人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>1 テオドロ

「珍しいね、キミが拗ねるなんて」

眉をひそめた表情を見て、くつくつと笑う。
人がいいなどと言うのは、あなたかアリーチェくらいだろう。

「勤勉なのはいいことだけど、ちゃんと休息もとるべきさ。
 キミが倒れたらたちまち仕事が溜まるようじゃ、機能してないのと同じだからね」

そんなことは言わずともわかっているはず。
私生活まで犠牲にしているわけではなさそうだから、それで良しとしようか。
何せ、そうだとするとだらしない生活で寝ていない男と、殆ど変わらなくなってしまうのだから。

「……ま、昼1食はどうにか食わされてるお陰で、こうして元気に生きてるわけだけど」

苦いコーヒーは、眠気も幾分かは飛ばしてくれた。
シエスタまではなんとか保ってこれそうだ。……チェスの相手とかを挑まれなければ、多分。

#警察署
(12) 2023/09/11(Mon) 22:11:15

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>34 テオドロ

「僕は燃費がいいんだ」

あなたのように忙しく動かないというのもありはするが。
比べるとあなたや平均より細い体は、確かに最低限の食事しかしていない影響ではあろう。

より一層拗ねた様子にはやっぱり目を細めたまま、こうしてみると子供っぽくて可愛いのに。なんて、
およそ成人男性に抱かないような感想を抱いた。
抱いただけで口には出さないけれども。

「おや、大目に見てもらえるならありがたいな。
 僕としては食事よりも、夜に寝ることを思い出せる体になりたいんだけどねぇ」

ひらひらと手を軽く上げて、休憩和終わりだというあなたを見送る。
こちらはもう少しコーヒーブレイクを続ける所存だ。
休憩が終われば何か調べ物があるのか、資料室へと向かっていくだろう。

#警察署
(39) 2023/09/12(Tue) 9:26:47

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>37 黒眼鏡

「やぁ、ご無沙汰だね」

これはどこかの時間。
あなたと会う時はいつも、”買い物”をする必要がある場合が殆どだ。

「いつも頼んでるものが欲しいんだけど、用意はあるかい」

質のいい睡眠薬。
国では禁止されている薬物。
それからずっと探している質のいい職人の情報。

その中から”いつも頼んでるもの”というのであれば、それは質のいい睡眠薬のことだろう。

#Mazzetto
(40) 2023/09/12(Tue) 9:38:09

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>44 黒眼鏡

「ありがとう、珈琲いただくよ」

お世辞にもカフェには見えぬ店内で、いつものように気怠げに椅子に腰掛けていただくそれは無糖のブラックだ。
今日はこういう気分だったのか、それとも客の好みを熟知しているのかはわからない。
ただ、カフェインは幾分かは眠気をマシにしてくれるのでありがたいと思っているから遠慮なくそれを口にした。
ここで何かを盛らないと信用出来る程度には顔見知りであるし常連だった。

「いつも助かる。
 ドラッグストアのものは効き目が弱くていけないね」

聞かれはしないものの、差し出されるだろう紙袋を見るとそう言葉を漏らして。
勝手知ったる様子で薬の代金を取り出す。
こういう所で足のつくカードなど使えないのは百も承知。ちゃんと現金を持ってきていた。

#Mazzetto
(48) 2023/09/12(Tue) 12:16:30

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>49 黒眼鏡

「それじゃキミの顧客は上客ばかりだね」

飲まない人間もそれなりにはいるだろうけれども。
差し出された紙袋の中身を確認すると、確かに何か他のものが入っている。

「おや、今日はおまけ付きかい。
 飴も焼菓子もありがたくいただいておくよ」

渡されれば特に嫌がる様子は見せないし、素直に受け取っておく。
シエスタの時のいいおやつになりそうだ。

「はは、キミにそういうお節介をいただくとはね。
 まぁ、大事なときはこれでちゃんと寝てるさ。あまり常用すると薬が効かなくなるだろう?」

#Mazzetto
(57) 2023/09/12(Tue) 16:19:43

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>59 黒眼鏡

「そう。まぁ、キミが繁盛してるお陰で僕もいい物に恵まれているんだから助かるけどね」

最近のノッテの幹部にしては話が通じる方で助かるが、やはり変わった男だと思う。
どうせ客の素性など隠していても調べていることだろう。客とはいえ、警察の自分に向かって倒れられたら困るなどとは、おかしな話だ。
まぁ、どうせ世辞のひとつではあるのだろうけれど。

