人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

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【人】 4年生 小泉義哉

―― 夢の終わり ――

――?

[ それは天使の手を取る直前のこと。>>6:122

 義哉は不意に窓の外へと視線を向ける。

 魔法もこちらに呼び掛ける声も、>>6:+187>>6:+188>>6:+194>>6:+195>>6:+197>>6:+199
 義哉には見聞きすることはできなかったけれど。

 何となく、そこに温かな何かがあることを感じる。
 幻かもしれない。けれど、
 もしそれが自分の存在が生み出した結果ならば、
 少しは自分を誇らしいと思っていいのではないかと
 義哉は胸を張った。

 だから義哉は、津崎にもみんなにも、
 最期に会えて良かったと心から思う。>>6:+172]
(83) 2022/09/17(Sat) 3:08:26

【人】 4年生 小泉義哉

[ 義哉は今も自分の死を嘆き悲しむことはない]
(84) 2022/09/17(Sat) 3:08:48

【人】 4年生 小泉義哉

[ けれど、どこか別の世界線で、
 みんなが同じように成長して、
 自分もまた現実と向き合いながらも、
 誰も死なない未来があればいいというのも本心だった]
(85) 2022/09/17(Sat) 3:09:17

【人】 4年生 小泉義哉

[ さようなら、ありがとう、と心で呟きながら、
 義哉はまた一歩、前へと進んでいく。>>6:122]**
(86) 2022/09/17(Sat) 3:09:49

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 病室 ――


[夢の世界が壊れた後。

武藤の病室で目覚めた私は、自分の病室に戻って回診を受けたり、朝食のトレイを持って再び武藤の部屋を訪れたり、津崎の容体を知った後にじゃあ2人で見舞いに行こうとなったり、まあまあ慌ただしかった。

いつの間にか窓辺に置かれていた、空を切り取ったみたいな綺麗な色の封筒 >>6:106 に気付いたのは、だから、いくらか時間が経ってからのこと。

いかにも几帳面に並んだ文字は、小泉さんからのメッセージだった。]

 ……どこまでも丁寧語なところが、小泉さんらしいな……。

[思わず小さく笑ってしまう。

謝罪と感謝と祈り。
どこまでも真面目で誠実で、でも文中に"ずっと生きたいと思っていませんでした"の文字を認めて眼を伏せる。]

 全然、そんな事、言ってくれなかったじゃないですか。

[それはきっと方便ではなく、こちらの心を軽くしようという気遣いでもなく、本音なんだろうなとは思った。並ぶ文字はどこまでも淡々としていて、激情を思わせるものは何もなく。]
(87) 2022/09/17(Sat) 8:57:23

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 でも私、もう小泉さんからは"遺言"、貰ってましたよ?

[聞こうと思って聞いたわけではないけれど。

たまたま耳にしてしまった、小泉さんの独り言。 >>6:22

あれは自意識過剰などではなく、前日に吐露した私の思いへの返答に違いなくて、文字通りに"遺した言葉"で。

あの時の言葉をそのまま手紙にしてくれても良かったのになあ、なんて、思ってしまった。

私にとっては、この便箋に綺麗な並んだ言葉よりも、あの時の声の方が、ずっと小泉さんの真実に近かったと思うから。*]
(88) 2022/09/17(Sat) 8:57:47

【人】 3年生 武藤景虎


────退院から少し後────

[失言に対する手打ちの品として4000円のケーキは高いのか安いのか。

少なくとも一人暮らしの大学生には懐に優しい値段とは言えない。

それでも好きな女を泣かせて傷つけたお詫びになるなら多分安い物なんだろう。

それにあの場の話の落とし所として、手打ちという形をとったのは心底狼狽していたオレへの気遣いもあったんだと思うし。

そんなことを考えながら、普段まず立ち寄らないホテルのパティスリーという場違いな店に来ているわけで。

件のスーパーモンブランは店頭に並んだ普通のモンブランよりメインの栗から生地とかクリームに至るまで特別らしくて重量感も違っていた。

あとなんか上にいかにも特別な品ですよと主張したげな三日月を模した飾りが乗っていて。
それは普通のやつの4倍してもおかしくないですよって見た目だ。

美味そうだなとは思うけどこんな機会でもなかったら買うことなさそうだな、とか、ケーキひとつだけ買うのってどうなんだとは思いつつ。

他のものを買ったり、ましてや2個買うのはちょっと、いや、まあまあ財布に優しくないので、結局目的の品だけ入った箱を受け取った。]
(89) 2022/09/17(Sat) 9:24:41

