人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

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【人】 エウロパ


   
   そこで出来ないって決めつけたくないのは
   挫折を知らないから?
   自身の実力を疑わないから…?

   
そうじゃ、ない。>>44


   諦めてしまって、
   君との繋がりが絶たれるのは嫌だから。


  
(57) 2023/09/26(Tue) 1:23:02

【人】 エウロパ



   普段から魔法の制御に難がある私が
   空を飛んで見せよう、なんて。

   失敗したら大怪我では済まないかもしれないのに?   
   私は私なりに、覚悟があるからやってるの。


  
(58) 2023/09/26(Tue) 1:23:27

【人】 エウロパ



   詠唱は……そうだね、
   普段サボってるのは否定しないかな。>>46

   ちゃんと覚えきれなくて
   かといって適当なことを言うと大惨事。
   だから、頭の中でイメージして
   無言のまま魔法を使ってしまうことが増えた。

   ……先生には悪い癖だって言われるし
   直さないといけないんだろう、とは思う。


  
(59) 2023/09/26(Tue) 1:23:48

【人】 エウロパ



   わかってる。
   制御の失敗の原因の一つは
   曖昧なイメージのまま使う
   無言詠唱のせいだってことくらい。 


          
それだけじゃ、ないけれど。


  
(60) 2023/09/26(Tue) 1:24:06

【人】 エウロパ



   空を翔るための詠唱。
   それは、授業で習ったものじゃない。
   空を飛んでみたいな、と思った私が
   図書館で何十冊何百冊と調べ、
   先人の知恵を組み合わせたもの。

   こんなことしてるから宿題が終わらないんだ。


  
(61) 2023/09/26(Tue) 1:24:23

【人】 エウロパ



   降り立ったと同時に、ユスティと目が合う。
   扉の方にいるってことは、
   こっちに来れたら、とか言ってたけど
   本当は迎えに来てくれるつもりだったのかな
   なんて、都合のいい想像がよぎる。

   
……違うんだ、ってすぐ突きつけられるんだけど。


  
(62) 2023/09/26(Tue) 1:24:53

【人】 エウロパ



   「
え、褒めてくれてるの?ありがとう!

    でもね、
    一人じゃできないから頼んでるんだよ?」

  
(63) 2023/09/26(Tue) 1:25:20

【人】 エウロパ



   距離を取られてしまうのは悲しい。
   あの時みたいに傍に居たいって
   そう思ってるのは私だけ?

   ……だったら、寂しいな。
   どうすれば、こっち向いてくれるんだろう。


   それこそ魔法じゃどうにもできないことで
   地面に少しの間、視線を落として。


  
(64) 2023/09/26(Tue) 1:25:50

【人】 エウロパ




   「分からないかどうかは
    聞いてみなきゃわかんないし


             
私は分かりたいの!」



 
(65) 2023/09/26(Tue) 1:26:18

【人】 エウロパ



   あのころとは違う、黒の混ざった瞳。
   あのころはもっと、楽しそうにみえたのに。

   私に手伝えることだったら
   喜んで手伝うのにな。

        今ならその力だってあると思ってる。


  
(66) 2023/09/26(Tue) 1:26:56

【人】 エウロパ



   君が真面目なのは知ってる。
   約束を反故にするはずないとも思ってるから
   ユスティの後ろをついていくんだ。
   
本当は並んで歩きたいのに。


   行き先が図書室だと分かれば
   やっぱり手伝ってくれるんだ、とわかって
   嬉しくなった。
   一緒に居たいだけだから
   本当は手伝ってくれなくたっていいんだ。

   
……手伝ってくれた方が助かるけど。

  
   
(67) 2023/09/26(Tue) 1:27:36

【人】 エウロパ

 

   そんなことを考えていると
   ガクン、と急に足に力が入らなくなって。

   前へと転びそうになって―――。
   縋るように前にいる君へ
   手をのばしてしまったけど
   巻き込んじゃったかな、どうだろう。


 
(68) 2023/09/26(Tue) 1:28:02

【人】 エウロパ



   
   きちんと魔力を制御できていれば
   本来ここまで疲弊することはない。
   魔力の少ない者が無理に魔法を使ったならともかく
   人より魔力の強い自覚はあるんだから。
   この程度じゃ本当は疲れるはずないんだ。

   なのに疲れてしまうってことは  
   何かが上手くいってないってこと。
   それが簡単に分かれば、苦労しないんだけど……。


   ……大成功に見えた魔法も
   実は穴だらけ、というわけ。


 
(69) 2023/09/26(Tue) 1:28:40

【人】 エウロパ


   
   「
ごめんね、ちょっと、……。


    おなかすいちゃった、のかな……。
    あ、でも宿題が先だよね!」


   ふらついてしまったことへの言い訳は
   多分かなり下手だったと思う。
   それでも、ここで離れたくない私は
   図書室へ行こうって、言うんだ。*

  
(70) 2023/09/26(Tue) 1:29:11

【人】 エウロパ




   
「厳しいなぁ…その通りなんだけどね。」>>76



  
(85) 2023/09/27(Wed) 5:55:33

【人】 エウロパ



   努力してない?そうだね。

   私は足りないものを身に着けるための努力を
   怠っていると思う。


   
努力する気になれるはずがないでしょ?


