人狼物語 三日月国


236 【突発誰歓】とある冒険者ギルドの宴【R18】

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【人】 見習い ディアスポール

 あっ、ポーションだ!
 しかもこれ、うちから仕入れてるやつですよね?
 皆さんのプレゼントに使ってくれてありがとうございます!
 ボクも次の冒険に使わせていただきますね!

[紙と引き換えに受け取ったいくつかの小瓶は見覚えがあった。

実家の店頭でもよくみかけたそれには、
可愛らしいラッピングも施されている。
間違いなくモモイの図らいだろう。

しかし──店では良く1ダース。12本くらいまとめて仕入れるものだ。
それがラッピングされ、小分けに配布されている。
『妙だな…』
会場のどこかで青い服と蝶ネクタイの少年が呟いた。


※なお、そんな事は全くもらった本人は気にしていない。 ]*
(28) 2023/12/07(Thu) 3:50:22

【人】 見習い ディアスポール

― 回想:ウルという、とある戦士A ―

『だから俺は知らねーって!
俺の息子はディー一人だっての!からかうなよキロン!』

[>>0:163 それはとある日のダンジョン探索。
ギルドに持ち帰られた「生還報酬」を種に
散々からかわれていたウルがそこにはいた。]

『マギサ殿も言ってやってくださいよ!
確かに俺、息子どころか妻も此処に連れてきた事ないですけど!
浮気とかじゃないってわかりますよね!?』

[コイツと違って!と指差された青年は、
『テーリオン』の中で女遊びが少し緩いタイプの仲間で、
>>0:32 『はぁ〜マギサたんかわいい…ハスハスしたい…』と証言し
氷漬けにされた前科持ちである。

つまり魔女殿からすれば前科持ちがこのパーティには居たのだが。
それでも切り捨てまではしなかったのがウルという男だった ]
(29) 2023/12/07(Thu) 4:21:00

【人】 見習い ディアスポール

[一人旅を重んじる彼女からすれば、
『どこかのパーティの戦士A』であったかもしれないが、
ウルにとっても雪花の魔女は名高い魔法使いだ。

その時のように彼女とダンジョンを巡る事が数度あった。

けれど、息子はここに顔を出して、
彼女をはじめ「誰が、誰なのか」を全く知らなかった。

>>0:54このギルドで肩書きを知り、
ギルドで顔をあわせて名前も漸く知った。

アルブムも先輩と呼び出したのは息子本人だし、
式神使いも、まともに挨拶をしたのが今日初めて。]
(30) 2023/12/07(Thu) 4:21:28

【人】 見習い ディアスポール

[彼を知るのなら、少しだけ疑問に思われたのかもしれない。
本人が言う通り、ギルドに息子や妻を連れ出したことはない。

ましては、その話を殆どしたこともない。

彼と談笑すれば、この間は何処へ行った、とか。
次あのパーティと合同冒険することにした、とか。
剣の手入れでいい場所を知らないか、とか。
冒険にいった話ばかり。

故に、本当に家族を愛しているのか?
そのように疑われたのかもしれない。]
(31) 2023/12/07(Thu) 4:22:10

【人】 見習い ディアスポール

『勿論、愛してるぞ。当然じゃないか』


[それを直接問いかけた者がいたならば、
何を当たり前のことを、といった具合でそう応えただろう。]
(32) 2023/12/07(Thu) 4:22:31

【人】 見習い ディアスポール

『けれど、俺は皆も大好きだ。
冒険も愛してる。続けたくてたまらない。

だからこそ、
俺の持つ家族への愛情は、
ひけらかさないようにしてるんだ。

「家族」を持たない者だって、多いだろう、ここは。
そういった者に取っちゃ、他人へ見せる愛情は、
時に傷つけると思っているんだ。

強いていえばそうだな…。
パーティを組んだその時だけは、
俺は、そいつの家族のように接することが出来たらと思ってる。』
(33) 2023/12/07(Thu) 4:22:58

