人狼物語 三日月国


223 【身内】夢のあと

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客人 ジャヤートが参加しました。

【人】 客人 ジャヤート



……いつか、再び巡り会うことができるまで。
その日までどうか、息災であるように。


そしてなにより、貴女が幸福であるように。


[嘗て、遠い地で交わした約束。

私が何より望むものは。
貴女が幸福で、そして微笑っていてくれること。
あの日の茶会で見た、くるくると移り変わる表情と、
彼女が作る料理や菓子の数々。

其れを思い出す度、胸が温かくなる。
眩しく、温かく、愛おしい其れにもう一度触れたいと、
もう一度、出会うことが叶うなら、と。

そのために、私は]
(7) 2023/09/01(Fri) 20:00:19

【人】 客人 ジャヤート



……、見つからないものですね。


[この国に来れば、彼女ともう一度逢えるのではないか、と。
そんな考えがどれほど浅はかなものであったかを思い知らされる。

旅の果て、やって来た極東の島国は
私が思っていた以上に多くの人や物で溢れていて。
此方が想定していた其れ以上に
私の願いをそう易々とは叶えてはくれないようだ]
(8) 2023/09/01(Fri) 20:02:04

【人】 客人 ジャヤート

[そんなことを思いながら、ふと空を見上げる]


………雨、か。


[お忍び用にと掛けていたアイウェア越しに見る空は
いつの間にか、暗く灰色を滲ませていた。

一先ず、持ち歩いていた傘を取り出す。
此度の探索も空振りだろうかと
ふ、と息を吐いたとき。]
(9) 2023/09/01(Fri) 20:02:46

【人】 客人 ジャヤート

[……暗い空の下、雨にうたれて佇む小柄な影。

その姿を、忘れるはずもない。
無論、見間違えることもある筈もない。

……ああ、でも願わくば。
たとえ其処に私が居なくても
貴女が幸せで、微笑っていてくれればいいと

そう、思っていたのですが]
(10) 2023/09/01(Fri) 20:04:39

【人】 客人 ジャヤート



……探しましたよ、お嬢さん。


[背後から声を掛けるのは無粋だったかもしれない。
そうでなくても今はお忍び用にと
髪を撫でつけた上に黒のアイウェアと
やや着崩した黒のスーツ姿なものだから
怪しく思われても致し方ない。

それでも歩み寄って傘を差し出さずにはいられなくて。]


そんなに濡れては風邪をひいてしまいます。


[傘を差し出して濡れないようにしながら、
そっと胸ポケットからハンカチを取り出すと、
そっと彼女に差し出す。]*
(11) 2023/09/01(Fri) 20:06:47

【人】 客人 ジャヤート

[迷子、という言葉にふ、と小さく笑みが零れた。

あの日、茶会で出逢った私と貴女。
何方かといえば、迷子というのは私のほうだったろう。]


驚かせて申し訳ない。
道の向こうに濡れている貴女の姿が見えたので
つい声をかけてしまいました。


[彼女がハンカチを受け取るようならば、
空いたその手で掛けていたアイウェアを外して
胸ポケットにしまう。
そうして撫でつけていた前髪をわしゃわしゃと崩せば。
嘗て出逢ったときとほぼ違わぬ姿。

それでも、彼女に見覚えがない様子であれば
苦笑混じりに目を細めてから]
(17) 2023/09/02(Sat) 5:07:48

【人】 客人 ジャヤート



私はジャヤートと申します。
よければ、送っていきましょうか。
勿論、貴女が嫌でなければ、の話ですが。


[話したいことは、沢山ある。
貴女が夢から醒めた後、私が旅してきた世界のこと。

聞きたいことも、沢山ある。
貴女が夢見たものを、夢の続きを。
取り急いでは貴女の現状についてだろうか?
貴女の憂いの原因を、少しでも知りたくて]
(18) 2023/09/02(Sat) 5:11:10

【人】 客人 ジャヤート


いきましょう、フィエ嬢。


[にこ、と笑みの形を作ってみせる。
彼女が名前を名乗っていたかを気にすることなく。

もし、道中なにかしら話ができたならば其れに応じよう。
それまでは暫し彼女の歩調に合わせながら雨降る道を静かに歩く]*
(19) 2023/09/02(Sat) 5:11:50

