【人】 男装の騎士 イヴ今ログ読み終わりました >>マチ姉 ごめん!もう勝手にBADなエンドになるだろう予想で動いてたから死ネタ入れるか、孤児院からの脱出にしようとか思ってたらマチ姉が優しくて! スタンレー×マチ姉 だと誤認してましたー! ノートかなんかに色々書けばよかったんだが こっちで書いて「あ、すれ違うといけないから」って別のタブ開いたと思ったら書いた内容消えてを繰り返して 文脈も設定もアナアナで慌てて出したから絡んでくれた人に申し訳ないことしたなと (6) 2020/05/19(Tue) 1:02:34 |
【人】 男装の騎士 イヴ実は入った当初はアダム=男(女装)誤認してたら キャラ設定に女性ってあって 気づいた時には「男装の騎士」って書いちゃってて… アダムとイヴで絡みに行きたかったな ノアも聖書絡みで行きたかったんだが 俺の文才の無さで諦めた ユキムラにフラグ建てようとして失敗して 死ネタBADなエンドとかめっちゃ考えてたなんて言えなーい DMで女王様に独り言ふざけて良いかちゃんと確認とったから(真顔) (7) 2020/05/19(Tue) 1:06:41 |
【人】 仕立て屋 アルジャーノン皆さま大変申し訳ございません。 GW明けからコロナの振り戻しでリアルが想像を遥かに超えてきて死んでおりました。 土→日でようやく覗けたのですが、到底追いつけず、中途半端も申し訳なくそのままフェードアウトしておりました。 枠頂いたのに参加の皆さん、村建てのあんずさんごめんなさい。 土下座では過ぎぬほど死にたい気持ちでいっぱいです。 仕事に戻ります… (8) 2020/05/19(Tue) 1:06:47 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−街中− [次の日。団長の奥さんに、朝イチで、謝りに行かせた。 案の定、まぁ…………当たり前だった。 何故、彼はいつも連絡を忘れるのか。 何度、何度一緒に謝ればいいのか。] 奥様……本当に、何と言ったらいいのか…… [奥さんは、すぐに否定をした。 寧ろ、部下だからと女性の屋敷に逃げ込む団長に かなり苦言を呈している。 慣れたことだけど、 まぁ確かにいい加減違うやつのところにも行け。 なんて思ったこともある。近いのがうちだから、 仕方がないというだけ。] 今から、駄菓子屋まで行ってきますので、 ご子息たちの分を含めて、何か買わせます。 ですので、もう少々、お待ちいただいても? [それを聞いた奥さんは、 ゆっくりと首を縦に振った。 彼女は生まれも育ちも貴族。 故に、珍しいものは好き。 そうと決まれば、 団長を引っ張ってゆきのやまでいこうか。*] (9) 2020/05/19(Tue) 1:21:42 |
【人】 第一王女 ユウェル[楽しい時間は過ぎていく。 兄と触れ合うことができたあの時間。 来年は、出来ないかもしれないけれど、 いつかまた、訪ねたい。] もう行ってしまうの? ”こら、客人を引き止めない” もう1日くらい……! ”ユウェル?…兄さんたちも、仕事がある。 僕たちは、子供じゃないんだよ。” “帰国しましたら、すぐにお手紙を書きますね? 今度は、メロディア様も交えて、…… クリスマスのテールエールデに、行きましょう?” (10) 2020/05/19(Tue) 1:34:54 |
【人】 第一王女 ユウェル[フィオーレが、少し悲しそうに 眉を下げる。 彼女も、出来ることならそうしたいと願う。 けれども、やるべきことが待っているから、 次回の約束を仄めかすのみ。 子供じゃないと、彼はいう。 そう。ここにいる誰もが、 それぞれの国の責務を抱えている。 だから、フィオーレが手紙を書くと言ってくれた。 手紙に想いを込めよう。 彼への手紙に、たくさんの想いを込めていたように] “さ、2人とも馬車に乗って。 気をつけて、 テールエールデに行ってくるんだよ。” フィオーレ様、シュネーヴェにお戻りじゃないの? ”回り道になるけど、 テールエールデに少し滞在してから戻るんだ、 この子は” [花嫁修行というもので、着いたら1週間程度、 テールエールデにいるらしい。 ちらりと彼を見たけれど、 答えはNO。 いけず。] (11) 2020/05/19(Tue) 1:36:32 |
【人】 第一王女 ユウェル[客人たちを乗せた馬車が、遠くなっていく。 楽しかった。 こんなにも、宴の時に笑っていたのは、 久しぶりだろう。] それもこれも、全部あなたのせいよ? [なんて、両親の後ろを並んで歩く星に、 呟いてみる。 彼は、笑って”何のことかな”と。 手紙のやり取りではなく、 生身の彼とのやり取りは、 何にも代えられない宝。] 愛しているって、毎日言わせて? [彼は、ダメと言った。 “それは、僕のセリフ。 ずっと言えなかった分、僕に言わせて” 門が閉まっていく。 それに合わせて、少し背を伸ばして口づけを。 不思議な愛を育んだふたりの終わりに 囁かれるのは、 たっぷりの愛がこもった あいしてる ] (12) 2020/05/19(Tue) 1:45:01 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−ゆきのや・団長と− あ、言っておきますけど、 奥様に駄菓子だけで許してもらえるとか、 考えてませんよね? [ゆきのやに着いて、何を買ってもらうかと 物色しながら、団長に話を振る。 多分、今の団長見てたら こういう男はごめんだ、と 心の中に書き込むような気がする。] いい加減、奥様と話し合って、 やるべきことやってください。 報告と連絡と相談。最低限のことですよ。 ……金平糖と、あと………… やっぱり、金平糖だけで。 [店番をしている、顔見知りの彼の祖母にお願いをして、 金平糖を一袋確保。 団長もあれやこれやと買っていくらしい。 残念ながら、ユキは店番をしていないらしく、 また来ますね、と久し振りに会った彼女に 声をかけて、また店を出ようか。 そう思ったら、シルバーバレットの登場だ。] 禊ついでに、 うちの隊員たちに甘いもの奢ってくださいよ。* (13) 2020/05/19(Tue) 2:06:24 |
