人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 オルテイシア


 うん、そうします。
 ごめんなさい、任せちゃって。


[撫でる手を目を眇めて受け入れて、淡く笑む。
仕事帰りの空腹の彼に申し訳なさを感じながらも、気遣う声に甘えることにした。
離れる間際に背伸びして、ちゅ、と触れるだけのキスを送って。]

 
 すぐ、戻りますね。


[はにかんで汚れを拾い上げて、ぱたぱたとキッチンを後にした。**]
(1) 2021/08/19(Thu) 0:57:35
オルテイシアは、メモを貼った。
(a1) 2021/08/19(Thu) 1:03:58

オルテイシアは、メモを貼った。
(a2) 2021/08/19(Thu) 1:16:58

【人】 オルテイシア

[美味しく食べられた基依さん専用の食事は、赤面して聞こえないフリをする。
去り際に忠告された事柄には、狼狽えながらも。]


 〜〜〜
次は忘れませんっ!



[そう宣言して。]
(5) 2021/08/19(Thu) 20:58:01

【人】 オルテイシア

[二度目のお風呂はシャワーだけで済ませる。
存分に愛された箇所を洗って、泡を肌に滑らせた。
そういえば、今日はキスマークが少ないな、なんて少し寂しく思ったのは内緒。

お風呂上がりには足し湯をして、彼も入れるように準備を忘れずに。
今度は忘れずに持ってきた下着を身に着けて、引越し前から活躍中のもこもこのルームウェアに身を通した。

タオルドライで髪を乾かして、アップにして髪をまとめる。
待たせるのはしのびないからドライヤーは食事の後だ。

ホームセンターで買った、埃が取れるスリッパを履いてキッチンへと顔を出せば、まだ彼は調理中だっただろうか。]


 お皿、出しますね。
 どれ使います?


[先に水分を摂るために冷蔵庫に寄って、水出し緑茶を取り出す。
夏場は水分を多めに摂るから、手軽に作れる水出しをよく利用している。
自身の分と、一緒に彼の分もグラスを用意したら。

彼の元へと向かって、ひょいと手元を覗き込んだ。*]
(6) 2021/08/19(Thu) 20:58:46

【人】 オルテイシア

[キッチンからは香る匂いに、鼻を澄まして。]


 ……いい匂い。
 ごま油ですか?


[邪魔にならないように。
それでもちょっとだけ傍に寄りたくて。
タイミングを見計らって、ぴとっと背中にくっついた。

後ろから覗き込めば、雑炊がくつくつと煮えている。
卵の黄色と、ニラの緑が色鮮やかで。]


 美味しそう。


[と呟くと同時にお腹が刺激される。*]
(7) 2021/08/19(Thu) 21:06:58
オルテイシアは、メモを貼った。
(a4) 2021/08/19(Thu) 21:10:55

【人】 オルテイシア


 えー、……だめ?


[さっきも情交を交わしたばかりだというのに、少し離れただけでくっつきたくなるから不思議なものだ。
窘められる声に、甘えたような声を出して小首を傾げた。

名残惜しくはあるけれど、はぁい、と良い子のお返事できゅっと抱きついてから身体を離す。]


 お椀とラーメン鉢……と、サラダ用のお皿。
 ……これでいいかな……?


[食器棚を覗いて目当てのものを見つけたら、手にとって彼に手渡していく。
サラダはほんのりと温かい。
千切りだから見た目は嵩張るかと思いきや、程よい感じにしなっとしていて、二人で食べるなら十分だろう。]
(10) 2021/08/19(Thu) 22:26:40

【人】 オルテイシア

[料理の盛られたお皿を並べて、二人、席についたら両手を合わせる。「いただきます」は、彼のタイミングに合わせて。

雑炊を食べるとほっこりするのは何故だろう。
温かな湯気にほっと息をついて、レンゲを口に運ぶ。
微かなしょうがの刺激、ふんわりとした卵、スープを存分に吸ったお米を噛めば甘みが増す。]