【人】 見習い ディアスポール

『だからこそ、俺はここで本当の家族の話はしないし、
家でも、仕事ぼうけんの話は極力、しない。

そうやって割り切らないと、
俺自身も、どこかで迷いが出ちまうからな。

目の前に強大な敵が現れて、
家族がいるから、っていって、その場を逃げ出したくない。

…大丈夫さ、妻はそれを理解してくれてる。
じゃなきゃ、結婚しないだろ。俺とは。』

[自嘲めいてカラリと笑う。

>>22 思いが汚れていないからこそ、
一線の引き方も、極端な男だった。
脳内や思惑を読める力があっても、全て本心で話しているのだ。ある種厄介だったのかもしれない。]**
(34) 2023/12/07(Thu) 4:25:11

【人】 見習い ディアスポール

 ─ 現在 ─
 
[4つある小瓶はラッピングされて袋にまとまって入っている。
一つ一つを手に取るのも容易だ。このまま常備していれば
すぐに冒険でも使うことができるだろう。
中身の質もさほど悪くない。塗り薬にも飲み薬にもなる。

冒険行くなら自分で稼いで買うんだよ、と
予め母に釘をさされていた手前寧ろ幸運だと思う。

同時に顔を挙げて見えた顔。>>9
あっ、と声をあげて小走りに近づき。]

 スワローさん!これよければ。
 お一つ受け取ってください!
 うちの店で扱ってるものの一つなんです。

[袋から取り出したポーションを一つ、彼に差し出す。]
(35) 2023/12/07(Thu) 6:36:33

【人】 見習い ディアスポール

[>>34 父とは違い、家庭の事情を伏せることもない。
伏せろとは、教わっていなかった。

父が彼の本性を知っていたのか、否か。
事情を全く知らない少年の思考を覗いた所で、
理解することは一生無いのだろう。

視えるとすれば、父とは違う単純な善意と。
『受け取ってくれるかな』と、全信頼を重きにした期待。
『期待しもらえるように頑張らなきゃ』と。
少々空回りな"お近づき"の欲だって、多少なり。]*
(36) 2023/12/07(Thu) 6:36:40

【人】 見習い ディアスポール

[後の3つも、自分で全部抱えたいとは
強く考えていないので、
他の誰かがプレゼントでももらえたら、
それを話題に話しかけたり、
個数があるものなら交換だってしただろう。

時間の都度都度、周りの人に
何もらったんですかー?と話しかける少年の姿は
終始目立っていたかもしれない。]*
(37) 2023/12/07(Thu) 6:36:50
見習い ディアスポールは、メモを貼った。
(a5) 2023/12/07(Thu) 6:41:02

見習い ディアスポールは、メモを貼った。
(a6) 2023/12/07(Thu) 6:41:51

【人】 癒し手 イクリール

― ディアスボールと ―


  私も、噂で聞いたぐらいだから、実際のところは知らないけどね。
  だから、噂が本当かどうか…聞けるかもしれないわ。
  もしかしたらマスターたちの過去の冒険の話とか、そう言うのも。


[いる事が多いからこそ、噂話はいろいろ知っている。それだけの事。
実際にどうだったかはまた別の話だが、こうやってこっそり話すのは、噂話だからこそ楽しいものである。

こんな風に笑い合ったりできるのだから>>24
(38) 2023/12/07(Thu) 7:12:54

【人】 癒し手 イクリール

 
  おめでとう。
  うん。がんばろ…よかったら一緒に冒険にも出てみようね。


[スワローと約束をしていたのは聞こえてきたから、それが叶うかどうかは解らない。
それでも約束が出来たら幸い。
彼はまだまだ未知数の存在。これからどうなるか。

ただ、困っていたら手を差し伸べるでなく、自主的に誘いをかけるのを聞いて、どう思うのか、別れる前、
それだけは確認してしまう。*]
(39) 2023/12/07(Thu) 7:13:11

【人】 飼われ賢狼 アルブム

―宴のはじまり―

[ぽてぽて、戻ってきてみれば、ちょうど宴がはじまったところ>>0>>1
ぱたんぱたん尻尾を振ってお話を聞いていればなにやらプレゼントがあるとのこと]

わふわふ?