【人】 詐欺師 アダム[ 青年の混乱が伝わって来る。 嗚呼、何故優しい嘘で終われなかったのか。 悔やんだとて、吐いた言葉は戻せない。 それにアダムはもう、嘘の吐き方を忘れてしまった。 男が、何かを言い聞かせるように、瞳を閉じた。 次にその双眸がこちらを捕らえた瞬間。 それが裁きの時なのだろう。 隙はあった、街に逃げることもできた。 そうすれば、よかったはずだったのに。 そうは、しなかった。 ] (16) 2020/05/19(Tue) 8:27:31 |
【人】 詐欺師 アダム[ 物心ついた時から、アダムは既に孤児だった。 親に貰った名は、覚えていない。 だからこの名は、 胸も腰もなくて、ガリガリの手足が まるで男の子のようだった頃。 スラムの仲間がくれたもの。 男性を示す呼び名は、決して貴族の淑女に付けられる それではない。 だからアダムはずっと偽りを名乗ってきた。 それでもアダムは、ずっとアダムだった。 ] (18) 2020/05/19(Tue) 8:29:23 |
【人】 詐欺師 アダムブーヨプスキュリテの騎士。 よければ、貴方の名前も聞かせてもらえる? [ 出会いの瞬間をやり直すように。 互いの名を求める男女の後ろで。 一つの星が尾を引きながら落ちて行った。 ]** (19) 2020/05/19(Tue) 8:29:28 |
【人】 少女 ルーシュ楽しかった祭りも終わりに近付き、少女は急いで家に帰ります。 いつの間にか人形のネックレスはちぎれ、どこか人の多い道で影に呑まれてビーズの輝きも失われているでしょう。 この二日間、沢山の人と出会って少女の心は大いに成長しました。もう彼女は迷いません。 一目散に家へと走り、玄関ドアーを開けてこう言いました。 遅くなってしまってごめんなさい、ただいまですわ。お父さん、お母さん。 そして夜ごはんを食べ、シャワーを浴び、人形を物置きにしまい、ベッドの中で眠りにつきました。 こうして少女の祭りは終わり、永遠の夢は現実になったのです。 (20) 2020/05/19(Tue) 12:58:27 |
【人】 無口な使用人 ジゼル[ 人気の消えたベンチで、私は靴を脱いで、膝を抱えて座る。 家族の眠るお墓の前で、この座り方をしたのがもう遠い昔のことのような気がした。 胸元に抱えた星の飾りが、澄んだ光と共にかたり、と音を立てる。 そう知ってしまった自分には、彼の無事を祈り続けることさえ、震えるほどの勇気を必要としていた。] (22) 2020/05/19(Tue) 13:57:49 |
【人】 無口な使用人 ジゼル[ た、ただいま。ジゼル、無事でしたよ。 [ 悪戯を見つかってしまった子供のような気まずさを浮かべたその笑顔。 弾かれたように飛び上がって、裸足のまま駆け寄る。 その瞳の色がはっきり見える位置で立ち止まって。] (23) 2020/05/19(Tue) 13:59:59 |
【人】 無口な使用人 ジゼル おかえりなさい! (うわぁ!) [ 自分で出した声のあまりの大きさに自分でびっくりして、 星の飾りを持った手で、口元を慌てて押さえたけれど。] ……ぷっ。 [ 二人同時に吹き出した。 止まらない笑いのまま、彼の胸へ飛び込む。] (24) 2020/05/19(Tue) 14:04:38 |
【人】 無口な使用人 ジゼルあぁ、そうだ。 星の飾りのお礼に。 あの魚の被り物は、マシューにプレゼントしよう。 新しい礼服の香りに包まれながら、そんなことを思った。]* (25) 2020/05/19(Tue) 14:08:44 |
【人】 平騎士 バジル・クレソンアダム。 [教えられた名前を、舌で転がす>>-99 それは男のような名前で 彼女のような可憐な女性には 似合わないものなのかもしれない>>18 もしかしたら、嘘を吐かれているのかも。 でも、その名前は彼女にしっくりくる気がした。 だから、いいんだ。 自分にとって、彼女は"アダム"。] (26) 2020/05/19(Tue) 14:51:59 |
【人】 平騎士 バジル・クレソン[騎士ではない、ただのバジル。 それは追わないということ。 彼女に罪を問わないということ。 騎士として有るまじき行為。 けれど、大切なものを守りたいと、 そう心に決めたから。] ……あ、流れ星。 [落ちていく星はなにを表しているのか。 そちらに意識を少し逸らせば、 すっかり暗くなった世界に気づく。] (28) 2020/05/19(Tue) 14:53:37 |
【人】 平騎士 バジル・クレソン[彼女に視線を戻せば、 どんな表情をしていたか。 緩く微笑めば手を差し伸べる。] 帰ろうか、送るよ。 [手を取ってくれるのなら言った通り。 ただ普通に、彼女を送り届けよう。 けれど、別れを惜しむように、歩みはゆっくりと。*] (29) 2020/05/19(Tue) 14:53:51 |
【人】 詐欺師 アダム[ ――――流れ星。 そんな呟きにつられて、アダムも空を仰ぐと 黙したまま、光の軌跡を瞳に映す。 ] ……お願い事、できた? [ その答えを得ても、得られなくとも。 星明かりが照らす道を 二人、手を繋いで歩く行く。 ……夜明けが来なければいいのにと。 そんな思いを込めるように、ゆっくりと。 ] (31) 2020/05/19(Tue) 15:56:52 |
【人】 詐欺師 アダム[ 夢は醒めてしまった。 だからこれは、夢の続きのお話だ。 ブーヨプスキュリテを出て アダムが向かう先にあるのは、 次の国ではなく、前の国。 ] (34) 2020/05/19(Tue) 15:59:17 |
【人】 詐欺師 アダム[ そんな、夢ですら見るのを やめてしまったような。 甘ったるい優しい結末を想像して。 アダムは小さく微笑んだ。 ]** (37) 2020/05/19(Tue) 16:05:03 |
【人】 平騎士 バジル・クレソン[願い事。 流れている間は見惚れてしまって 考えている暇もなかったけれど>>31] ……ううん。 願い事は、自分で叶えるから。 [握っている手は温かく柔らかい。 もうすぐなくなってしまう温もりを感じながら 二人、並んで。] (38) 2020/05/19(Tue) 19:09:41 |