【人】 3年生 武藤景虎


 崩れそうでこわいな…。

[小さく独り言をこぼしてなるべく揺らさないように持って帰る。

飲み物とかいろいろ買っときたいものがあったからコンビニに寄りたかったけどケーキの箱持ったままで店内物色するのも、どっかで傾いたりしそうだし。

一回家に帰って冷蔵庫にもそれなり慎重に入れてからまた出かけないといけなかった。

部屋を出る前にちょっと考えて、何度目か自室を見渡す。
学生の身に相応のワンルームはすごい整理整頓されてるとは言わないけど、それなりに片付けはしたので汚くはない、と思う。

壁側に寄せて配置されたベッドが部屋の面積をそこそこ潰してるし、レポート作業したり食事したりで雑多な使われ方をしている部屋中央の座卓は大きくないとはいえ、部屋を狭くする一端は担っていた。]

 変なもの落ちてない、大丈夫…。

[適当に積んだ雑誌とか目に見える範囲におかしなものはないし。多分。

見慣れすぎてて変なとこないかがいまいちわからない自室の確認作業は不毛な気がしてきたので、改めて再度玄関から外へ出た。]
(90) 2022/09/17(Sat) 9:25:01

【人】 3年生 武藤景虎


 ………、

[近くのコンビニで飲み物や菓子を籠に放って、しばらく小難しい顔をしたまま棚の一角で止まっていたと思う。

どれくらいか逡巡してから籠の中にあまり見ないようにしながら取った商品を紛れ込ませて、会計だけはさっさと済ませた。]
(91) 2022/09/17(Sat) 9:25:54

【人】 3年生 武藤景虎

[それから、スマホを取り出してくっきーに通話をかける。]

 スーパーモンブラン買った。
 とりあえず冷蔵庫に保管してあるんだが、持ち歩くと崩れそうなので食いに来てくれると助かる。

 日本酒一升は準備してないが、茶くらいは出す。

[最寄りの駅を伝えて通話を切れば、迎えに行くつもりで駅の方に向かった。

準備にやたら時間かかったとしても、ちゃんと待ってると思う。]*
(92) 2022/09/17(Sat) 9:26:04

【人】 3年生 黒崎 柚樹


―― 退院から少し後 ――


[あれだけ一緒に居たのだから、いざ"日常"に戻って離れてしまうと寂しいもので。

今度いつ会えるかと尋ねてきた武藤からのLINEには、"日曜午後なら"と直近の週末を伝えてあった。
当然ながら、じゃあ会おう、ってなって。]

 …………なに、着ていく、べき……?

[午前中にトレーニング終えて、シャワー浴びて、そして私はベッドの上で2つの選択肢を睨み付けていた。

1つはいつものスポーツブラで、もう1つは、届いたばかりの、寄せてあげてのワイヤー入りの、でも詐欺的要素は皆無なもの。

うっかり出来心で詐欺的要素入りのも一緒に通販してみたものの、試着で「無理ぃ!」ってなってしまった。だって、この顔にそのパーツって、絶対、なんか、違う気しかしない。

一応、もそもそと、後者を身につけてみて、次なる睨み付けのターゲットは、これまた新品のシャツブラウスだったわけだけど。
ごめん、まだちょっと難易度高い……と、結局いつもの七分袖黒Tに腕を通したのだった。

結局、服はと言えば、いつもと変わったのはごくごく小さい布きれ(ただしワイヤー入り)だけ。]
(93) 2022/09/17(Sat) 10:39:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[それでも一応、髪と顔は、少しだけ、それなりに、病床の怪我人に教えを乞うた >>26 内容をいくらかは実践してみた。

髪、いくらか整えて耳の後ろに流してみたくらいだけど。

あと、眉抜いて(抜かれた、とも言う)、なんか、描いて、あと、リップも少しだけ色つきのにして、あと、なんだっけ、睫毛もなんちゃら……名前忘れた、まあいいや……とか、そんな感じ。

なんとかクリームとやらはほんとに皮膚呼吸無理以下略だったから、"せめてじゃあこういう粉はたいとけ"とかなんとか、言われたものをぱふぱふした。程度がわからなくて、盛大に咽せたけど。]
(94) 2022/09/17(Sat) 10:40:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………ねえ。
 へん、じゃない…………?

