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【人】 Chiavica テオドロ>>77 ニコロ 「何を育てていようとこちらの勝手…… ……いやでも、もしもの時の備えくらいにはなるか」 備えというのに種を買うのは迂遠な気がしなくもないが。 未来への投資と言い換えれば悪くはないのかもしれない。 結局一袋手に取っては、園芸用土の上に。 「お人好しだな……どうせ欲しがりそうな奴らは、 持っていかなくても勝手に食ってるでしょうに。 味は?一枚くらいは俺も食ってやろうじゃないですか」 結局は素直に食べに行く。食事に関してはあまり突っぱねたりしない。これもまた昔の一見で培われた感性だ。 #商店街 (82) 2023/09/09(Sat) 13:49:12 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>81 イレネオ 「ひええ。貴方が言うと洒落に聞こえませんね。 大人しいただの人間でいるとしましょう」 正しくそれは冗談のひとつとして処理された。 肩をすくめてくすくすと笑う姿には、貴方への気安さが見て取れる。 「休日のようなものです。 やることはあるけれど急ぎではなく、人に会う予定もない」 非番。交代制の仕事なんだろうか。 男の脳裏にいくつかの『貴方がしていそうな仕事』が過って消えていった。 それから、続いた貴方の言葉に少しだけむっとした表情を作った。さすがに寝惚けた言葉を貴方に伝えるわけにはいけないから、嘘ではない言葉を紡ぐ。 「その休日のような日、に知り合いに会えたものですから。 ちょお〜っと機嫌がよろしかっただけですけど! ……お昼、もう食べましたか?」 #街中 (83) 2023/09/09(Sat) 13:57:29 |
【人】 法の下に イレネオ>>83 ダヴィード きっと、気に入っているのはそういうところ。 初めて会った時は戸惑うどころか苦々しさを満面にしていた男のかんばせは、今は貴方の聡明さに満足そうにしていた。年上の者が年下に向けるそれだ。 「なるほど。一番良くて、困る日だ。」 「実のところ、俺もそうだよ。」 こちらは正しく休日であるけれど、予定のない時間というものはどうにも苦手。休日ではない日を休日らしくのんびりと過ごす貴方の方が、その点では上手かもしれない。 時間を浪費するのが苦手な男が、日のあるうちに貴方に出逢えたのは幸運なことかもしれなかった。 「はは。」 「可愛いことを言う。強請っても何も出ない、」 に、と閉じた口の端をあげて。 「……というわけでもない。」 「まだだよ。君がいいなら一緒に。目星をつけている店はあるのか」 #街中 (84) 2023/09/09(Sat) 14:38:59 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>78 リヴィオ 「後輩……?」 テオドロか、イレネオか、もしくは。 予想しうる同僚の面々を思い浮かべながら肩をすくめた。 誰であろうと、このような女児がつけていそうなヘアピンを選んでいる当たりは、きっとわざとだろう。 そうでないとしたら、素で選びそうなのはアリーチェくらいである。……多分。 そんな事を考えてたら背中に軽い衝撃を受けたが、それもいつものこと。 「贈り物の意図は理解しましたけど。 そもそもそろそろ美容院に行く頃合いなんじゃないですか」 ベストの状態より少し伸びてるでしょう? と、いつものように笑った。 #街中 (85) 2023/09/09(Sat) 14:42:52 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>80 黒眼鏡 「ああー。」 「惜しいー。」 けらけらと控えめに笑う。 頬杖で向けられた指先をじっと見た。 「答えはあ、どーしよっかな」 「また次に来る時の楽しみにしちゃおっかなあ」 「そおしたら、次も覚えててくれるでしょお?」 乱視のレンズを通して目を細める。 その頃には視線は黒い眼鏡の顔に移っていた。 「コーヒーおいしいしぃ」 「お店の雰囲気もいいしぃ」 「どおです?」 #Mazzetto (86) 2023/09/09(Sat) 14:50:46 |