【人】 平騎士 バジル・クレソン[彼女が行ってしまう>>32 思わずその細い体を抱きしめたくなるけれど 背を向けた彼女にぐっ、と拳を握って耐える。 "今は"まだだめだ。 その行為は、決意を鈍らせてしまう。 彼女と共にいたくなってしまう。] ……っ、 [彼女の言葉は、出会った数日前を思い出すもの>>0:79 表情が歪みそうになるのを 唇を噛んで、やり過ごして。] (39) 2020/05/19(Tue) 19:10:18 |
【人】 平騎士 バジル・クレソン[別れる時は笑顔でいたい。 自分の笑顔を、覚えていて欲しい。 そうして、彼女が去っていくのを その背中が見えなくなるまで見つめていた。] (40) 2020/05/19(Tue) 19:11:41 |
【人】 平騎士 バジル・クレソン[──彼女と別れて少し経った頃。 荷物を纏めれば、機関車に乗り込む男がいた。 騎士団に辞表届けを出した時にはとても驚かれた。 説得を数日受けたり、理由を聞かれたり。 その都度真剣に答えていれば、やっと受理され。 引き継ぎも済ませてから、今ここにいる。 この国のことは大好きで。 ずっとずっと守っていこうと思っていて>>0:27 けれどそれよりも、 守りたいものが出来てしまったから。] (41) 2020/05/19(Tue) 19:12:10 |
【人】 平騎士 バジル・クレソンうわぁ……! [窓越しに海が見えれば、乗り出してじっと見た。 世界には様々綺麗なものがある。 それを、彼女と見られたらいい。 人を頼りに、君を探そう。 そしてまた出会えたら。 君の声で、名前を呼んで。**] (42) 2020/05/19(Tue) 19:12:43 |
【人】 機関設計士 スタンレーー後夜祭:職場にてー 「たこやきが食べたい。」 [スタンレーは、すっかりたこやきロスだ。] 「んもー!まだ言ってんすか?」 [助手のコーディーは、呆れたように長いため息をつく。] 「それより、スタンレーさん、三日も休んで何か浮いた話は無かったんすか?」 [コーディーは続ける。スタンレーの工具入れのガーネットには気付いてないようだ。] 「んー。内緒。」 [スタンレーは、不敵に微笑んだ。] 「なんすかそれー?!ずるいっすよー!可愛い助手に、幸せを分けてくださいよー?!」 (43) 2020/05/19(Tue) 20:26:14 |
【人】 機関設計士 スタンレーー調香店:ディアスー [スタンレーの仕事は、夕方に終わった。 ーそうだ、ディアスに寄ってみよう。 顔を出すと約束したからな。ー 日も傾いて来たし、まだやってるだろうか。 という懸念もあったが、ディアスからは灯りが漏れていた。 小洒落た扉を開ける。 ノアは居るだろうか? それとも、彼女の師匠が居るだろうか?]* (44) 2020/05/19(Tue) 22:04:46 |
【人】 異国の道化師 マッド・リヒター[……10年後、マシューはユンカー家の顧問弁護士として働いていた。王女にも認められた"特技"を活かせる職業だ。とはいえ、楽な仕事では無い。 そんな彼に、ユンカー家の旦那様は気を利かせて"2つの贈り物"をした。1つ、元々別荘として使われていた王宮近くの屋敷。此処を事務所として譲渡する。そして、もう1つ……一家の使用人を1人、彼の秘書として付けてくれた。その女性は、妻のジゼルだ。] [娘は今年で7歳になる。最近は仕事が忙しく、娘の姿を見る時は妻の膝枕で寝ている時か私の膝上で本を読んでいる時かの2通りしか無い。只、娘と目が合った時には、つい仕事を投げ出したくなってしまう。パチン、と指を鳴らし、頭に花冠を被せてあげる。それだけで娘の顔にも満開の花が咲いた。] 『この子、起きてたら喉が乾くまで話を止めないの。 嘘まで上手に吐いて……一体誰に似たんだと思う?』 [娘の小さな頭を撫でながら妻はため息を吐く。] 君じゃないか。可愛いところが瓜二つだ。 [書類と決闘しながらもふふっと笑う。嗚呼、仕事が忙しい忙しい。そう呟き、再びデスクに向かう。 そして妻は……口癖の様にいつものセリフを言う。] 『全部"魔法"で終わらしちゃえば楽なのに。』 (45) 2020/05/19(Tue) 22:53:52 |
【人】 異国の道化師 マッド・リヒター[……確かに、その通りだ。 だが、魔法は"あの日以来使えなくなってしまっていた。"彼の瞳から宝石が逃げ出した、あの日を境に。開いていた本をパタリと閉じる。その上に乗っている左手、薬指には、ガーネットの宝石が輝く指輪が付いていた。同じ物が妻の指にも付いている。] そうか?今だって、君のお陰で相当楽さ。 [不思議と、魔法が使えなくなっても困った事は無かった。もっと、こう、『絶望感』とか『喪失感』とか、『悲壮感』があるものだと、勝手に思っていた。 しかし、今あるのは何にも勝る『幸福感』。ジゼル、そして娘に毎日が支えられている『充足感』。加えて、夫として、父親として、家族を守る『使命感』。それは、かつて騎士団の高官であった時にも味わった事の無い"存在理由"であった。] [今、マシューは仕事に疲弊しながらも"世界で一番の幸せ者"の気分を味わっている感覚がある。家族で送る平和な日常……これは奇跡で有り、永遠に解けない『最も偉大な魔法』なのだ。これ以外に、何の『魔法』を望む必要がある?] [窓から外を見上げると、10年前、20年前と全く変わらない満天の星空が夜を賑わせていた。タナバタ……今日もきっと、誰かが"星の飾り"を見つけ出し、彼と同じ『幸せ者』になっている事だろう。そんな何処かの誰かに、マシューは心からのエールを送った。*] 〜 マッド・リヒター &ジゼル after story END 〜 (46) 2020/05/19(Tue) 22:54:03 |
