人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 真夜中の、プラチナも寝静まった早朝ともいえる時間。

 プラチナに抱き着いていた小さな腕は、
 彼を抱きしめる大きな大人の腕になり
 
 プラチナの子供服ですら大きかった小さな体躯は、
 ベッドいっぱいになる程に大きく伸びて。
 
 すっかり”魔術師としてのテレベルム”に戻った私は
 うすらと目を覚まし ]
 
 
 ただいま、私のプラチナ。


[ 未だよく眠る愛しい恋人を抱きしめ、
 瞼の上にキスをした。 ]
(?117) 2024/02/08(Thu) 22:05:49

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
[ 翌朝、大人に戻った私が
 すんなりと壊れたトイレを直してあげたかどうかは…
 それはきっと、また別のお話。** ]
(?118) 2024/02/08(Thu) 22:05:59

【人】 翼の魔術師 テレベルム

─ 別日 ─
[ あの星々の悪戯があった日から、
 季節が移り変わらない程度の日数が経過したある日の事。
 
 すっかり日も沈み森に静けさが広がる夜に、
 私はプラチナを抱きベッドで横になっていた。
 
 普段であれば私も瞼を閉じ、眠りについている時間。
 こうして彼の寝顔を眺めているのには、
 とある理由があった。
 
 プラチナを起こさぬよう、ゆっくりと体を起こす。
 彼の額に手を当てると、
 そっと柔らかくその頭を撫でた。 ]
 
 
 (──…よく寝ているな…。)
 
[ プラチナには、事前にたっぷりと
 安眠効果のあるハーブの茶を飲ませてある。
 
 睡眠薬ほどの効果はないものの、
 これから行う事を考えれば
 十分な効果を発揮してくれる事だろう。 ]
(1) 2024/02/08(Thu) 23:29:04

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ ”対象の夢を覗き、更にその夢に干渉する魔術”。
 
 知識としてはあったものの未だ試していなかったその術を
 今日私は彼に試してみるつもりだった。]
 
 
君の中を覗かせてもらうよ。プラチナ。

 
[ もう一度、よく眠る彼の頭をなでる。
 瞳を閉じて彼の額に魔力を流すと、
 彼の夢へとマナの手を伸ばした。
 
 まずは彼が、どんな夢を見始めたのかを探るために。** ]
(2) 2024/02/08(Thu) 23:30:18

【人】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナの額を撫でながら伸ばしたマナの腕は、
 彼が思い描く夢を掴んで私の瞼に移してくれる。
 
 ぼやけた視界が瞼の裏に映し出され、
 意識を集中させれば
 徐々に輪郭がはっきりと見て取れるようになってきた。]
(4) 2024/02/09(Fri) 1:12:02

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ どこか曖昧な作りの広い平原。
 どこまでも続く一本道を歩くプラチナの姿を、
 私は宙に浮きながら追従して捉えていた。
 
 どうやら流石にあまり離れる事はできないらしい。
 プラチナの傍をふよふよと浮きながら様子を伺っていると、
 どこからともなくプラチナの声が頭に響いてきた。
 
 
 『はあ……トイレに……行きたい……』

 
 プラチナの夢を覗いているからか、
 彼の思考が私の頭にも筒抜けのようだ。 ]
 
 
 …これはいいな。
 
[ 普段覗くことができない彼の心中を覗いたようで、
 私は楽し気に笑みを浮かべた。 ]
(?126) 2024/02/09(Fri) 1:14:42

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ やがて何もない平原に現れるのは、
 不自然なほど忽然と存在する人用のトイレ。
 
 プラチナの望みをそのまま映したようなソレに
 なんだか可笑しくなった。
 
 そう。夢とはこういうものだ。
 望むものが湧いて出て、
 恐れたものが突然現れる。
 
 そして都合よく現れたものに限って──
 うまく扱えなかったりするのだ。 ]
 
 (ほう。許可証の発行とは面白い。)
 
[ 特に排泄に関しては、
 寝てる間に出してはならないという体のブレーキの都合上
 夢でも自然とできない流れになる事が多い。
 
 それがこういう形で現れたか。と
 私は感心したままプラチナの後へとついていった。 ]
(?127) 2024/02/09(Fri) 1:15:31

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 (小屋…。ふむ…。)
 