 
 ……ん、おいし。


[ふわり、表情が綻ぶ。
コールスローも温かい内にと箸で摘んで小皿に取り入れ、一口。
レンジで温められても、キャベツとにんじんのシャキシャキ、サクサクとした食感が残っていて歯ごたえが良かった。]
(11) 2021/08/19(Thu) 22:27:25

【人】 オルテイシア

[食事中に切り出された話は、前々から耳にしていたもので。
その時ばかりは食事の手を止めて、微笑んだ。]


 はい、大丈夫です。
 ……ちょっと緊張しますけど。
 
 基依さんがどんなおうちで育ったのか、
 ご両親はどんな方なのか、
 お会いするのが楽しみです。

 ……失礼のないようにしなくちゃ。


[彼は会わなくてもいいとは言ったけれど、さすがにそういう訳にはいかないと、会いたい旨を伝えたのは自分の方で。
将来、家族になる人のご両親ということは、自身にとっても義理の両親になる。
少しだけ不安を見せるように、苦笑して。
それでもきゅっと箸を持った手を握り込んで意気込みを見せた。*]
(12) 2021/08/19(Thu) 22:28:32

【人】 オルテイシア

[実家の話題が出れば目を細める。
自身の家族のことをよく思ってくれていることは既に周知の事実で。
彼の言うように第二の家族といっても過言ではないだろう。
実際、将来的にはそれが実質本当のものになる。

家族の話をする基依さんは、少し寂しそうで。
箸を置いて、手を伸ばして彼の手に手を添えた。]

 
 基依さんが早くに巣立ったんだと思いますよ?
 親は私達がいくつになっても親ですから。
 見てないようで、きっと見てくれています。
 
 基依さんのこともきっと、大事に思ってらっしゃいますよ。

 大事な一人息子さんと一緒になるんですから、
 きちんとご挨拶します。


[ね?と手の温度を伝えるように。笑って。]
(16) 2021/08/19(Thu) 23:23:34

【人】 オルテイシア

 んー……、服装は一応決まってるんですけど、
 お出かけする前にチェックしてくださいねっ?

 ……ううん、やっぱり少し早く起きたほうがいいかな。
 不安になってきちゃった……!


[念を押すように基依さんを見上げた。
準備はしていても、初対面の、しかも彼の両親とあっては気を使うもので、普段よりも慎重になってしまう。
無駄に洋服があるものだから、迷うのも一入で、こういうときばかりはミニマリストに憧れてしまう。

ないものねだりは良くない。現実を見ようとため息を付いた。]
(17) 2021/08/19(Thu) 23:23:53

【人】 オルテイシア

[彼からの提案には賛同した。]


 はい。
 甘いもの、お好きなんですか?


[……と思ったけど、理由はそれだけでは無さそうで。
そういうところをしっかりと考えている辺りが、やっぱり彼らしい。
それだけ両親のことを把握しているということなのだ、と微笑ましくなったけど口にはしなかった。
言ってもきっと、彼は認めそうにないから。
母と親友のように仲良く話す自身とは、また違う距離感。
きっとそれは、男女の差も少しはあって、両親にだけはぶっきらぼうになる兄を思い出して笑った。

「ごちそうさま」は、二人で合わせて済ませた。
滅多に家族の話をしない彼から聞き出せることは珍しい。]

 
 聞かせてください。
 基依さんと、ご家族の話。 


[片付けをしながら、合間に彼の子供の頃のエピソードのおねだりもしただろう。*] 
(18) 2021/08/19(Thu) 23:24:53

【人】 オルテイシア

[好きだと告げる声が優しくて、はにかんで照れながら。
彼が噴き出したら、つられて笑いながらも、もう。と拗ねてみせる。]