【人】 路地の花 フィオレ>>67 フレッド 今の名前だって教えてもらっているけれど、もう今更直すには染み付いてしまっていて。 二人で会う時はいつだってこう呼んでしまうのだ。 それに、目の前のあなたが嬉しそうに笑ってくれるものだから。 「ふふ、じゃあもうちょっとスマートにならなくっちゃ」 「でもお姉ちゃんは、それがフレッドのチャームポイントだと思うけどな」 揶揄うようにそう口にして。 落ち着きが出てきたら大人っぽく見えてくるのだろうか。でもそれはちょっと誇らしいと同時に寂しくなりそうだなあなんて。 「ゆっくりしたいんじゃないかって思ったのよ」 「でも、ひとりの時間じゃなくてお姉ちゃんを選んでくれたのは嬉しいな」 荷物を預けてしまったら、先にベンチに腰掛ける。 ずっしりと重たい紙袋の中身は、どうやら食材でいっぱいのようだ。 野菜や果物、粉類まで色々なものが入っている。重たくなるわけだ。 「私、喫茶店とかバーみたいなお店の手伝いしてるの」 「午前中空いてる時は、買い出しを任せてもらったりしてるのよ」 #商店街 (87) 2023/09/09(Sat) 15:10:11 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>84 イレネオ いかにもな温かい目線を向けられているような気がして、どこか腹の底が落ち着かない気持ちになる。嫌ではないから更に困ったものだ。 「困る……?ああ……なるほど」 初対面の時から此方、貴方の真面目さは嫌というほど見てきたものだ。休日だから丸一日寝ているだとか、好きな菓子を買い込んで部屋に籠城するだとか、そういった行為からは無縁なのだろう。 深く頷いた。 「わあ、何かは出るかもしれないんですか? ……そうですね、ここからなら商店街でDa asporto。 または少し歩いてトラットリアが何店か」 空模様は雲一つない青空とはいかないが、それなりに気候はいい。外で食べるのもいいだろうし、昼食前に軽く運動をするのにも向いているだろう。 #街中 (88) 2023/09/09(Sat) 15:24:36 |
【人】 無敵の リヴィオ>>85 エルヴィーノ 答えは明確にせずに代わりに片目を閉じて薄く笑う。 きっとわざとだとしても男は特に指摘はしない。 寧ろせっかくだからと今と同じように身につけるのだから。 「流石、エル。丁度そろそろ行こうかと悩んでいたところさ。 君がそう感じるならやはり今が頃合いかな」 それじゃあ早速と取り出した端末を操作し、いつもの美容院を予約。 こうして悩む時、いつも丁度いいタイミングで頃合いを教えてくれるから、 相変わらずよく気が付くね、流石だともう一度背を叩く。 「…そういえば君、食事はちゃんととったかい?」 こうして聞く時、男もまだ食事をとらずにいる時で。 見回りついでに良ければ、直ぐに入れる店でも探さないかと誘いをかけるのだった。 #街中 (89) 2023/09/09(Sat) 15:45:25 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>87 フィオレ 「ぐ……ねえさんにそう言われると変えなくてもいいような気が……」 「…………イヤッ、でも舐められないかっこいい大人にはなりたいし……」 「……ご、五年後ぐらいにニューチャームポイント見つけるから期待してて!」 ずっと見守ってくれていた貴方がいつか抱くかもしれない寂しさは、弟側からは見えないもの。 びしっと何やら言い放って未来への決意を表明したところで。 「一人でいるより誰かと居る方が好きだし、ねえさんならなおさら!」 邪魔したわけではないから安心してほしいのだと真っ直ぐに言葉を重ねた。 それから先に座った貴方の隣にこちらも腰を下ろし、ちらりと袋の中身を覗き込む。 教えてもらえた情報と重ね合わせて「なるほど」と納得した様子だ。 「そうだったんだ、バー……かっけえ。 にいさんの喫茶店とはまた違うところ?」 あれやるのかな〜カクテルの、カシャカシャするやつ……かっこいいよな。 脳裏に思い浮かべているのはシェイクしている貴方の姿だった。 うん、やっぱりいいな、かっこいい……と一人で頷いている。 ポワワ……。 #商店街 (90) 2023/09/09(Sat) 15:49:35 |
