人狼物語 三日月国


88 灰色うさぎと紫うさぎの新生活

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ツクモ3人が投票した。

ツクモは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

優しい光が村人たちの姿を映し出す……。人狼に怯える日々は去ったのだ!

村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 イウダ

――キャンプ――

[盆休みを盆に取れない職業柄、早くに予約は取れなかったが、そこそこ近場のキャンプ場が空いていたのですぐに申し込んだ。
夜は流星群が見られる時期なのに空いていたのはラッキーだった。
キャンプと言えば中学の林間学校以来で、その時にはシャワーも浴びられなかった思い出があるが、今のご時世、そういう不便さは歓迎されないのか、そのキャンプ場の近くには温水プールと男女の銭湯がついたスパが建っていた。]


 忘れ物ないか?


[引っ越してすぐ、中古の軽自動車を買った。
二人とも職場から電車に乗らずに帰れるが、二人で色んなところに遊びに行くには車があった方が便利だからだ。
今後家族が増えたら新車のファミリーカーがいるだろうが、二人の内は小回りがきいて維持費も安い方が良い。

そのトランクに二人分の荷物を詰め込んだら、温泉以来の旅行に出発だ。**]
(0) 2021/08/23(Mon) 18:41:11

【人】 オルテイシア

―― キャンプ当日 ――

[夏のイベントは引っ越しと花火大会だけに収まらず、前々から話題に上がっていたキャンプに行くことになった。
学校の行事や家族で何度か体験したことはあるけれど、それも10代半ばまでのことで、準備も人に任せてばかり居たから何をしていいかわからない。
最近のキャンプはグランピングと呼ばれるものになっているらしいことはTV番組や、調べている内に覚えた。
キャンプに必要なものは殆ど現地で借りれるらしいし、半個室の部屋もあるらしい。
虫が苦手なものとしてはありがたい情報だ。
選んだ場所は温水プールにスパまであって、それならば安心と楽しみに期待を膨らませた。]


 はい。
 殆ど現地で借りられるみたいですし、
 持っていくもの少なくて良かったですね。

 眠気覚ましのブラックガムもありますけど、
 運転におつかれの時はサービスエリアに入りましょうね。


[車での遠出は今回が初めてになる。
いつもは近所の買い出しか、遠出は電車だったので胸が弾む。
荷物を乗せて助手席に落ち着いたら、カーナビと共に道案内を任された。*]
(1) 2021/08/23(Mon) 19:42:51

【人】 イウダ

[中学生の頃、教師に手伝ってもらって立てたテントの立て方なんて当然覚えていない。

このままでは紫亜の前でカッコ悪いことになりそうだと立て方をこっそり調べたりもしたが、どうやら今回泊まるところは最早「テント型のペンション」と言っても差支えがない程の、既に完成された上に調度品もそのままレンタルできるという場所らしい。「グランピング」なんて初めて聞いた。

寝袋では流石にいちゃつけないなと思っていたが、ベッドも備え付けてあるという事で――夜は天幕を開けて夜空を見ながら抱き合うこともできそうだ。]


 しっかり寝たから大丈夫。
 休むなら折角だから「豪華なテント」の中が良いし、今の俺は紫亜の水着が見たい一心で動いてる。


[気遣ってくれる彼女に笑って、それでも一応ブラックガムは「あーん」と口に運んでもらっておいた。

長距離の運転は流石に初めてだから、無理はしないつもりだが、下道よりも高速の方が信号もなく快適にドライブできる気がする。

流行りの音楽はよくわからないので、カーラジオにしておいた。時折流れる知っている曲を鼻歌で歌う。
二人ならこんな時間もたまらなく楽しい。*]
(2) 2021/08/23(Mon) 20:27:14

【人】 オルテイシア

[睡眠はばっちりな様子で安堵したのも束の間、明け透けに水着を楽しみにされていると言われては、恥じらいが立つ。]

 もう……。
 でも、今年は海は諦めてたから、
 良いところが見つかってよかったですね。

 流星群も見れるなんて楽しみです。


[ひな鳥のように口を開ける彼にくすりと笑んで、「あーん」と声まで付けてガムを口に運ぶ。
楽しさに浮かれて、傍から見たら既に「バカップル」の称号を貼られても仕方がない。

