人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 骸狩り スカリオーネ

窓の傍の薄暗い席で、真鍮だの不平だの
依頼を売り込む声だのを聞き流している。
幾らか蓄えがある余裕か、透明な酒に辛口のツマミ。
真鍮を齧る少女が居る以上、煙は〈魔女〉様のものしかない。

荒れれば荒れるだけ儲かる仕事ではあるが、
周囲の噂を聞けば悪い傾向だとグラスを呷った。
(7) 2021/12/07(Tue) 22:01:12
スカリオーネは、〈煙の魔女〉に指を弾いてチェルシーを指した。水でも出してやれという動きだ。
(a7) 2021/12/07(Tue) 22:04:10

【人】 骸狩り スカリオーネ

騒がしくなってきた。巨漢は首を振ってツマミの最後の一切れを口に放り込み、濁りのない酒で流し込んだ。

「先に明日の酒代と朝食の注文だ。いつも通り簡単なものを。
 ……いや、自室で煙を吸いたくなっただけだ。その内降りる。
 もし用がある奴が居たら部屋に通してくれていい」

魔女の目前カウンターに銀貨を二枚。
重い足音を残して、階段を上――る前、立ち止まり。

「ミズチ。今夜中に〈現場〉の下見を終わらせておいてくれるか。娼館横の浴場だ。利用料が必要なら後で払う。
 それと、ノア。前回は見事だった。また掃除を頼む。詳細は追って報せる」

階上へ、消えた。
(29) 2021/12/07(Tue) 23:56:37

【人】 骸狩り スカリオーネ

バン!!
スイングドアを乱暴に開いて、酒場にごろつきが転がり込む。
額から血、口から泡と涎、目の端から涙、喉からは笑い声。

「へ、へへ……ここっ、こ、ここ、なら、
 手ぇも出せ、出せねぇーっだろぉ!?」


投げかけた言葉の先、スイングドアがゆっくり開く。
巨漢の男が首を鳴らしながら来店した。

「悪いが俺には関係のない事だ。
 やはり痛めつけが足りなかったらしいな。
 ……おい、迷惑料は後でそいつに集れ。俺を睨んでも無駄だ」

ごろつきの言葉は意に介さず、煙たがる魔女の視線も受け流し、重い足音が一歩一歩。

胸倉を掴むと片手で持ち上げ「ふんッ」と短い気合と共に、そのままじたばたするごろつきを丸ごとスイングドアの向こうに投げ飛ばす。

「すぐ戻る。酒を出しておいてくれ」

ずん、ずん……重い足音が去って少し後、ニワトリが絞められるような悲鳴が続いた。
(72) 2021/12/08(Wed) 19:13:47

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……無駄足だ」

溜息を吐き、カウンターに出された酒の隣に、
ごろつきの財布をどさりと置いて。
中を探ると迷惑料だと、魔女に銀貨を一枚。
残った財布は勝手に山分けでもすればいい、と放置した。
(73) 2021/12/08(Wed) 19:50:06

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……情報提供を頼んでいただけだ。
 結局、無意味だった訳だがな」

今日も葉巻はなし、口寂しさを酒のグラスで埋めながら。
視線は昨夜の騒ぎを起こした片割れ、鎧の男。

「機嫌を窺われる趣味はない。
 ……それとも、『吊し上げ』でも恐れているのか」

いつも通り、興味なさげに呟いて。
今日はそこに、衛兵の齎した話の一端がついてくる。
(78) 2021/12/08(Wed) 20:34:14
スカリオーネは、アイシャの方を見て目を細め、すぐに視線を外した。
(a39) 2021/12/08(Wed) 20:35:32

【人】 骸狩り スカリオーネ

「意味のある物を吐かせようとしただけだ」

結局、腹には何も入っていなかったらしいが。

「……お前はそうだろうな。
 せいぜい怪しまれない事でも祈っていればいい。
 ……甘味はそこの茶飲みにでも回せ」

それで、巨漢の話は終わり。
あとは酒が口を塞ぐばかりとなった。
(83) 2021/12/08(Wed) 20:48:55

【人】 骸狩り スカリオーネ

「……道具の管理が疎かな者に言われる筋合いもないな」

酒の合間にいつも通り、恨み言に返す刀。
どちらが悪いだとか、そういった事に興味はない。
ただそうなったから、こうなっている。
男にとってはそれが全てだ。
代わりに一言、戻ってきた影に付け加えてやる。

「ペトルーシャ。死体で遊んでいる奴が最近増えている。
 ある程度は気を付けてやるが、『仕事道具』を
 ゴミと一緒に道端に置いておくなら、踏まれても文句を言うな」
(85) 2021/12/08(Wed) 20:58:55
スカリオーネは、時間まで酒をちびちびやる事にした。
(a46) 2021/12/08(Wed) 20:59:45