【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ>>71 ニコロ 「……おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい、 聞いたか?聞いたよな?おいおいおいおいおいおい」 話しかけたが最後、急激に騒がしくなる先生というのも きっとあなたは日々よく見るはずだ。今日もそれを引いた。 誰に話しかける訳でもないのに虚空に聞いたよな?と 問いかけたかと思えばあなたに向けて人差し指を突きつける。 「だめだろぉ〜?未来を担う子供達の事を! 他ならぬ正義たっぷりの若きおまわりさんが! 『ガキ共』なんてことを言ったらさあぁ〜。 子供達に悪影響だぞ。マイナス20点! あと10点マイナスされたらパシリの刑な。 無論執行猶予なし!ピザ買ってきてもらっちゃうぞ? そういう訳でおはよう、俺だ。若きおまわりさん、 今日はお散歩?それともおサボり?じゃなきゃお勤め?」 どれであってもきっとこの『先生』には関係ないのだが。 ポケットに突っ込んだ手の中の『虫』がバレない限りは。 #街中 (91) 2023/09/09(Sat) 18:24:09 |
【人】 路地の花 フィオレ>>90 フレッド 「そう?じゃあ5年後を楽しみにしてようかしら」 けれどやはり、大きくなっていくのだって楽しみには変わりない。世間で言われるような親の気持ちが分かったような気がする。 「それも昔から変わらないわね」 「仕事でも他の人と仲良く出来てる?フレッドのことだから、上手いことやれてると思うけど」 前に話した時から少し空いていたかもしれないし、現状の確認も含めての問いを投げる。 何か困っていることがなければいいのだけど。 「うん、アレさんのところもたまにお手伝いしてるけどね。 Collareってバー知ってる?店主さんがちょっと個性的なお店なんだけど」 ただのお手伝いなので、実際のところは雑用が多くあなたの想像するようなシェイカーを使ったバーテンダー業務はほとんどしないのだが。 もしかしたら好意でさわらせてもらえる日が来るかもしれない。その時が来たら、想像は現実になってしまうね。 (92) 2023/09/09(Sat) 18:30:01 |
【人】 黒眼鏡>>86 ダニエラ 「ええー、違うのかあ。なんだろな」 その控えめな笑顔に、まるで眩しいものを見るかのように目を細めた。 額に指をあて、なんだろなー、と首を傾げて、 「ええ、そんなあ。お嬢さんうまいねぇ…! 次、ってのに弱いんだよなあ、男っては」 降参するように、両手をひらりひらり。 口許を楽しそうにゆがめて、 「……だが、そうだなあ。 次も来てくれたら、 もっとサービスしちまおうかな」 しっかりと覚えてるよ、と。 カウンターに肘をつきながら、緩く微笑み。 「……あ。そういえばコレ」 と。突然思い出したように、カウンターの脇にある冷蔵庫を開ける。 中から出てきたのは、ラッピングされた小さな箱。 このサイズでもそこそこの値段がする、ブランドもののチョコレートだ。 「あげるよ」 …クラッカーをあげたあとに、あげるようなものではない。 #Mazzetto (93) 2023/09/09(Sat) 18:35:56 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>89 リヴィオ 「僕は先輩の鏡代わりですからね」 答えを言われずとも特に気にする風でもなく、褒められれば当然ですよと肩をすくめた。 他の人間の髪が少々伸びた所で気にもしないが、自分の身だしなみには人一倍気にかけている先輩のことならば別だ。 全く同じように配置されているものが少しずれれば気にもなるというもので。 よくよく観察していれば、いつのまにか気づくようになってしまったというわけだった。 「食事ですか? …………、昨晩酒だけ飲んで寝たくらいですかね……」 それは食事とは言わない。 空きっ腹に酒だけ入れるなど悪酔いするというものだが、これはこの男の日常だ。 この答えも、あなたなら何度となく聞いたセリフだっただろう。 ともかく、誘われれば少し空腹かもしれないと思ったから、いくらか食事を腹に収めることも吝かじゃないと、誘われるままに「わかりました」と頷いた。 #街中 (94) 2023/09/09(Sat) 18:38:44 |