  
(86) 2023/09/27(Wed) 5:56:28

【人】 エウロパ



   私一人が駆け上がっていったところで
   何の意味もないの。


   
ユスティと一緒に居たいから。

   私がここに入学した理由なんてそれだけなのに
   高名な魔法使いになりたいからじゃないのに。


   努力すればするほど、君から遠ざかってしまう。
   自分のもつ力を過小評価も過大評価もしない。


   
わかるよ、理屈ではなく感覚でわかる。


   
(87) 2023/09/27(Wed) 5:57:18

【人】 エウロパ



   
   
努力できないんじゃない。


   
その先に待つ未来が怖いからしない。



   
(88) 2023/09/27(Wed) 5:57:57

【人】 エウロパ




   大きな失敗をしてこの魔力を失ってしまえば
   楽なんじゃないかって思うくらいに―――。



  
(89) 2023/09/27(Wed) 6:00:06

【人】 エウロパ



   心は全てに影響する。
   魔法においても例外じゃない。 
 

   
(90) 2023/09/27(Wed) 6:00:25

【人】 エウロパ



   君の言葉から、声から
   微かに滲む怒りを感じ取ると
   目を見開いて、言葉に詰まる。

   天才じゃない、はきっと怒らせてしまう。
   天才であることに抗いたいとか
   天才が秀才を理解したいとかそんな話じゃないのに。


   
どうして、わかってもらえないんだろう。


   理解から遠い憧れの気持ちが
   ユスティの目を曇らせているとも知らない私は
   咄嗟になにかを言うことも出来ない。

  
(91) 2023/09/27(Wed) 6:01:38

【人】 エウロパ



   何も言えないままによろけてしまった私を
   君は支えてくれた。
   言葉は冷たく感じられたって
   優しい君のままなんだ。

   ……そう思っちゃ、ダメなのかな。

   ため息をつかれてごめんね、ってもう一度つぶやく。

  
(92) 2023/09/27(Wed) 6:02:26

【人】 エウロパ



   
   
こんなに疲れると思ってなかった。

   おかしいな、魔力を使い果たすほどの
   魔法じゃなかったはずなのにな。


   この身から溢れてしまう
   魔力の流れを止める術も身に着けず
   魔力の加減も出来ない魔法使いは
  
   教えてもらわない限り分からない。
   ……教えてもらっても。


   
その危険性を突きつけられるまで目を覚まさない。



  
(93) 2023/09/27(Wed) 6:03:29

【人】 エウロパ



   「そんなに傲慢、なのかな。」


   離れながら小さく言った言葉。
   遊んでほしい、って不安そうに言ったあの時と
   同じような声音で、口にしてしまった言葉。

   届かなかったはずはないと思うけれど。
   届かないふりをされてしまうなら
   今はそれ以上踏み込むことはできない。


  
(94) 2023/09/27(Wed) 6:07:02

【人】 エウロパ




   
天才が秀才を理解したいんじゃない。


   
私が君を理解したい、それだけなの。



  
(95) 2023/09/27(Wed) 6:07:48

【人】 エウロパ



   「ユスティはすごいね。
    なんか、さっきより楽になった!

    ありがとう、助けてくれて。」


 
(96) 2023/09/27(Wed) 6:08:12

【人】 エウロパ



   頬が熱いなと思いながら
   もう大丈夫、って微笑んで見せる。

        また同じように倒れそうになったら
        ユスティに助けてもらおう、なんて。
        言ったら怒られてしまうのかな。


  
(97) 2023/09/27(Wed) 6:08:37

【人】 エウロパ



   ユスティと図書室に到着する頃には
   すっかり普段通りの私に戻っていた。

  
   「実は授業中寝てて……

    ノートも見せてもらえたら
    助かるなー、嬉しいなー、なんて…」


   
(98) 2023/09/27(Wed) 6:09:17

【人】 エウロパ



   魔力の流れを制御できない弊害は
   日常生活からも垣間見えてしまう。
   不必要に魔力が溢れてしまうせいで
   疲れやすく、人より多く眠ってしまう。
   傍から見ればただの怠惰だから、
   魔力と関係があるとは疑われない。


  
(99) 2023/09/27(Wed) 6:09:47

【人】 エウロパ



   君が図々しいお願いを無視しなかった結果、
   宿題に取り掛かる所からじゃなくて
   ノートを写すところからはじまるわけだから
   君からしたら前途多難かもしれないね。

   
私、頼れる人があんまりいないんだ。

   手伝ってくれるってわかったら
   それはもう、とことん付き合ってもらうよ?

   分からない箇所は教えてーって都度質問したし
   結構手伝いは面倒だった、のかな、どうだろう。
   夕焼け空の色が変わって星空になる頃には
   ようやく、宿題も終わって。

  
(100) 2023/09/27(Wed) 6:10:43