「僕の方こそ、キミが居なくなるとそれなりに不都合がでてくる。
 ワルい事をして検挙されないように気をつけてくれるとありがたいんだけどね」

マフィアは嫌いだ。
それでも、関係を絶てない事情もあるから多くは語らない。
互いに弁えられるからこそ、ありがたく利用させてもらってるわけだが……さて。

「忠告に従って車にも精々気をつけるとしよう。
 あぁ……そうそう。情報の方もいつでも待ってるよ。腕のいい義肢装具士を探してるんだ」

その言葉を残すと、じゃあねと軽く手を上げて海風の香る道路へ向かう。
止められなければそのまま、乗ってきた車で引き返していくだろう。

#Mazzetto
(65) 2023/09/12(Tue) 19:11:36

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

車を停めて紙袋を手に男は石段を上がる。
街中に入ってくれば美味しそうな匂いやら賑やかな声がそこかしこから伝わってくるが、興味を示すことはない。
風に靡いた髪を追って見上げると、頭上からひらひらと……蝶が飛んできた。
珍しいなと目で追うと、蝶は横に回り込んできて、男の肩に止まってしまった。

「僕は花でも止まり木でもないんだけど……」

足を止めたのもつかの間、再び動き出せば飛び去るだろうと歩いてみたが、何故か蝶は暫く動かない。

#街中
(75) 2023/09/12(Tue) 22:17:30

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

さて、今日は何処を見回ろうか。
欠伸を噛み殺してその足は、ゆっくりと歓楽街を通りスラムの方へ向かう。
治安の悪いそこは、犯罪の温床になりやすい。
途中、体を売る少女が声をかけてきたけれど、一瞥して断った。
こういうのは、必要があるときだけで十分だ。

食事をまともに採れないスラムの人間たちは皆細い。
負けず劣らず……というほどまではないが、食事をあまり摂らない自分もまた、平均よりは随分と細身だ。
服装さえ合わせてしまえば、この中に潜り込んでしまえそうだなと、何故かそんな事を考えて頭を振った。

「……ばかばかしいね」

#スラム
(105) 2023/09/13(Wed) 13:21:23

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>107 ニーノ

「うわ、危ないな」

路地に出たその直後。
何やらドンっとした衝撃が腕を襲う。
出会い頭だったから避ける余裕もなくぶつかって、少しばかりよろめきながらぶつかってきた人物を支えると、見覚えのある金髪と大きめの瞳が見上げてきた。

「……キミはこんなところで何をしてるのかな?」

毎日みかける職場の後輩だ。
2,3度まばたきをしてみたが、それは変わらず。
ここにいる理由など、自分と同じものでしかない……とは思うが、天真爛漫な彼の印象はこのスラムにはとても似合わない。

ぶつかられた事自体は別に怒るほどのことでもないから、熱のないままの花浅葱はあなたを静かに見下ろしている。

#スラム
(108) 2023/09/13(Wed) 15:09:10

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>111 ニーノ

そういえば、今日は署内で姿を見てなかった気がする。
シエスタの時間になればよくチェスの勝負を挑んでくる青年だが、非番だったのならなるほど、そうだったかと納得して、見回りという言葉に小さく頷いて返した。

「里帰り? ……へぇ」

語られる過去の話には少しばかり意外そうな表情を浮かべる。
同僚の過去の話などあまり聞いたことがなかったから、これも初めて聞いたこと。
明るく元気で、スラムなどとは無縁で愛されて育ってきたのだろうと思っていたのに、実のところは少し違うようで。

「今はどこかに養子にでも?
 警察にまでなるなんて、随分と努力したようだね」

これは別に偏見などではない。
スラムとなると学校に通う事すら厳しいのだから、そのハンデを乗り越えたことに対する称賛だ。

#スラム
(117) 2023/09/13(Wed) 20:33:55

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>124 ニーノ

「何処の出身だろうと、同じ人間でしょ」

正しくは、身内だと認めた人間以外に等しくあまり興味がないともいうのだけど。
あなたに関しては、少なからず近しい場所にいる後輩だと思ってはいるらしい……が、口には出さない。

「僕自身、力仕事はあまり得意じゃないし……、キミとは真逆だけどそういうものでしょ。
 苦手なことも時間かけて自分で全部こなしてるだけ、称賛出来ることだと思うけど」

それにしても養育院か、と思いを馳せて。
一つ心当たりのある院の名前をぽつりと漏らした。

「……このあたりの養育院っていうと、警部が懇意にしてるあの?」

#スラム
(137) 2023/09/14(Thu) 1:03:59