を、目で。
ウーヴェが発する声を、耳で。

紙に描きとらずに覚える…暗記術は得意だ。
わからない単語があったとしても、
カナに置き換えて覚えておき、後で調べればいい


時々、うん、うん、と頷きながら一生懸命聞いている。

耳飾りの色
もしっかり目に焼き付けた]
(306) 2022/05/30(Mon) 21:27:32

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[そんな中、近寄ってきた男性の声に答える。]


  伝票……ですか?
  会計は先に済ませましたが、
  そういえば頂くのを忘れていましたね。
  えーと、飲み物は結局何杯だったかな。
  

[メニュー表を見て悪戦苦闘する彼に
 役に立ちそうで立たないアドバイスと、
 応援はしていた。

 そして店を後にした。]*
 
(307) 2022/05/30(Mon) 21:27:41

【人】 冒険者 キンウ


 男の一人暮らし?>>230
 
アンナモノやソンナモノもあるのかな?


 うん、大丈夫。
 アタシの母さんは物心ついた時にはいなくって。
 父さんと、兄と、男所帯で育ったから。

 父の最後も看取った。
 その時一度、徹底的に後片付けしたからね。
 綺麗に使うのは、請け合えるよ。

[ギョクトの慌てた顔を見たのは、あの時が最初で
最期
]


 安全な場所が見つかるまで?
 隠れ家アジトを提供してくれるってこと?

 発破をかけられるかもしれないよ?
 それでもいいの?
 どうして、そんなによくしてくれるの?


[──……応えが聞けた>>231]
(308) 2022/05/30(Mon) 21:28:17

【人】 冒険者 キンウ


[背中を預けて戦いたかったな
……それはもうできないんだね。

そんな
“未練”
のある言葉も涙も飲み込んで。
アタシも大人になりたいから、笑顔を見せるんだ]
(309) 2022/05/30(Mon) 21:32:06

【人】 冒険者 キンウ


[会えるかという言葉には、返事はもらえなかった>>232
それはそうだろう。

次の霧の夜、再びここに招かれるとは限らない
招かれたとして、ウーヴェがいるとは限らない。
いや、むしろウーヴェがいなくなっていた方が……

アタシは彼のゴースト事情を知らない。
でも、彼の心にかかった霧が晴れることを願う。

アタシは彼の心が平穏に向かうための、
その、一欠けらになりたい
小さな小さな一欠けらでいい……なれるといいな。
]**
(310) 2022/05/30(Mon) 21:35:21

【人】 Master レイ



   ───あぁ、随分と殺風景になったね

   少し寂しいな

   …でも あの子たちの道が
   照らされたのなら良かった

              そう、思わない?
   

[ 人の減ってしまった暗い店内で
  ゆらりと火の揺れるランプを見つめ
  誰かに話しかけるよう、柔らかな声を放つ。 

  見送ってきた人はもはや数知れない。
  君たちの考えていることなら
  わかっているよ。
───少しはね。 ]

 
(311) 2022/05/30(Mon) 21:58:21

【憑】    


[  未練の魂が彷徨う先の果てに 此処はある  ]

 
(312) 2022/05/30(Mon) 22:05:22

【憑】    


[  深き霧の夜に 境界から 
んでいる  ]

 
(313) 2022/05/30(Mon) 22:07:18

【人】 Master レイ



   いってらっしゃい。

   僕はいつでも、
君たち
の訪れを待っているよ。


[ 君たち死を知る者の歩む道が照らされますように

 
              見送る言葉は変哲のない
               優しい微笑みと共に ]**

 
(314) 2022/05/30(Mon) 22:08:24

【人】 冒険者 キンウ

 ──後日──


 はい、遠い親戚なんです。
 降ってわいたように遺産相続の話がきて、
 アタシ自身ビックリしてます。

[不思議な霧の一夜が過ぎてどれくらいたっただろう。
周囲の人にそんなふうに応えるのは三回目くらいだったか。


あの日、店を後にしたのは何番目だったかな?