【人】 第一王女 ユウェル−少し未来の話− ねぇ、ポレール?外に出たいわ。 [これはまた、と執務室で 書類にサインをしていたシュテルンポレールが 苦笑いを浮かべる。 彼は、どうして?と聞いてきた。 立派なレディとして国を率いるまでに成長した 彼女が街に行かなくなって久しい。 とは言っても、表立って行かないだけであって、 スカーレットや、他の騎士団の面々に、 聞かされた店に2人だけで隠れて行っていた。 でも、その時はいつも違う言葉を彼女は投げかけていたのだ。 “貴方は、誰?” シュテルンポレールにかかれば 違う誰かになるなんて、朝飯前。 だから、直接的に言いだしたと言うことは違う理由がある。 そう踏んで、あえて彼は聞いたのだろう] (47) 2020/05/19(Tue) 23:44:05 |
【人】 第一王女 ユウェルどこかの誰かさんのところを見たいからよ。 [あれからというもの、 ユウェルはマシューの言動をいつも見ている。 監視ではなく、見守る、の方が正しいような。 さて今日は、何の日だっただろうか。 いや、何もない日だからこそ、見たいのだろう。] 声もかけるつもりもないわ。 5分。5分だけ! [彼女は、その5分のために執務を終わらせたのだろう。 よく見てみると、少し手が汚れている。 彼は椅子から立ち上がると、 扉のそばで待っていた彼女に歩み寄って、 その汚れを取り払おう。 任せたよ、と呟けば羽根ペンは勝手に動き出す] 子供が歩きだしたそうよ。 気になっちゃうわ…… [うちの子たちは?なんて聞かれたら、 ユウェルの顔は驚きに満ちる。 あれから、2人の間にも子どもを授かっていた。 本来ならば乳母に任せるところを、 2人は自分たちで育てていた。 つまり、なんたる愚問を投げかけたのかと 彼女は言いたかったのだろう] (48) 2020/05/19(Tue) 23:45:29 |
【人】 第一王女 ユウェル勿論、同じよ。 貴方って、年々意地悪になっていくのね。 [そんなところも好き、なんて呟くけれど。 彼はそれを聞いて たしかに、と呟きながらくすっと笑っていた。 いつ、即位をしてもおかしくない状態になり始めている。 だから、彼はこの自由にできる時間を 濃いものにしたいと、願っているだけ。] ……ここら辺でいいわ。 …………のびのびと、成長するかしら。 [外に出て、近くの屋敷を彼女は見つめる。 屋敷の庭に見えるのは、3人の家族。 こちらから声をかけることなんてありえない。 けれど、何かしらの形で、 いつでも会うことができるだろう。 ここではなく、街の中でも。 1分ほどで、彼女は庭から背を向けた。] (49) 2020/05/19(Tue) 23:46:39 |
【人】 第一王女 ユウェルもういいわ。少し休憩にしましょう? 最近、すれ違いが続いていたから。 [ふふっと笑う彼女。 背伸びをして歩きだした彼女を呼ぶ声がする。 “お姉さま!” 彼女をそう呼ぶ人物は、そういない。 ユウェルは、嬉しそうに声のする方を向いた。 今日は、兄夫婦と子供たちが遊びにくる日。 彼女がそちらを向いて歩みを進めたなら、 彼はそのまままた庭を見よう。 “おたがい、頑張りましょうね” 彼は彼を見てそう呟く。 愛しい彼女に名前を呼ばれれば、 彼も庭に背を向けそちらへと歩み出そう。 ティーパーティーを、始めるために**] (50) 2020/05/19(Tue) 23:47:28 |
【人】 調香師見習 ノア[私が何より幸せを望む愛弟子は 自身の本当を知らない。 そして、これからもずっと、 知らないままでいい。 彼女の秘密を守るために私は居る。] (52) 2020/05/19(Tue) 23:53:25 |
【人】 調香師見習 ノア[彼女を知ったのは、とある宗教国家でのこと。 そこでは私は香りを、負の意味で人体に影響を及ぼさ せるものとして使用していました。 分かりやすく言えば、催眠状態にしたり、 感覚を麻痺させたりして、 依頼者にとって都合の悪い人間を思い通りに 動かすためのお手伝いです。 彼女にはには産まれつきひとの心の内側を覗き見てしまう という能力がありました。 最高機密文献が記すには、その国に伝わる古の魔女の持つ力、 だそうで、その赤い瞳を前にしては何人も隠し事は 出来ないのだそうです。 そして魔女本人も、覗き見た事実と異なることを 述べることは出来ません。 それをすれば、全身から血を出し 死んでしまうとされていました。] (53) 2020/05/19(Tue) 23:53:27 |
【人】 調香師見習 ノア[赤い瞳を持って産まれた彼女はすぐに母親から引き離され、 教会の枢機卿団の一人として踏み絵となり過ごすことを余儀なく されていたようでした。 犯罪から異教徒の洗い出しまで、あらゆる容疑者が 彼女の前に連れて来られ、その心の内を暴かれていました。 流れ込んでくる幾多の負の感情たちに、いつ壊れても おかしくない状況下、月に一回、 母親と過ごせる一日だけが彼女の支えでした。 似たような仕事に関わっていた関係上、私は彼女とも、 彼女の母親とも親しくなりました。 母親と一緒に作ったと、嬉しそうに花冠を見せるあの子の笑顔は 本当に無垢な天使のようで、彼女の母親はそんな彼女をさながら 聖母のように見守っていました。 荒んだ裏世界の中にあって、 彼女達の存在に私は、救われていました。] (54) 2020/05/19(Tue) 23:53:30 |
【人】 調香師見習 ノア[ですが、そんな彼女の前にある日、 母親が異教徒として連れてこられます。 そこで彼女は、自身の母親が国が支持する神を 信じていないことを視てしまいます。 通常なら、そこで全て暴かれる筈でした。 彼女の意思に関係なく、暴いてしまう筈でした。 けれど、私が目にした現実は違いました。 彼女は首を振り、沈黙を守っていました。 まだ子供の身体に広がったであろう傷みに耐えながら、 赤い瞳から血の涙を流して。 決して、視たことを語ろうとはしませんでした。 そんな彼女を見て、彼女を救うため、 母親はその場で自ら命を絶ちました。] (55) 2020/05/19(Tue) 23:53:33 |
