人狼物語 三日月国


247 【身内】patience【R18】

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【恋】 テレベルム

 
 
 『その魚はね、南の地方では”願望を見せてくれる”なんて
  言われている魚だけど
  実際は偶に吐く泡が水槽から見ると綺麗だから
  それらしい言い伝えが出来たと言われてるよ。
  
  所謂縁起物だね。』
 
[ 不思議そうに魚を見る僕たちに、
 店主が気づいて教えてくれる。
 
 確かに、縁起のいい生き物というのは
 だいたいそれらしいお伽噺がつきものだから
 コレもそういうものなのだろう。
 
 納得しつつも、少し残念そうに
 横にいるプラチナに視線を映したその時。
 
 なんだか、プラチナの足が
 少し落ち着きがなく揺れたような気がして ]
(?25) 2024/02/06(Tue) 21:10:27

【恋】 テレベルム

[ それが先程のプラチナの痴態を彷彿とさせ、
 いやいやまさか。とすぐに目を離す。
 
 だってさっきおしっこをしてから、全然時間も経ってない。
 一日になんどもしたくなるなんて、そんなわけ…。
 
 じっと魚を見ながら、
 僕の中に浮かんだよくない思考を振り払おうとして ]
 
 
 ………?
 
[ 不意に、魚と目が合ったような気がした。 ]
(?26) 2024/02/06(Tue) 21:10:42

【恋】 テレベルム

[ 魚が、大きく口を開く。
 
 ゆっくりと吐かれる泡は、
 ただの空気の泡のようで
 不思議と浮上せずにゆったりと水中を漂っていた。 ]
 
 
 プラチナ、これ……
 
[ なんだろう、と不思議な泡を指さした同時。
 
 泡に、僕とプラチナにしか見えない光景が写し出された。 ]
(?27) 2024/02/06(Tue) 21:12:10

【恋】 テレベルム

[ 気持ちよさそうに蕩けた表情。
 
 叩きつけるように放たれる、黄色い水。
 びちゃびちゃと音まで聞こえてきそうなほどの、
 快感の塊のような
 
 さっき見たばかりの──……
 ──プラチナの風呂場での痴態。 ]
(?28) 2024/02/06(Tue) 21:12:57

【恋】 テレベルム

 
[ 魚がどちらの思い出、願望を読み取ったのか
 それすら理解できるはずもない僕は
 じわじわと頭の先まで赤くなりそうな顔で、
 ギギギ…とぎこちなくプラチナを見るのだった。** ]
 
(?29) 2024/02/06(Tue) 21:13:09

【恋】 プラチナ

[確かに、"言い伝え"というからには
実際に誰かが見たわけではないのだろうか。
そんな疑問に店主が答えてくれて
成程、と相槌を打った。

魔術師間での通称や本来の力も>>-27
もし自分がプラチナ・ライドなら
あるいはテレベルムが本来の姿なら
知っていたりしたのだろうか。


ともあれ別に買うつもりがあるわけでもないので
適当な所でテレベルムにそろそろ行こうか、と
声を掛けようとした所で。
じっとこちらを見つめていた魚がぷかりと泡を吐いた。]

……ん?

[テレベルムの指さす先。
水中にぷかぷかと漂う泡を見る。]
(?30) 2024/02/06(Tue) 21:47:51

【恋】 プラチナ


―――――、

[その中に映し出された光景に
足を止めたまま目を見開く。

気持ちよさそうに顔を蕩けさせ、
下半身を丸出しにして。
風呂場に黄色い水流を叩きつける己。

派手な音まで聞こえてきそうなそれは
まぎれもなく先程の――――]
(?31) 2024/02/06(Tue) 21:48:09

【恋】 プラチナ


………ッッ



[目に映った光景を理解した瞬間ぎょっと固まり
一拍遅れてはっとする。]


(―――― が、願望ってまさか……っ!!!)



[テレベルムが自分の仕草を見て
痴態を想像したなんて知らないプラチナは。

自分が今まさに"こう"したいと思っているのだと
心の奥を曝け出されたような気持ちになって。
ぶわわわ、と沸騰したように耳まで赤くなった。]
(?32) 2024/02/06(Tue) 21:50:11

【恋】 プラチナ


あ、あ、ちち、
違うぞ!?!?

