人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【人】 陽光の元で ニーノ

>>5 アリーチェ

それでも、出ていく直前。
せんぱい同士の会話を邪魔しない程度に。

「アリーせんぱい」
「ひとつもらっていいですか?外で食べるから」

手を差し出してそれだけ、受け取れば感謝を告げて去って行くことだろう。
普段より大きな鞄はきっと、またたくさんを作ってきた証だと知っていたので。
(24) 2023/09/15(Fri) 0:30:14

【人】 陽光の元で ニーノ

>>25 アリーチェ

小声で伝えてくれたことと向けてくれたウインクと。
どちらも受け取っては少し目を見開く。
直後、胸にじんわりと熱が広がる感覚に、知らず息を吐いていた。

「……へへ。
 オレこそ、ありがと、アリーせんぱい」

こういう時でもそう笑って心の内を伝えてくれること。
頼りないだなんて貴方は自分で言ったりもするけれど、そんなことない、頼もしいって勝手に思っていた。
渡してもらえた一切れは大切に受け取る。
そうして手を振る頃にはいつもの笑顔の一番弟子だ。

「──がんばる!
 アリーせんぱいも、がんばってください!」

ぱたぱたぱた、遠ざかっていく足音はうれしさからか、ちょっとうるさいくらいだった。
(29) 2023/09/15(Fri) 8:34:22

【人】 陽光の元で ニーノ

シエスタの時間になっても署に戻ろうとはあまり思えなかった。
街中に居続けるのも見回り中のざわつきを思えば人の眼が気になる。
それに、と考えることもあったから、自然足はその場所へ。

辿り着く、共同墓地の一角。
とある墓石の目の前に胡坐をかいて座り、じっと視線を注いでいた。
祈りを捧げるわけでもない数十秒の沈黙。

……終えれば深く息を吐いて、今朝貰ったお菓子を取り出した。
苺のクロスタータ、今の自分でもなんとか作れるもの。
けれど自作したものと比べれば見た目の整い方から既に違う。
しばらく眺めてから口へと運び、口内に広がる甘酸っぱさに目を細めていた。

#共同墓地
(33) 2023/09/15(Fri) 13:56:57

【人】 陽光の元で ニーノ

>>34 ニコロ

「ひょえ゛」


こんなところで声がかかるとは思わなかったから変な声が漏れた。
びくっっっと分かりやすく身体が震える。

「ッ、い……に、……ニコロせんぱい?
 あ、ニコロせんぱいだ……」

見上げて誰かを認識すれば一先ず落ち着いたものの。
一度飛び上がった心臓は簡単に拍数を落としてくれるわけじゃないから、しばらくちょっとどぎまぎな感じ。

「……え、と。
 街、今日はちょっとみんな……ぴりぴりしてるじゃないですか。
 署もなんだかざわついてるから。
 ちょうどいいなって、ここ来て……」

「ニコロせんぱいは……見回り?
 こゆところも、見るんですね」

#共同墓地
(36) 2023/09/15(Fri) 17:45:12

【人】 陽光の元で ニーノ

>>37 ニコロ

「だ、だいじょーぶです!
 ぼんやりしすぎただけですし、オレが……」

貴方が申し訳なさそうにしたのでこちらもちょっとだけわたついたが。
普段通りに話を進めて、至る経緯を教えてくれたこと。
そうして最後にはこちらの心情を思うように笑ってくれたから、どぎまぎも次第に落ち着いてきて。

「ん、……ニコロせんぱいも一緒だったんですね、そっか。
 苦手っていうか……ええと」

「……いや、苦手かなあ」


別の言葉の方が相応しいかと考えたものの、選ばれた言葉が正解な気もしたので結局は頷く。
クロスタータはまだ半分は残っていて、手元のそれに視線を落とした。

「ニコロせんぱいは、その……
 今回決まったあの法のこと……どう思ってます、か?」

「賛成とか反対とか……いや。
 反対したところで、もう決まっちゃってるんですけど…」

#共同墓地
(38) 2023/09/15(Fri) 18:31:06

【人】 陽光の元で ニーノ

>>39 ニコロ

もちろん、隣に来てもらえることを嫌がったりはしない。
ただ場所が場所なのでいいのかなとは少しだけ。
尋ねても大丈夫と返ってくるのは見えていたから指摘はしなかったが。
それから片方に寄っているわけではない、或いは両方の色に染まった回答を得られたのなら、どこか安堵したかのような表情を浮かべた。

