人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 宮廷楽士 ウェールズ



 [

    ウェールズの従妹にあたる人物の
    オーランジュは、ヴェーネレ王国上級貴族。
    ウェールズの母方の従妹の彼女は、
    この時期に、この国へ遊びに来る。

    主人である第3王子のことは放置して。


                         ]
(28) 2020/09/24(Thu) 9:45:26

【人】 宮廷楽士 ウェールズ




     自分の主人、放置でいいんだ?


 [

    そんなことを口にした時、
    彼女は確か鼻で笑ってこう言った。

   『それぞれ別件で来ているんだから当たり前』

    オーランジュの気の強さは、
    流石母方の血があると思った。
    宮廷楽士になったときは、

   『顔を合わせる機会が増えそうですね』

    なんてことを言われた記憶がある。
    実際、家の催し事に加えて
    隣国の要人をもてなす際には
    必ず彼女がいた。

    そしてそのたびに、
    彼女は第3王子にからかわれていた。
    彼女は終身侍女でもいいんじゃないかなんて、
    言っていたような。

                         ]
(29) 2020/09/24(Thu) 9:46:07

【人】 宮廷楽士 ウェールズ



     王子専属の肩書ついたんだし、
     求婚多くなってそうだな。

 [

    けらけらと、彼は笑う。
    オーランジュの容姿と、肩書きをもってすれば
    簡単に良いところの坊と婚姻を結べるだろうから。

    もちろん、この後すぐに睨まれたが。
    そんな気がないから、侍女をしているのだろう。


                          ]*
(30) 2020/09/24(Thu) 9:46:27

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−教会

 [       >>17
       
    少女に断られた後、そのまま後をつけた。
    男が勝手に女性の後をつけるなんて、
    紳士的ではないとしても、教会なんて言われれば、
    あの時の少女なのではないかと思ってしまう。

    ときは既に星が煌めく夜。

    行き着いた先は、あの時の教会。
    見送っていた彼女が扉を開けて入れば、
    彼はその扉の外から様子を確認するだろう。

    何も響かなければいい。

    そんな願いは叶う様子を見せなかった。
    扉越しに聞こえるのは、暴力の音。
    短時間で聞こえるようになったということは、
    出迎えた人物が、彼女を、という構図しかない。

    すぐに中へ入って、現場を押さえるか、
    夜が明けて、外堀を固めてから押さえるか。

    彼にとっても悩ましい状況下にあることは
    間違いなかった。


                         ]
(36) 2020/09/24(Thu) 10:21:11

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


 [

    しかし、待っていられるものか。
    そんな風に己を鼓舞した彼はゆっくりと、
    深夜の教会の扉を叩く。

                        ]

    神父様、神父様はいらっしゃいますかな。


 [

    反応が返ってくるまでの一瞬を使い、
    彼は従妹に手紙を飛ばしただろう。


   『1番大きな教会へ騎士を数人連れて来て』

    などと書いた手紙を。

                      ]*
(37) 2020/09/24(Thu) 10:23:01

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−深夜・教会前


 [

    扉が開くことはなかった。
    ならば、強行突破が正しいだろう。
    そう思って、彼が扉のノブに手をかけると、
    
脇腹を突かれた。

    誰かと思えば、従妹。

    と、騎士団のはずだった。

                         ]


  なんで他国の王子連れて来てるんだよ、オーランジュ。


『身近にいる騎士だったので、連れて来ました』


「なになに。今から乗り込むのかい?
ちょっと待ってて。中の様子確認して来て」
(49) 2020/09/24(Thu) 14:07:58

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    簡単にやりたいことを察するあたり、
    流石だろう。
    ヴェーネレ王国第3王子にして
    オーランジュが仕える人、リーベアムールは
    使い魔を扉の隙間から中へ侵入させると、
    確認作業に入った。