別に俺はおしっ
…こがしたいなんて…

か、考えてたわけじゃ…!!!

[負けず劣らず真っ赤になったテレベルムが
ギギ…とぎこちなくこちらを窺うのを見て
咄嗟にそんな言い訳を並べてしまいつつ。

目の前の痴態に煽られて、
ずくんと下腹部が疼いた気がして
足を閉じ、んんっ、と小さく声を漏らす。

ふと見ればもう泡は消えてしまっていたろうか。
こちらを窺い不思議そうにしている店主に
頬を火照らせたまま変な汗が滲み始め。]

と、とにかく、もう行くぞ!!

[テレベルムを引きはがすようにぐいと腕を引き。
抵抗されなければそのまま店を出るつもりで。**]
(?33) 2024/02/06(Tue) 21:51:57

【恋】 テレベルム

[ 魚が吐き出した泡に映るのは。
 先程苦しいほどに僕の心を鷲掴みにした、
 プラチナの恥ずかしい姿で。
 
 散々我慢したおしっこを
 我慢の果に漏らすように吐き出すその顔を、
 僕がまた見たいと思ってしまっている事を
 魚に見透かされてしまったように感じて顔が赤くなる。
 
 ぎこちなく振り向けば、
 プラチナも顔を真っ赤に染め上げていて
 
 やはりコレが見えているのは僕だけではないのだと
 彼の反応で知ってしまう。 ]
 
 
 っ
、あ、
 ……そ、そう…ですよねッ!?
 
[ しかしプラチナから帰ってきた反応は、
 これが”僕の思い出”であると思ってはいないもので
 
 慌てて隠すように、こくこくと頷いてしまう。 ]
(?34) 2024/02/06(Tue) 22:47:54

【恋】 テレベルム

 
 ぷ、プラチナは、だって
 
さっきおしっこしたばかりだし……

 そんなすぐにしたくなりませんよね…っ
 
 お、大人ですもん…!
 
[ あわあわと、これは違うのだというのに乗っかって。
 プラチナが今おしっこをしたいわけじゃないのだと
 何度も念押しをする。 ]
 
 き、きっと、魚が意地悪しただけで…
 こ、こんな説明、嘘なんです!
 
[ なんとしてでも、僕のよこしまな気持ちなんて
 バレるわけにはいかないから。
 
 不思議そうにしている店主の前、
 もう行くぞ!と言うプラチナに頷いて
 僕とプラチナは急いでお店を後にした。 ]
(?35) 2024/02/06(Tue) 22:48:17

【恋】 テレベルム

[ 店のドアの前、
 真っ赤な顔でプラチナの腕にしがみつく。
 
 少しの沈黙のあと、僕は小さく ]
 
 
い、行きましょうか。

 
[ とだけ口にした。 ]

 
 あのお魚、ちょっと魔法生物みたいでしたね…。
 店主さんには、見えていないみたいでしたけど…。
 
 
[ そして歩きながら、ぽつぽつと口を開いて行く。

 歩いている最中も、
 頭の中はあの泡に映った光景でいっぱいで、
 途中人用のトイレを見かけても、
 プラチナの手を引いたまま
 当然のように通り過ぎてしまうだろう。 ]
(?36) 2024/02/06(Tue) 22:52:56

【恋】 テレベルム

[
(もしも本当は、今もプラチナが尿意を覚えていたら。

 またあんなふうに、衝動を堪えていたら。)

 
 プラチナの素振りが少しおかしくとも、
 今はどうしても気づけずに ]
 
 
 あ、あのプラチナ
 もしよかったらなんですけど…
 晩御飯の材料、買っていきませんか
 
[
(そうしたらまた、あんな顔が見れるんだろうか。)


 プラチナの顔がなんとなく見れなくて、
 少しうつむいて歩きながら ]
 
 それとも…
 プラチナが行きたいところとかあったら、
 一緒に行ってみたいですけど…
 どこかありますか?
 
[ 頭の中に湧く邪念が、なかなか拭えない。
 どうにかなんてことないような顔を作って、
 プラチナの顔を見上げて問うた。** ]
(?37) 2024/02/06(Tue) 22:56:43

【恋】 プラチナ


…も、もちろんだ、大人だからな…!!
そう…そうだな、きっとそうだ…!