何時頃だったかまでは覚えていないけど
ハバネロまみれのピザを
フィアンメッタと食べたような気がするんだけど…
どうだっただろう。お酒も大分入っていたから記憶違いかも?

彼女には真名が陽葵ヒマリだということを伝えて。
それから、吹き矢のこと、自分に追手がかかっているということ、
シノビは“抜け忍”を絶対許さない掟があって(国家機密の漏洩を恐れるから)
常に死と隣り合わせの毎日で
一つ所に中々落ち着けなかったということ、
そんなことを打ち明けたはずだ。

それから、エアハートさんのお会計する姿を盗み見て
ゼロが一桁違うのでは、と、思ったのも記憶に残っている。
奢ってもらいすぎたから、何かお返しをした方がいいのか。
例えば、アリアへ極上の人参を持っていくとか…
]*
(315) 2022/05/30(Mon) 22:13:12

【人】 天馬騎士 エアハート

 
 ― いつの日か ―


  さて着いた。
  アリア、誰か居そうかな?
  
[まだうららかな陽光がさす昼下がり。
 会いたくないあの人を避けて空の上まで。
 同情もするものかと思ったけれど、
 押されると弱いので手っ取り早く逃げの姿勢だ。

 その後に辿り着いたのは、
 誰もいないように見えるいつもの店の前。
 ノックしても当然のように扉は開かない。]
 
(316) 2022/05/30(Mon) 23:29:39

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[覗くように周りを見てから、
 アリアの鬣を撫でる。
 何を言いたいのか、何を思っているかはわからない。
 でもその表情は長い睫毛の目を細めて、
 少し得意気に感じた。>>264

 店の壁に背をつける。]
 
(317) 2022/05/30(Mon) 23:29:56

【人】 天馬騎士 エアハート

 
  ……そう。

  じゃあ今日はどんな話をしようか?
  まずはあれだな、任務で訪れた場所。
 
(318) 2022/05/30(Mon) 23:30:16

【人】 天馬騎士 エアハート

 
[今日も町の外れでアリアと話す。
 傍から見たらこれも不思議な光景だろう。

 活気溢れる城下町での
 町を彩る愉快な噂、
少し怖くて奇妙な噂。


 
惑わされてみようか?


 きっとまだ見ぬ景色に出逢える。]**
 
(319) 2022/05/30(Mon) 23:31:07

【人】 フィアンメッタ


  お会計はエアハートが奢ってくれる、>>188
  そういう話だったのは覚えてたけど……
  話を聞いてくれたゴーストさんたちのために
  私も少しでも、と思ったから。

  だから、余計に払った分は
  心付けとして置いておきたいなと思ったけれど…
  ダメそうなら無理には置いていかなかった。



  酒場を出た後、一度自室に戻って
  故郷へと戻るための用意をしてから
  ギルドへとキンウに渡してもらうつもりの手紙を
  持っていった。
 
(320) 2022/05/30(Mon) 23:48:21

【人】 冒険者 キンウ

 ──後日〜いつか──


[ギルドに毎日足を運び
その日暮らしの仕事をもらい
そして、隠れ家に帰る。

帰り道の途中、街角で、港で。
何度か友達や知り合いを見かけることはあったかな。

フィアンメッタやエアハートとアリアの他にも、
友達や知り合いは増えただろうか?
増えたとしたらその中には、
例えばPale Blueの髪の男性がいたかもしれないし
異国のターバンを巻いた人もいたかもしれないね。



そんなささやかな
一見穏やかに見える暮らしの中でも
何度か、事故か刺客の仕業か
どちらともつかない不穏な出来事があった。

ほら、今日も]


 
(ヒュン!!!)