[おずおずと家に居た弟に聞いてみたら、少し驚いた顔をされたけど、"全然変じゃない"とは言ってもらえたから、そのまま、出かけてみた。

だってさ。

会うとは言ってたけど、手打ちと言うには贅沢すぎると我ながら思っていた、あのケーキをきっちり早々買って来てるとか >>92 、さすがに思わないし。

なんか、こう、こっちもそれなりの成果……というか、努力を?見せないと、と、思って。

────ああもう。
武藤に会う前から顔が熱いよ。]
(95) 2022/09/17(Sat) 10:42:05

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 …………あ、の。
 やっぱり、へん……?

[教えてもらった、武藤の部屋の最寄り駅。
私の家からは私鉄1本、そんなに離れてはいなかった。

手の中、くしゃくしゃになっているのは、電車に乗る直前に手渡された、美容院のチラシ。
普段の格好で歩いている時には、そんなもの、渡されたこともなかった。

え、そんなに私、浮いてますかおかしい格好ですか、なんて狼狽えたまま、電車に乗ってる間中、その憐れなチラシは捨てられるタイミングも失して握られ続け、くしゃくしゃになっていっていた次第。

せっかく数日ぶりに会えたのに、武藤の顔をなんとなく見ていられなくて、俯きがちになってしまう。]

 津崎、に。

 顔面改造のやり方教えてもらって……。
 その、やってみた。

 少し、だけ。

["メイク"と言うのも気恥ずかしくて、ぽそもそと、そんな台詞を。*]
(96) 2022/09/17(Sat) 10:43:50

【人】 3年生 津崎 徹太

― 病室 ―
>>82
[鎮痛剤が効いて、深い眠りに落ちて、
 どれくらいの時間か、その間は髪に触れられても気づくことはない。

 髪に関しては、トラちゃんと黒崎にぐしゃぐしゃにされていたが、そのあと、母親が少しは撫でつけていたが、
 それでも、いつもどおりではないし、
 傷のため、絆創膏やガーゼを当てられた顔、さすがにマスクをつけるのは息苦しくてやめた。

 そして、チカさんがまだ来てくれてないのはちょっぴり寂しいなと思ってるのは口には出してはいない。
 というのも、小泉さんの最後の姿。

 さすがに、人が死ぬところを、しかも知っている人が死ぬのをあんなに間近で見ることはない。
 それをなんて、チカさんに言えばいいのか。


 一人になると考え込んでいる]
(97) 2022/09/17(Sat) 10:58:22

【人】 3年生 津崎 徹太

>>82
[それでも、チカさんが立ち去らなければ、
 そのうち目は覚ますだろう。


 青い眼がうっすら開かれた時、
 気配を感じて瞬いた。

 そして、間際にいる人の顔を見れば、
 小さく、よかった、とつぶやいて、また目を閉じる]

 ――……なんか、こんな姿、恥ずかしいな

[チカさんがしゃべれないことにはまだ気が付かず、
 その声を待っている]**
(98) 2022/09/17(Sat) 11:06:27
3年生 津崎 徹太は、メモを貼った。
(a11) 2022/09/17(Sat) 11:23:54

【人】 3年生 武藤景虎

[駅の改札前で待っていると、くっきーの姿が見えたので手を振って居場所を知らせる。

そこまで長い日数会わなかったわけじゃないのにすごく久々な気がするなと思いながら。

いや、実際会えない時間が何とも落ち着かないというか寂しいというのはあったので約束をとりつけたわけだけど。>>93

服装はそんな変わらないように見えたものの、何だかいつもと少し雰囲気が違うような気がして。]

 ん?
 へんって何が……、

[妙なことを問いかける顔を見ようとしたら俯いてて、よく顔が見えない。

続けて出てきた“顔面改造”って単語に目を瞬かせたけど、徹っちんに教えてもらったっていうのを合わせたらお見舞いの時に言ってたオシャレ男子の顔のお手入れ諸々を思い出した。