【人】 法の下に イレネオ>>88 ダヴィード 合点のいった様子に軽く頷く。 そうものすごく親しいわけではない。自分のことを長々と語ったことはないだろう。 かといって知らない仲ではない。端々から人となりを察される程度の付き合いはある。 それを静かに再確認し、そういえば、好きな食べ物を聞いたこともないと気づいた。 「好きな方でいいよ。」 ともすれば無責任か、投げやりに聞こえるだろう言葉だ。しかしそれが、親愛からの優先であることはわかってもらえるだろうか。 「腹具合も、懐具合も融通はきく。ダヴィードが選ぶといい。」 手癖の悪い連中もいるもので、わざわざ中身を見せびらかしたりはしない。なんなら貴方もそれなりの手癖であると知っている。それでも、貴方に対しては紐を弛めるつもりらしかった。 #街中 (95) 2023/09/09(Sat) 19:06:03 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>92 フィオレ 「うん! だから五年後も元気にオレに会ってくれよな、フィオねえ」 そんなことわざわざ告げなくてもいい気がするのだが、気が付いたらすぐそういう心配をしてしまう。 風邪を引いていないかとか、ちゃんとご飯は食べれているだろうかとか。 今も未だ貴方との色濃い記憶は幼い日で止まったまま、それもこうして逢瀬を重ねていけばいつかは変わるだろうか。 「へへ、でもねえさんもそうだろ? ん、仕事でもちゃんと仲良くは……できてるはず。オレの一方的なかたおもいじゃなければ…… あ、最近さ!いろんなせんぱいの“一番弟子”になったんだ。 趣味教えてもらってる、お菓子作りとか、花育てたりとか」 あとチェスにハーモニカも!と指折り数えたそれを貴方に伝える姿は、やっぱり幼いときとそう変わらないままだが。 教えてもらえた店については「へ〜……」と、知らない世界を覗き見てそわつくような声色を。 「Collare……初めて聞いた! 個性的って、店主さんが面白い話とかしてくれるってコト? オレでも行っていい場所かな〜、一応お酒はもう飲めるし……。 遊びに行っても怒られない?」 #商店街 (96) 2023/09/09(Sat) 20:18:20 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>69 ニコロ ひと仕事終えたとばかりに満足気に道路の方を見つめていたが その声を聞くと嬉しそうな笑みを浮かべながらすぐに振り向く。 「……ニコ?今ね、バス代を忘れたお婆さんを送って」 そう言って、今しがた起きたことの経緯を説明するけれど、 この口調であればポケットマネーから出したもので、些か人によっては人が良すぎると思うかもしれない。 「私、すぐ失敗してばかりだから…… こうして無事に人助けをできた時はホッとするの。 今日の残りの時間も、テオみたいにスマートに何でも 物事をこなせていけたらいいのだけれど……」 自信がないのか、願いとは裏腹にすぐに窄むような心意気だ。 そうなる程に今までに失敗を重ね過ぎてきたのもある。 自信という言葉とは、程遠く。 #街中 (97) 2023/09/09(Sat) 20:21:45 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>93 黒眼鏡 「やったあ。」 「言いましたねえ?」 今日ですら、注文外のクラッカーを戴いているのだ。 次のサービスも楽しみになる。 そうでなくともこの穏やかな空間で飲んだコーヒーが美味しい、それだけで十分なのだというのに。 背を向けた長駆に小首を傾げ、またクラッカーをパリと鳴らす。 出てきた小箱に瞬きを重ねた。 「ええ?いいんですかあ?」 「ふふ、…マスターも、お上手ですねえ」 驚きはほんの僅かのことで、すぐにそう笑む。 こんなにサービスされてしまっては、次がもっと楽しみになってしまうじゃないか、と。 「それとも、みんなに同じことしてるとかあ?」 そう並べる女は只管に楽しそうだった。 #Mazzetto (98) 2023/09/09(Sat) 20:28:29 |
