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【人】 XX タチバナ[花が咲いたのはどの指だっただろう。 彼が触れたことのない場所などないに等しいから いずれの指であってもサイズはぴったりだろう。] ……。 [一瞬、言葉を忘れた。 初めて会った時のように何も返せなかった。 ただまじまじと手元を見つめ、 驚いた表情を隠さずに彼の方を向き直す。] …………いつ、作ったの? [最初に出たのはそんな気の利かない言葉だった。 実際、彼の傍を離れることはほどんどない。 それなのに気づかなかった。隠されていた。 彼に関して知らないことがあった。 不満が炭酸の泡のように、ふつりと浮いて弾ける。 けれど、それは心地よい刺激だった。 足りないことがもどかしくて、新しい彼がXXしくて、 何より彼が与えてくれたものすべてが嬉しかった。] (152) 2022/08/19(Fri) 0:26:48 |
【人】 XX タチバナううん……っ、ううん、 いいの。 これがいいの。これしかやだ。 [おもちゃみたいなんて言う彼に慌てて首を振った。 指輪を嵌めた手を抱きしめ、胸元に仕舞う。 押し当てた手の甲が布の向こうにある穴を感じた。] ……うれしい。すごくうれしい。 ありがとう結。ずっと大切にする。 [この穴に広がる感情を、 どうやったら言葉で伝えきれるだろう。 口から出た言葉はありきたりな物ばかりで、 音の不自由さにもどかしさを覚える。 うっとりと手元を見つめた。 細い何かを曲げて作ったのだろうか。 それなのに指先に何かが引っかかる感じはなく、 丁寧に作られたであろうことは予想できた。 彼から与えられた物が私に傷をつけても、 それもまた悦びでしかないのだけれど。 今は何よりももどかしさが勝って、 指輪を贈ってくれた彼の手を捕えようとする。] (153) 2022/08/19(Fri) 0:27:16 |
【置】 XX タチバナ[――"結"ばれたのだと思った。 生と死を超えて、刻さえも制して、 あなたとわたしが永遠である証だと信じられた。] (L18) 2022/08/19(Fri) 0:27:58 公開: 2022/08/19(Fri) 0:30:00 |
【人】 XX タチバナ……わたしは、何をあげられる? [邪気を感じさせない穏やかな声で尋ねる。] 私には、私しかないの。 でも私はもう全部結のものだから……。 [そう、プレゼント。誕生日には必要な物。 随分と遠ざかっていたせいで思いつかなかった。 相手の目を盗んで準備する器用さもなく、 彼を捕らえた手も反対の手も空っぽだ。 だって、元々全部あげてるし。 だって、結が寝ている時も離れたくないし。 そんな言い訳が頭の中を巡る。] 教えて、結。 [だから、今、ここで。彼の願いを求めた。]* (154) 2022/08/19(Fri) 0:28:10 |
【人】 千早 結わ・・・よかった・・・ぁ、 作ったのはね、髪飾りを縫ってて、 ほら、何度か途中トイレに行った時 へへ、隠しててごめんねぇ [一瞬、ふつふつと漏れるきみの「本音」が先に出たことによりあまりのかわいさに唇が下弦月のように歪みそうになる。本能的にここで笑ってはいけないと自制を取り留めた >>152 離れている時間がどこにあったのか。 それはコサージュを作りながらいくつかのまち針を袖につけていた時。鋏はきみの目に触れないようにしたくて、席を立つ時には机に置くか背側のポケットに差し込んでいた。ビーズや糸も同じ要領で。 二人の生活の中、僅かな間だけ離れ離れになる場所と言えばトイレくらいだっただろう。一緒に入りたいと言われれば断る事はなかったと思うけれど、ようをたす時だけは彼女なりに気を遣ってくれていたのかもしれない。 それでも少し長居をする時は、お腹の調子がわるいのかなぁ、などと時間を引き伸ばしていた事は素直に謝った。 それ以上にぼくはきみの素直な感情が愛しくって、笑みの残りをへらりと隠せず漏らしてしまった] (155) 2022/08/19(Fri) 1:43:09 |