【人】 客人 ジャヤート

[どこかで、とぽつり呟くような声に小さく苦笑を零す。

あの日の全ては覚えていなくても、それでも。
何もかもを、忘れられた訳ではないのかもしれない。]


…貴女のことはよく存じていますよ。


[というよりも]


ずっと、貴女のことを探していました。


[永かったな、なんて。
そんな呟きは雨音に掻き消されて、
貴女の耳には届かなかったかもしれない]
(27) 2023/09/03(Sun) 12:02:03

【人】 客人 ジャヤート

[道すがらぽつりぽつりと彼女が語る話は
いつか彼女自身から聞いたこと。
もっとも、あの茶会の後の彼女をめぐる状況は
決して善いものとは言えなかった様子]


そう、ですか…。


[歩みをとめて彼女に向き直れば、
そっと彼女の濡れた髪を撫でる。]
(28) 2023/09/03(Sun) 12:04:47

【人】 客人 ジャヤート



ずっと、頑張っていたのですね。
きっと、私が考えるよりもずっと…いえ。
きっと貴女自身が気づかないあいだにも
多くの努力を重ねてきたのでしょう。

だから、自分ではどうにもできないことに悲しくなって、
苦しくなって。
……そうして、雫が零れて、溢れてしまうのでしょう?


[目線を合わせるように腰を屈める。
拒まれなければそのまま、そっと彼女の目元に触れて
雫を拭おうとするだろう]


貴女が今抱える憂いは、私が知らないあいだ
貴女が頑張って生きてきた証なのですね。

[うまく、笑ってみせることはできているだろうか。
この世界に来てから喜怒哀楽の表現はそれなりに
うまくなったと思っていたのだが、
いざ、心からの言葉を伝えようとすると
こうも難しいものなのだろうかと思う]
(29) 2023/09/03(Sun) 12:11:25

【人】 客人 ジャヤート



貴女と離れているあいだ。
私は、貴女に微笑っていてほしいと。
幸せでいてほしいと願っていました。
たとえ、そこに私がいなくても。


―――今は、貴女が抱えている憂いやそれまでの努力とも
共に在れたらと思っています。


[その言葉の意味を問われる先に]


風が、出てきましたね。
そろそろ行きましょうか。
これ以上、雨が強くなる前に。
(30) 2023/09/03(Sun) 12:16:37

【人】 客人 ジャヤート

[そうして彼女の家に辿り着けば
彼女からの提案に、少しだけ困ったような微苦笑>>25]


…いけませんよ、フィエ嬢?
年頃のお嬢さんがそんな容易に大人の男を家にあげようだなんて。


…。
(31) 2023/09/03(Sun) 12:18:50

【人】 客人 ジャヤート


…そういえば、先程、貴女と話をしているとき
私のことを話していませんでしたね。


「彼女からすれば此方の言葉はあまりにも突然のものだったろう。
胸元に手を添えて、いっそ大仰なほどに恭しく一礼してみせると」


私はジャヤート。
此処ではない世界より貴女に会いにきた、
嘗て人の子に「魔王」と呼ばれた存在です。

もっとも今は魔王としての力はありませんし、
この身体も人間と変わりないものです。
(32) 2023/09/03(Sun) 12:21:12

【人】 客人 ジャヤート



それでも。
ただの人間の男にできることは勿論私にもできるのですよ?


[無論、この言葉の意味をわからないような子供ではないでしょう]

そして、唐突にこのようなことを言い出す男を
貴女の家に入れてしまっても大丈夫なのですか?


