わーい　うれしいっ



［手をそろえて出して
　にっこにこなえがおでうけとった。>>4

　たまに、こんこん
　セキがとまらなくなっちゃうんだけど

　しろうくんのくれた
　きらきらの飴をなめると
　すごくらくになるんだー。>>5

　ほかの飴じゃだめなんだよ。
　どうしてかな？
　まほう？

　だから、だいじにだいじに
　ぽっけにしまって
　ありがとって
　またにこにこした。］
　

　
［ふわふわのかみは
　みんなとおんなじじゃなくて
　あかいいろ。

　へんな、って
　ゆびさされてから
　そとにいくのがいやになって
　ぼうしでかくした。

　けどね。
　しろうくんといっしょなら
　どこにでもいける。>>5

　手をつないだところに
　たのしいが
　いっぱい
　いっぱい
　あつまってくる。

　きらきらきらきら。］
　

　
［ずっと、ずっと
　ふたりでいっしょの

　うれしいと
　たのしいが
　あるんだっておもってた。］
　

　
［おもってたのに。］
　

　
［まえの日から
　わんわん
　めがあかないくらいにないて。

　いいかおを
　おぼえておいてもらうために
　わらおうねって
　おかあさんにいわれても

　ぜんぜんできなくて。>>7］
　

　
［でも、
　だいすきな声がつたえてくれる。>>8

　つなぎなれた手が
　いつもとちがうふうにうごいて
　くれたのは

　もっとすごい
　きらきらきらきら。>>9］
　

　

　　　っ…　ぅん、ぅん

　　　おおきく…っ、なったら
　　　けっこんしてね

　　　しろうくん
　　　ずぅぅぅぅぅぅっと、だいすき
　
　

　
［なんども、うなづいて
　はめてもらったゆびのとなり
　こゆびをからめて

　ぜったいだよ、ってやくそくした。>>10］＊＊