人狼物語 三日月国


175 【ペアソロRP】爽秋の候 【R18G】

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視点:


【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 私がアス、エドゥと再会し、セシリーと会ってから
 毎日が楽しかった。
 共に戦う日々は、幼い頃のチャンバラごっこを思い出し
 過去、約束した時の言葉を思い出す。

 兄弟のお父さんは、魔物に殺されてしまい>>1:4>>1:5
 アスベルは、勇者を目指すことになったと>>0:49

 あの時のエドゥの必死の形相は、今もしっかり覚えている。
 あの時の緊迫さ、真剣さに

 「なら私も、一緒にお手伝いしたい」

 と告げた。>>0:26>>1:7

 引っ越してからも、その言葉は忘れたことは無く
 いつの日かその願いを叶える為、自らの腕を磨き続けていた。

 約束を果たす為、二人にもう一度会う為。]

 
(6) 2022/09/18(Sun) 19:29:08

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

─回想:再会、決戦前夜─


  やっぱり! 何年振り……かしら?
  二人とも立派になっちゃって……。背も伸びて
  久しぶり……。


[ エドゥの反応に、喜んで近寄っていく。>>1:11
 
 声も背丈も、私の記憶に存在する
 少年時代のものとは違うけど、それも成長の証。
 近付き顔をよく見みると、間違いなく私の知る顔だった。]


  渡りに船ってところね。
  ええ、任せて。私もあれから頑張ったのだから。

  ……ねえ、あの時の約束、覚えてる?


[ 「大きくなったら皆で魔王をやっつけよう」>>0:26
 親の仇の彼らなら、きっと忘れていないはず。

 にっと微笑み、エドゥと拳を突き合わせた。
 幼馴染の、お兄ちゃん的存在の仲間に。

 
 エドゥの秘めたる想いには、何も気付かないまま。
 >>1:15>>1:16]

 
(7) 2022/09/18(Sun) 19:31:31

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ そして決戦前夜。
 寝付きは良い方だけど、流石にこの状況では
 のんびり寝られずにいたので
 適当に体を動かそう、と散歩していると
 武器の整備をしていたエドゥの姿があった>>1:18]


  あ、エドゥ。
  うん、なんだか寝られなくて。
  柄にも無く緊張しているみたいで。

  エドゥも寝られないの? ちゃんと寝なきゃだめよ。


[ 自分のことを棚に上げて気遣う。
 表向きのリーダーは勇者のアスだけど
 真のリーダーは、最年長のエドゥとといっても良い。
 実際、彼は私より、皆より。
 何倍も、何十倍も苦労しているだろう。]
 
(8) 2022/09/18(Sun) 19:32:47

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 寒さのことに気遣われれば、大丈夫と返し
 でもその外套暖かそうね、と
 布の先を少し借りて使わせてもらったり。
 穏やかな時が過ぎていった。]

 
  ふふ……募る話も出て来るものね。
  話が弾んで寝られなかったら本末転倒だから
  そろそろ寝床に戻ることにするわ。

  ありがとう。少し心も落ち着いた気がするわ。
  エドゥも早く寝ないと……。


  …………
え、っ。



[ 小さく呟かれた名に、言葉が詰まる。]
 
(9) 2022/09/18(Sun) 19:34:17

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ ──エドゥの大事な弟を見る視線が違っていたことに
 いつのまにか気付かれていたらしい。

 どう答えれば良いのか分からず、暫く沈黙とあ、う、等の
 言葉にならない言葉で繋ぎ、数秒。]



  
……あ、ありがと……、う……
う……。


  
[ 動揺はバレバレ。誰が見ても特別な感情を抱いている、と
 分かる反応を見せてしまった。
 否定することも考えたけど、
 エドゥには隠し通せないと観念し、
 必死に、でも小声でお礼の言葉を絞り出す。]


  お、おやすみ、明日頑張りましょうね! 


[ 最後には、振り返ることもせず
 逃げるように去ってしまった。

 結局、この日はほぼ寝ることも出来ず
 長い夜を過ごしてしまった。] 
 
(10) 2022/09/18(Sun) 19:36:56

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

─少し前〜現在─


  ? 何がすごいの?


[ 私とセシリーが兄弟と合流した直後。
 普段クールなエドゥの言葉がどこか違って聞こえて
 何がすごいのかわからず>>1:32
 きょとんとエドゥの方を見る。
 
 視線は勿論感じるけれど、超一流の衣装にメイクなので
 寧ろ見て欲しいと思っていた。
 故に、視線はあまり気になることも無かったので
 
すごいの意味を知ることは、無さそうな気もする。>$0
]
 
(11) 2022/09/19(Mon) 2:35:52

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
  王室のドレスとプロのスタイリストに掛かれば
  こんなに変わるものなのね。

  今なら、女優にも顔負けしないかも、と
  思ってしまったりするもの。


[ 喜んでひらりと一回転したり
 その際、深いスリットから伸びた脚が
 ぎりぎり限界近くまで見えたりしたけれど。
 エドゥだけでなく、アスベルにも褒められたので>>1:33
 気分はますます上々。


 
──この姿で告白とかしたら、どうなるかしら。
    正装のアスへ、再び遠くから視線を投げた。]