【人】 調香師見習 ノア[自らの母親の血に濡れ、彼女は絶望に意識を失いました。 そして運び込まれたベッドで目覚めると、 彼女はその力を視力と共に失っていました。 心因性の視覚障害──…おそらくは、 目の前で母親を失った衝撃に無意識に彼女は 自分の力を封印しようとしたのでしょう。 ですが、それだけでは足りませんでした。 目覚めてからというもの、 虚ろに心を閉ざしてしまった彼女は 生きる気力を失い、塞ぎ込み、 食事さえ取らなくなっていました。 日に日に痩せ衰えていく彼女を見て、 私は、ある薬香を使い、彼女に催眠術を施し、 その記憶を彼女の心の奥深くに沈めました。 彼女が生きていくには、それまでの記憶は 彼女に、あってはならないものでした。 そうして、何もかもを失い教会からも 解放された彼女を私が引き取り、 この国に連れてきた と言うわけです。] (56) 2020/05/19(Tue) 23:53:36 |
【人】 調香師見習 ノア[あんなことになる前に、もっと早くに彼女を、 彼女達を連れ出す手立てを考えることが出来た筈なのに、 今でも私は、そのことを悔やんでいます。 記憶を失い目覚めた彼女に私は ナズナの花冠をプレゼントしました。 何もかもを忘れた彼女は、 あの頃のように純粋に笑っていました。 ですから、これからもその笑顔が崩れないように。 彼女を守れなかった私は、 彼女の運命のひとにはなり得ませんが、 せめて彼女が新しい人生を幸せに歩めるよう 今もこれからも、ずっと支えていくつもりです。] (57) 2020/05/19(Tue) 23:53:38 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ−繰り返される日常− [次の日から、俺はもういつもの日常に戻っていた。 学校に行き、自分の部屋に篭り、 そして時々おばあちゃんの手伝いをする。 祭りの前と変わったことと言えば、 少しだけ外に出る機会が増えた。 なんというか外に出ると、気持ちが晴れたり、 新しい小さな発見があったりする。 最近はちょっとオシャレに意欲が湧いてきて “香水”というものをノアの店で買ってみた。] (59) 2020/05/20(Wed) 0:13:49 |
【人】 駄菓子屋の孫 ユキムラ[____あの日から、 まだレッタとは会っていない。 彼女はあのシルバーバレットだ、 そんなに一学生に構うほど暇ではないだろう。 オリヒメとヒコボシは年に一回、 タナバタという特別な日にだけ再会を果たすらしい。 俺も、いつかレッタと再会できる日は 来るのだろうか。 いや、きっとくるだろう。 またどこかで会おうと約束したのだから。 We'll surely meet again .**] (60) 2020/05/20(Wed) 0:14:17 |
【人】 星読博士見習 ハニエル−二日目夜・レインツリーの丘の上− [秘めた思いを伝えたのちの、 永遠みたいな数秒間。>>2:336 そして、彼女が見せた表情は、 いつものように眉根を下げた、 しかしいつものように柔らかい微笑みだった。] [彼女が発した言葉─── それは手放しの約諾ではなく、 自身の迷いも吐露した上での、 静かな、静かな受容。>>-93>>-94 実に彼女らしい答えであった。] (62) 2020/05/20(Wed) 0:41:08 |
【人】 星読博士見習 ハニエル[咲き乱れていた中空の花火はいつしか形を潜め、 闇に包まれた天空の星々が顔を出す。 絶対に手の届かないそれを永遠に夢に見ながら、 いつまでも追いかけ続けようじゃないか。 答えを探し続けたその先に、 この邂逅が、この街のただの夢物語ではなく、 ──星降る宴の"必然"へと変わることを思いながら。]* This is the end of one stargazer's story. ─Fin.─ (63) 2020/05/20(Wed) 0:43:21 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−戻った日常 のはずだった −……なんで、君たちはいつもついてくる? [巡回に行くと隊長が言えば、ついてくる部下。 悪いことではないが、何せ、邪魔。 1人や2人ならまだしも、最近は5人ほどついてくる。 “隊長の懐かしい話聞きたい!” “最近隊長更に美人になったから護衛です!” 訳が、わからない。 頭を抱えながら、自分よりも背の高い男たちを 携える彼女は、ふと立ち止まる。 いい香りがした。 ノアと会った時に感じた心地よさ。 振り返れば、すれ違ったのは 銀色 の髪をした男の子。] (64) 2020/05/20(Wed) 0:45:13 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン………… [声をかけようかと、悩んだ。 1人なら、迷わず声をかけただろう。 しかし、今はしない方が得策。 出そうになった一歩をそっと戻して その場に立ちすくむ。 “隊長?” “怪しいやつでもいました?” 部下たちのこれが、思いとどまった理由。] 君たちが怪しいやつすぎて、私の身が危ないね。 [やれやれ、と肩をすくめて巡回を再開する。 部下たちは勝手に、 指名手配犯がいたのではないか、 などと話し始めたようだった。 いつか、声をかけるから。 仕事中なんて関係ない。 その時まで、待ってて。 多分、私の 心 の中に1番居座る人]** (65) 2020/05/20(Wed) 0:46:19 |
ハニエルは、スカーレットさんサンドイッチ陳謝 (a3) 2020/05/20(Wed) 0:47:29 |
【人】 調香師見習 ノア─ 後日 調香店『ディアス』 ─[お祭りが終わって、お店も今日から通常営業…… にはならなかった。 それは昨夜帰ってから、ハニエルさんとお付き合い することになったと伝えたことで師匠にあれこれ 聞かれていたからで。 万歳三唱して喜びそうに思ってたから、この反応は 私にとって、想像の斜め上どころじゃなかった。] 『 ───確かにノアさんの為だと言いましたけど、 チョコレート一箱で付き合うことを受けるなんて…… ノアさんは、付き合う、ということの意味、 理解していますか? 』 [店内をうろうろしながら、未だ言ってる。] そんな、チョコレートくれるひとなら誰でもみたいな 言い方……そういえばユキくんの時も餌付けされてる とかって、師匠は私のこと何だと思って… その辺りは教えてくれると… 『何を教わるつもりですか?!』 [この遣り取り何回目だろう。] (66) 2020/05/20(Wed) 5:42:45 |