【人】 無敵の リヴィオ>>94 エルヴィーノ 後輩を鏡代わりというのもおかしな話だが、 言葉を語らない鏡よりもよく気付き、教えてくれる。 少し変わったその関係がそれなりに好ましかった。 背を叩いた手を顎に当て、君の返答に首を傾ける。 「あぁ、予想通りだね。…それじゃあパスタでもどうだい? ピザもいいが、この様子だと沢山並んでいそうだ」 周囲ではピザの食欲を煽る香りが漂ってはいるものの、 男も並んでまで買おうという気はないらしい。 代わりにピザの人気で人の波の少ないパスタ屋にでも向かおう。 少ないとは言っても多少並ぶ可能性はあるけどね。 「他に食べたいものがあれば遠慮なく言ってくれ」 それじゃあ早速向かおうと男は止めていた足を動かした。 #街中 (99) 2023/09/09(Sat) 20:38:10 |
【人】 黒眼鏡>>98 ダニエラ 「言いましたとも。 男たるもの、口にした言葉をたがえることはないぞお」 今日の海風は静かで、するとすれば古びた空調の響きくらい。 それはやる気なく放られたゴムボールのように てんてんと軽く、気軽に弾む会話の音に遮られて、さほどの邪魔にもなりはしない。 サイフォンを片づけるかちゃりという音がときたま、 心地よい雑音として混じり込む。 「はははは。 上手になろうとここ10年、ずっと頑張っているからな!」 あまり実を結んではい無さそうな努力を埃ながら、 無精にしているわりにひげが生えた様子のない顎に指をあてた。 「いいや? かわいらしいお嬢さんにだけさ。 みんなじゃないとも」 …これはなんとも、信頼のおける言葉なことだ。 「あ。忘れてた。おしぼりドーゾ」 今更取り出したそれを、カウンターの上にとん、と置いた。 #Mazzetto (100) 2023/09/09(Sat) 20:50:33 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>60 ペネロペ 「赤!いいわね〜♡秋にぴったりね♡ 赤色、すきなの?」 頬に手を当てながら、ヴィットーレは貴方との お話にとっても楽しそうに表情を緩めて。 お揃い、なんて聞いたらまぁ!と頬に当てる手が2倍の数に! 「ふふ、素敵ね!今はペネちゃんは暇かしら? せっかくなら今探しに行っちゃいましょう♡ ペネちゃんにもアタシにも似合う奴を探しちゃうわよ〜♡」 そうと決まれば早速行動開始! 鞄もいいけれど、よりTPOに左右されづらいのは アクセサリーのほうかしら……と、装飾品の棚の方へ 足を進めていき…… 「ペネちゃんは普段はアクセサリーはつけてるんだったかしら?」 (101) 2023/09/09(Sat) 21:06:44 |
【人】 門を潜り ダヴィード>>95 イレネオ 頷かれてしまった。 つまりは、想像は大体のところ合っているという認識になる。 そんな貴方の貴重な休日、その一食だ。気合いを入れなければ男が廃るだろう。 「選んでいいんですか?では遠慮なく。 ……嫌いなものやアレルギーなんかはありませんね?」 念の為の確認をしながら、脳内の地図を広げる。 あそこは騒がしいからダメ。こっちは味の割に値が高い。 いくら大衆料理店と言えど、給仕人がいない店はない。 どうせなら2人で気楽に食べられるのがいい。 ううん、と首を捻って。 「商店街の方に美味しい持ち帰りの店があるんです。 ピッツァもパニーニもありますから、好きなのを選んで…… 外れのベンチで食べるのはどうですか?」 集るつもりはなかったが、財布の紐を緩めてもらったのなら有り難く感謝を持って享受するのも年下の特権だろう。 それに商店街の近くならばデザートの類だってすぐに入手できる。 珈琲の一杯でも季節のジェラートでも、押し付けてしまえばこちらのものだ。