[ せっかく生えたトイレも、
 彼はこの小屋で許可証を貰わなければ
 使うことができない。

 随分面白い設定の夢だ。
 是非ともその許可証を発行する審査員として、
 私も関わらせてもらおう。
 
 ふわりと軽く指を振る。
 
 プラチナが扉を開けると同時、
 小屋の中に小さな役場のような内装が現れた。
 
 受付カウンターと椅子が一脚ずつ。
 
 私はプラチナの前、迷える子羊を受け付ける職員として
 彼の前に変装して姿を現そう。
 
 黒い髪に白い肌。夢特有のぼやけた顔で
 プラチナを目の前の椅子に座るよう促そうか。 ]
(?128) 2024/02/09(Fri) 1:19:32

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 おや…いらっしゃい。
 トイレ使用許可証が欲しいなら、
 こちらの紙に必要事項の記入を頼むよ。
 
 
[ そんな風に、笑顔で紙を差し出して。** ]
(?129) 2024/02/09(Fri) 1:20:10

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナがたどり着いた小屋の中。

 トイレ使用許可証の発行だなんてあり得ないものを
 発行してもらう為の施設で、
 職員に化けた私はプラチナを迎え入れた。

 彼に手渡した紙に記載されていたのは
 到底正気であれば書きたくないであろう、
 滅茶苦茶な問い。
 
 椅子に座ったプラチナは、明らかに困惑した様子で
 紙を見つめていた。
 すぐに突き返さないあたり、
 やはり夢の中だと判断力もかなりブレるらしい。]

 (へぇ、400…。
  流石に私も把握してないが、
  今度実際限界まで貯めさせてから測ってもいいな。
  
  サイズ…は、
  まぁプラチナが自分で測っている事もないか。)
 
[ 眉を下げながらも記入を始めるプラチナに、
 私は内心楽し気に微笑んだ。 ]
(?133) 2024/02/09(Fri) 12:38:34

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 内容を目で追いながら、プラチナが手を止めたところで
 にこりと頷いて。 ]
 
 性器の転写はこちらで行わせて頂くよ。
 下着を脱いで、そちらで立って私に見せてくれればいい。
 
 サイズはこちらの定規をどうぞ。
 
[ 性器の転写、だなんて
 普段のプラチナならもっと抗議してもおかしくないのに。
 
 あまりにも私に都合のいい従順さも、
 これがプラチナの夢の中だというのだから堪らない。
 
 定規を手渡して、私は彼の頭の先からつま先まで
 品定めするように視線を滑らせた。 ]
 
 
 それで……今日は既に何回トイレに行ったかな。
 
 この後は大小どちらをするつもりかも聞いておかないと。
 
[ 彼が性器を見せてくれるのを待ちながら、質問を重ねる。 ]
(?134) 2024/02/09(Fri) 12:41:15

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 また、君がトイレで性的な行為をした事があるのなら
 それも申告してもらわねばならない。
 
 なに、過去の覚えていないぶんはおよそで構わないよ。
 
 それが自慰行為なのか、性行為なのか…。
 その紙の裏面に必要だから、気を付けておくれ。
 
[ プラチナが紙の裏を確認したならば、
 トイレ内での性行為について、という
 新たな記入欄が現れる事だろう。
 
 そういえば私は彼が普段どこで自慰をしていたのかまで
 詳細には把握していない。
 試しに聞いてみようかと、
 ちょっとした好奇心で問いかけた。** ]
(?135) 2024/02/09(Fri) 12:41:44

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 戸惑いながらも私の指示に従い、
 恥ずかしい事をしている彼のなんと可愛い事か。
 
 大人しくサイズの計測を終え、
 私の転写を待つ彼とのやりとりを
 まるで記録しているかのような振りをして
 手元のボードにペンを走らせる。 ]
 
 へぇ…4回も。
 では通常より少ない回数しかできていないのか。
 
 そりゃあそろそろしたい所だろうな。
 
[ じ…と下腹部を見る。
 
 露出されたそこは、夢の中である事もあり
 溜まった尿で膨らんで見えた事だろう。 ]
(?139) 2024/02/09(Fri) 14:20:28

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 続いて興味本位で聞いたのは、
 彼のトイレ内での性行為について。
 