    一緒にいた王子たちは後2人。

    シュネーヴェ王国次期国王、シュラーフェン。
    そして、テールエールデ王国第1王子、
    ムーティジェンティーレ。


   どこか嬉々としてここに来ているように見えるのは、
   彼の勘違いなのだろうか。


                        ]
(50) 2020/09/24(Thu) 14:08:30

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

“それで?なんでまた、教会なのかな。”

    以前、この教会で出会った少女、いえ…女性に、
    よく似た女性が宮廷より帰るところを、
    後ろから見守っていまして…………


『何故一緒にいかなかったのです、小心者』

    違う。ここは、なにかと、不思議なところなんだ。

「お喋りもいいけど、悪い報告がふたつだよ。
ひとつ目は、扉の目の前で女の子が暴力受けてる。
ふたつ目は、扉よりももっと奥のほうで、
汚されようとしてる女の子がいる。今ならまだ間に合う」

‘じゃ、俺とリーベはそのふたつ目のほうに行くぞ。’

「任せて。鍵自体はしまってるみたいだけど……」

“なんのための僕だい?さ、行くよ。
君も剣を持って。オーランジュ嬢は、ここにいること。
何かあったら、フィオーレにこれを飛ばすんだ。”
(51) 2020/09/24(Thu) 14:09:37

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    指示を出すことに慣れている人間がいると、
    現場は早く回る。
    ムーティジェンティーレとリーベアムールは
    奥の深いところへ。
    シュラーフェンとウェールズは目の前。
    シュラーフェンから剣を預かれば、
    彼の力によって、扉は簡単に開かれる。

                         ]


 ”おや?目の前に人がいるのに
どうして扉が開かなかったのかな”


 [

    少し白々しい言い方も、王子ならではと考えれば
    まぁ許せるものだろう。
    目の前の神父は、とても驚いた様子。
    何せ、鍵をかけていたはずの扉から
    正々堂々と若い男たちが入ってきたのだから。

                          ]


  
ち、違うのです。
  これには訳がございまして……!
(52) 2020/09/24(Thu) 14:10:20

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    神父のことは一旦いたぶるのが好きな
    王子に任せておいて、
    近くで気を失っている女性を
    彼はだきかかえた。

    あたりには血が落ちている。
    彼女の口元にも、その跡がある。
    彼女を起こさぬよう、
    少し離れたところへ彼女を寝かせる。
    今ここで捕らえるべきは、
    そこにいる神父と、まだ見ぬ人。

                       ]

  あっちに合流して来ます。

“はいはーい。いってらっしゃい。こっちは任せて。”


 [

    あの2人に任せておけば、
    なんとか未然に防げるだろうと、
    心のどこかで思いながら、
    彼は足音のする方を目指した。

                     ]
(53) 2020/09/24(Thu) 14:14:35
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a13) 2020/09/24(Thu) 14:59:57

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−深夜・教会

 [

    足音のする方へ彼も追いつこうとした。
    しかし、それよりも前に、
    あの2人がこちらに戻ってきた。
    訳を聞けば、特別な鍵
術式

    そこにはかかっていたらしく、
    2人ではどうすることもできなかったらしい。

                         ]


「不甲斐ないから、ちょっとハニーと顔合わせられない」

‘右に同じく……中の奴ら、せめて生きててくれよ’

 [

    2人の王子が見つめる先で、
    何があっていたのか知る由もない。>>@4

    玄関先に戻り、神父だけは捕まえた。
    そして、2人の王子は森のほうに行くと言って、
    別行動になったのだ。
    後々、婚約者たちから更に怒られるとは
    全く知らないまま。

                         ]*
(61) 2020/09/24(Thu) 15:55:20
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a14) 2020/09/24(Thu) 15:56:15

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−明け方・宮廷

  そろそろ帰ってもいいでしょうか。

「いいけど、このおじさんの処遇どうなるか気にならない?」

  ……気にならないって言ったら嘘にはなる。


「まぁ、すぐにでも決まるさ。……ねぇ、王様?」


 [
    ちらりと見遣る視線の先には、
    この国の最高権限。
    どうしてここまで話が大きくなった。
    元を辿れば、ひとりの女性を後ろから
    見守っていただけだったのに。

                       ]
(81) 2020/09/24(Thu) 22:42:44

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

“もういたぶっちゃダメ?”

