人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

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視点:


【人】 看護生 ミン

>>17 ラサルハグ

まるで目から鱗と言わんばかりの様子にくすりと笑みが零れた。
邪魔をしないように納得したように繰り返される言葉が途切れるまで、穏やかに頷きながら相槌を打つ。

「人って突然、見えてたものが見えなくなったり、些細な事で迷ったり、分かっていたものが分からなくなったりする生き物ですから。
それに、お祭りの雰囲気や華やかさに圧倒される気持ちは私にも何と無く…わかります。
私もここに来てからずっと、…この光景の中に居る自分の時間がゆっくりと流れてるような気がしているんです。
…ラサルハグさんは物書きをしていらっしゃるんでしたよね。
”先生”相手に今の言い回しは恥ずかしかったかしら。」

口元に手を当ててくすくすと肩を揺らす。
先ほどまで浮かべていた穏やかな笑みとは違う。悪戯っ子のような笑み。

「ふふ、私はここに訪れること自体がお勉強みたいなものですから。沢山のお花で彩られるお祭りなら、珍しい薬用植物の一つや二つはあるんじゃないかと思って。」

口にしながら周囲を見回す。
暖かな陽の光と美しく咲く色とりどりの花々と祭りを楽しむ人々の笑顔が目に映る。
全てを見て回った訳ではないが、これだけ沢山の花々が咲き乱れているならば言葉通り一つや二つは期待しても罰は当たらないだろう。

「…ラサルハグさんくらい素敵な殿方なら、妖精を自称しても、案外、驚かれないかもしれませんね。
まぁ、そんな、飴玉一つでお気になさらないでください。
こうして楽しくお喋りして下さるだけで凄く嬉しいですよ。
知り合いも居ない場所に一人で訪れたものですから、少しだけ心細かったんです。」
(25) 2022/03/23(Wed) 2:23:13

【人】 看護生 ミン


「まぁ…もうゲームは始まってるんですね。
うっかりなくしてしまわないように…私も気をつけなくちゃ。」

首から下げた小瓶を優しく握る。
…蜜がなくてもお祭りは楽しめるけれど。
せっかくなら勝ちたいと思うのが人の心理というものなのです。

通りに目を向けながら暖かい陽の当たるベンチに腰を掛ける。
目を閉じれば人々の賑やかな声と花の香りが鼻腔をくすぐる。
……穏やかな雰囲気と空気で、なんだか眠ってしまいそう。
(28) 2022/03/23(Wed) 2:54:10

【人】 看護生 ミン

>>31 ラキ

かけられた声に合わせて閉じられた双眸がゆっくりと開く。
目の前では変わらず穏やかな光景が流れていることを確認して、振り返った。

「あら…確かに今は舞踏会の最中ですから、用心に越したことはありませんね。
私なんて、見て回ってる最中にうっかり落としてしまいそうですもの。ありがとうございます、親切な方。」

ふわりと、花が咲くように笑って。
忠告された通り小瓶の縁をなぞって、中を確認する。
…蜜が残っている所を見ると、まだ悪戯な妖精には会ってないのだろう。

「そんなこと仰らないで、素敵な妖精さん。
…ふふ、とてもお上手なのね。私は少し先の町から来たんです。教科書でしか見たことのない薬用植物もここにならあるんじゃないかと思って。」

厳密に言うと隣の隣の隣の町なのだが、3つ先の町が少し先に含まれるのかはここでは言及しないこととする。
そうして、少しだけ考えるように空を仰いで、視線を目の前の青年に戻す。

「…確か…ランタン屋さん…………は、お辞めになられたんでしたっけ…。…素敵な妖精さんはこの辺りに住んでる方なんですか?」
(38) 2022/03/23(Wed) 16:32:27

【人】 看護生 ミン

>>36 ラサルハグ

「ふふ、そうですよ。人生100年!
先はまだまだ長いんですから、ラサルハグさんのペースでいいんですよ。
…教えるなんて…恐縮です。でも、私が何かを伝えられたなら、それはとても嬉しいです。」

差し出されたポプリに目をやって、瞬きを二、三度。
そうして、思案するように小首を傾げる。
一度は遠慮した身だが…渡された善意を受け取らないほど野暮でもない。
一言、礼を告げた後、大きさでさえ可愛らしいポプリを己の掌に乗せる。

「まぁ、ふふ。勿体ないくらいの誉め言葉です。
妖精
(ラサルハグ)
さんの祈りなら、きっと届きますね。
…私も、そうなるように努力しますし、そうであるよう願っています。」

渡されたポプリを優しく握れば、ふわりと優しい花の香りが漂う。この香りを嗅ぐたびに、きっと自分は手渡された想いを思い出すのだろう。
…確かに、“心を温かくする”効能があるようだった。

「…そういえば、ラサルハグさんはどうしてこのお祭りに?
やっぱり、執筆のインスピレーションを求めて…とかでしょうか…?」

物書き…という職業に少々引っ張られれすぎかもしれない。
ただ単に観光に来たという線もある。
(40) 2022/03/23(Wed) 17:46:13

【人】 看護生 ミン

>>42 ラサルハグ

「はい、お祭りを楽しむ時間から、余韻を楽しむ時間までありますよ。きっと、そうしているうちに次のお祭りが来て、楽しい時間がずっと続くんです。」

少し忙しそうですけど。と笑う。
——たまに、相手の気持ちが全て理解できるようになればいいのにと思うときがある。
そうすれば、正しく気持ちを理解して、望む言葉を選んで、寄り添うことができるのに、と。
だけど、そんなものが無くても、今、自分の気持ちは正しく伝わったのだと、穏やかに微笑む彼を見て、そう感じた。