【人】 千早 結[きみの左手の薬指に通したシンプルなリング。 プラチナやゴールドでもなければシルバーですらない。なんだか結婚指輪として贈るにはもっと出来の良いものを時間をかけて作る方がいいのかなとも思ったのだが きみの喜ぶ顔がみたくて、そして誕生日のプレゼントを渡してなかった事に気づいて勢いで作ってしまったのだけれど─── そんなぼくの杞憂すら吹き飛んでしまうくらい、きみは大切な宝物を守る子供のように、無邪気に、素直に世論でくれる>>153 いやいやと首を振り、宝物を隠そうとするような仕草がひどくかわいくって、他のものになど変え難いと必死に訴えるような声音が愛しい。 一生懸命に気持ちを返してくれようとするその心に救われるし、うっとりと手元を見つめる熱をたたえた瞳には、ぼくの胸こそ熱くなる] (156) 2022/08/19(Fri) 1:44:38 |
【人】 千早 結──少し先の話── [いつかきみと名前の話をしただろうか>>1:140>>1:141 どんな漢字を書くの?という素朴な疑問で始まったから、傷を思い返すものでなければ良かったのだけれど、 もし虚を広げてしまうような事になれば、話を聞いてより深く慈しむ事になったかもしれない。でもぼくがあまりきみの過去を訪ねないのにも理由があるんだ。 それを聞いてしまうと純粋にきみの虚が深くなる気がしたから。それに何よりぼくがきみの過去を許せなかったり、嫉妬してしまったりしてものすごく怒ってしまう気もしたから。二人して怨霊化してしまうと過去ばかり見てしまうから] (159) 2022/08/19(Fri) 1:58:10 |
【人】 千早 結[きみにはぼくだけを見てほしいから、 ぼくは見ないふりをする。 だってそれよりも大切な事があるでしょう?きみの良いところ、きみのかわいいところ、きみの美しいところ、きみの弱いところや強いところ、もっともっと、数えきれない程。 ぼくは過ぎ去ったきみの過去のことより、今を生きるきみの事が知りたかった。 だからといって、きみを「死んでしまった」思念の残りのように捉えるつもりもない。 だからぼくはきみが眠らなくても、疲れなくても、きみの虚を埋めるためにぼくの生を与え続けるんだ。 きみとぼくの虚を埋めて行くように] (160) 2022/08/19(Fri) 1:59:06 |
【人】 千早 結花、に蓮、かぁ、 逆さにすると神様の花になるね 極楽浄土・・・天国を象徴する花とも言われる [蓮華や睡蓮といった同様の花を挙げたり、蓮には無駄になるところが無いんだよ、などと蘊蓄を話して] ぼくは特に香りが好きだな ほのかに爽やかで優しくって でも、蓮の花の香りを確認するのは 大変なんだ 実はぼくもロータスフラワーっていう フレグランスしか知らないんだけど [何せ深い池、しかも根は泥の中に深く張り、花まで近づき香りを直接確かめるのは大変だと笑って。 そして、隣に座るきみの首筋に鼻先を寄せる] (161) 2022/08/19(Fri) 2:00:19 |
【人】 千早 結ふふ・・・でも、直接香る・・・ 甘くて、優しくて、涼やかで 花開く時にはふわりと綻ぶんだ きみにぴったりの名前だと思う [きみの名前の由来は知らないけれど ぼくの「花蓮」なのだと知らしめるように うなじのラインに沿って口付けをした] かれん、ずっと、 ぼくにとっての、天獄でいてね ぼくはきみを離さないから (162) 2022/08/19(Fri) 2:01:13 |