化粧とか無理と言ってたこともあったし、徹っちんに聞くのも勇気いるこただったんじゃないかなと思う。

それをしてきてくれたのは多分、いや多分じゃなくてオレに会うからオレのためなんだとわかって胸の辺りがぎゅっとなる感じがした。]
(99) 2022/09/17(Sat) 11:42:54

【人】 3年生 武藤景虎


 んー…、よく見えないから、
 ちゃんと見せて。

[メイクしてるならあんまり触らない方がよいのかなと思いつつ、指先だけで軽く頬に触れると顔を上げるように促して。

同じ目線、視線の先に映った顔に息を飲んだ。

元々端正だと思うけど、整えられた眉からどこか表情の印象が柔らかく見えて、薄く塗られた肌のためか全体的に明るく…、という諸々細かいところはすっ飛ばしても綺麗だと思った。

よく見たかったけど、薄く色づいた唇に目をやったところで気恥ずかしくなって視線の置き所に迷う。]

 変とかないし、かわいいが?
 あと、……綺麗だと、思うぞ。

[それを伝えるのは目を見て言えたと思うけど、すぐに目線を外して手を差し出した。]
(100) 2022/09/17(Sat) 11:43:19

【人】 3年生 武藤景虎


 あー…、どっか寄りたいとこある?
 うちまではそんな遠くないから、あれば。

[手を取って貰えたら繋いで歩き出そうと思うけど、念のため聞いておく。

家に呼んだのは自分だけどなんとなくどうしても緊張していた。]

[どこか寄るところがあるなら寄ったし、なければそのままアパートの部屋に案内して。

玄関の扉を開けると、散らかってるけどという定型文を言いつつ。
昨日の晩くらいから何度も確認した程度には片付けてはいるけど。]

 適当に座って。

[来客用座布団とかはさすがに持ってないから、普段使ってるクッションを渡して言うと、自分も適当に座卓の前に腰を下ろす。

何となく何を話すか迷って、なんか飲むとか最近どうだったとかそんな話題を振った。]*
(101) 2022/09/17(Sat) 11:43:37

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[これでいいのか、とか、これで良かったのか、とか、これ、やっぱり仮装レベルなんじゃないの、とか。

頭の中ぐるぐるしていて、"見せて"と乞われて >>100 ようやく上げた顔も、でも視線は泳いで一瞬絡ませるくらいしかできなかった。

"かわいい"も"きれい"も嬉しいけど。
それは私を過分に評価してくれる武藤だからそう思うのかもしれないし、あるいはいくらかの世辞も入っているのかもしれないし……と、どうしてもどうしても疑心暗鬼気味にはなってしまう。

口に出して「そんなことない」って言わなくなっただけ大前進なのだと思って欲しい。

だから、手を差し出されて素直に繋ぐのだって、相当に躊躇した。

男同士に見えたところで、大騒ぎする世の中でも、もうないけれど。
でも、大学からそう遠くないこの地域、特に"知り合い"の多い武藤はこの界隈に住んでいる人も居るだろうに、と。

困惑を心の隅に置いたままロータリーを歩き抜ける直前、また美容院のチラシを渡されてしまい、小さく首を傾げた。

なんだろう、新規開店のラッシュ時期なのかな。]
(102) 2022/09/17(Sat) 12:28:53

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ……?
 ううん、大丈夫。

 あ、母さんの実家から梨届いたから持ってきた。
 包丁くらいはあるよね?

[寄りたいところはあるかと問われ、包丁とまな板があるなら、他に買うものはないなあとそのまま住宅街を歩いて──まさか包丁すら無いようだったら売っていそうな店に寄らせて貰ったけれど──、辿り着いたのは、いかにもな感じの学生御用達的造りのアパート。

玄関入ってすぐの廊下が小さなキッチンがくっついているみたいな、そんな感じの部屋。

あの美術館のレストランで、武藤は料理は全然しない風なことを言っていた >>2:27 けれど、なるほど、これは料理がしたくてもしづらい環境ではあるなあ、なんて思った。

鍋1個置いてお湯を沸かすのが精々って感じだもの。]
(103) 2022/09/17(Sat) 12:31:04

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 おじゃまします。

 …………ふふ、なんか、弟の部屋と似た匂いがする。

[正直なところ、私はさほど気負ってなくて。

なにしろ弟がいるし、漫画や雑誌の貸し借りだとか(なんなら服も一部貸し合っている)で互いの部屋に入るのは割と日常茶飯事のこと。

綺麗だよ?弟の部屋なんて堆積物が地層になってるよ、なんて示されるまま、クッション借りて座り込む。

ほら、今日の主目的はケーキ、ですので。

ぽつぽつと、大学に顔を出した時に周囲に言われたや事務手続きについてのことなどを報告し合いながら、待ちかねるのは4000円の、あれ。それしかないでしょ。]
(104) 2022/09/17(Sat) 12:32:45

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ぅわ…………おい、し…………っ!