 流石に夢の中でもまともに答えてくれるかは賭けだったが、
 紙の裏面に実際に項目があるのを見た彼は、
 悩みながらも答えてくれるようだった。
 
 ふわふわとプラチナのイメージが流れ込んでくる。
 流石に夢の中でぼやけてはいたけれど、
 どうやら彼はトイレで自慰をする方らしい。 ]
 
 
 ふぅん……。
 
[ 記入された紙を受け取り、楽し気に微笑む。
 
 赤裸々な情報を私に知らず渡している彼に、
 何とも言えない背徳感を抱き。 ]
 
 (今度トイレの中で可愛がったあと、
  私の前で…
  彼の手で自慰をさせてみようか。)
 
[ ひとつ悪だくみを増やしながら、彼の前に立った。 ]
(?140) 2024/02/09(Fri) 14:20:55

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 ああ、これで良いよ。
 君が見せてくれていたから、ほら。
 きちんと転写することもできた。

[ そう言うと、どこからともなく彼の性器が映し出された
 紙のようなものを取り出して。
 用紙に張り付けて、彼にも見せてあげよう。
 
 いつ撮ったのかなんて些細な事はどうでもいい。
 なんせここは夢の中なのだ。]
 
 …それにしても、ここに記載されている事が事実だとすると…
 困ったな…。
 
[ ゆっくりと屈むと、
 彼の性器に手を伸ばす。
 
 むにむにと感触を確かめるように掌で遊んだ後、
 彼の下腹部の膨らみにも目をやって。 ]
(?141) 2024/02/09(Fri) 14:21:16

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 君の性器には問題ないし、
 このまま許可してあげたい所なんだが
 
 残念ながらあそこのトイレには排尿の制限があってね。
 200mlまでしかしてはいけないんだ。
 それ以上されてしまうと壊れてしまう可能性がある。
 
 しかも君は、随分たっぷりため込んでいるようだろう?
 
[ ぽっこりとした腹を、
 その形を辿るように指でつぅっとなぞり ]
 
 申告してくれた400mlすら超えて出してしまう可能性がある。
 
 ……どうしようか。
 
[ 夢の中の職員である私が彼の下腹部をなぞる時、
 現実の私もリンクするように彼の下腹を撫でる。
 よしよしと可愛がるように優しく撫でて、
 彼の表情を伺い ]
(?142) 2024/02/09(Fri) 14:21:31

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ゆっくりと下腹を撫でていた手をスッと離すと、
 顔を上げてカウンターへを戻った。 ]
 
 
 まぁ、散々我慢していてかわいそうだからな。
 許可証を発行してあげよう。
 
[ 良かったな。と彼に微笑むと、
 紐のついたカードのようなものをカウンターから取り出し
 彼に手渡そう。
 ”トイレ使用許可証”と書かれたカードの裏面には、
 先程申請書に記入した彼の情報が羅列されている。
 
 親切な職員としてそこまで手続きを終えてから
 私は徐に「ああそうだ。」と再度口を開いた。 ]
(?143) 2024/02/09(Fri) 14:22:22

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 許可証はあげるけれど、
 さっき言った通りあのトイレは200ml以上の排尿は禁止だ。
 
 違反のおそれがある君は、
 200mlの測定容器を持っていないとトイレには入れない。
 それはこの先の店で購入できるから、
 買ってから向かうんだな。
 
[ 許可証をもらったら、あとはトイレに行くだけ。
 そう思わせた後に、そんな事をまた彼に告げてよう。
 
 残念ながら、
 こんな楽しい事をそうそう終わらせてあげる気はなかった。** ]
(?144) 2024/02/09(Fri) 14:22:56

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ──うん?

[ 理不尽な審査に理不尽な対応。
 もっと文句を言ってもいいようなものなのに
 プラチナから聞こえたのは
 排尿可能量の多いトイレはないか、なんて健気な質問で。 ]
 
 
 うーん…。どうだろうなぁ。
 
[ 無い、とはあえて言いきらない。
 
 許可証だけでは足りないと、彼に更なる試練を告げたのち
 出口に向かう彼の背に向けてつけたそう。]
 
 ココではないトイレだが…
 私は知らないが、もしかしたら
 店に行くまでの道にあるかもしれないね。
 
[ そう希望の余地を残す物言いを投げかけて。
 店を出る彼をゆったりと見送った。 ]
(?150) 2024/02/09(Fri) 18:19:36

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ プラチナが幾らか歩き出した所で、
 背後の小屋は意識から外れた事により跡形もなく姿を消す。
 
