人狼物語 三日月国


148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


到着:預言者 フィアンメッタ

【人】 預言者 フィアンメッタ



  
未来
を変えられなかった。


  
         
未練を残してしまった。


  
(6) 2022/05/20(Fri) 0:05:19

【人】 預言者 フィアンメッタ



   『また明日ね、フィー。』


     
そう言ったセシリーに明日は来なかった。


  
(7) 2022/05/20(Fri) 0:06:10

【人】 預言者 フィアンメッタ



   「ねぇ、セシリー。
    貴女は……
んでる?

    
出来損ないの預言者の私を。」




  
天国そらに向けた言葉など届くはずもなく。


 
(8) 2022/05/20(Fri) 0:06:54

【人】 預言者 フィアンメッタ


 ***

  プロテアに来たのは五年前。
  
それはセシリーを喪った少し後のこと。

  
故郷を、家族を捨てて
たどり着いたのが
  流通の盛んな城下町、プロテアだった。
  
  私は、ほんの少し魔法に覚えがあった。
  魔物を眠らせたり、
  一緒に戦う味方を強くするような、
  一人では戦えないような魔法。

  別にいなくてもいいけどいれば便利。
  それくらいの存在の私は
  冒険者と一緒に魔物を討伐しに行って
  生計をたてようとしていたけれど。
  私は勿論、勇者にはなれないし
  皆の盾にも矛にもなれないから
  冒険者として生計をたてるには
  少々心もとなかった。
 
(9) 2022/05/20(Fri) 0:07:49

【人】 預言者 フィアンメッタ



  わかりやすくW使えるW人の方が
  一緒に冒険したいと思えるでしょう?


  
(10) 2022/05/20(Fri) 0:09:14

【人】 預言者 フィアンメッタ


  暮らしていくに足りないお金を稼ぐために
  渋々、本当に渋々。
  始めたのは、占い、だった。


   
「貴方の未来を占ってあげる。」



  店を持てるほど私はお金なんてないし
  利益だってたかが知れてるから
  私は色んなお店を回って、席の片隅を陣取って
  お店に来る客相手に占いをして、対価を得ていた。
  酒場とかに出入りしようとすると
  ガキは入ってくるなって
  追い返されそうになったのは苦い記憶。

 
(11) 2022/05/20(Fri) 0:10:11

【人】 預言者 フィアンメッタ



   「
誰がガキだ!

    次言ったら……シメるから。」


  そんな声が響き渡った時もあったかな。
  最も、その言葉にさしたる説得力はないけれど。
  見た目が子供っぽいから、仕方ないと言えば仕方ない。

  
(12) 2022/05/20(Fri) 0:12:30

【人】 預言者 フィアンメッタ



  ともかく。
  私は占いを片手間にしていた。
  評判はそう…悪くはなかったはず。
  食事代を奢ってもらう程度のお金しか
  とらなかったからかな。

  私には未来を視る力なんて、
  神から言の葉を預かる力なんてない。

  いいえ、本当はそれに近い物はあるけれど。
  それを使って未来を変える勇気が私にない。


  だからか。
  私の占いの結果は、当たることもあれば
  当たらないこともあって。
  当たるも八卦当たらぬも八卦。
  そんな言葉が、ぴったりだった。**

 
(13) 2022/05/20(Fri) 0:14:59
預言者 フィアンメッタは、メモを貼った。
(a1) 2022/05/20(Fri) 0:16:35

【人】 フィアンメッタ



   
『明日の夜は深い霧が出るらしい』



  今日も何処かで占いでもしようか。
  あぁ、でもギルドに顔を出すのが先か。
  思案しながら歩いていれば聞こえてくるのは
  明日の夜の話で。>>n5

  霧夜と言えばひとつ、噂があるのだったか。
  霧の夜にだけあく酒場。
  ゴーストたちが料理を出すとか何とか。
  訪れたらあの世へ連れて行かれる、なんて
  何処までが真実で何処までが虚実か
  私は知らないけれど。
 
 
(62) 2022/05/20(Fri) 11:29:10

【人】 フィアンメッタ



   「あの世に連れて行かれる、か。」


  
それもいいかもしれないな。

  あの日、セシリーを引き止められなかった
  臆病者で出来損ないの私には
  息をしている権利なんて、ないのだろうから。


  五年前からずっとそう思っている。
  幾度か機会もあったはずだけど
  霧夜の酒場に訪れたことはなく。
  それも私が臆病だという証明になっているのには
  目をそらし続けていた。 

  
(63) 2022/05/20(Fri) 11:30:42

【人】 フィアンメッタ



  過去から現実へと思考を戻して
  ギルドへ顔を出すのが先だなと
  結論を出した私は、ギルドの方へと歩き出す。
  道中、港の近くも通ったから。
  どこかの国のお姫様らしき人と
  その従者を見ることもあったかも。>>51**