【人】 踊り子 マチ─ 街中にて ─ [いつも通りの街並み。 星と宝石の小物がある露店も ちょっとからかい気味な店主も 美しい騎士さんと出会った娯楽店も 行き交うたくさんの人たちも 全部なくなって景色は戻った。 広場を通るとスタンレーさんと話したベンチが 変わらずにそこにあった。 今日も 特別な衣装を着て 流れ星のように揺れるイヤリングをつけて どこかで踊る。 昼と夜をつなぐ頃に みなの幸せを祈ろう。*] (69) 2020/05/20(Wed) 9:41:13 |
【人】 機関設計士 スタンレーーディアスにてー ごめんください。おっと、邪魔したかな? [店の中には、ノアの他にもう一人居た。彼がノアの師匠のディアスだとすぐ分かった。] はじめまして。機関設計士のブルー・スタンレーです。 ノアさんとは先日偶然知り合ったのですが、その時にお店のことをお聞きしまして、お伺いしました。 [スタンレーは、ディアスに丁寧に挨拶をした。 ] ノアも元気そうだな。 香水を二つ作ってほしいんだが、大丈夫かい? 贈り物用と自分用なんだが。* (70) 2020/05/20(Wed) 10:19:25 |
【人】 詐欺師 アダムはじまり ―― epilogue ―― 待ちなさい、馬鹿鳥!! この ――― っ [ かかとの低い靴で、走りながら 思わずスラム譲りのスラングを吐きそうになるのを アダムは何とか押し留めた。 長く整えられた爪は短く切り揃えられ、 かつて伸ばしていた髪も、肩ほどまでしかない。 お嬢様の振りをしていたのは、もはや過去のこと。 それでも女性として、なけなしの理性を総動員して。 ] (71) 2020/05/20(Wed) 12:17:12 |
【人】 詐欺師 アダム[ 中には条件を提示する男もいた。 ―――― 曰く、 「君が騙しせしめたのと、同じ金額を稼いでみなさい。」 勿論、労働でねと言われれば、 アダム自身も異論はない。 現在アダムはとある屋敷で侍女として働いている。 今までなら一晩で稼げていたお金、 得るのに何ヶ月も費やした。 それは当たり前のことだけど――――。 ] (73) 2020/05/20(Wed) 12:17:50 |
【人】 詐欺師 アダム[ 空を飛ぶ生物に対して 地を這う人類はあまりにも無力だった。 追いかけながらも、どうしたものかと 必死に頭を巡らせた頃。 ―――― 一陣の風が、大地を渡った。 突風に煽られた烏は、 獲物を落とし、飛び去った。 空中に投げ出されたアクセサリーは そのまま風に乗って流れていく。 アダムは慌てて身を翻すと、 その行方を視線で追う。 ] (75) 2020/05/20(Wed) 12:18:48 |
【人】 調香師見習 ノア─ 調香店『ディアス』 ─スタンレーさん……、来てくれたのですね。 [その声に私は傍へと足を速める。>>70 師匠はと言えば、瞬時に余所行きの微笑を張り付けると、 スタンレーさんをじっと見つめながら、 手を自分の額に上げ、胸にさっと下ろした。] お祭りの時、助けて貰ったの。 おこのみやきもご馳走してくれて…… [師匠に紹介しつつ、スタンレーさんを接客用の 丸テーブルへと案内する。] ……はい、おかげさまで。 スタンレーさんもお変わりないですか? [紅茶を用意しようと顔をあげれば、 師匠が用意してくれるらしく、接客をお願いしますと いう空気に私は、スタンレーさんに 向かい合うようにして椅子に座る。] (77) 2020/05/20(Wed) 14:11:22 |
【人】 調香師見習 ノア香水を二つ……? 自分用と、贈り物用はどのようなものを ご希望でしょうか? [マチさんへのプレゼントかなと思いつつ、 店内と同じ白を基調とした商品紹介の パンフレットを差し出した。*] (78) 2020/05/20(Wed) 14:11:24 |
【人】 機関設計士 スタンレー─ 調香店『ディアス』 ─ [ノアに促され、来客用のテーブルに着く。] ああ、俺も変わりないよ。 仕事をしている方が、張り合いがあって良い。 [スタンレーは、屈託の無い笑みで答えた。] どうも、ありがとうございます。 [スタンレーは、紅茶を用意してくれようとする、ディアスへ向き直り、一礼する。] [スタンレーは、ノアから受け取ったパンフレットをめくりながら、訥々と話し始める。] 贈り物の方は…、察してるかもしれないが、マチ宛なんだ。 マチへの贈り物の方は、あいつの暖かな優しい雰囲気に似合う香りが良いな、とは思っていて…。 香りに関してはさっぱり知識がないんだが、自分用については、柑橘系が好みだな…。 [パンフレットの中の柑橘系の香水に目が止まる。 スタンレーの故郷の湖の側には、広大なレモン畑があり、小さい頃から馴染みのある香りだった。]* (79) 2020/05/20(Wed) 14:55:14 |
【人】 無口な使用人 ジゼル[ ギィ、と馬車の止まる音がした。] 『ただいま、ジゼル!』 [ 旦那様が先に降りて、当たり前のように奥様の手を取る。 今までなら何とも思わなかったそんな光景に、 視認出来ずとも"愛"というものは確かに存在していたのだ、と知ることが出来たのはあの人のおかげだなと思った。] おかえりなさいませ。 [ お辞儀をする。 なんの苦労もなく声が出たことが嬉しかったし、 奥様と旦那様が、驚いた顔で動きを止めたこともおかしくて、もう笑顔になることを止められない。] 『…?あなた、今、ジゼルが…』 [ …ああ、と掠れた声のあと、一瞬あげてがばと二人に抱きしめられる。 笑っていたはずなのに鼻の奥がつんとした。] (80) 2020/05/20(Wed) 15:23:06 |