「なんていうか。
 ニコロせんぱいっていつも……
 ……いろんなことがはっきりしているから。
 だから今回もおんなじかなって思ってたんですけど」

「そうじゃないって知られて、良かったなって、今」

そんな返答を返すのは己も似たようなものだと示した証だ。
落ちていた視線をゆっくりと上げれば、目の前の墓石に向けた。
署などではあまり口にしない方がいいのだろう、それでも今は貴方しかいないので零す。
二つのラベルのどちらかを、目の前の現実へ貼り付けるわけではなかった貴方に。

「マフィアが居るから傷付いた人が居るの、知ってます。
 知っているのに、悪だって言い切ることはしたくない。
 上手に飲み込めなくて納得ができない、そんなときでも」

「捕まえなさいって言われたら捕まえるのが、
 警官の仕事なんでしょうか」
(45) 2023/09/15(Fri) 21:06:14

【人】 陽光の元で ニーノ

>>46 ニコロ

「テオせんぱいとニコロせんぱいのはっきりは、また種類が違うっていうか〜……」

なんていうか、こう。
片手をふわふわとさせたが適切な言葉は思いつかなかったらしい。
ので有耶無耶になっておしまいになる。
うーんと唸りながらもクロスタータをまた一口運ぶ最中、問いがこちらへと返れば咀嚼している間は黙っていて。
飲み込んだあとももう少しだけ、じきにようやく。

「……マフィアの知り合いは、いるのかわからないです。
 もしかしたらいるのかもしれないけれど」

けれどそうふわりとしたものだから、理由にはならない。

「だから、好きじゃないが近いのかも。
 それにそんな権利が、自分にあるのかとも思うから」

「……せんぱいも。
 いやなときは抗ったりしたこと、ありますか?」
(50) 2023/09/16(Sat) 1:13:34

【人】 陽光の元で ニーノ

>>54 ニコロ

貴方が視線を向けた先、その墓石に刻まれている名は無く。
こちらはといえば、語る貴方を見上げてじっと視線を注いでいた。
自分よりずっと長い間、正義の肩書を背負って生きてきた人の言葉。
それを一つ一つ真剣に受け止めるようにしてから、最後。
冗談めかした言葉にはきょんと呆けた表情を浮かべ……それでも。

「……そっか」


何か納得したかのような小さな声を落とした。
それからようやくだ、普段通りににへらと笑って。

「その、ニコロせんぱいの首が飛んだら困る人がいっぱいいるし!
 オレだってそんなのいやなので……いやだからちゃんと、ここだけの内緒にします」

人差し指を立ててまずは内緒のポーズ。
しっかりきっかり誓いを立ててから、言を続けた。

「でも味方につけるまではいかなくても、なんていうか。
 いま、オレの中でとりあえずの……したいことは見えた気がするから」

「――だからありがとうございます、せんぱい!
 オレ、朝より元気が出ました!」
(68) 2023/09/16(Sat) 23:13:01

【人】 陽光の元で ニーノ

>>70 ニコロ

「はい!
 ちゃんと気を付けます、……内緒」

秘密は絶対守ると言わんばかりにもう一度同じ言葉を繰り返してから。

「へへ。
 今もニコロせんぱいに相談させてもらったから、大丈夫!
 でも今後も何かあったらちゃんと相談します。
 オレには頼れるせんぱいがい〜っぱいいるから」

勿論貴方もその一人で、今の会話が信頼の証。
すっかりいつもの調子を取り戻した男は残りのクロスタータを口に運んだ。
もごもごと咀嚼する中飛んできた問いには、ふるりと首を横に振り。

「……知り合いではなくて。
 でも、思うところがたくさんある感じの」

ちょっと不可解な言葉を返して、笑う。
(71) 2023/09/17(Sun) 0:40:35
ニーノは、笑って頷いた。
(a24) 2023/09/17(Sun) 14:37:07

【人】 陽光の元で ニーノ

「あ!秋のパン祭りですか?」

昼食食べた後も見回り継続予定だったひと。
忘れ物した〜!とか言って一度戻ってきては、何やらの騒ぎを眺めて勝手にはしゃいでいた。

#警察署
(81) 2023/09/17(Sun) 17:27:10

【人】 陽光の元で ニーノ

「! 食べます!」

無言の問いかけには元気なお返事ときらきらの瞳を返していた。
本日のお昼はいつもより少なめ、というかクロスタータだけだったのでお腹の空きがたっぷり。

「オレ、え〜っと……チキンのやつがいいです!」

でもせんぱいたちが食べるんだったら他のでもいい!
とりあえず何かしらを配ってもらえた新人巡査は幸せそう。
頬張りながらもイレネオせんぱいにたくさんお礼を伝えていた。ちょっと行儀が悪かったかも。

#警察署
(87) 2023/09/17(Sun) 18:13:32