[ありがとうございます想像以上ですべらぼうにおいしいですなんだこれってくらいにおいしいです……と、悶える私。

栗が栗なのに栗じゃないみたいだ。甘さも香りも最高なのに口の中でほろりと解けていくようで。]

 武藤もどうぞ。

 一緒に食べよう?

[値段が値段だからサイズもそれなりだったわけで、野球ボールより大きいな?っていうくらいのケーキは、そもそもが2人で食べることを想定しているんじゃないかと思えるくらい。

最初から分けようとしたけど、それは強行に固辞されたから、まずは一人で抱え込んでいたわけだけど。]

 …………あーん、しようか……?

[津崎と3人でパフェ食べたり、おにぎり1個でぎこちなくなってしまったり、そんなこともあったなあとは密かに振り返りつつ、まあ、今は多分、こういうことしても許されるのじゃないかな?と、他意なく思った。

キスはしてしまったのだし、今更食べ物分け合うとか、武藤相手なら私の側に抵抗があるはずもなく。

御機嫌な私は、はいどうぞと一口分のスーパーなフォークを差し出したのだった。*]
(105) 2022/09/17(Sat) 12:34:31

【人】 3年生 武藤景虎

[本人曰く改造したらしい顔面への評価に対する反応は薄かった気がするけど、不服とか困惑はなさそうだった。>>102

前みたいに動揺が特にないのは既にかわいいと思ってることは知られているので慣れたのかな、くらいに思う。

手を繋ぎづらそうにしたのは人前だとそういうの嫌なタイプ…かはしれないけど屋上で言ってたようなことを気にしてるんだろうなとは察して。

歩きながら指を絡めると少し強く握った。

道中、休日なのもあり見知った顔を見かけたりもしたけど、普段通り空いてる方の手を軽く振って行き違う。
「デートか?」って軽口を言われても、そこに他意はないようにオレには聞こえたし、「そーだよ」くらいの反応を返した。]
(106) 2022/09/17(Sat) 13:56:58

【人】 3年生 武藤景虎


 梨良いな、秋っぽい。

[飾り切りするのかな、そも梨の皮でも飾り切りはできるのかもよくわからんが似たようなものだしと思いながら。>>103

包丁くらいはうちにもあるので(引っ越しの時にとりあえず持ってきたまま使ってないが)、買い物の必要もなければそのままアパートに着いた。]

 匂いは自分だとよくわからんが…

[ひとんちの匂いってなんか違うしなと言いつつ、短い廊下を抜けて部屋の方に入ると、汚いとは思われなかったみたいで安心した。

弟君の部屋の状態には、まあそんなもんだよ男子はと返して。>>104

近況報告はお互い似たようなもので、当たり前だけどまだ日常に戻りきれないよなと思う。]
(107) 2022/09/17(Sat) 13:57:14

【人】 3年生 武藤景虎


 はい、礼のやつ…、

[冷蔵庫から取り出してきたケーキの箱の中身を慎重に出して、皿に乗せると低いテーブルの上に差し出した。

美味そうだし食べては見たいけど、分けようというありがたい提案には頷くのが憚られる。

くっきーのために買ってきたものだし、手打ちの品ならオレが食うのはなんか違うと思って。

二本ペットボトルの紅茶を並べて、一本取るとそれを飲みながら食べてるとこを見てた。]

 美味いならよかった。
 そう頻繁には奢れない代物だから存分に味わってくれ。

[本当に美味しそうに食べるから、それだけで満足だったし、微笑ましくその様子を見ていたわけだけど。

差し出されたフォークと言葉に、え、と微妙に固まった。

くっきーの方は今更というのがあるかもしれないけど、忘れかけてた緊張が戻ってきてしまった。

いらないと言った手前とか、変な意地も少し。

食べさせるのは多分抵抗ないけど食べさせて貰うのはそれなり照れる、けど]