[僕もいいのかなぁとマスターの顔をじっとみていれば。
じゃあとモモイが代わりに箱から紙を取ってくれた。

紙に書いてあったのは身体能力を上がったような気になるペンダントvil]
(40) 2023/12/07(Thu) 7:38:26

【人】 蛇 ムルイジ

[ ここへは祝いの席に出るために来た訳じゃない。
人が集まる場でパーティを解散しないことを宣言しに来た。

蛇≠ヘ脱皮を繰り返し何度でも生まれ変わる。

……だけど、それはただの虚勢だったのかもしれない。

あの日、希望を胸に故郷を出た最後の仲間も死んだ。
その瞬間は薄ぼんやりとしか記憶できていない。
救援に来たパーティの話では自分を守るように大楯を構えたまま死んでいたと言う。

逃げることなく臆することなく。
あいつはいつも勇猛で、常にパーティの最前列にいた。
最期まで、それは変わらなかった。]
(41) 2023/12/07(Thu) 8:25:49

【人】 蛇 ムルイジ

[ 折れそうな心を鼓舞するように解散はしないと宣言した。
だというのに今自分は何をしているのか。

新生するなら今はパーティメンバを見繕う最善の機会だ。

前よりも強くなる為に。
ただただ強くなるために。

だというのに今自分は何をしているのか。
女相手に牙を突き立て、やるべきこともやらずにただ腐っている。
こうして天井を見上げても何も起きはしないというのに。

澱が心のうちに積もっていく。]
(42) 2023/12/07(Thu) 8:26:15

【人】 蛇 ムルイジ

[ >>13聞こえたのはノックの音。
気づけば時間が経っていた。
もしかすると誰かが呼びに来たのかもしれないと、ベッドから起き上がる。もちろん武装なんかしてない。そんな必要もない。]


 何だ?
 ああ、お前か。


[ バツの悪そうな、気まずそうな雰囲気は自分がそう勝手に感じているだけか。無駄に牙を突き立てた相手がそこにはいた。]


 何の用だ?

 本当に癒し≠ノでも来たのか?


[ 下卑た表情を作り煽り立てた。
それは、まるで苛立ちを隠すように。]*
(43) 2023/12/07(Thu) 8:26:54

【人】 癒し手 イクリール

 
  私で、悪かったわね。


[さっきの今である。
少し経ったからと言っても、顔を合わせばやはり気まずさなどが湧いてくる。
言葉だって、どこか喧嘩腰にもなってしまう。

ノックをしたのが別の人なら――
マギサさんは、あまり関わろうとしないからないだろ。
スワローさんだったら…あのぞくっとした感じを思い出し、何が起きるか解らない。
アーさんは…は無理だとして、そうなると
ディアスボールくんなら、もっと穏やかに普通にできたかもしれないが、
それは考えても仕方な事だ。もうしてしまったんだから。]


  それは………って、そうよ


[謝りたいと思っていたのに、そんな事を言われるせいで目が座ってしまう。]


  なんて、いうわけないでしょ。
  それとも…癒してほしいから、言ってるの?


[思わず、煽り返してしまう>>43
が、そんな事をしに来たわけではない。
気持ちを落ち着ける為に、息を吐き、持ってきたグラスを差し出して]
(44) 2023/12/07(Thu) 9:21:49

【人】 癒し手 イクリール

 
  そうじゃなくて…謝りたかったの。…不躾な事をしたから。
  これは、そのお詫びよ。
  ごめんなさい。


[頭を下げる代わりに目を伏せる。

知りたいと思ったが、やはりまだ2か月。
そんなに時間がたったものではない。
前を向いたとしても、まだ触れるには早い事だったと思うから。
2年近く前なのに、いまだ燻っているものが残っているんだからと。*]
(45) 2023/12/07(Thu) 9:22:10

【人】 蛇 ムルイジ

[ >>45全く意味がわからなかった。悪意を一方的にぶつけたのはこっちだったはずなのに、わざわざ謝りに来たという。本当に何しに来たんだかわからない。]