「もういいかな」

“えー、もうダメなの?面白くないなぁ…。
まぁ、とりあえず、僕らは一旦教会に戻るよ。
第三者が調べる方がいいだろうから。”

    俺も、行きましょうか。

“いや、いい。君は……とりあえず帰ろうか。”

‘オーランジュ、今日も品定めなんだろ?’

    俺、関係ないんだけどな……。
    よろしくお願いします。

「何かあれば、うちの子達が迎えに行くから」

    ワァ、俺家族に怪しまれそう。
    それでは、失礼いたします。
(82) 2020/09/24(Thu) 22:43:40

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    日が昇って、2日目の宴が始まる頃。
    彼は宮廷から帰ろうとしていた。
    そして、入り口に見えるのは

    ひとりの女性と小さな子供たち。

          >>76          ]


     どうか、したのかな。
     迷子のようには見えないけれど。

 [


    あえて、何も知らないふりをして
    彼女に声をかけるだろう。
    手助けができればと、心の底から思って。


                        ]*
(83) 2020/09/24(Thu) 22:43:54

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−朝の話


  俺は今から、帰宅するところなんだ。
  小さい子供たちは、目を離してはいけないけれど
  こんなに多いと、ひとりくらいはぐれそうだ。

 [

    引率1人に対して、少し数が多い子供たち。
    いないはずの神父に
    いっておいでといわれたという。
    あの時、暗くて見えなかった彼女の顔は、
    今はっきりと見え、ひどく傷ついていた。

                         ]

  
  首はねでいいだろ


   いや、すまない。
   これからの予定は何かあるのかな?
   子供たちは、うちのものに宮廷内で
   見てもらえるだろうから、
   予定がなければ…いや、あったとしても、
   少し俺と回ってくれないか?
(175) 2020/09/26(Sat) 8:17:20

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    彼女の後ろ側から見えたのは、馬車。
    彼の家の馬車。近くで止まり、
    中から出てきて目を見開いたのは

    オーランジュ。

    何事か、と彼女は急いで小さな集団に近づき
    傷だらけの女性を見て、
    彼と同じことを呟いただろう。

                      ] 
(176) 2020/09/26(Sat) 8:17:52

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


  『
首をはねてしまえ……


   よろしい。子供たち、
   わたくしがとても楽しいところへ
   お連れしましょう。
   その間、お姉さまと離れてしまうけれど、
   よろしいですね?あとで、会えますから』


 [

    そんな発言を聞いた子供たちの反応は
    どのようなものだっただろうか。
    了承の言葉が聞こえれば、
    その場で二手に分かれることになっただろう。
    彼は、目の前の女性の手に触れ、
    待機している馬車に乗ってほしいと言ったかも。
    断られたなら、裏動線に誘導して
    宮廷内で比較的静かな場所へ
    連れて行ったことだろう。

                          ]*
(177) 2020/09/26(Sat) 8:18:46
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a57) 2020/09/26(Sat) 20:58:16

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−宮廷外から中へ

 [

    彼の提案は、小さな抵抗によりご破算となった。
    しかし、彼女の体を支えるという名目で、
    彼女と腕を組んで中を歩いたことだろう。

    オーランジュは、子供たちに昨日彼らの’姉’の
    素晴らしい出来事を物語を語るように
    話していたような。
    彼自身、その話は知らなかったから、
    とても驚いていたことだろう。