 ……ありがと、もらう。

[結局誘惑に負けて、フォークに乗った甘そうなやつに顔を寄せると口の中に入れた。]
(108) 2022/09/17(Sat) 13:58:34

【人】 3年生 武藤景虎


 やば、めっちゃ美味いな。

[さすがスーパーだとかなんとか頭悪そうな感想を言いつつ。

いくらか分けては貰ってしまったけど手打ちの品はちゃんと受け取って貰えたかな、と少しだけ安心はした。

食べ終われば食器だけキッチンに置くために立ち上がって。

戻って座る位置になんとなく迷う。
ケーキを食べる間は座卓を挟んで向いにいたけど、ちょっと逡巡してから隣に座った。

スーパーなモンブランを渡すのが目的で呼んだというのが名目にしても。

単純に会いたかったからがやはり大きいし、いろいろ話したいこともあった気がするんだけど。]

 ……もっかい顔ちゃんと見ても良い?

[そう聞いて頬に片手を添えると改めていつもとは少し違う雰囲気でも覚える感想は同じ顔を見つめて。

さっきから顔を見てはいるのだが、そんなことをわざわざ聞いた理由は一個しかなくて。顔を寄せると軽く口付けた。]*
(109) 2022/09/17(Sat) 14:05:30

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[そういえば、武藤の家に向かう途中、私は繋いだ手の方ばかりが気になってしまって、口数少なに、俯きがちに歩いていたのだけど。

なんとなく、武藤が片腕を上げてる気配とか……あと、なんか、声が。
「デートか」って。 >>106

いや、まさか、自分たち(というか武藤)にかけられた言葉とは思わなかったし──むしろそこに揶揄いの色があったなら、それを察してここからダッシュで逃げ出すくらいの事はしていたかもしれないけれど──、なんだかごく当たり前のような自然なやりとりをしている風な声音だったから、全然、自分とは無関係の事とばかり、思っていた。]
(110) 2022/09/17(Sat) 14:35:11

【人】 3年生 黒崎 柚樹


[別に、例の"落とした落とされた"事件からずっとぎこちなかったわけじゃない。

けれど、"手打ちのケーキ"を目の当たりにすると居たたまれなさがあるものなのか、今日の武藤はなんとなく口数少なげで……というか、なんか、緊張している風な。

別にもう怒ってないよ、本当だよ?なんて、私は思っていた。]

 ……ね。

 すごく美味しい。

[それでも、差し出したフォークに顔を寄せてくれたから、安心してふにゃりと笑み崩れる。

手打ちの品じゃなかったら、4000円のケーキ1個食べるなら400円のケーキ10個食べた方が幸せと思ってしまうところだけれど、お高いケーキはお高いだけの理由があることを今日初めて思い知ったのだった。

武藤にもけっこうあげたよ?
恋人、なのだし。美味しいものは分かち合わなきゃ。]
(111) 2022/09/17(Sat) 14:36:18

【人】 3年生 黒崎 柚樹


 ………………ぇ?

[梨、剥こうか?さすがに早いか、なんて。

一度皿を下げに立ち上がった武藤に自問自答の声を掛けようとしたら、ベッドの縁を背もたれ代わりにさせてもらっていた私の隣に座ってきた。

うん、こっちの方が座りやすいもんね?なんて、思ってた……んだけど。]

 えー…………そんな、たいして、かわってな、

["もっかい"なんて、言われても。

世辞抜きで"かわいい"って思って貰えたなら、それは勿論嬉しいけれど、自信なんて全然ない。

津崎の顔面改造歴(なんて表現したら非常に嫌な顔されそうだけど)に比べれば、家で練習してみていたとはいえ、近くで見たらアラが目立つだけし……とか、困惑の文句を脳内で垂れ流しているうちに、当たり前の流れみたいにキスされた。

なんだかケーキの続きを食べてるみたいに、栗と、あと少しだけ、ケーキに入ってた洋酒の香りが吐息に混ざっているようで、くら、と世界が回る感じがする。]

 ぇ、と…………。

[嫌じゃない、少しも。けど。]

 私……"警戒"した方が良かった……?

[事ここに至って思い出したのは、あのレストランで、すごくすごく困った風に武藤が零していた一言 >>2:237 だった。*]
(112) 2022/09/17(Sat) 14:40:26