 
 好かれようと必死なんですよ?
 第一印象良くないと、後々響いちゃう。


[例え印象が悪くなったとしてご機嫌を損ねたとしても、彼のことについて折れるつもりはないのだけど。
彼を育てたご両親とは、出来ることなら仲良くしたい。]


 ……確かに。
 シュークリーム嫌いな人って見たこと無いかも?
 私も食べたくなってきちゃいました。


[恒例の別腹が甘味を訴えるけれど、今日はもう夜も遅い。
明日は明日で、緊張する事案が残っている。
全てが終わってからなら、許されるかもしれないが。]
(22) 2021/08/20(Fri) 1:43:24

【人】 オルテイシア

[並んで洗い物を片しながら、彼の声に耳を傾ける。
最初は話せるようなことがないと言っていた彼にせっついて、話の続きを待てば、ぽろぽろと記憶の端に眠っていた思い出話を聞くことが出来た。

自身と出会う前の、小さな頃の彼の話。
織戸家とはまた違った家族のカタチ。

不器用ながらも愛されていたことを知って、微笑みが浮かぶ。
もし、ご両親と仲良くなれたなら、彼の子供の頃の写真を見せてもらうことにしよう。

そして、これからは私が彼にたくさんの愛情を注いで、記録を残せればいい。]
(23) 2021/08/20(Fri) 1:43:47

【人】 オルテイシア

―― 翌日 ――

[結局、アラームをかけていた時間よりも早く目が覚めた。
前々から用意していたこの日の洋服は、紺地の七分丈のブラウスに、薄いグレーの膝が隠れる丈のギャザースカートを選ぶ。スカートは光の差し具合で白にも見えるものを選んだ。

メイクはいつもより自然に見えるように薄付きで、オーソドックスにピンクでまとめて、柔らかな印象を与えるようにアイブロウはブラウンを入れる。
髪はお辞儀しても邪魔にならないようハーフアップにまとめた。

鏡の前で何度も自己チェックをしたけれど。
彼が起きてきたら前に立って、くるりと回って姿を確かめてもらう。]


 変なところないですか?
 ちゃんと清潔感あるように見えます?


[なんて、何度も確かめて。大丈夫と言われても拭えない不安に、胸を抑えて深呼吸をした。]
(24) 2021/08/20(Fri) 1:44:12

【人】 オルテイシア

[シュークリームを手土産に買って、彼とともにご実家へ向かう。
門戸を潜る前にもう一度深く深呼吸をして、ご挨拶に伺った。
玄関には彼のオーダーメイドの靴と、下ろしたての私のパンプスが並ぶ。

初めて見る彼が過ごしてきたご自宅を、思わず見渡したくなったけれどそこはぐっと堪えて、彼の隣で深々とお辞儀をして。

ご両親を正面に据えながら、唇を開く。]


 織戸 紫亜と申します。
 
 基依さんには、小さい頃からお世話になっていて。
 細かいところによく気がつく方で、
 ずっと良くしていただいていて……。

 お付き合いするようになってからも、
 彼の優しさに、いつも支えられています。

 
(25) 2021/08/20(Fri) 1:47:28

【人】 オルテイシア

[隣を見れば、彼と視線が交わる。
見守る温度の暖かさに安心しながら、また前を向いて。]


 ご挨拶が遅れたのは申し訳ありません。

 ……彼と一緒に暮らすようになって、
 彼の存在を、とても大きく感じています。   

 これからもずっと、
 彼の傍で、彼を、支えていければと思っています。 


[挨拶は少し、緊張に声が震えていただろう。
スカートの上に乗せた手が微かに震えを見せれば、彼の手が重なって。
その掌の大きさにほっ、と息をついて隣を見上げた。**]
(26) 2021/08/20(Fri) 1:50:45

【人】 オルテイシア

[彼の家は、控えめに言って生活感が少なく感じた。
手入れは行き届いているが、うちの実家と違って人の気配がしないような、そんな感覚。
あまり家に居ないというのは、事実だったのだろう。