 は、それでタダ酒持ってお詫びかよ。


[ 善良というものか、それとも自己満足か。どちらにしろ男にとってその詫び≠ノは何の意味もない。求めてもない。抉られた傷も与えられた痛みもないから。]


 お前、やっぱり向いてねーよ。


[ 実よりも想いを重く見るタイプだろう。それは幻想に溺れてパーティ。現実の脅威に晒すタイプだ、と男は内心で断じる。]*
(46) 2023/12/07(Thu) 11:20:47

【人】 蛇 ムルイジ

─ 少し前のこと ─

[ 犬なのか何なのかわからない生き物を撫でていた。
妙に賢いこの犬は酒を咥えてやってきた。]


 何か文句でもあるのかよ、お前。


[ 鳴き声に何か意味があるかのように感じるのは感傷か。
それとも本当に何か伝えようとしているのか。]


 うるせーよ、バカ犬。


[ この街に拠点を移しこのギルドに来たときからこの犬は居た。そして、あいつがこの犬のことを随分と可愛がっていたことを思い出す。今になって思い出す。見ていたはずの光景をそのときは何とも思っていなかったのに。]
(47) 2023/12/07(Thu) 11:33:11

【人】 蛇 ムルイジ

[ 思い出す。
あいつは本当に優秀な奴だった。
ヒーラーとしての判断力そして忍耐力が何よりもずば抜けていた。
あれがいたからファングスは厳しいクエストもこなせたのだ。

何よりも。
正しいと思わせてくれた。
どんな無謀に見えたやり方も、充分にやれると背中を押してくれた。

そんなあいつを死に追いやったのは自分だ。
確かにあいつには気をつけて≠サう言っていた。
そしてその危惧は現実となり、ファングスは全滅した。

逃げ出した奴を今更どうこうは思わないのに。
あいつの警告を聞き流したことだけが
後悔
になった。]
(48) 2023/12/07(Thu) 11:33:49

【人】 蛇 ムルイジ

[ 犬らしきものの背を撫でる。
一丁前に気を遣っているとでもいうのだろうか。]


 ほんと生意気な犬だな。


[ 聞けばこの犬も救出に来たらしい。
ならこいつは恩人ということになるのだろうか。]


 お前も笑っているのか?
 それとも責めているのか?
 あいつを死なせたことを。


[ それは誰に向けた言葉か。目の前の犬もどきに答えを求めたわけじゃない。ただ口をついただけの言葉は行き場を失くして自分の元に戻ってくる。]*
(49) 2023/12/07(Thu) 11:34:47

【人】 癒し手 イクリール

 
  そうよ。悪い?

[そこは悪びれもなく答える。>>46
唯の自己満足の為なのは間違いないから。]


  そう思うなら、そう思えばいいわ。
  私が謝ったのはただ…。


[言葉をとぎらせ、じっと見上げる。]


  思いっきり殴るためよ。
  あんたが私に言った事は、別案件だから。


[悪かったと思う気持ちが、鈍らせる気がしたからと…。
グラスを差し出す手とは逆の手を握りこむと、殴りかかろうとする。
当たるなんて思ってはいない。
それどころか、これくらい避けるなり、受け止められるなりするのが当たり前のことだと思っているから。
それでも向いていないと言われる事への、ささやかな抵抗ではあった。*]
(50) 2023/12/07(Thu) 12:13:37

【人】 蛇 ムルイジ

[ 本当に何がしたいんだか。
呆れ顔でその拳を受け止める。当然手のひらで、バシンという乾いた音と共に。]


 まさか手を出してくるとはな。
 何がしたいんだお前。


[ 一応、ギルド内での冒険者同士の乱闘は御法度だ。
実質的にはそんなことは日常的かもしれないが。
掴んだ拳をきつく締め上げるように握る。]


 女相手ならやり返さないと思ってるのか?
 