[後ろからきたそれを、咄嗟に左手で掴み握り潰した
──虫だった]
(321) 2022/05/30(Mon) 23:49:56

【人】 フィアンメッタ


  酒場で聞いた彼女の話は
  夜が明けてもちゃんと覚えている。
  ひとつの場所に留まれない理由も
  吹き矢なんて物騒なものが飛ばされる理由も。
  大変だったんだ、とか月並みなことしか
  言えなかった気がする。
  非力だから、キンウの力にも…
  あんまりなれないだろうし、ね。

  真名を聞いた時、私は確かこういった。>>315


   「貴女によく似合ってる名前だね。

    貴女の笑顔、太陽みたいだったから。」



  お酒が入った勢いはあるけど、これは本心。
  そして教えてくれてありがとう、
  とその時はお礼を言ったんだったかな。

 
(322) 2022/05/30(Mon) 23:50:06

【人】 フィアンメッタ


  パーティを組みたい、といった
  私の誘いは反故にするつもりはなかったから
  ギルドに残した手紙には
  
  「暫く所用でプロテアを離れるけれど
   必ず戻ってくる。
   戻ってきたときは、一緒にダンジョンに行こう」


  なんて、書いて。
  それを見てから彼女が私を追いかけることは…
  タイミングがよければ、出来たかもしれないけれど。
  でも、私の知らない所で隠れ家を譲ってもらったり
  色々あったみたいだから……どうだろう。

  
(323) 2022/05/30(Mon) 23:50:53

【人】 冒険者 キンウ


 あ、いけない!紅い色の虫だ。
 毒かもしれないじゃん。

[何とかモドキの危険色かもしれないけれど
常に持ち歩いている消毒薬…あの日以来、欠かせることはない]


[白い壁の家が見えてくる。>>229
ウーヴェが片耳にしていた
耳飾り
と同じものが
ドアにかかっている。

鍵はドアの前の石畳の石の下だ。
目印の耳飾りの場所も、鍵の場所も変えていない。

扉を開けて中に入ると
“守られている”、そんな気がする。
──勿論、そんな気がするだけなのだろう。
気の持ちようだからね?]

 もっと修行を積んで強くなったら
 東の方へも、戻ってみるかもしれないよ。

[そう独り言ちる。
例えギョクトが死んでいても、向き合うつもりだ。

はずっと隣り合わせだった。
“仕事”だと割り切っていたはずの時も、
三年間、逃げていた時も]
(324) 2022/05/30(Mon) 23:51:24

【人】 フィアンメッタ

***

  故郷にある外れの森にセシリーのお墓はあった。
  殺されたと、里の皆に知られたようで。
  寂しい場所に、弔われていた。
  セシリーが生きた証は……
  もう、残っていなかった。

  セシリーの死の原因は、何処からか
  里の皆にも伝わってしまったらしい。
  セシリーは里の恥だと、
  生きていた時に好かれていたのが嘘だったみたいに、
  
好意の全てが反転したかのように
嫌われていて。

  貴女に純粋な好き、を向けられなかった私なのに
  哀しいな、と思ってしまうのはなぜ……?

  
(325) 2022/05/30(Mon) 23:51:53

【人】 フィアンメッタ

  

  「さよなら、セシリー。」


  
頬を伝う涙はそのままに、
里を後にした。
(326) 2022/05/30(Mon) 23:53:03

【人】 フィアンメッタ



   そして、また霧の夜が来たのなら。 
   私は、またあの酒場を訪れることになるだろう。
   もういない店員がいると知れたなら
   その人の行く末を思って。
   
   変わらず酒場にいる人、
   以前は見なかった人に対しては……
   どうだろう、占いでもどう?なんて。
   言って見たかもしれない。

   それは、行ってみなければわからないけれど。

   いつかは来るだろう霧夜の前日に
   流れる噂を耳にした私は、きっとこう言う。


    
「私が行った中で一番素敵な酒場だった。」**


  
(327) 2022/05/30(Mon) 23:54:09

【人】 冒険者 キンウ


[──だけど、自分が死ぬのってやっぱり怖かった。

でも、不思議だね、今は前より怖くないんだ。
その時はその時って思える]

 だっていいゴーストさん達いい男
 また、いつかどこかで巡り会えるかもしれないもんね!

[生きているうちに巡りあえなくても、
他の誰かを好きになって結婚したとしても。

──貴方は私の初恋の人

ギョクトは兄だから数から除いたよ
]**
(328) 2022/05/30(Mon) 23:54:43
 




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