[できるだけ冗談めかしてはみたものの、
彼女はどのような反応を返すだろう。

実のところ、少し不安な気持ちがなくもなかったけれど
どのみち何も話さないわけにはいかない。
何も告げないまま、何も明かさないまま
私の願いを叶えようとするのは、
先程、自身の憂いを打ち明けてくれた彼女に大して
あまりにも不誠実だと思うから。


さて、こんな自分に対しても
家に入ることを彼女が了承してくれたならば。
彼女のシャワーと着替えが終わるまで
暫く外で待っていることにしよう。]**
(33) 2023/09/03(Sun) 12:26:27

【人】 客人 ジャヤート

[もし、私がただの人間の男で。
そしてこの行動が所謂「ナンパ」と呼ばれるものであったなら。
…眼の前の彼女を愛おしく想う気持ちも、
今の彼女の姿に、胸の痛みを感じることも、
なかったのかもしれない。

雨降る中、こうして傘を差しながら
歩くこともなかっただろう。]


……ええ。そうですね。


[頑張ってもどうにもならないことは、ある。
其れは紛れもない事実だ。]
(41) 2023/09/03(Sun) 19:46:58

【人】 客人 ジャヤート

[嘗て私を倒そうとして、
其れを成すことができなかった数多の命。
成し得なかった彼等に必ずしも慢心があったとは思わない。
必ずしも実力がなかったとは思わない。

ただ、ほんの少しの釦の掛け違いで。
其れだけで、成し遂げた者と
成し遂げられなかった者のあいだには
超えられない大きな壁が生まれてしまう。

そんな光景を
私は魔王として幾度となく繰り返し見てきた]
(42) 2023/09/03(Sun) 19:47:46

【人】 客人 ジャヤート



ですが、フィエ嬢。
私は、夢に向かおうとする人間の願いや努力は
等しく美しいものだと思うのです。

皆がそうしているから当たり前なのではなく、
その一つ一つの想いも努力も、
少なくとも誰かに否定されていいものではない。

綺麗事に聞こえるかもしれません。
今の私の立場であれば尚更。
…其れでも、私はこの考えを譲ることはできない。


[永い刻を生まれては生きて、
そして死と輪廻を繰り返してきた。
その道程で多くの命が志半ばで散る景色を見てきた。
そして其の数少ないに等しいだけの命を
「魔王」として、嘗ての私はこの手で奪ってきた。

時の流れの中で忘れられていった彼等のことを、
せめて私だけは忘れずにいたいから]
(43) 2023/09/03(Sun) 19:48:25

【人】 客人 ジャヤート

[ぽつりとした呟き>>36
雨音に掻き消されて届かなかったけれど。
なんとなくもう一度彼女の頭を撫でてから]


……貴女だけですよ。
私が「約束」をしたのは。
尤も、約束というより
私の一方的な願いではありましたが。

貴女が覚えていなくても。
私にとって、貴女は大切なひとです。


[「魔王」ではなくなった、この身一つの私に
温かな気持ちを興させてくれたひと。

私にとって、彼女はそういう人で
そしてその印象は、今も変わっていない]
(44) 2023/09/03(Sun) 19:50:12

【人】 客人 ジャヤート

[それから。>>36>>37]


…そんなにおかしいですか?


[吹き出した彼女になんとも言えず微苦笑を浮かべる。

ああ、これは信じていませんね。
だからこそ、私も今までこの秘密を
無闇に誰かに打ち明けたことはなかったのですが]


……赤い薔薇の女王様。
美しい庭園と、終わらない午後三時の茶会。

ええ。
あのときは、確かに楽しかったですね。


[大切なものをそっと抱えるように
胸元に手を置きながらぽつりと]
(45) 2023/09/03(Sun) 19:52:27

【人】 客人 ジャヤート

[そうして>>39>>40]


私の話、ですか。


[勿論、話さなければならないだろう。
あらためて言われると少しばかり気恥ずかしくもあるが]


そう、ですね…。
まずはどこから話しましょうか。
(46) 2023/09/03(Sun) 19:54:40

【人】 客人 ジャヤート

[淹れて頂いたチャイを一口。
此方が思っていた以上に、人としての身体は冷えていたのか、
その一口だけで身体の芯が暖かくっなるのを感じる]


今の私について。
そうですね……フィエ嬢は映画はご覧になりますか?