[ 睨みつける。間近で、女の目を射抜くように。]


 余程、図星だったみたいだな
 

[ 嘲るように言葉を紡ぐ。
なぜってこの女の弱さも甘えも全て苛つかせるから。]*
(51) 2023/12/07(Thu) 12:56:25

【人】 癒し手 イクリール

 
  何ってそうね…しいて言うなら……


[と言いつつ、その後は口にしない。
復讐…お礼……どれだろうか…自分でもはっきり言えないから。

こうなるとはわかっていた。
解っていたが、痛いものである。
打ち付けた痛さだけではない。締め上げられる痛みに顔がゆがむ。>>51


  まさか、そんな甘い考えを持っていると思われるのは心外よ。


[真正面から、射貫くような視線を受け止める。]


  そうなんでしょうね。だけど、それが何?
  向いてないから、どうしたというの。
  向いてないなら、向いてないなりにどうにか始めればいいのよ。


[それは開き直りである。
開き直ったぶん、冷静さがあるからか、その言葉の奥に苛立ちを感じる。
それはなぜ――。*]
(52) 2023/12/07(Thu) 14:21:29

【人】 蛇 ムルイジ

[ チッと舌打ち一つで手を離す。]


 好きにしろよ。
 俺には関係ないことだ。


[ この女がどうしようと関係のないこと。
好きに生きて好きに死ねばいい。
巻き込まれた奴は不運だったなと思うだけのこと。

そうだ。
ただ運がなかっただけ。]
(53) 2023/12/07(Thu) 19:03:57

【人】 蛇 ムルイジ

[ 安全バッファーは十分に取った。
あんな場所にあんな化け物がいるなんて想定は誰にもできなかったし、それでも俺たちは勝てるはずだった。だが、2人が逃げ出して布陣が崩れたときに俺たちの敗北は確定した。

あとで知ったことだ。
救援が駆けつけたとき、俺は恐慌状態にあったらしい。
精神干渉にあったというのが神官の見立てだった。

それでも残った6人は戦い続けた。
逃げればよかったのか?

そんなことできるはずがないのに、今もまだあのときの選択が間違っていたのかと迷う。どこで間違ったのかと。]
(54) 2023/12/07(Thu) 19:04:48

【人】 蛇 ムルイジ

[ 女に背を向けて部屋に戻ろうとしたその瞬間。
不意に蛇≠ヘ牙を突き立てる。
それはアサシンのスキル。女の目では追うことすら許さない動きで女の喉元を鷲掴みにした。]*
 
(55) 2023/12/07(Thu) 19:06:18

【人】 式神使い スワロー

[祝いの席であっても、酒を嗜まない者だっている。

イクリールが先ほどから果実水ばかり飲んでいた事には、なんとなく気付いていた。>>12
その理由は、彼女から視えた記憶の片鱗で察する。
くすり。一人微笑んだ。

先ほどまでのムルイジとの口論…もとい抗争や豹変以上に
もっと愉快なものが見れそうなのに。残念だな。
禁酒を貫くその姿には、肩を竦めた。

なお、マスターの余興で引いたものは>>9
聞かれれば別に見せはするんだがね。
まぁ僕を恐れていた節があるし、声を掛ける勇気もないかな。]
(56) 2023/12/07(Thu) 20:29:30

【人】 式神使い スワロー

[…それよりも、人とは懲りない生き物だ。
あんなに啀み合った相手にまた会いに行こうとするのか。
反省しかり、罪悪感しかりなのか…それとも。

彼女の心情は理解できない訳ではないが…
あの男に寄り添ったところで、仲直りが出来るとも思えない。
寧ろ、悪化するんじゃないだろうか?

…とは思うが、僕は止める事はしない。
なんならもっと啀み合ってくれた方が面白いとさえ思う。

だから僕は、こっそりと。
彼女に気づかれない様に、式神の一羽を飛ばしておいた。

 パサッ……

それは、イクリールの背中。死角になる位置。
ひっそりとピッタリと張り付くだろつ。

見えないところで殺り合われても、つまらないからね。
式神を通して、二人のやり取り視させて貰うよ。*]
(57) 2023/12/07(Thu) 20:30:48