車での移動は電車では味わえない二人だけ感があって、甘い空気になりやすい。

ラジオから流れる懐かしい曲を彼が口ずさむ。
二つの年の差は世代も近く、聴いてきた曲も似通っている。
懐かしい、と笑って、その頃にあった話が話題を付いたりもした。]
(3) 2021/08/23(Mon) 21:02:12

【人】 オルテイシア


[最近のサービスエリアは小綺麗になっていて、馴染みのコーヒーショップやコンビニ、地元のパン屋さんなどが並ぶ。
肉巻きおにぎりや、ご当地バーガーなどの出店も並んでいた。

美味しいものがたくさんあるのに、こういうところに来るとシンプルなものが食べたくなるもので、食堂のきつねうどんなどが美味しく見える。

まだ、お昼にもなっていない時間帯。
朝はしっかりと彼のご飯を食べてきたので、軽めにパン屋さんでクロワッサンとマリトッツォを買うだけに留める。
その代わりコーヒーは、缶コーヒーや自販機ではなくコーヒーショップでしっかりと豆が煎られたものを購入した。

車の中だと身体が凝り固まるから、外でしっかりと身体を解して、再び車の旅に着く。
周囲は既に緑に囲まれていて、都会らしさはなくなっていた。

ここまでくればもう殆どゴールに近い。]


 あと、もう少しだけ頑張ってくださいね。


[こればかりは応援するしか出来ないが、そう話している内に出口が見え始めた。*]
(4) 2021/08/23(Mon) 21:02:28

【人】 イウダ


 海は来年な。
 嵐さんが早くプライベートビーチ買ってくれたらいいんだけどな〜。


[常連客で同僚の恋人は著名な小説家で豪邸住まいだ。
きっとビーチくらい買えるだろうと思っているし、そのおこぼれをもらおうと図々しく思っている。
彼らの前でならガムを「あーん」したり、車から流れる音楽を二人で口ずさむバカップルぶりも目立たないだろう。
彼等も恋人しか見えていないだろうから。

サービスエリアでは紫亜と同じパン屋でスティック状のデニッシュを購入した。
パンは自分でも焼くが、デニッシュは生地の取り扱いが難しいので、あまり手が出せない。
食べたい時には素直にパン屋に行くことにしている。
今回買ったのは抹茶生地に小豆が練り込んであるものと、グレーズがかかっているもの。
運転しながらでも持ちやすく食べやすい。
紫亜の方は流行りのマリトッツォを買っていて、そのクリームも後で「あーん」してもらおうと目論んだ。]
(5) 2021/08/23(Mon) 22:05:54

【人】 イウダ


 よーし、ここだな。


[紫亜の応援に励まされ、高速を降りたらすぐにキャンプ場の案内板が大きく出ていた。
駐車場に車を止め、管理棟で鍵を受け取る。
夕食のBBQセットはまた後で取りに来ると伝えて、荷物を置きに向かった。]


 ……部屋じゃん?


[写真で見るよりもよりホテルのような内装に、ぽかんと口を開けたまま見渡す。
テント特有の閉塞感もない。
ベッドの近くのリモコンを操作すれば、天井の天幕が開いて陽光が入ってきた。
夜は夜空を見ながら眠れるなんて贅沢だ。

その楽しみは後に取っておくことにして、早速近くのプールに向かおうと誘うくらいには、水着を楽しみにしている。*]
(6) 2021/08/23(Mon) 22:06:08

【人】 オルテイシア

 
 嵐さんってプライベートビーチまで買えるんですか?
 宇張さんにおねだりしてもらわないと。
 

[さすがに冗談だろうとくすくすと笑ってしまう。
でも、見知った顔馴染みと行く旅行はきっと楽しいだろう。
実現するには日程だったり場所だったりと難しい条件は色々あるが、想像に留めるぐらいなら許されたい。
同年代の女性と新しい水着を選ぶのも楽しそうだ。

車に乗り込んで、隣でデニッシュバーを食べる彼にカップタイプのコーヒーを渡しながら。
マリトッツォも食べたいというリクエストに運転席に腕を伸ばして「あーん」する。
さすがにクリームいっぱいのマリトッツォは口から少しはみ出して、「ついてる」と笑いながら口端についたクリームを舐め取った。]
(7) 2021/08/23(Mon) 22:36:53

【人】 オルテイシア

[キャンプ場は広く、駐車場もコテージの間隔も広かった。
荷物を手に案内された場所へ向かえば、ホテルと同等の室内に眼を丸くした。]


 ……すごい、ホテルみたい。
 きれーい。


[感動を覚えてきょろきょろと辺りを見回してしまう。
天幕が開けば、わぁ……、と感嘆の声を上げた。
ひとしきり室内を見てはしゃいで、一息付いていれば、プールの話題が上がる。]


 覗かないでくださいね?