[言いながらポケットから取り出した情報端末を弄ること暫し]


これが、一番新しい物語ですね。
今の私は、こういうことを生業にしています。


[そう言って差し出した情報端末に映っているのは
今劇場で公開されている映画の公式ホームページ。

1930年代、大戦前夜の欧州を舞台に、とある英国貴族によって集められた七人のメンバー。
生まれも立場も異なる彼等が時に対立しながらも絆を結びナチスに奪われた秘宝を奪還するという王道のアクション映画。

その主役七人のなかの一人として映っているのが、私だった]
(47) 2023/09/03(Sun) 19:55:47

【人】 客人 ジャヤート



ジャヤート=アクタル・ヴァルマ=メディナ。
米国カルフォルニア出身。
父はインド系英国人、母は日系ブラジル人。
この映画の他にも幾つかのTVドラマと映画に参加していますね。


[この世界でのフルネームで検索すれば、
今は日本語でもWikipediaにてプロフィールを
閲覧することができる。
特に昨年公開された映画は日本でも好評だったとのこと。

家族構成等多少の虚構は交れども
これがこの世界で生きる人間としての私の顔]*
(48) 2023/09/03(Sun) 20:02:37
客人 ジャヤートは、メモを貼った。
(a0) 2023/09/03(Sun) 21:01:01

【人】 客人 ジャヤート



…貴女が、申し訳なく思う必要等ないのですよ。


[あの時の彼女も言っていた。
元の世界に帰ったら忘れてしまうかもしれないと。
或いは此処での出逢いを夢と思って思い出さなくなってしまうかもしれない、と。

其れでも構わないといったのは私のほうだ。
彼女が忘れてしまうというのなら、私が忘れずにいればいい。
ただ、言質だけは取っておきたいと
そんな想いと共に交わした『約束』]
(56) 2023/09/04(Mon) 10:04:13

【人】 客人 ジャヤート

[この世界は広く、人も物語も豊かで、
此方が想定していた以上に時間はかかってしまったけれど。でも、こうして再び巡り会えることができた。
其れだけでも十分すぎるほど、
嬉しかったというのに。>>54>>55]


…。

 
(57) 2023/09/04(Mon) 10:05:17

【人】 客人 ジャヤート



――…ええ、そうですよ。


[微かに目を見開いた後、
自然、はにかむような笑みが浮かぶ。

覚えていなくても。
忘れられていても構わないと。
そう、思っていたけれど。

…交わした言葉を思い出してもらえたということが、
其れが、こんなにも胸を温かくするものだったとは。]
(58) 2023/09/04(Mon) 10:06:17

【人】 客人 ジャヤート



貴女にとっては一睡の夢のようなものだったのかもしれません。
其れでも、私にとっては、かけがえのない唯一無二の思い出なのです。


[そして。]


…あらためて、フィエ嬢。


[こたつテーブルを挟んだ対面越しに恭しく一礼して見せると、そっと立ち上がる。
そうして、彼女の傍らへと移動すると]


思っていたよりも時間がかかってしまい、申し訳ありませんでした。
ですが、またこうしてお会いすることができて、とても嬉しく思います。

[いつかの茶会でそうしてみせたように。
彼女の手をとって、その手の甲にそっと口づけた]**
(59) 2023/09/04(Mon) 10:08:37

【人】 客人 ジャヤート

[其れから、二つ三つ言葉を交わした後になるだろうか]


フィエ嬢。
もし、ご都合が良ければ
明日お時間を頂いてもよろしいでしょうか?


[先程の彼女の様子を思い出す。
今、彼女に必要なものは
心と体を休めることではないだろうかと。

どんな屈強な勇者や戦士、魔法使いだとて
常に頑張って張り詰めるばかりでは疲弊してしまうから。

何より、張り詰めて疲弊しきった心では
楽しさも喜びも、何かを美味しいと感じることも
上手くできなくなってしまうと思うから。
そうなる前に休息は必要だ]
(60) 2023/09/04(Mon) 12:32:41

【人】 客人 ジャヤート



…どう、でしょうか?
勿論、都合が悪ければフィエ嬢の都合に合わせます。


[彼女を気遣う気持ちが半分、
彼女と共にいたい気持ちも半分。
心が二つある、とはこういうことだろうかと
そんなことを考えながら、真っ直ぐ彼女の瞳を見つめた]**
(61) 2023/09/04(Mon) 12:32:53