家でくつろぐ、というより来賓用と言ってもいいソファ。
そのままお仕事に向かっても可笑しくないような、パリっとした服装を身に纏ったご両親。
実の両親とは、全く違う雰囲気。
二人が並ぶ姿を見ると、緊張の糸が張り詰めた。

彼からの紹介を最後まで聞くこと無く、口火を切ったのは、緊張からくる切迫感だったからかもしれない。]
(32) 2021/08/20(Fri) 20:54:15

【人】 オルテイシア

[出来るだけ口早にならないように話したつもりだった。
口火を切ればつらつらと言葉が並ぶ、緊張している時、より口がなめらかになってしまうようなアレだ。

彼も、ご両親も、静かに耳を傾けていて。
話を一区切りしたところで、息をつけばお義父さんが応えてくれた。
口数は少ないけれど、交わす視線に温かなものが混じっていることを知って、やはり、彼と血が繋がっていることを実感する。
目元が和らげば、笑った彼とよく似ていると思った。

隣でお義父さんの話を聞くお義母さんも、きっと。

母と彼のご両親との間にあった密やかな親交は、子どもたちの知らないのところで実を結ぶ。
今は心内でひそやかに母に感謝しながら。

支えるように手を重ねてくれる彼を見れば、親を背を見る子供の顔が垣間見えただろう。]


 はい。
 改めて、こちらこそ、よろしくお願いいたします。


[もう一度、深くお辞儀をした。]
(33) 2021/08/20(Fri) 20:55:15

【人】 オルテイシア

[あまりうまく話せないというご両親に代わって、普段の彼のことを伝えた。
仕事をとても大切にしていることや、今朝も作ってくれた朝ごはんの美味しかったこと。
あまり食材が詳しくない私に、丁寧に教えてくれること。
仕事場での彼の人となりのこと。などなど。

あまり話しすぎては、照れ屋な彼が恥ずかしがるので、窘められたならそこは程々に。

昨日は合わないなら疎遠になればいいと彼は言っていたけれど、話している内に、不安は徐々に消え失せていった。]
(34) 2021/08/20(Fri) 20:55:31

【人】 オルテイシア

[帰り道に、手先に彼の手が触れて。
応えるように、指を絡める。

見下ろす瞳は柔らかい。]


 ――はい。
 二人で、幸せになりましょうね。


[今も十分に満たされているけれど。
これからはもっと、それ以上に、楽しい日々が待っている。*]
(35) 2021/08/20(Fri) 20:56:13

【人】 オルテイシア

[その日はまた食材を買い足して、家路を辿る。

帰りに寄ったコンビニで何気なしに地域雑誌を手に取れば、時期柄か地域の花火情報が網羅されていた。
彼の仕事柄、花火シーズンは忙しいことは知っているが、思いを馳せるくらいならば許されたい。]


 ……あ、そういえば。
 今度、近くでもお祭りがあるみたいですよ?
 最終日にはちょっとだけど花火も上がるとか。


[載ってるかなぁ、とぱらぱらと情報誌を捲れば、申し訳程度に後ろの方に小さく掲載されていた。
とんと、指先で日程を指し示す。]


 基依さんのお盆休み、同じ頃じゃなかったです?
 上手く、お休みが合えばいいんですけど。

 やっぱり、無理かなぁ……。


[呟きには少し諦めの色が混じって、嘆息に変わる。*]
(36) 2021/08/20(Fri) 21:19:09

【人】 オルテイシア


 いえ、そんなことないです。
 私、あんまりお喋り上手じゃないから、説明が下手で。
 楽しんでもらえたかどうか。

 でも、やっぱり基依さんのご両親だなって。
 ……基依さんの笑った顔、お義父さんにそっくりです。


[指先の悪戯にはくすくすと笑って、くすぐったい。と、指先を丸めて抵抗する。
普段のペースに、ふっと肩の力が抜けていくのが分かる。

お喋りの間、緊張する私の隣で笑いを堪える彼の理由が分からなくて、小首を傾げたものだけど。
お義父さんまで彼と同じ癖を持っていたことまでは、さすがに今日は気づく余裕もなかった。]
(41) 2021/08/20(Fri) 23:04:10