「まぁ、ふふ。素敵な同僚の方がいらっしゃるんですね。
ラサルハグさんの物書きの才能まで見抜くなんて。
好きな物語ですか?読書は好きなのでなんでも読む方ではありますけど…そうですね…。
ロマンチックなお話も大好きですけれど、一番好きなのは冒険ものが好き…ですね。大きな困難に皆で手を取り合って立ち向かう姿なんていつも感動してしまって…。
一番好きなシーンなのに涙でその頁だけ駄目にしてしまった事もあるんですよ。」

そう言って、少しばかり恥ずかしそうにはにかむ。
好きな頁が読めなくなった本でさえ、今は彼女の大切な思い出だ。

「ラサルハグさんは今まで何か物語を綴った事はおありなんですか?得意な系統があるなら、そういったものでもいいんでしょうけれど…
もし妖精が題材になるなら…ファンタジー、になるんでしょうか?きっと美しい情景が描かれているんでしょうね。」
(43) 2022/03/23(Wed) 19:12:26

【人】 看護生 ミン

>>44 ラキ

「まぁ、灯火そのものを売る方もいらっしゃるんですね。
華やかで穏やかで、色んなものがあって…レッヒェルンはとても素敵な町ですね。
それでいて…ここに住んでらっしゃる殿方は皆そんなに口が上手いのかしら?
私…お世辞に騙されてしまいそうです。」

照れたようにはにかみながら、それを誤魔化すように
「それで、何を買って欲しいんですか?」なんて茶化してみる。

「何か一つの事に集中できることってとても素敵な事だと思いますよ。
それだけ夢中になれる魅力が、このランタンには詰まっているんですね。
それに…もし勉学を疎かにしてしまった事を後悔されてるなら、今から学びなおすのもいいと思いますよ。
何かを始めることに遅いも早いもありませんから。」

明るい陽の下で柔らかに灯る明りに目を細める。
今は優しい光でも、夜になれば心強い隣人となってくれるのであろう。
(45) 2022/03/23(Wed) 21:28:45

【人】 看護生 ミン

>>50 ラサルハグ

自分より年上であろう人に人生を語るなんてなんだか気が引けてしまうけど。
華やかさに圧倒される彼に、
まだ続く道のりに迷う彼に、
私は、知っている限りの穏やかな時間の過ごし方を、言葉を尽くして伝えよう。

「例えば軽口だとして…。
その軽口が誰かに平等に言葉を与えるお仕事に繋がるなんて、なんだかとっても素敵だと思いますよ。
きっと、同僚さんの言葉にはラサルハグさんを動かす何か特別な力があったんですね。」

掌に乗せたポプリから香る花の香りが揺れる。
もらった言葉に目を瞬かせて、
跳ねる語尾は心を明るくしてれた。

…凄い人だ。
きっと、同僚さんの審美眼は間違ってなんていないのだろう。
彼から紡がれる言葉は心に暖かさをくれる。
(54) 2022/03/24(Thu) 5:50:16

【人】 看護生 ミン

>>55 ラキ

「あら、あら。そうなんですね。
灯火を扱う方のカリキュラムには”甘い言葉”が学びの中に含まれてるのかしら」

ストレートな言葉回しには慣れていないのか、気恥ずかしそうに微笑んで、あらあらうふふといった様子で流してみせる。

「まぁ、残念。今ここに売られているのも素敵なものですから、甘い言葉に騙されたフリをして、一つくらい購入しようかとも思ったんですけれど、
…、もっと素敵な物が見られる機会があるなら、そちらに取っておいた方がいいですかね?」

揺らされたランタンを追って、彼女の視線もまた揺れた。

「うふふ、お勉強は…まだまだ先になりそうですね。」

今まで心血を注いできた物への情熱がそう簡単に薄まることもないのだろう。勉学への道のりはまだまだ先になりそうなことが予想出来てクスリと笑みを零す。
(60) 2022/03/24(Thu) 19:51:48

【人】 看護生 ミン

>>57 ラサルハグ

「まぁ…そんな…私は思っている事だけを言ってるだけですから…。ラサルハグさんこそ…求めているものを返すのがお上手で…。
”それ”は私にとって、一番の褒め言葉です。…ありがとう。」

嬉しそうなようで、泣きだしそうなような。そんな笑顔。
彼が顔を上げれば、貴方を見上げる自分と視線が交わった。

「ラサルハグさんは、謙遜なさるけど…。
私は行いも…そうですし、心優しいラサルハグさんにぴったりの職業だな、と思いますよ。
同僚の方に慧眼御見それ致しました、と。お伝えください。」

今度はまた、茶化すように。
花が時期によって姿を変えるように。
彼女もまた、コロコロと表情を変える。

「ふふ…勿体ないお言葉です。…その気持ちだけで、
とっても心が…温かくなります。きっと、贅沢ものだといわれてしまいますね。」

美しい指先から綴られる贈り物が
煌めく物語が、優しい想いに満ちた貴方からの言葉なら。
きっと涙でぐちゃぐちゃにしてしまった本を抱いて寝たあの日の様に、穏やかで、それでいて勇気が湧いてきたあの時と同じ気持ちになれるのだろう。
(62) 2022/03/24(Thu) 20:37:29