人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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視点:


【人】 司書 エルナト

今日も見えない。
さて、本当に神隠しにあってしまったのだろうか。
彼女がいつも座っている席を見る少年の、
その瞳に何の感情が宿っているのかは、
誰もわかるはずもなく。

「テラ君は今日も偉いね。」

視線を、食事をするみんなへと向けた。
いつも通りに眺めよう。
(3) 2022/04/30(Sat) 22:04:27

【人】 司書 エルナト

「……んー……」

概ねみんなを眺め終わって、伸びをして。
もうそろそろ席を立ってもいい頃かな、と椅子を引く。

「今日は何をしようかな。」

天気は青空。ピクニックでもしたら気持ちよいのだろう。
もちろん、そんなことできやしないけど。
今日も本の中で、ピクニック気分を味わおうかな。

「…あぁ、図書室の掃除もしないとなぁ。」

やることはそれなりにある。
誰が居なくなっても変わらず。
歩を図書室に向けた。
(17) 2022/04/30(Sat) 23:33:54
エルナトは、授業が終われば図書室で本を読んでいる。いつも通り。
(a13) 2022/05/01(Sun) 13:20:31

【人】 司書 エルナト

食堂にちらりと顔を出す。
成長期の子供も数多くいるこの場所は、それ相応に
食事の量というものも必要であり。
既定の食事だけでは満足できない、という子供のために、
軽食や飲み物の類がいつでもこの食堂に用意されている。
スライスされたバケットであったり、クロワッサンだったり。
陳列されたそれらが所々穴あきなのは、既に
誰かが食べていった後だからなのだろう。

「……………。」

お腹をさすって。
並んだパンたちをじっくりと眺めて、すん、と香りを嗅いで。
それから、はぁ、とため息をついて顔を離した。
昼下がりの出来事だった。

動物の餌みたい。
よく皆こんなもの食べられるな。
……僕がおかしいのか。
(28) 2022/05/01(Sun) 17:02:25

【人】 司書 エルナト

>>29 クロノ

「………あれ、クロノさんだ。」

少しの離席の後。
いつも時間を過ごしている図書室に戻ってみれば、
誰か人がいることに驚きの声をあげて。
本の管理をしてる少年は、そのまま図書室の管理もしているので。
困った顔が管理内にいれば、見過ごすわけにはいかない。

「読みたい本でもあるのかな?」

君に近づきながら、小難しい背表紙たちを見上げた。
(30) 2022/05/01(Sun) 18:34:47

【人】 司書 エルナト

>>32 クロノ

耳障り、と形容できてしまう、嫌な音。
少女の中から響く音。


「……うん、こんにちは。」

一瞬変わった姿、それから元に戻る姿に、微笑みを浮かべて挨拶。
何度か、見たことはあるけれど、目の前で見る機会はあまりない。
一瞬間が空いてしまった。

それから、そちらの話を聞いて。

「神隠しかぁ………うーん、ある、かもしれないけど……」
「クロノさんにはすこし、難しいと思うよ。」
「絵本とかにしたら?」

と言っても、知りたいのはそんな子供だましに脚色されたものではないのだろうけど。
しかして内容が理解できなければ本を読む意味がない。
本は読み手を選ぶ。いつどこであっても。

「……不安かい?神隠しにあっちゃうかもって。」

よいしょ、と少し腰を曲げて視線を合わせて。
首を傾げて見せた。
(33) 2022/05/01(Sun) 19:10:33

【人】 司書 エルナト

>>34 クロノ

ごめんね、と素直に謝罪する。
君からすれば慣れた反応なのだろう。
それでも失礼な反応なのは確かだから。

それから、君の様子を見て。

「……なにか思うことがあるなら、誰かにお話するんだよ。」
「ルームメイトでも、実習生でも。僕でもいいけど。」
「自分の中だけに留めるのはよくないからね。」

ほら、交流は治療にも繋がるって言うし、と微笑み。
それから、こっちだよと手招き。
背の低い本棚が集まった一角に連れてくる。

「ここらへんのがそうかなぁ。」

指さした先にある絵本は。
大抵が、禁忌の場所に踏み入って、そして帰ってこなくなるという、よくある神隠しの物語だ。
(35) 2022/05/01(Sun) 19:33:56

【人】 司書 エルナト

>>36 クロノ

帰ってこない返事を催促することもなく。
伝えたい事だけ伝えれば、あとは図書委員としての仕事を。
初等部もいるここは、絵本のバリエーションも豊かだ。
探せば望む物語は見つかる程度には。

「うん、見つかってよかった。」

よければ座って読んだら?と椅子と机のある方を指さして。
図書室ではお茶は出ない。
紅茶とお菓子を頂きながら優雅な時間…とはいかないのが残念だ。

「……………。」

小さな呟きには、少し考えて。
答える内容を、ではなく。
答えるべきかどうか、を。

「……神隠しって、神様が人を攫うというからね。」
「神様からしたら、人の行いなんて、あまり関係ないんじゃないかな。」

つまり、良い子にしてようが神隠しには遭う、ということ。
少年は悩んだ末、君を子供扱いせずに、きちんと、少し冷たい考えを述べるのだった。
(39) 2022/05/02(Mon) 0:05:33

【人】 司書 エルナト

>>45 クロノ

「優しかったら僕達は出会ってないかも。」

なんて苦笑を返して。
こんな病に苦しんでる子供たちがいるのが、
神様が優しくない証拠に他ならない。
見放されてる。そんなものからは。

神という言葉は便利だ。
自分の力の及ばぬ所にある存在は、みんな神と言える。
子供の力なんて、どこにも及ばないのだから。
世の中神だらけだ。



「ごゆっくり。」

そうとだけ告げて。
あとは君が図書室を出ていくまで、エルナトは掃除にでも精を出していただろう。
(46) 2022/05/02(Mon) 12:47:02