[なんて、冗談を言いながらバスルームに水着を持って着替えに入った。]
(8) 2021/08/23(Mon) 22:37:11

【人】 オルテイシア

[流行りの水着のタイプも色々あったけれど、彼からのリクエストにパレオとあったので、結局手にしたのは水色のパレオ。

腰元に纏う少し透け感のある花柄が南国感を思わせる。
膝下まで隠す布地は右腰の辺りで結んで太腿を覆い隠した。
布地を脱げば、上下はただの白のビキニに変わる。
胸元はボリュームをアップさせるためにフリルが何段か重なっていて、首裏と背中で紐を結ぶタイプになっている。
本格的に泳ぐとなれば紐タイプでは心許ないが、水遊びする程度ならこれくらいでも大丈夫だろう。

バスルームの鏡の前で、確認するようにくるりと回って確かめる。
そろそろ彼も外で水着に着替えている頃だろう。]

 
 基依さーん、もう着替えました……?


[そうっと室内に声を投げた。*]
(9) 2021/08/23(Mon) 22:37:40

【人】 イウダ

[嵐ならビーチのひとつやふたつ買えそうな気もするが、問題は卯田と宇張が揃って休めることはほぼないということだ。
なのでこれは単なる妄想の話。
彼らの「プライベート」にお邪魔するのは、それこそSASANKAを店休日にしてもらっての結婚式しかない。
どちらが先になるか、今のところはわからないけれど。

口元についたクリームはキスで掠め取られ、ハンドルを持つ手がぶれないように必死になった。
つい癖でその唇を追いかけてしまいそうになったから。
幸い盆シーズンも過ぎた高速は車通りも少なく、危険なことにはならずに済んだ。

キャンプ地自体も満員とまでは行かなそうだ。
自然の多い土地ならではの澄んだ空気は残暑の気配もやや過ぎて、初秋の風の匂いすらする。]
(10) 2021/08/23(Mon) 23:09:47

【人】 イウダ


 えっここで着替えんの?!


[プールまで着替えを持って行くものだとばかり思っていたから、バスルームに向かう彼女に目を丸くする。
利用客は大体このキャンプ場から来るからみんなそうしているのだろうか。
後に残された卯田も所在なさげにきょろきょろした後、その場で服を脱ぎ始めた。

男の着替えは早い。
もう惜しげもなく足を晒せる歳でもないので、膝までの丈のスイムパンツを履く。
中にはサポーターもついているので、股間もそう目立たないだろうと思って通販したが、水着も中学以来なのでその頃から発達した陰茎がこれで上手く仕舞えているかは自信が無かった。
上は元々プールサイドで着る為にパーカーを持ってきている。
帰りにスパで身体を清める為に着替えとタオルもビニールのナップサックに入れて、バスルームのドアが開くのを待った。

そう、テントの中に、バスルームだ。

もう一度言うが、部屋じゃん??]
(11) 2021/08/23(Mon) 23:10:03

【人】 イウダ

[声が掛かって、是を答える。
目にした彼女の水着は確かにパレオで隠れている部分は多いが。]


 ……胸が零れそう。


[フリルの分余計に胸に視線が誘導される気がする。
これはプールの中ならともかく、ここからプールまでの道をこのまま進ませる訳には行かない。
頼むから上着を着てくれと頼んだ。
彼女のことだから、水着に似合う上着も持っているとは思うが。]


 期待以上に綺麗だから、他の男の目に晒したくないな……。
 胸はしっかりあるのにウェストはくびれてて……手が置けるだろ?


[腰を引き寄せる。
ぴたりと嵌るのは、普段から撫でまわしている所為だろうか。
このままベッドに行きたい気持ちをぐっと堪えてプールへと足を向けた。*]
(12) 2021/08/23(Mon) 23:10:20

【人】 オルテイシア

 
 え、だって多分、着替えるところありませんよ?