 私も再びプラチナの後ろを着いていくようにして
 落ち着かない様子で歩みを進めるプラチナを見ていた。
 
 辺りを見渡しても、まだ店は見えてこない。
 
見せてあげない。

 
 徐々に圧迫していく尿意を感じさせてあげたくて、
 あえて何もない道を長く長く歩かせよう。
 
 気を紛らわせるものもない道は、
 自然と彼の思考を尿意で蝕んでくれるだろうか。
 いくら辺りを見渡しても、
 返ってくるのは時折彼の肌を撫でる風だけ。

 更に一歩一歩進む度、彼の頭の中に
 腹に水滴が溜まっていくような感覚を植え付けようと、
 たぽん、と水を揺らすような音を腹の奥で響かせてやり。

 そうして、暫く彼をまっすぐ歩かせたのち
 
 私は彼の視界に、ぽつんと小さな建物を生やした。 ]
(?151) 2024/02/09(Fri) 18:25:29

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ──それは建物……と言っていいのだろうか。
 一枚の板のような壁にタンクと紙が備え付けられ、
 その前にちょこんと便器が置いてある
 ”開放的”なんて言葉じゃ足りないくらいに
 あまりに不自然なトイレ。
 
 彼がそれを見つけると同時に、
 パラパラと通るように同じ道に通行人を増やして。 ]
 
 
 (そうだな…これもつけてあげよう。)
 
[ トイレの前には立札を。
 『誰でも使用可能。排泄量制限なし。』
 そう書き記し、彼の眼にも入るようにしておこう。
 
 長い道を歩いた後、
 彼が望んでいた何の制限もないトイレを
 道端に設置してやって。
 
 さてこれを見た彼がどういう反応をするだろうかと
 楽しそうに横で彼を見ていようか。 ]
(?152) 2024/02/09(Fri) 18:25:53

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 通行人は、そこまで量が多くないものの途切れることはない。
 そこにあるトイレを不自然なものだと思う人はおらず、
 誰もが何事もなく通り過ぎていく。
 
 
 そしてプラチナが即座に使うという判断をしない限り、
 やがて通行人のうちの一人は、
 自然にそのトイレへと歩み寄ってくる事だろう。
 今も尿意に耐えているプラチナの目の前で、
 見せつけるように排泄をする為に。** ]
(?153) 2024/02/09(Fri) 18:26:08

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ただ便器だけが露出しているようなそれに
 プラチナの視線が吸い付くのを笑みを浮かべ眺める。
 
 いくらここが夢だとしても
 そのままではプラチナとて排泄する気にはならないだろう。
 
 そしてただ露出させたいだけならば、
 こんな作りでトイレを置く必要はない。
 
 私がこんな風にトイレを置いたのは、そう
 こんな風に、彼が我慢しているものを
 目の前でたっぷりと見せつける為だった。
 
 通行人の一人がプラチナの元へ歩みより、
 彼が視線を送るトイレで排尿をし始める。
 何にも阻まれず、
 ただ気持ちよくジョロジョロと放水するその姿を
 一体プラチナはどんな気持ちで見ているのだろう。]
(?159) 2024/02/09(Fri) 21:23:03

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

 
 
 ──ふふ。
 
[ 気持ちよさそうに放尿する男の後ろで、
 はしたなく足踏みをする可愛いプラチナ。
 
 それもその筈だ。
 ただでさえ寝る前にトイレに行っていないのに、
 彼は寝る前に何杯も茶を飲んでいるのだから。
 当然そうなりもするだろう。
 
 衆目がある中でなんてことないように排泄をする男に
 心が釣られたのか、
 それとも我慢が辛いのか。
 こんな隠されていないトイレで、
 男の後ろに並ぶプラチナに私は一層笑みを深める。 ]
 
 
 悪い子だなプラチナ。
 こんな人の多い場所で、
 傍に私もいないのに露出しようだなんて。

 
[ これは夢で、彼にまともな判断力があるわけではない。
 そんな事はわかっていつつ、
 私ははしたない真似をしようとするプラチナへ
 そっとお仕置きの魔法を施した。 ]
(?160) 2024/02/09(Fri) 21:23:47