[慌てたようなテレベルムに追従し
混乱のまま意地を張って嘘を重ねてしまう。

まるで逃げ出すように退店し
お互いに顔を赤くして
どうにも気まずい沈黙が流れる。]

あ、ああ…… 


[彼の促しに小さく頷き、また歩き出そうか。
当然すぐそこにある公衆トイレにも
立ち寄ることはしないままで。]
(?38) 2024/02/06(Tue) 23:25:33

【恋】 プラチナ

[とはいえ。

いくら誤魔化したところで尿意が消え去るわけでもなく。
じんじんと身体を苛むそれは
時間に比例して強くなっていくばかりだ。
歩きながら浮かない顔で時折下腹部を摩り、
ふう……と小さくため息をつく。]

え?あ、ああ……そうだな…
俺たちが知らないだけで
もしかしたらあの魚には何か、魔法的な力があるのかもな…

[暫く道を歩いたところで
ぽつぽつと口を開くテレベルムに
気を取り直して受け答えしながら、ふと。
街中にあるそれに視線が吸い寄せられた。

何の変哲もない公衆トイレ。
先程中から人間が出てきたから、恐らくは人用のものだ。
物欲しそうにそちらを見つめ、ごくり、と喉を鳴らす。]
(?39) 2024/02/06(Tue) 23:26:38

【恋】 プラチナ


(と…トイレ……なんだ、ちゃんとあるんじゃないか……
 い、行きたい……トイレ……早くあそこですっきり……)


[本来なら、ちょっと行ってくると言えばそれで済む話だ。
けれど。どうしても先程の光景が脳裏をよぎる。
今トイレに行きたいと告げることは
あれ
が己の願望だと
テレベルムに知られてしまうことになる。

一度強く否定した手前、それはどうにも酷く羞恥を煽るもので。]

(い、言えない…… 言えない…… が……
 は、ぅぅぅ……お、オシッコ…………)


[モジモジしながら葛藤している間にも
テレベルムは素知らぬ顔で腕を引く。

結局、言い出すタイミングを掴めないまま
せっかくありつけそうだったトイレを
みすみす逃がす羽目になってしまった。]
(?40) 2024/02/06(Tue) 23:33:26

【恋】 プラチナ

[さて、そうしてまた少し歩いた頃。
テレベルムの申し出にその顔を見下ろす。

こちらも色々と思うところがあったため
様子がおかしいのにもあまり気づけなかったが
テレベルムはテレベルムで先程から何か
考え事をしているようだった。]

あ、ああ。勿論構わないぞ。
折角町まで来たんだしな。
何が食べたい?キミのリクエストを聞こう。

[こちらも務めて平時通りの表情を作り、
テレベルムに笑いかける。

その下でもじもじそわそわと
時折足を擦り合わせているのに
彼が気づいたどうかは分からないけれど。


食材を買えそうな店を探してまた少し歩けば
近くに大き目の食材屋を見つけることが出来る筈。**]
(?41) 2024/02/06(Tue) 23:35:26

【恋】 テレベルム

[ 公衆トイレに目を向けるプラチナの思いに、
 テレベルムが気づくことはない。
 むしろそうではないと
 否定しなければならないと思いこんでいるからこそ、
 視界の端にトイレが映ったとしても
 足を止めることはなく。
 
 プラチナの切望する場所から、
 無意識に彼を引きはがすように歩みを進めて。
 
 自分の気持ちを切り替えるためにも提案したのは、
 夕飯の買い出しだった。
 せっかく街に来たのだ。
 普段家で作るものとは違う、
 ここでしかない材料を使ったご飯が作れるかもしれない。
 
 そうしてプラチナを見上げてみれば、
 見えたのはいつものプラチナの表情で。
 
 ほっと胸をなでおろし、よかったと微笑んだ。 ]
(?42) 2024/02/07(Wed) 0:46:30

【恋】 テレベルム

 
 えっと…
 せっかくだから、お魚が食べたいです。
 
 いつもお肉は、森でとれる動物のものが多いから…
 あとお野菜や果物も、
 見たことがないのあったから買ってみたいです。
 シチューとかどうですか?
 寒い日にはぴったりです。
 