 
(12) 2022/09/19(Mon) 2:37:07

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 間も無く二人きりになり
 エドゥとグラスを交わし、飲んでいる間
 他愛のない会話が続いていた。>>1:34]


  こんな王家のお城のパーティーだもの。
  緊張するなって言う方が無理だから平気。

  ? 別に追い抜かれてないと思うわよ。
  背だってほとんど変わらないし。
  見た目だってすごくかっこいいから。

  ありがと。
  エドゥだって頼りになるお兄さんだから。
  ずっと頼りにしてたのよ。
 
  セシリーは抜けてるところも可愛いのよね。
  そこが余計に愛されるというか。
  ほんと、羨ましいわ。


[ ふふ、と笑いながら高級な料理も堪能する。
 時折料理を皿に取り「これ食べる?」とエドゥに渡し
 主役の登場を見守っていた。]
 
(13) 2022/09/19(Mon) 2:38:19

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
  どうしたの? エドゥちょっと変じゃない?
  もしかして既に潰れる寸前?

  
かわ?

  ……あ、もしかして可愛い、って
  思ってくれてるのかしら?


[ お酒が回ってきたのか、重い荷が降りたからなのか。
 エドゥの様子が普段と違うように見えたけれど、
 前者のような気がした。>>1:35>>1:36

 とはいえ、かわいいと言われて嬉しくないはずが無いので
 嬉しさを隠すこともなく、ぱぁっ表情が明るくなる。]


  ありがと、そう言ってもらえると嬉しいわ。
  エドゥだってかっこいいわよ。

  ……あ、来たわよ!


[ 思えばエドゥはお酒にはあまり強くなかったはず。
 二人の晴れ姿見るまでは頑張って、と
 水を差し出したところで、主役の姿が目に入った。]
 
(14) 2022/09/19(Mon) 2:40:45

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
 
 
…………え?

 
 
(19) 2022/09/19(Mon) 2:47:17

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 周囲が一斉に沸いた気がしたが、
 その声も、何も聞こえない。

 数秒前まで保護者面して温かく見守っていたはずなのに
 笑顔は水を引くように真顔になり
 心臓を鈍器で殴られたような衝撃が襲い掛かった。


  
……言葉が出ない。

 

 ほんの数秒前まで浮かんでいた満面の笑顔は
 既に、跡形もなく消え去っていた。*]

 
(20) 2022/09/19(Mon) 2:49:09

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ ……嬉しいはずなのに。喜ばしいことのはずなのに。

 セシリーは大事な仲間で女同士
 笑い合える友達同士だと思っていた。

 ううん、今だって大事な仲間で
 友達同士だと思っている。

 あの子のことは勿論大好き。
 それは今でも何も変わっていない。]

 
(41) 2022/09/20(Tue) 22:45:23

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[  なのに。


   なぜ、喜びの感情と祝福の言葉が出ないの?
   なぜ、笑えないの?
   なぜ、会いに行けないの?


  いつもなら。一際大きい声で

 
「おめでとう! やったじゃないお幸せにね!」


 って、すぐ駆けつけて言うはずなのに。]

 
(42) 2022/09/20(Tue) 22:45:35

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 二人の姿が良く見える特上の席を用意して貰い
 顔は鮮明に見え、声もしっかり聞き取れる。


 
──アスベルがこんなに嬉しそうな顔をしているの。
   初めて見たかもしれない。

   私の好きな、彼の最高の笑顔。
   ……私では引き出すことの出来なかったもの。

   アスベルが、セシリーが。
   あまりにも輝いて眩しいものだから。

   明る過ぎる光は、全てを飲み込んでしまう。]

 
(43) 2022/09/20(Tue) 22:46:02

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
 …………。


[ 隣にいるはずのエドゥの方には、振り向けずにいた。

 弟の嬉しそうな姿を見て、喜んでいることでしょう。
 私が幸せに水を差す訳にはいかない。

 かといって、このままこの場所に居続けても
 あと何秒堪え続けられるかは分からない。 

 今なら、一言喋った段階で
 堰を切ったように涙が流れ出ることが
 容易く想像出来てしまう。


 おめでとう、と言いたいのは事実なのに。

 好きな人の幸せを喜ぶことも出来ず
 大事な友人の姿も見られないなんて。
 
 
────私って、どうして、こんなに。
]
 
(44) 2022/09/20(Tue) 22:46:39

【人】 騎士 ヘンリエッタ・ストゥディウム

 
[ 王様の祝福、式、契り>>39
 止まぬ周囲の歓喜の声>>40
 
 幸せに沸き立つ宴の場で、
 益々聞きたくない、知りたくない情報が
 耳に、脳へと入り込み
 心に静かに、深く抉っていく。]


  
……ごめん、ちょっ、と、

 

[ 聞き洩らしそうな程の小さな囁きをエドゥに漏らし、
 退席の理由も、行き先も言えぬまま
 踵を返し、会場を後にしようとした。

 その時。

 私の愛らしい友人であり
 私の好きな人と結ばれた彼女の声が、聞こえた。*]
 
(45) 2022/09/20(Tue) 22:46:45