【人】 千早 結[>>150いつ何時もきみが離れる事はない、それを知りつつ何度も確かめる。きっとこの先何度も何度も、それは二人が満ち足りる日が来ても確かめ続けるだろう。ぼくはきみが思うより、ずっとずっと貪欲で強欲だから。ぼくが満ち足りるまではきっと永遠に確かめ続けるのだ。 >>158あの日お願いした、 何度聞いても、永遠に、「離れないで」と願う言葉に 「離れないよ」と返してもらうという約束 きみは些細なことと納得しなかったかもしれないけれど。 ぼくにとっては儀式めいたものなのだから。 因みにぼくの名前の意味は ばらばらであったものをひとつにする、 という意味なのだけれど、 言葉にする必要はないかもしれない] (163) 2022/08/19(Fri) 2:05:06 |
【置】 千早 結退院の日なんだよ、きっと 病院を出たら、二人で暮らす部屋を借りよう [きみのやわらかな手を握る それともぼくの手をきみが握っているのだろうか ベッドに並んで、きみの髪を撫でる きみの胸の虚は閉じ切っているだろうか いよいよぼくのからだも動かなくなっている いや動いてはいるはずなのだが もうなにも見えないのだ 幸せに満ち足りた今は 喜びで溢れる涙が視界を奪うから 衣類をかけるクローゼットの中には 膨大な数のカレンダーが並んでいた] こんな時に変な事を言うけれど 死後の世界なんてぼくはないと思うんだ (L20) 2022/08/19(Fri) 3:09:27 公開: 2022/08/19(Fri) 3:55:00 |
【置】 千早 結[きみにもらったたくさんの呪は ぼくの望みを余すことなく叶えてくれた ああ本当に満ち足りている 深い深い眠りにつくような波にもう抗えそうにない 最後にひとつだけこの世界では叶わぬ願いを 本当に馬鹿げた夢かもしれないけれど、 笑わないで聞いてほしいときみに告げた] だから、どうか、 いつかまた、かこもいまも忘れてしまった いつかの世界があるとするなら 生まれ変わることがあるとするなら どうか、また、そばにいて欲しい かれん、必ず、きみを見つけるから (L21) 2022/08/19(Fri) 3:10:16 公開: 2022/08/19(Fri) 3:55:00 |
【置】 千早 結かれん、愛してる 大好き、ぼくのかれん [例えきみが、ぼくが、 また出会ういつかの世界で、さきに死んでしまっていても かならずきみを見つけて迎えに行くよ、と微笑んだ 握った掌は二人の温度で溶けあっていくだろう 満たされている。本当にありがとう、と言葉を残して] ──*うばたまの夜のまぼろし夢ならば 昼見し影を何といふらむ*── (L22) 2022/08/19(Fri) 3:14:48 公開: 2022/08/19(Fri) 3:55:00 |
【人】 XX タチバナ[名前の続きを書く時、ふと左手が目に入った。 あれからずっとつけたままの指輪は、 次第に体の一部であるかのように馴染んだ。 その……いっぱい動く時はなくさないよう外すけど、 指が寂しくてそわそわするくらいだ。 シンプルなシルバーリング。 頂点には小さな花が咲いていた>>L17。] 花に……蓮≠ナ、かれん。 ……が、いい。 [いつかに似た言い回し。>>47 彼は黙って受け入れてくれるだろうから>>62、 自ら「くさかんむり」を書いた部分を指で擦る。 指先にインクなんてつけてないから、 擦ったところで彼の掌が赤くなるだけだ。] (168) 2022/08/19(Fri) 3:21:36 |
【人】 XX タチバナ本当はこっち……でも。 いっぱいじゃなくて、ひとつがいい。 …………あなただけの花になりたい の。 [だから、私は名前を芽吹かせる。 あなたの前で蕾を赤く染めていく。] (169) 2022/08/19(Fri) 3:22:20 |
【人】 XX タチバナ[これは余談なのだが。 「私も結に指輪をあげたい」と相談し、 本人に習いながら指輪作りに励む未来があるはずだ。 きっと彼の物より歪になってしまうけれど、 何らかの意思が働いているのか 彼の指から勝手に離れることのない銀色が やがて彼の左手薬指を彩ってくれるだろう。] (172) 2022/08/19(Fri) 3:23:57 |
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