[キャンプ場に併設されているプールだ。
きっと市民プールのように更衣室はないだろう。
あっても当日利用客用の小さなスペースになる。

キャンプ場を水着のまま歩くのは多少恥ずかしいが、海に併設されているような場所ではよくあることだ。

着替えた衣服を抱えて外に出れば、既に彼も着替え終わったようで水着姿になっている。
見慣れているとはいえ、明るい日差しの下で見るのはやはり眼のやり場に困る。

盗み見るようにちらっと視線を向けて、俯いた。]
(13) 2021/08/23(Mon) 23:35:04

【人】 オルテイシア

[ホテルの一室のような部屋で見せる水着姿は気恥ずかしく、胸元を指摘されたら、腕で胸元を覆い隠した。
耳朶を染めながら、上目遣いに睨む。]


 ……えっち。


[上着を、と言われたら断る理由もなくて、自身のものを取り出すより先に彼のものを差し出されて、この大き差ならお尻ぐらいまで隠れそうだった。
パーカーを受け取りながら、腰を抱き寄せられて近づく距離に狼狽える。]


 ひゃっ……!
 もうッ……、おさわり禁止ですっ!


[布を纏っているとはいえ、水着ではほぼ下着のようなもので。
ドキドキと高鳴る胸が伝わらないように、腕の中からすり抜けた。
パーカーを羽織ればすっぽりと上半身が包まれる。
スリット以外からは、肌も見えなくなった。

プールに向かうまでの間、ドキドキが収まらなくて。
まるで思春期を迎えた娘のようだと恥ずかしくなった。*]
(14) 2021/08/23(Mon) 23:36:50

【人】 イウダ


 そうなのか……


[衝撃だった。
銭湯もあるから当然更衣室はあると思っていたが、銭湯に繋がるのは「脱衣所」で、そこが混浴の温水プールに繋がるのは確かに問題があるだろう。
そう思えば、紫亜が先にバスルームに向かってくれてよかった。
先に出て着替える場所がないと恥をかくところだった。
ありがとう、と苦笑する。

水着は普段の下着よりも隠れている面積が多いし、胸板なんてもう何度も見ているのに、それでも照れがあるのか紫亜の視線が刺さる。
此方も彼女の下着よりも覆われている面積が多い水着にドキドキしているのでお相子だろうか。

「えっち」なんて言葉もいつもなら開き直れるのに、今日はより動揺してしまって。]


 いや、紫亜の胸が最近またデカくなったから……


[なんて言い訳とも呼べないような言葉をごにょごにょと口の中で呟いたのだった。]
(15) 2021/08/24(Tue) 0:03:21

【人】 イウダ

[おさわり禁止令が出た。
パーカーで隠れたら触りたい気持ちも収まるかと思いきや、自分のパーカーなものだから。
だぼっと尻まで隠れる様子に体格差を意識してより興奮しそうになる。

……危ない、これ以上は股間を誤魔化せなくなる。

そわそわと距離を取ってプールに向かう。
手を繋いでも良いか迷うなんて、まるで中学生に戻ったみたいだ。**]
(16) 2021/08/24(Tue) 0:03:35

【人】 オルテイシア

[とはいえ、自分もここの施設に慣れている訳ではない。
併設されているのならきっとスパには水着で行けるのだろう。
お風呂での支度は忘れずに持っていくことにして持ち物を整える。
水着で濡れたまま戻ってくることを考えれば、スパがプールの近くにあるのは有り難かった。

似合う?と聞く前に感想を口にする彼が擽ったい。
他の人に見られたくないというのも、独占欲を向けられているようでちょっと喜んでしまう自身が居た。

視線を泳がせる彼に、つられて朱を散らして、]


 それはっ……、
 ……基依さんが、触るからですっ!


[べ、と舌を出して、顔を背けた。]
(17) 2021/08/24(Tue) 1:08:15

【人】 オルテイシア

[彼が後ろで理性と戦っていることは知らない。
先に歩き出して部屋を出れば、すう…と足元を風が通り抜けていった。

ちょうど同じくしてコテージからプールに向かう学生らしき男の子たちが見えて萎縮して足を止めてしまった。
後から来る基依さんに手を伸ばして、きゅっと手を握る。]


 ……行きましょ?


[ツンと顔を背けたのも一瞬のこと、ふわりと笑って彼を誘う。
プールまでの道のりは、少し照れくさく甘酸っぱい。]
(18) 2021/08/24(Tue) 1:09:04

【人】 オルテイシア

[まだ夏とはいえ、山間にくれば多少温度は下がる。
日が陰れば少しばかり肌寒い。温水プールだったことに感謝した。

パラソルの下に荷物を置いて、持ってきた浮き輪をしゅこしゅこと空気入れで膨らませていく。
この準備期間が楽しくも待ち遠しい。

大きなプールほど大規模ではないが小さなウォータースライダーもあった。
浮き輪に乗って滑ることも出来るらしい。]


 ん〜、気持ちよさそう!