【人】 オルテイシア

[小袋を手に隣に並ぶ彼に、はい。と頷いてページを見せる。
無理だと言われて、仕方のないことだと分かってはいても肩が落ちかけたけれど。
続いた言葉に、ぱぁっと顔を輝かせた。]


 ……本当ですか?
 一緒に見れる?

 あ、でもおつかれじゃないですか?
 大丈夫です?


[喜びに声を上げたのも束の間のこと。
仕事上がりと聞いて気遣ってしまう。
花火は楽しみにしているけれど、疲れた彼を無理に誘いたくはなくて、嬉しい気持ちと心配する気持ちが綯い交ぜになって、矢継ぎ早に質問攻めしてしまう。]
(42) 2021/08/20(Fri) 23:04:36

【人】 オルテイシア

[それでも、マンションからだったら、そう歩くこともないし二人でゆっくり見られるだろうかと期待してしまう。
こくこくと頷いて、嬉しさを堪えきれずに表情が綻んだ。]

 
 マンションからで十分ですっ。
 ……雰囲気だけでも味わえたら。
 この前のかき氷機も出しましょう?


 ……浴衣は……、
 基依さんも、着てくれる、なら……?


[雑誌を閉じて、上目遣いにおねだりを一つ。

彼から買い物袋を一つ受け取って、また手を繋ぐ。
夏の思い出が新たに一つ出来て、気分が上向いた。*]
(43) 2021/08/20(Fri) 23:06:08

【人】 オルテイシア

[基依さんのことなら、知っていることは多い。
彼と過ごしていない空白の時間はあるが、その分一緒にいるようになって知らない彼をどんどん知っていった。]


 ……はい。


[太鼓判を押されて、微笑む。
戯ける手を、きゅ、と強く握って喜びを伝える。]

 
 ……良かった。
 また、お会いしたいです。

 今度はお二人が好きなもの、聞いておかなくちゃ。


[大好きな彼を育てた二人。
義理の家族になる人のことをもっと好きになりたくて。
その時は、乗り気じゃない彼にも少し手伝ってもらうことにしよう。]
(47) 2021/08/20(Fri) 23:54:37

【人】 オルテイシア

[こくこくと何度も頷いて同意を示す。
諦めかけていたことが実現の形を見せて、嬉しくないわけがない。]


 はいっ、それで十分です。

 わぁ……、嬉しい。
 楽しみが増えました。嬉しい。


[喜びに何度も嬉しさを伝えて。
浴衣にはいまいちの反応を見せる彼が頷いたら、やった。と小さく喜色の声を漏らした。

帰路を辿りながら、隣に並ぶ彼を何度も見つめて。]

 
 浴衣は一緒に選びましょうね?
 着付けは任せてくださいっ。


[男性ものの着付けは慣れてはいないけど、兄の着付けを手伝ったことならある。
ネットで着付けの動画を見れば感覚はすぐに思い出せるだろう。
普段なかなか見れない彼の姿に、胸が踊った。*]
(48) 2021/08/20(Fri) 23:57:32