【人】 無口な使用人 ジゼル『それでっ、それでジゼル?! 相手はどんな方? おいくつ? なにをなさってる方なの?? ご出身はどちら?? 身長は??! 髪の色は?!?!』 [ たくさんの荷物を解くことも忘れて、前のめりで機関銃のように話す奥様は、あれからずっと私の手を自分の両手で握ったままだ。] 『…いい加減にしなさい。』 [ 彼の足のサイズまで聞くつもりかい、と苦笑いしながら旦那様がそんな奥様を嗜める。] 『だってあなた! ジゼルが星の飾りを見せてくれたのに… これが落ち着いていられますかっ!! …こっ、声も、こんな笑顔だって…』 後半は嗚咽で声にならない奥様に、だめだこりゃ、と肩を竦めたジェスチャーをして、私を見てにっこり笑った。 なのに旦那様は何故か部屋を出て行こうとする。] (81) 2020/05/20(Wed) 15:27:48 |
【人】 無口な使用人 ジゼルどちらへ行かれるのですか? [ やはり良くない気持ちにさせてしまったのだろうか。 不安になってそう問えば、] 『あなたっ!まさかこの娘に良い人が出来たことが 認められないなんて、古代の化石のような 父親ぶったことを言い出すんじゃないでしょうねっ!』 [ と奥様の厳しい声が飛ぶ。] 『…あー!もう! 違うに決まってるだろう! まぁ多少…少々…少し…寂しい気持ちはあるが』 『だったらお座りになって。 じっくりジゼルの話を聞きましょうよ』 『いやほんとに違うんだよそうしたいのは山々だが 急ぎ、必要なものがあったからね、 先ほどディアスに使いを出したのだが』 ディアス。レオンハルトさんとノアのお店だ。] (82) 2020/05/20(Wed) 15:37:03 |
【人】 無口な使用人 ジゼルなにかあったのですか…? [ 『私もよくわからないんだが… その者が、店主のレオンハルト氏の様子が 少しいつもと違うと言うんだ。 チョコレート一箱で…とかなんとか言いながら、 部屋を行ったりきたりしている、と』 ちょっと様子を見てくるつもりだ、と話す旦那様に、 あら…レオンハルトさん、大丈夫かしら、と奥様も眉根を寄せる。 私は、なんとなく心の中がそわそわするのを感じて、] わ、私も行きます [ と立ち上がった。 ノアと話がしたかった。 ああ、奥様には、 マシュー・ド・リヒテンシュタイン、と言う方をご存知でいらっしゃいますか? 私に星の飾りを下さったのは、その方です…素敵な魔法使いなの。 と、夕食後に打ち明けようと決めて。 きっとそれはそれは長いお話になるだろうな、と思った。]** (83) 2020/05/20(Wed) 15:42:46 |
【人】 調香師見習 ノア─ 調香店『ディアス』 ─お仕事が、本当に好きなのですね… [からっとした笑顔を見せるスタンレーさんに 眩しさを感じながら>>79、私は微笑んで パンフレットに目を通す彼の口が開くのを待った。] …マチさんに合う香水ですね。 [紅茶を淹れている師匠にも聞こえるように 彼女の雰囲気をスタンレーさんと共に話す。 調香するのは師匠だから、なるべく イメージしやすいよう 出来るだけ詳細に。] わかりました。 では、スタンレーさんのものは柑橘系をベースに お作りするようにしますね。 [一通りのカウンセリングが終わったタイミングで 紅茶が運ばれてきた。] (84) 2020/05/20(Wed) 16:29:12 |
【人】 機関設計士 スタンレー─調香店『ディアス』─ いただきます。 [運ばれて来た紅茶に口を付ける。アールグレイ独特の芳しい香りがした。] むしろ、仕事の早さに驚いているよ。 ノアもディアスさんも、凄いな。 [スタンレーは、ノアに尊敬の眼差しを向けた。] …ああ。 [ノアの問いに、一瞬、躊躇いをみせつつ肯定する。 しかし、曇ったように見えた表情は消え…] 俺にとっては、宝物になったよ。 [スタンレーは穏やかに微笑んだ。]* (86) 2020/05/20(Wed) 17:05:57 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン−If: 違う歯車が噛み合ったとき− [星の宴から半年。 城の中も随分と賑やかになった。 勿論、騎士団への入団希望が増えたことも一因。 でも、最大の理由は違うところにある] さて、話を始めよう。 今回は…… [会議の指揮を執りながら、参加者を確認しよう。 政務官、騎士団各隊隊長、副団長、団長、 まだまだいるが、 最後に重要機関、 星読み その末席にいる若い少年。 少年というには大人すぎるか。 一瞬目が合えば、ふっと笑みを見せるだろう。 “アルジャン、次回から学生を連れてきていいかな?” と少し前にいった星読学舎で教鞭を取る友人。 会議を邪魔をしなければ、と条件を言えば彼は笑う。 その学生は、熱心が故に黙っているほうらしい。 確かに、会議中は彼の声が全くしない。 それだけ、熱心に勉強しているようだ。] (87) 2020/05/20(Wed) 20:48:57 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャンそれでは、国王陛下には以上のようになったことを、 殿下には、今度ご一緒してもらうようになったことを、 それぞれ伝えるようお願いしたい。 以上。各位解散。 [物事いつも手短かに、がモットーの彼女が 会議の進行をやり始めてからなんとなく、 会議の時間が減ったらしい。 その後は、各位話したいところと話す。 スカーレットに関しては、 片付けに追われるためそんな時間はない。 落ち着いたところで、 ふぅ、と深呼吸していると、 友人に声をかけられる。] お疲れ、いつも感謝しているよ。 軍議は、慣れた? [友人に軽く笑みを見せて、 資料づくりに関しての感謝を述べれば、 少し後ろに控えている学生に声をかけるだろう] 秀才とは言ったものだ。 いつか君を越すんじゃない? [くすくすと笑って友人をからかい、 謙遜する彼の横を通り肩をぽんと叩く] (88) 2020/05/20(Wed) 20:51:32 |
【人】 騎士団第2分隊隊長 スカーレット・アルジャン[あれ以来、気にかけてたおかげで 距離が近くなった。 物理的にも、心理的にも。 “アルジャン、今夜飯行こう” なんて誘ってくれる人間も少なくないが、 大抵断りを入れる] 悪いね、もう予定が入ってるんだ。 もうすこし早めに、予定を入れるんだね [待ち合わせは、いつもの場所。 ふたりが初めて一緒に食事をした場所で。**] (89) 2020/05/20(Wed) 20:57:10 |