[ にこにこと頷いて、
 何を買おうかいろいろと思い浮かべてみる。
 
 なんとなくプラチナの歩き方に違和感を覚えつつも、
 それが何故かまでには思考は回らず。
 
 僕はプラチナと手をつなぎ、食材店の方へと歩き出した。
 
 互いに互いの思いに気づかないまま。
 二人の照れ隠しと意地は、
 確実にプラチナを追い詰めてくれていただろう。 ]
(?43) 2024/02/07(Wed) 0:46:50

【恋】 テレベルム

[ そして少し歩いてたどり着いたのは、大きな食材屋だった。
 様々な人でにぎわっており、
 見た事も無い食材が所狭しと並んでいる。
 
 わあ…っと目を輝かせるが、
 その人の多さにすぐにプラチナにしがみつき
 はぐれないようにとぎゅっと手を握った。
 
 最初に目に入ったのは、目的の魚売り場。
 獲物を冷やすためか、氷の上に乗った魚の前は
 店の中でも特にひんやりしていて身を震わせる。 ]
 
 
 プラチナ、ここにもお魚いますよ!
 こっちのお魚はちゃんと切ってあるみたいですけど…

[ 食材を前にはしゃぎながら、
 プラチナに見て見てと指さして。
 
 店主にちょうど良いものを見繕ってもらったなら、
 包んで抱えてまた歩こう。
 
 そして少し歩いて、プラチナに身を寄せて。
 そこで漸く僕は、
 プラチナの様子が少しおかしいのに気づいた。 ]
(?44) 2024/02/07(Wed) 0:47:56

【恋】 テレベルム

[ なんだか、足を擦り合わせている…ような。
 
 さっきちらと感じた違和感を再び感じた事で、
 胸に浮かぶ疑念がどんどん膨らむのを感じる。 ]
 
 
 (……、プラチナ…なんか、様子がおかしい…?)
 
 
[ 朝食の時に見た、おしっこを我慢し始めた時の…
 あの時のプラチナの様子に似た仕草。
 
 再び目を逸らすものの、
 歩きながらもちらちらと目が行ってしまっていて。 ]
(?45) 2024/02/07(Wed) 0:48:33

【恋】 テレベルム

 
[ いけないと思えば思うほど、気になってしまう。
 
 ……刺激したく、なってしまう。なんて。
]
 
(?46) 2024/02/07(Wed) 0:48:40

【恋】 テレベルム

 

 (あ………)
 
[ ふと、食材が並ぶエリアで目に入ったそれに
 引き寄せられるように手を伸ばす。
 
 今日プラチナと飲んだ
 暖かい柑橘と蜂蜜のジュースの原液。
 
 黄金色のシロップが入った瓶を手に取ると、
 たぽん…と手の中で揺らしてプラチナを見た。 ]
 
 
 ……プラチナ、あの…
 これも買っていいですか……?
 
[ そうして彼に、その瓶を手渡してみる。
 
 いけないことなんてしてない筈なのに、
 彼にそれを持たせるのがなんとなく…
 なんとなく、今我慢しているかもしれないソレを連想させて
 とてもいけないことをしているような気がして。 ]
(?47) 2024/02/07(Wed) 0:48:56

【恋】 テレベルム

 
 
 今日、帰ったらまた飲みたいなって思って…。
 
[ プラチナに、それを持って歩いてほしい…なんて
 本音を押し隠して、ひとつおねだりをしよう。** ]
(?48) 2024/02/07(Wed) 0:49:51

【恋】 プラチナ

魚か。
確かに普段はあまり食べる機会がないものな。
シチュー、いいんじゃないか?温まりそうだ。

[ちょうど先日同じような理由で
パエリアを食べたばかりだった、とふと思い出す。
テレベルムの提案に快く頷き食材屋へ。

手を繋いで魚売り場へと向かえば
その区画だけ一際ひんやりとしていた。
思わずぶるぶるっと腰を震わせ、
はしゃぎながら魚を選ぶテレベルムに付き合う。]