 基依さん、はやく、はやくっ、
 入りましょ?


[さすがに水の中で上着を着ている訳にはいかないので、プールサイドでは上着を脱いだ。
逸る気持ちを待ちきれずに彼の手を引いて水場に向かった。**]
(19) 2021/08/24(Tue) 1:10:31

【人】 イウダ


 「さわって」っておねだりするのはどっちだ〜?


[そっぽを向いた頬に指先をうりうりと当てる。
あんまりやると本当にまた紫亜の胸を成長させる行為に及んでしまうから、戯れはそこそこに切り上げて外に出た。

揶揄ったから拗ねたかなと思いきや、手を繋ごうと差し出してきたのは彼女の方。
ん、と此方も手を出して、指先だけで繋いだ。
まるで本当に、初めて恋をしている中学生カップルのような道中だった。]
(20) 2021/08/24(Tue) 15:05:00

【人】 イウダ


 はしゃいで転ぶなよ?


[紫亜の脱いだ上着は着替えの入ったナップサックの上に置き、卯田もプールに入る。
温水プールも中学生の時にスポーツセンターで入ったの以来だから、新鮮だった。]


 おお〜熱すぎず冷たすぎず……いいなこれ。
 ウォータースライダー行ってみるか?
 高さはあんまりないけど広さはこの浮き輪に乗ったままで大丈夫そう。


[借りた浮き輪は小さい子が使うようなものではなく、大人二人が入れる大きさを誇っている。
先程から上がる歓声の方向を見れば、彼女を彼氏が後ろ抱きにしたまま浮き輪で滑ってプールに着水する様子が見えた。
水飛沫が上がって楽しそうだ。

様子だけでももっと近くで見てみるかと、紫亜だけを浮き輪で乗せて後ろから押してついて行く。
お姫様の輿を運んでいる気分だ。

途中体重をかけてぐらつかせたら怒られただろうか。
人はたくさんいるのに、紫亜しか見えないぐらい、楽しい。**]
(21) 2021/08/24(Tue) 15:05:12

【人】 オルテイシア

[おねだりを指摘されたら答えられない。
指先を頬に当てられて、言葉では返さずに押し返すようにぷっくりと頬を膨らませた。
その反応が既に認めているようなものだけれど。

触れられれば、また「おねだり」を口にしてしまうだろう。]
(22) 2021/08/24(Tue) 18:42:52

【人】 オルテイシア


 はぁい。

 ……わ、ぬくい。
 気持ちいい〜……。 

[忠告する声には良い子のお返事を返して、プールに沈む。
ぬるめの温泉みたいで気持ちがいい。
すいと水を一掻きすれば、水が波打った。

彼に支えてもらって浮き輪に乗れば、ぷかぷかと水の上を揺蕩って、足とお尻が水面に浮かぶ。
手で水を掻いても気持ち程度しか進まないから、行き先は後ろから浮き輪を押してくれる彼に任せた。

ウォータースライダーの話になれば、水に流されて下ってくるカップルや学生たちを眺める。
少し怖さはあるけど、楽しそうに思えて。]

 
 行ってみたいですっ。
 ウォータースライダー、初めて!


[目を輝かせて頷いた。]
(23) 2021/08/24(Tue) 18:43:50

【人】 オルテイシア

[ゆらゆらと小舟に乗った気分で移動していたら、途中で基依さんがぐっと浮き輪に力を入れてきて、バランスを崩しそうになった。]


 きゃっ……!
 もう、基依さんっ……!


[落ちそうになるのを慌てて彼の腕に縋ってしがみつく。
わざとだというのは分かったから、笑い声を上げて窘めた。

ウォータースライダーは上に登ってみれば思ったよりも高くて、いざ滑り出そうとする時には勇気がいった。]


 ……やっぱり、やめませ……、
 ひゃ、
、……うそっ、きゃ
あぁっ
……!


[リタイア仕掛けた声も虚しく、ノリ気の彼と係員さんの手に寄って水流に流されてしまう。
水色のチューブに吸い込まれて、勢いをつけて滑り落ちていく。
下降している間は、目を瞑って必死に彼の膝に手をかけ続けていた。*]
(24) 2021/08/24(Tue) 18:44:58