【人】 機関設計士 スタンレー─調香店『ディアス』─ [随分話し込んでしまったようだ、外は既に真っ暗になっていた。] 遅くまですまない。俺はそろそろ失礼するよ。 ノアとお師匠さんに会えて良かった。 香水のこと、本当にありがとう。 [ノアに感謝と別れを告げて、月明かりの下、坂を下る。] (91) 2020/05/20(Wed) 23:20:55 |
【人】 機関設計士 スタンレーー夜道ー [空を見上げると、満月が煌々と輝いていた。] 月が綺麗だなぁ。 [想いが通じなくとも、不思議と悲しくはなかった。] ー月になろう。 彼女の星にはなれなくても、真っ暗な夜に彼女が迷わぬように、道を照らすような、月になろう。ー [香水に驚くマチの顔を想像して、微笑む。 「俺も香水デビューだ。」なんて、ふざけ合いながら、渡せたら。] ーマチの歩く道に、沢山の幸福が訪れますように。ー 恋する機関設計士の物語 〜完〜 (92) 2020/05/20(Wed) 23:22:03 |
マチは、語彙力は多い (a4) 2020/05/21(Thu) 14:55:20 |
【人】 調香師見習 ノアWhy am I standing here alone? Where am I standing right now? 見えない世界に思い出せない過去。 あの頃は訳もわからずただ寂しくて。 (93) 2020/05/21(Thu) 16:07:17 |
【人】 調香師見習 ノア…出来た。ってあぁ! [キッチンのテーブルに置かれたお弁当。 (6)1d6種のロールサンドに 丸く揚げたエビフライ、 チーズミニトマトを次々と口にする 師匠を咎める。 ナミさんに教えて貰った料理は 今はもうすっかり慣れて、 私の味になった。] こっちは持っていく分ですから、駄目です。 [胸に抱えた紙袋がくしゃりと崩れる音。] (94) 2020/05/21(Thu) 16:07:19 |
【人】 調香師見習 ノア――……わっ、もうこんな時間! [態々作らなくても、どこか適当にお店で 済ませればいいじゃないですか、と少し不満気な 師匠を他所に私はいつもの丘へと向かう。] (95) 2020/05/21(Thu) 16:07:21 |
【人】 調香師見習 ノアハニエルさん……! [レインツリーに佇む影。 離れた場所からでも感じられるようになった 彼の匂いについ声をかけて、柔らかく表情を崩す。] ……お祭り、見える景色はあの頃のまま 変わっていませんか…? [そこにあるという星々を眺めながら。 変わらない空気と香りを感じながら、 そっと近づき尋ねれば、 頬を撫ぜるような風に目を細めた。] (96) 2020/05/21(Thu) 16:07:24 |
【人】 調香師見習 ノア[あれから、お互いのことをたくさん話した。 師匠に拾われる前の記憶がない私には、 掌で掬えるくらいのものしかなかったけれど。 それでも、他愛もないことから何でも。 摘めるものがなくなったら、貴方の話を聞いた。 学んでいるという星読のことを聞いた。 生まれ育った国のことを聞いた。 王宮での生活を聞いた。] (97) 2020/05/21(Thu) 16:07:27 |
【人】 調香師見習 ノア[それぞれが抱えていた孤独を重ねて、 時を重ねて、居ないときは思い出した。 そうして、今日よりも明日、明日よりも明後日、 知っていくたびに広がって、 温かく増えた想い。] …私、自分の気持ちがやっと わかりました。 [星の数ほどの中、今、 私の心に居るのは、ただひとり。 辿り着いた応えを告げる。] (99) 2020/05/21(Thu) 16:07:33 |
【人】 機関設計士 スタンレーー機関設計助手コーディーの物語ー ちゃっす! 俺、コーディーって言うんすけど、機関車の一級設計士、スタンレーさんの助手を務めてるっす。 スタンレーさんは凄い人なんすよ!この国ではスタンレーさんの右に出る人は居ないんじゃないっすかねぇ? そんなスタンレーさんの助手が出来るのは、誉れ高きことっすよ! 俺、まだまだスタンレーさんの足元にも及ばねえっすけど、バリバリと頑張る所存っす! その為に、俺っち、タナバタ休暇も断ったっすよ! やっべ、いつもの癖で俺っちって言っちまったっす!恥ずかしいっす!聞き流してくれっす! 助手の勘なんっすけど、スタンレーさんは、タナバタでぜーったい何かあったっす!聞いてもはぐらかされたけど…。>>43 今日なんて、定時前に上がって、いそいそ何処かに行ったっす!>>44 怪しいっす…。 (100) 2020/05/21(Thu) 18:52:41 |
【人】 機関設計士 スタンレースタンレーさんは、男の俺から見ても、かっこいいっす! 鼻の上のそばかすがセクシーっすね。そばかすは、俺とおそろなんっすよ。へへっ。(照 タナバタの夜に、スタンレーさんが豆大福を差し入れしてくれたっす!>>2:86 あー!俺、愛されてるーっ!て感じっすね。 そろそろ、休憩が終わるっす!俺は仕事に戻るっすよ! また会えると良いっすね! 〜fin〜* (101) 2020/05/21(Thu) 19:01:10 |
【人】 星読博士見習 ハニエル − ifの世界− −とある軍事会議にて− 煌びやかなこの国にも、 大なり小なり裏の顔を持つ。 この国が軍事力増強に予算を注ぎ始めたのは、いつの頃だったろうか。 星降る宴の華やかさは影を潜め、 代わりに鈍色の甲冑を纏った集団がちらほらと見かけるようになった。 そんな折にハニエルが招聘されたのは…… 星読の先鋭が集まる特務機関。 特務機関の上部組織である国家軍の指揮を取るは… あの宴の初日、道に迷う自分にパスタをご馳走してくれた彼女であった。>>87>>88 (104) 2020/05/21(Thu) 23:55:33 |
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新