あ、ああ…… あっちは観賞用だが、
こっちは食用だからな… んっ…

(さ…寒い……足元が冷えて……んぅぅっ…
 お、オシッコに響くぅぅ……)


[寒さに耐えかねて無意識に尻をもじもじさせてしまいながら
店主にシチューに入れるおススメを尋ねれば
旬の鱈が入ってると言われたのでそれを買う。

白菜、玉葱、芋。
テレベルムと売り場を回り歩き、野菜類を籠に入れていく。
その間も時折立ち止まって
片足を腿に擦りつけたり重心を交互に傾けたり。
人目を惹くほどではないけれど、
注意して見ていれば不自然さを感じる程度には
おかしな仕草をしてしまっていた。]
(?49) 2024/02/07(Wed) 12:04:55

【恋】 プラチナ


(ぅぅ……トイレ… トイレ行きたい……
 なんだかどんどんしたくなって………
 さ、さっきまで……そこまでじゃなかったのに……くぅ…)

[じんじんと膀胱を苛む疼きが
急に意地悪なくらいに高まってきて眉を下げる。

プラチナもテレベルムも知らないことだが
先程飲んだホットジュースの柑橘には
尿意を感じやすくなる成分がたっぷり含まれており、
余計にトイレの近さを促進していた。

切なそうにもじもじそわそわしていると、
テレベルムが何かを見つけたらしく
瓶を手に取って戻って来る。
それはちょうど、先ほど口にした飲み物の原液で。]
(?50) 2024/02/07(Wed) 12:08:00

【恋】 プラチナ


え?あ、ああ……別に構わないが……

[どうやらテレベルムはそれが気に入ったらしい。
買うこと自体は異論ないが
たぽたぽと揺れる黄金色の液体は
何となく目に毒な気がして視線を逸らす。

そうして瓶を一緒に抱えたまま
他にテレベルムが買いたいものがなければ
そのまま会計のレジに並ぶことにしたろうか。]
(?51) 2024/02/07(Wed) 12:09:24

【恋】 プラチナ

[大きな店だけあって店内も混んでおり、
会計の手際もあまり良くはなかった。

もたもたと進むレジに二人で並び、
ようやく会計を終えた頃には
何だかんだで入店から小一時間ほど
経ってしまっていたかもしれない。

プラチナがもじもじと尿意を堪える仕草も
次第に露骨なものになってきていて。


テレベルムにも手分けして荷物を持って貰い、
ふう……と息を吐く。]
(?52) 2024/02/07(Wed) 12:11:06

【恋】 プラチナ

(……だ、だめだ…… 
 や、やっぱり、オシッコが、したい……!
 ここでトイレに行っておかないと……)

[いくら尿意を告げるのに抵抗があると言っても
いつまでも我慢し続けられる類のものでもないし
ここを逃がすと次はいつになるか分からない。
また使えるトイレを探してさ迷う羽目になりそうで。

これだけ大きな店なら、人用のトイレだってあるだろう。
多少恥ずかしくても背に腹は代えられないと、ようやく意を決する。]

……テレベルム、すまん
少し荷物を預かっててくれるか

………その、トイレ行ってくる…………


[気恥ずかしそうに顔を赤くしつつも
テレベルムに頷いてもらえたら、
そそくさとトイレを探しに向かうつもりだけれど。**]
(?53) 2024/02/07(Wed) 12:11:56

【恋】 テレベルム

[ たくさんの食材を片手に、隣を歩くプラチナに差しだしたのは
 どことなく、朝に彼が吐き出していたそれに似た
 濃い黄色のシロップの瓶。
 
 このシロップの成分が、今彼を余計に苦しめているなんて
 知りはしなかったけれど。

 
 プラチナが歩くたびに、シロップがちゃぽんと揺れる。
 心なしかプラチナのもじもじとした仕草も
 次第に強くなっていっているように見えて、
 周りに並ぶ食材へ送る視線は
 いつしかプラチナの仕草へと縫い留められていた。 ]
 
 わ……
 お会計って、こんな風に並ぶんですね。
 
[ 大きな店の会計は、多くの客で雑多に混雑していた。
 一応それらしい列が形成できているのは、
 この町の治安の良さの現れだろうか。 ]
(?54) 2024/02/07(Wed) 15:56:59