 
(64) 2022/05/20(Fri) 11:31:26

【人】 フィアンメッタ


  ギルドで回してもらった仕事で
  隣国に行く機会だってあったし
  逆に隣国からの冒険者だっていたから
  王女様の顔立ちとか知ってる人がいて。
  どんな人?って聞いたら
  言葉で説明を交えつつ
  絵に描いて教えてくれたことがあった。

  まあ、そんな伝聞の情報しか持ってない私は
  前にきいた人と雰囲気が似てる、くらいの
  ふわっとした印象しか持たなかったから。
  会話の内容でも聞こえない限り
  気のせいかな、で済ませた。

  
(132) 2022/05/20(Fri) 23:00:29

【人】 フィアンメッタ


  ちなみに水色の髪の騎士の話は聞いたことある。
  ギルドに入って暫く、その人の話を聞いたのは
  お前に髪の色が似てる人が以前はいた、
  なんて世間話程度の話だけど。>>78
  魔法の実力を比べられるようなことを
  ちらりと言われたときはイラっとした。


  水色の髪の人を見て
  そんな過去を思い返したりもしつつ。  
 
(133) 2022/05/20(Fri) 23:01:34

【人】 フィアンメッタ


  ギルドの付近まで行けば
  見慣れない顔の女性がいた。>>122


   「新しく来た人?」


  そう、声をかけた。
  別に親切心で声をかけたわけじゃない。
  私はそんな心優しいわけじゃないから。


  ただ……以前に別の人に親切にされた。
  それを別の形で返してる。それだけのこと。

 
(134) 2022/05/20(Fri) 23:02:19

【人】 フィアンメッタ



   「…私はフィアンメッタ。
    此処のギルドには世話になってる。
    仕事、一緒に行く人いないとか
    困ったことあったら…声かけていいよ。
    
他の人より暇してるから、私。


    まあ、困ってたら、の話だけど。」


  あまり顔色は変えずに。
  でも、安心させるかのように少しだけ笑って。
  よほど相手の背が低くない限り見上げる形で
  喋ってたから、頼りがいはなかったかもね。
  余計なお世話だとか、そう思われるなら
  あまり引き止めずその場を離れたけど、
  さて、どうだったかな。*
 
(135) 2022/05/20(Fri) 23:04:29

【人】 フィアンメッタ

  

  大体子ども扱いされることが多いけど
  目の前の女性は見た目で判断してないのか
  それとも、判断した結果なのか。
  歳のことは突っ込まれなかった。>>143

  初対面なのに敬語にしなかったのは
  敬語で話せば十中八九下に見られるから。
  そんな小さなことが関係あったかは
  わからないことだけど。

 
 
(146) 2022/05/21(Sat) 0:24:32

【人】 フィアンメッタ



   「安心して、ちゃんと伝わってるから。
    キンウはここより遠くから来たとか?」


  元気のいい感謝の言葉はちゃんと伝わった。
  確かに少しばかり流暢さには欠けるけど
  表情とかで嫌がってない、って解れば十分。

  なんとなく言語の使い方を見ていると
  不慣れに見えるし遠くから来たのかなとか  
  推測を口にしてみたけど
  別に深追いするでもなく。
  

   「ダンジョン……?

    ……ああ、そこ。合ってるよ。
    身軽な人がよく薬草摘みにいってる場所。
    いいよ、案内する。」


  私は木登りとかそういう類のことが
  そんなに得意じゃないから身軽とは言えない。
  だからその手の仕事は一人じゃ
  あまり受けないようにしてるけど。
  案内くらいならできるし。
 
(147) 2022/05/21(Sat) 0:25:18

【人】 フィアンメッタ



   
「……本当はダンジョンに行きたいとか?」



  言いかけた言葉が気になったから軽くききつつ。
  案内するって言ったし
  別に今すぐギルドにいかないと、
  というわけでもなかったから
  キンウについていって、花屋の前を通りかかった。
 
(148) 2022/05/21(Sat) 0:26:36

【人】 フィアンメッタ



  青い花弁が目の前に落ちてきたのは…
  不思議だけど、誰かの悪戯かな、って。
  そんなに驚いた顔はしなかった。
  だって何かの気配を感じた気がしたから。
  気のせいかもしれないけど。>>68


  だから、キンウが近くの人と話し始めたなら
  自分からは話しかけずぼんやり聞いていた。

  確か、騎士団の人だっけ。>>139
  前に占ったことがあるような、とか
  記憶をたどりながら。**
 
 
(149) 2022/05/21(Sat) 0:28:27

【人】 フィアンメッタ



   「東方の…日輪の国か、
    聞いたことくらいはある。
    ここは色んな人が集まる場所だしね。

    随分と長旅してきたんだ?
    でも地図に載るような国なら 
    十分じゃないかな。」


  国名くらいは知っている。
  ただ、肌色のことまでは知らない。
  故に褐色肌の彼女を見ても生まれの違い、
  程度にしか思わないし、説明されたところで、
  負の感情を持つこともない。