                         ]
(236) 2020/09/26(Sat) 21:15:20

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


     君には歌の才能があったのか。

  『宮廷楽士よりも我が家にいらっしゃいませ。
   待遇はとても良いですよ』

     オーランジュ、あっちに連れて行こうとするな。

  『お気に召しませんでした?
   ……それとも、このご令嬢と離れるのが惜しい?』

     うちの宝になるかもしれない女性だからな。

  『ふっ、笑止千万。何おっしゃっているのやら。
   ヴェーネレにいらっしゃったほうが、
   …………子供たちの前でしたね。』


 
(237) 2020/09/26(Sat) 21:16:06

【人】 宮廷楽士 ウェールズ



    従妹との痴話喧嘩。
    どんなことでもこうやって
    お互いを触発し合う終わりのないものも、
    第三者の目があれば終わる不思議。
    そんな痴話喧嘩の少し後、
    彼女が彼から離れひとりの男に近づいた。
    >>181>>219
    彼は何かを彼女に渡していた。
    それが薬だと分かったなら、
    自分の不甲斐なさを呪っただろう。

                        ]

    
『名前も知らない腑抜け』


 [

    従妹がそう、隣で口元を扇子で隠しながら、
    彼だけに聞こえるように呟いた。
    その通り。

    彼女から直接名前を聞いたわけでもなく、
    オーランジュとの会話の中でも
    彼女の名前が出たわけでもない。
    いつか、彼女から名前を聞く時が
    彼にはあるのだろうか。

                        ]
(238) 2020/09/26(Sat) 21:17:43

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    そんな風に考えていると、
    従妹の扇子が脇腹を突く。

    はっと意識を戻すと、男はいなくなっていた。
    オーランジュが子供たちを舞台の近くへと
    連れて行っているのを眺めて、
    彼女が戻ってきて暫く。
    彼女の表情がずっと曇っているのだけは
    察することができた。

                         ]
(239) 2020/09/26(Sat) 21:19:02

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


     なにかあ、っ………

 [

    声をかけようとした瞬間、
    彼女はひとりの名前を呼んだ。
    アメリア、と呼ばれた女性。
    呼ばれた、というよりも叫ばれた、が
    この場合は正しいだろう。
    周りにいた人々は何事だといわんばかりに
    彼女の方を向いた。

    アメリア・ハイアーム。
    昨日、助けることが叶わなかった人物。
    何故わかるのか。
    あの偽善者にもなれていなかった神父が
    朝方吐いたから。

    先ほどの男、よく見ていなかったが、
    2人の話を聞くに従者だったのだろう。

    そしてアメリアは彼を見て言う。
    馬に乗れるのかと。

                       ]
(240) 2020/09/26(Sat) 21:21:01

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    乗れないわけがない。仮にも貴族。
    そして、宮廷学士の前は

    ナイトだったのだから。
    真っ直ぐな視線を向けられれば、
    首を縦に振った。

                     ]

     
    病弱な娘は、早馬の馬車で追いつくといい。
    オーランジュ、手筈を。

   『その女性をヴェーネレに迎えて良いのであれば』

    俺も一緒に行く。急げ。

   『全く……馬であれば私の方が早いのに。
    直ぐに手筈を整えますので、
    アメリア様、でしたか。
    また宮廷前へと行くのです。
    降りられる頃には馬が用意できていますから』
(241) 2020/09/26(Sat) 21:24:21

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

 [

    オーランジュは、ふっと笑って
    少し高い場所を見つめれば
    軽く手を上げ、2、3振り。
    彼はそれを見つめることなく、
    急ぎ早に宮廷の外を目指した。
    馬車に繋いでいる馬を外すため。

                    ]

  『さて、男性のよく分からない行動は
   男性に止めてもらいながら、
   わたくしたちは、見守ることにしましょう。
   ね、エヴィ様。』

 [

    男を追いかけると言うアメリアは
    行かせるとしても、エヴィは絶対に行かせない。
    そんなことをオーランジュは思って、
    彼女に語りかけるのだった。

                      ]
(242) 2020/09/26(Sat) 21:25:58

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−その少し高い場所

「おや、オーランジュがなにか言いたげ。
ちょっと聞いてきて?」

“面白いこと?”