【人】 オルテイシア


 んー……、そうなんですよね。
 基依さん、大きいから。
 最近はフリーサイズもあるから、大丈夫だとは思うんですけど。
 

[サイズが見つからずとも、ネットで見ていれば実店舗でのデザインの参考にはなるだろうし、二人で顔を突き合わせてみるのはきっと楽しい。

自身は標準サイズだし、こういう時に困ることはない。
着てみたい浴衣の柄は既に検討もついている。
ネットで探すことも出来るだろうし、店舗で相談するのもいいだろう。

おつまみにはアボカドとピクルスを使った料理をリクエストした。
出店で屋台と言えば鉄板ものだけど、おつまみもあるので食べ切れる量のものを選びたい。

自宅に着いた後も、話に花を咲かせた。]
(51) 2021/08/21(Sat) 1:34:26

【人】 オルテイシア

[それから、花火の日まではあっという間に過ぎていく。

結局、基依さんの浴衣は、ネットではフリーサイズでも実際に見ないと不安ということもあって、休日を利用して実店舗に向かった。

ちゃんとした着物店もあるけれど、最近はカジュアルな店でも浴衣を取り揃えている。サイズもLLサイズまであるならと安心だ。
試着を頼めば、快く受け入れてもらえた。

基依さんの柄は、片見合わせのデザインのものを選んだ。
背中の切り返しで色が変わる。
半身は黒地で、半身はグレー。どちらも無地でシンプルに。
定番の紺地も気になったけれど、やっぱり彼にはグレーを選んでしまう。
帯も同系色のものを選べば、大人っぽくなった。

お似合いです。と店員さんに言われて。
ですよね。と自分のことでもないのに誇らしい気持ちになった。]
(52) 2021/08/21(Sat) 1:34:55

【人】 オルテイシア

―― 花火大会、当日 ――

[その日は週末。
その日も出勤の彼の代わりに休みの日を有効利用する。
こういう時は、一般企業で働いていてよかったと思う。

二人で朝食を済ませた後は、仕事に向かう彼を送り出して、部屋の掃除と洗濯とを片付けた。
夏の日差しは強く、夕刻までには十分に乾くだろう。
夜にはベランダから花火が眺められるように、洗濯は済ませておきたい。

夕刻には買い出しに出掛けて、今夜のおつまみに使う食材と明日の朝の食事分を買い足す。
外で歩きながらお祭りを楽しむなら飲めないが、自宅でなら楽しめるだろうとお酒も買った。

自宅までの帰り道に、浴衣姿のカップルとすれ違う。
今から祭りを楽しむのであろう彼らを目を細めて見送った。]
(53) 2021/08/21(Sat) 1:35:31

【人】 オルテイシア

[結局私の分の浴衣は店舗では気に入ったものが見つからず、ネットサーフィンをして目当てのものを見つけた。

白地に淡い黄色のラインが入っていて、そのラインの上を重なり合うように紫と赤紫の蝶々が羽ばたく。
浴衣が明るめな色の分、帯は落ち着いた濃紫で引き締めた。
蝶も紫も彼が選んでくれたものだから取り入れたくて、なかなかいいデザインのものを見つけられたと思う。

柄に合わせて彼からプレゼントしてもらった簪も付ける予定で。
彼が帰ってくる時間に合わせて、準備を始める。

先にシャワーを済ませて、浴衣に袖を通す。
着付けはなんとか覚えていたようで、鏡の前で自分の姿を確かめて、よし、と小さく頷いた。
まとめてアップにした髪を彩るように、耳元で紫の蝶が揺れた。**]
(54) 2021/08/21(Sat) 1:36:16
オルテイシアは、メモを貼った。
(a6) 2021/08/21(Sat) 1:41:05

【人】 オルテイシア

[鍵の開く音に、いつものように玄関先まで向かう。]


 おかえりなさいっ。
 お着替え、洗面所に置いてますからすぐ入れますよ。

 10連勤おつかれさまでした。


[お出迎えして、ショルダーバックを受け取って。
浴衣姿にはすぐ気づいてくれたようで、照れ笑いしながら袖を持って緩く膝を曲げて、お辞儀の代わりに首を傾けた。]


 ありがとうございます。
 写真、楽しみにしてますね。


[試着振りに見れる、彼の浴衣姿も楽しみだ。]
(61) 2021/08/21(Sat) 13:47:58