  戦争とかあったのでは、なんて
  ちらりと思ってはみるけれど
  先ほど会ったばかりの人に言う話題でもないし。
  当たり障りのない事しか言わない。

        
(263) 2022/05/21(Sat) 22:17:16

【人】 フィアンメッタ



   「私はね…
    WリスペタWって呼ばれてる場所にいた。
    まあ、外の人から見たら普通の集落。
    多分地図には載ってない。
    ちょっと山奥にある、田舎だよ。

    
何処にあるか分からない神語りの里

    って通り名の方が有名かもね。」


  古の神が残した遺物が保管されているとか
  神々の逸話が語り継がれている里。
  神の子孫が私たちなのだと信じている人々の
  集まる閉鎖的な集落。
表向きは。


  きっと宗教に詳しい人なら
  聞いたことくらいはあるのではないだろうか。

  神の言葉を預かることが出来る
  そんな血族がその力を守ってきた里。
  そちらの面を知る人は少ないだろうけれど。

 
(264) 2022/05/21(Sat) 22:20:12

【人】 フィアンメッタ




   
Wフェラーリス家は預言者の血筋をひいているW



 
(265) 2022/05/21(Sat) 22:21:55

【人】 フィアンメッタ



  いつのことかもわからぬ昔の話。
  
国を預言して見せた女性がいた。
  その人は国のために、人のために。

  
破滅の使者
と呼ばれようと
  
国家転覆の疑い
をかけられようと
  それに臆せず、未来を示してみせて
  多くの命を救ったのだとか。

 
     
―――――そんな、事実とも分からぬ話。


  
(266) 2022/05/21(Sat) 22:23:08

【人】 フィアンメッタ



  フェラーリス家はその人の血を引いている。
  
……なんて眉唾物だけれど。


  事実は定かではない。
  ただ、フェラーリス家には何世代かに一度
  未来を視る力を持つ子が生まれる。
  それは揺るがない事実。

 
(267) 2022/05/21(Sat) 22:23:47

【人】 フィアンメッタ



    
それが、私だった。


         
セシリーだったらよかったのに。


  
  
(268) 2022/05/21(Sat) 22:24:21

【人】 フィアンメッタ



   「此処に来たのは五年前。
    来た時は結構苦労もしたよ。
    知らない土地に一人って
    割と心細かったりするから。

    キンウのことほっとけなかったのは
    そのせいもあるかもね。」


  ふふ、と淡く笑みを浮かべて。
  彼女がどこまで知っていたかさておき
  私からは軽くしか里については話さなかった。
 
(269) 2022/05/21(Sat) 22:24:46

【人】 フィアンメッタ


  パーティに憧れている、という話には、

  
   「ふーん……。
    何処かに長く住むつもりはないの?
    プロテアは住んでる身としては
    結構いい場所だと思うけれど。

    私もそんなに強くはないから
    大人気ってわけでもないけれど…
    キンウがパーティ探しするなら付き合うよ。
    ほら、既にここに一人いるわけだし。」


  
なんてね、
って冗談でも済むような
  狡い返し方をしつつ。
  私としても仕事にありつけるから
  この提案は別に冗談のつもりもなかった。*
 
(270) 2022/05/21(Sat) 22:25:49
フィアンメッタは、メモを貼った。
(a27) 2022/05/21(Sat) 22:28:21

フィアンメッタは、メモを貼った。
(a28) 2022/05/21(Sat) 22:28:55

【人】 フィアンメッタ


  バラが舞ったというキンウの言葉に
  同意するように頷いて。>>261

  エアハートがこちらに話しかけてきたら
  視線を足元の薔薇から彼に向けた。>>245


   「こんにちは。
    観光というより仕事の案内?
    まあ案内には変わりないか。

    ……あぁ、エアハート。
    今日は顔色いいね。
あの時と違って。


    私の占いは当たるも八卦当たらぬも八卦。
    当たったのは貴方の努力もあると思う。」


  流石に名前まではすぐに思い出せず。
  顔はなんとなく覚えていたし
  占いを頼んできたときの彼は印象的だったから
  自己紹介で思い出した。
 
(271) 2022/05/21(Sat) 23:16:36

【人】 フィアンメッタ


 ***

 
  騎士団と言うのは思ったより
  雑務もこなしているらしい。

  食事処でぼんやり客を待っていたある日のこと。

  貴族のインコを探しているけど
  手がかりもなく困っている。
  助けて欲しい、といった相談を貰った。

  翼を持つ動物なんて、下手したら
  国外に出て自由を掴み取っている可能性さえある。

  
諦めたら…?
と言いそうになったが
  流石にそれは出来ない。 
  収入の一つでもあるわけだし
  何より、エアハートと名乗る依頼人は
  困ってます!と表情とオーラが主張していた。
  それに疲れているのか、顔色が悪いように見えた。

  占いが万能でないと分かっているなら
  断る理由もないし。
 
(272) 2022/05/21(Sat) 23:17:20