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 男の放尿が終わり、心地よさそうな溜息と共に
 男がズボンを元に戻す。
 あと少しでトイレに行ける。
 羞恥心さえ我慢すれば、少なくとも尿意は開放できる。

 そう期待させるよう、ゆったりとした仕草で身支度を整えて。
 そして男が振り返り、道を開けて
 プラチナの目の前からすべての障害が取り除かれた
 その瞬間。
 
 
 パタン
 
 
 と、トイレの蓋が勝手に閉まった。]
(?161) 2024/02/09(Fri) 21:25:10

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ まるで風か何かで倒れてしまったかのような
 自然な音で下りた蓋は、もう二度と開くことはない。
 
 たとえプラチナがどんなに力を込めても、
 ビクともせずただそこにある事だろう。
 
 
 しかし諦めて手を離せば蓋は急に自然に開き、
 またプラチナ以外の人が使用を始めるのだ。
 
 
 そんな意地悪な悪戯を、彼の目の前のトイレに施して。**]
(?162) 2024/02/09(Fri) 21:26:42

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 待ち望んだトイレが自分にだけ使えない。
 自分以外が当然得られている快感を、
 自分だけがお預けされて我慢を強いられる。
 
 ──そんな意地悪をさせているのが、
 天の悪戯ではなく恋人だなんて
 プラチナは思いもしないだろう。 ]
 
 
 …堪らないな……。
 
[ 理不尽な状況にただ耐える事しかできず、
 悶えて悔し気に悪態をつく恋人の可愛い事と言ったら。
 
 背徳的な感情がぞくぞくと腰に籠る。
 
 そんなにトイレの前で跳ねてしまったら、
 行き交う人々に怪訝な目で見られても仕方がないだろうに。 ]
(?168) 2024/02/09(Fri) 23:29:47

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ 強がるような声も、
 羨ましそうにトイレを欲しがる可愛い声も、
 その全てが私の頭に直接響いて聞こえてしまう。
 
 彼に普段意地悪をする時どんな気持ちでいるのかを
 改めて聞かせてもらっているようで、
 その可愛さに改めて夢中になってしまいそうだった。
 
 もっともっと、可愛い姿を見せてもらおう。
 何度も何度もお預けされて、
 焦れて焦れて壊れそうになるくらい。
]
 
 
 大好きだよプラチナ。
 さぁ次はどこへ行こうか。
 
 ……そろそろ測りのある店にでも行くか?
 
[ もじもじと足を交差させて歩くプラチナの後ろから、
 彼には聞こえない声で語り掛け。
 
 彼にだけ使えないトイレを後にして、
 200mほど歩かせてから
 漸く彼の前にそれらしい店を出してあげよう。
 
 念じれば、ずっとそこにあったかのように
 煉瓦作りの大きな店が顔を出す。 ]
(?169) 2024/02/09(Fri) 23:30:52

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ ”測定容器販売中”と、これまたわかりやすい案内が貼られた
 比較的綺麗な作りの建物。
 
 閉じられた扉からは、それぞれ違う大きさの瓶を持った人々が
 パラパラと出てくるように見えるだろう。
 
 私は再び姿の曖昧な人間の姿になると、
 この店の店員として店内へ入った。
 
 扉を開いた先彼を迎えるのは
 様々な大きさの瓶が並んだ木製の棚と
 会計用の大きなカウンターだ。 ]
 
 
 おやいらっしゃい。測定容器をお求めかな。
 
[ 彼が店内に入るなら、そう告げて客を迎え入れよう。 ]
(?170) 2024/02/09(Fri) 23:31:21

【恋】 翼の魔術師 テレベルム

[ カウンターには、何故か小さなシンクと
 位置の高い蛇口のようなものが取り付けられており
 その隣にいくつかの瓶が並べられていた。 ]
 
 
 測定容器が欲しいなら、君が普段するくらいの量を
 一度実際に見せてもらわなければならないんだ。
 
 その蛇口を捻ると黄色い水が出るから、
 勢いを調整しながら適切な瓶に入れてみておくれ。
 なるべく普段のものを再現してくれよ。
 
[ 店員である私は、続けざまにそう告げる事だろう。
 
 応じるなら目の前の椅子へ。
 応じないなら店の外へ。
 
 彼を虐める楽しさを隠し、
 人の好い笑みを浮かべながら促そう。** ]
(?171) 2024/02/09(Fri) 23:32:25