「多分ね。さて、………
 早馬の用意と国境閉鎖だってよ。
 フェンが令嬢連れて馬車。
 オレとムーティが馬。王様よろしくね」


 [

    どうやら、オーランジュが見つめたのは、
    彼らがひっそりと会場を眺めていたところらしい。

    婚約者たちにひどく怒られた3人。
    身なりを整えたら、追いかけることだろう。

                         ]
(243) 2020/09/26(Sat) 21:27:15

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−少しして

“アメリア嬢かな、
その今にも倒れそうな表情からして。
時間はそうない。とりあえず、急ぐよ。”

 [

    宮廷外で待てずに迎えにきたどこかの王子。
    彼女の従者には屋敷に戻るように伝え、
    アメリアを担いで馬車へと向かう。
    彼は急いで、と呟いて
    中に入り、扉を閉めさせることだろう。

                       ]

“さて、……君をそんな心配そうな表情にさせた
男の話でも聞かせてもらおうかな。
心配せずとも、早馬並みにこの馬車は早く着くよ。”

 [

    にっこりと笑って、その灰色の髪をした王子は、
    さぁ話したまえ、と初対面の女性に対して
    促すのだった。
    彼が操ることのできる風の力で、
    柔な風は追い風となり
    馬車が目的地へ向かうことに助力することだろう。

                          ]
(244) 2020/09/26(Sat) 21:33:32

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−それよりも物理的に少し先


  
大体、国を出るって言う馬鹿な発想をする前に、
  誰かに話せって話だよな。


 [

    自分の手を汚すことだけが、
    大切な人を守る方法でもない。

    勝手な判断をして、
    周りが混乱していることに
    気づいていないのか。

    力があるか、ないか。
    そんなことは、問題ではない。

    ウェールズはそう考えながら、
    一足先にヨシュアに近づこうとしていた。

                        ]*
(245) 2020/09/26(Sat) 21:34:53
宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a58) 2020/09/26(Sat) 21:36:48

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a59) 2020/09/26(Sat) 21:39:52

宮廷楽士 ウェールズは、メモを貼った。
(a60) 2020/09/26(Sat) 21:44:49

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−馬車の中

 [

    どこかのバカは、にこにこと笑みを浮かべて、
    首を横に振った。
    しかし、コンセールカリヨンとは
    違う服装ゆえに、その嘘は直ぐに
    気づかれるだろうが、
    それもまた一興というわけだ。

                         ]

“僕は一介の騎士だよ。
それにしても、酷く疲れが見える。
一連のことが終われば、
シュネーヴェに遊びにくるといい。
王女様がとても喜ぶだろう。
あの国は、涼しくて体を落ち着かせやすいから。”


 [

    妹や婚約者が聞いたら、
    呆れてなにも言わなくなっていたことだろう。
    目の前の彼女が、追っている人物を
    大切な人
    と称したとき、ふっと笑ってしまった。

                         ]
(269) 2020/09/26(Sat) 22:59:05

【人】 宮廷楽士 ウェールズ


“僕の婚約者
僕と身分が違うんだ。
愛おしくて、ずっと求婚して3年は頑張ったかなぁ。
だから、いいんじゃない?大切な人を追いかけるって。”


 [

    でも、その男の行動で悲しくなったなら、
    この後会ったときに、
    平手打ちでもやってしまえばいい。

    なんて、淑女に教えてはいけないような
    アドバイスを彼は口にする。
    外の様子は分からないけれど、
    多分現場に近づいていることだろう。

                        ]*
(270) 2020/09/26(Sat) 22:59:50

【人】 宮廷楽士 ウェールズ

−関所への道中

「1人で抜け駆けなんて、酷いんじゃない?」

    はっや……

‘この風、わかるだろ’

    流石ですね。……もう少し。


 [

   風向きが変わっていたのは、
   そういうわけだったことに気づいたのは、
   この2人がウェールズに追いついたとき。
   お目当ての人物は、
   どこにいるのだろうかと彼らは探すのだった。

                         ]*
(271) 2020/09/26(Sat) 23:15:43