人狼物語 三日月国


164 夏の想いのひとかけら【R18】

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視点:


【人】 元子役 辺世 流

[花火の翌日 夕方]

「あ、結城さん。お疲れ様。」

かなり出てくるのがギリギリになってしまったから、朝方はそのまま仕事に入り、一日慌ただしかった。
それも理由の一つだし、もう一つは、昨日のことがまだ信じられなかったから。
まだ心の中で信じられない気持ちもあり、珠梨さんとのさりげないアイコンタクトとか会話とかで、1日経ってやっと気持ちの整理がついた。

なので、仕事終わりに結城さんを見かけたら、ようやく声をかける。彼女とオスカーの事はまだ知らず。

「この間の約束>>0:551だけど…おかげさまで、上手くいったんだ。珠梨さんに告白して、受け入れてくれた。
約束どおり報告するよ。」

何となくもじもじとしているから、何かを察するところはできたかもしれない。

「結城さんの方も、何かあったら教えてくれると嬉しいかな。
それだけ。…ありがとう。」

と伝えた**
(7) 2022/08/06(Sat) 20:16:47
元子役 辺世 流は、メモを貼った。
(a1) 2022/08/06(Sat) 20:18:05

【人】 元子役 辺世 流

[翌日>>19>>20>>23]

結城さんの<del><腰が痛そうにしてるとか/del>様子の変化には特に気づかず、とにかく報告すれば、祝福してもらえて安堵の笑みを浮かべる。

「ありがとう。…うん、珠梨さんも僕の事気にしてたみたいでさ。
…うん。幸せになれたら…なるよ。」

そこまでには、今の時点ではまだ色々な課題はあったはずだけど、それはひとまずおいて。
結城さんの方の報告も同時に聞けると思わなかったので、頬を染め恥ずかしげに口にしてくれた報告に驚いた。
(29) 2022/08/07(Sun) 14:48:59

【人】 元子役 辺世 流

「へえ……!オスカーさんと。すごいな…
お嫁さんにしてくれるって? すごいな………」

彼も色々不思議な存在だけれど、多分本気なのだろう。
でも嫁て。
それはともかく、僕に劣らずもじもじとした様子の結城さんはとても幸せそうで、昨日の将来の進路に悩む感じはもう見えなくて。

「末永く
爆発しろ
お幸せにね!」

ただ一言、にこやかにそう告げた**
(30) 2022/08/07(Sun) 14:50:12

【人】 元子役 辺世 流

誕生日の日に思いを交わし、固く手を握ったまま過ごした夜からまたしばらく経って、夏の終わりが近づく。
暑さは和らぐ気配はないけれど、蝉の声は気がつけば聞こえなかった。日が暮れるのも少しずつ早くなった。

みんなで過ごすときは花火をして、スイカも割ったかもしれないし、海で泳いで、オスカーに紹介した洞窟にも行ったりして、最後の日はきっと寿司パーティに行った。

珠梨さんとは一日を惜しむように、なるべく一緒に過ごして、楽しい思い出を作るつもりでいた。

それでも、ふとした瞬間にどうしようもなく、例えば夕暮れの海を見たときなんかに寂しさを覚えて、そんな顔を見せてしまうことはあったと思う。
(150) 2022/08/10(Wed) 20:33:34

【人】 元子役 辺世 流

珠梨さんのバイトが終わって、見送りに来てほしいと言われたらもちろん駅まで一緒に行った。
「連絡するね」と言って改札を渡って、ふと振り返った彼女と目が合った。

「うん、連絡する。電話もしよう。
毎日……は…もし迷惑じゃないなら…

僕も忙しくなると思うけど、こっちからも会いに行くよ、連休なら絶対…

うん、元気で……」

そう言って見送ろうとした彼女の声が震えて、泣きそうに見えたから、気がつけば見を乗り出していた。

「絶対…絶対会いに行くよ!
僕は珠梨さんと離れる気、ないから…
それだけ忘れないで……

好きだよ!!


そう伝えた。僕は気取ったことは言えないから、どこまでもストレートに**
(151) 2022/08/10(Wed) 20:37:48

【人】 元子役 辺世 流

[その後]

夏が終わり、珠梨さんが自分の家に戻った後、僕は引き続き常勤スタッフとしてひとなつ荘に残り働き続けていた。
どうやら、常勤スタッフを雇うというだけあって、閑散期でもちょっとしたカフェのような形で営業はしているらしい。

大学に入る上で辞めることも考えたけれど、せっかく手にした機会、何があるかもわからないし、捨ててしまうべきではないと思った。

色々資料を取り寄せて、通信制の経営学科の入試を受けて、働く傍ら入学し、普段は教材で学び、休みの日は学校に通って手持ちの資産運用の勉強もして……

それまでが嘘のように多忙な日々。
(164) 2022/08/10(Wed) 23:01:13

【人】 元子役 辺世 流

自由な遊び時間なんてものはほとんどなかった。
それは覚悟していた。僕の子供時代は二十歳の誕生日に終わったんだから。

唯一ほっとできるのは寝るときと、後は珠梨さんと電話かメッセージのやり取りをしていたときくらいだろうか。

連休ならどちらかが、多分主には珠梨さんの方が会いに来てくれて、次の夏には珠梨さんがまたバイトに来てくれたら一緒に過ごし…

卒業が近づいた頃に、色々あって、珠梨さんのお父さん、早乙女商事の社長に会いに行くことになって。

それから本当になんやかや色々あったけれど、僕も珠梨さんも、色々あったし、きっとお父さんにも色々思うところはあったはずだから。
(165) 2022/08/10(Wed) 23:04:53

【人】 元子役 辺世 流

「珠梨さん。」

場所はあの時のカフェかもしれない。僕の格好はあの時よりもう少しフォーマルで。
二人でさっき選んだ指輪を箱を開けて差し出して、

「待たせちゃったけど…僕と…ずっと一緒にいてください。」

そんな風に言える未来が、僕達にはあるはずだ**
(166) 2022/08/10(Wed) 23:10:30