そうだ、それがいい。 #街中 (102) 2023/09/09(Sat) 21:23:07 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>101 ヴィットーレ 「赤、好きなのもありますけど…… 何よりヴィットーレちゃんの髪の色ですから、つい!」 口元に手をやって、ころころと笑う。 赤が好きというのはちょっとした猫被り。 あなたの色だからというのは本当の事。 暇かと問われれば、はい!と元気な返事を一つ返して。 あなたが意気揚々と装飾品の棚の方へ足を進めれば、 小さな足音が後について歩く。 「あんまりたくさんは付けませんけど、 結構なんでも付けますよ。ピアスもちょっとだけ!」 今はそういうキャラらしい。 一時期はバチバチに開けていたかもしれない。 #街中 (103) 2023/09/09(Sat) 21:38:18 |
【人】 マスター エリカ今日の営業開始は少し遅め。島の港近くで不定期開催の朝市があった日には決まってそう。休まなくてもずっと動けそうだという印象を抱かれがちだが、彼女にも睡眠や休息というやつは要るもので。 不調もほとんどわからないマスターを見ての話の流れで、彼女が徹夜をしたかを当てる、だなんて遊びが常連間で流行った時期もあったが、傭兵をやめて身の回りが落ち着いてからはしっかり寝ていることが判明してからは自然とされなくなった。徹夜したことがあるかを聞かれて頷いた時に言ってくれてよかったんだよマスター。何か盛り上がっていたから水を差すのもどうかなと思って…。 そんなとぼけたことも時折ある 好き好きに来店し席に着く客達に、彼女は今日もいつも通りの様子で、いつも通りの言葉を投げるだろう。 「いらっしゃい」 (104) 2023/09/09(Sat) 22:00:36 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>103 ペネロペ 「あら〜!嬉しいわ♡ アタシもペネちゃんの髪色大好きよ♡」 今は真っ白な髪。 何色にでも染まれる色だ。きっと実際にそうしているのだろう。 どんな色の貴方でも好ましいのは事実だから、 告げる言葉は何の揺れもなく。 装飾品の方ではピンからキリまでの値段のものがずらり。 金に銀、木製なんて物もあるけれど、さすがに 今の貴方にはオーガニックすぎるかも。 「そう!ならピアスにしちゃおうかしら♡ ちっちゃくて目立ちにくいやつにしましょうか。 その方がヒ・ミ・ツのお揃いだもの♡」 今のあなたはどれくらいのお値段のものがいいのだろう。 ペネちゃん選んでもらえる?と軽く首をかしげてお願いした。 (105) 2023/09/09(Sat) 22:08:52 |
【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>99 リヴィオ 髪をいじり始めたらなかなか動かないし、鏡を見るのが趣味とすら言える人。 変わった先輩だと思ったのは警察になってすぐのこと。 ひとつ上の先輩として世話をしてもらった時からこういう人だった。 自分の美にだけ意識を向けているかと思えば、愛想のない後輩の面倒はそれなりにきっちりと見てくれていたし、それは今も同じで。 「賛成。あまり長く並ぶのは退屈ですからね」 提案を受ければ肩をすくめ、小さく頷く。 ピザの匂いはくすぐられるものがあるけれど、長時間並んでまで食べようとは思わない。 特にこれが食べたいと主張するようなものもないから、先輩の言うのに頷いて共にパスタ屋へと向かっていくだろう。 #街中 (106) 2023/09/09(Sat) 22:37:24 |
【人】 法の下に イレネオ>>102 ダヴィード あなたがそんな風に気合を入れているのはつゆ知らず。これは鈍感な、ある意味ではお気楽な男だ。 「ないよ。そっちは?」 そして、そのままの軽やかさで世間話を。 これまでもゆっくり、ゆったり、のんびりと重ねてきたそれをもう一層と積み上げる。答えられずとも、はぐらかされても構わないくらいの浅い話。 貴方がどうであれ、この男は成人らしく大食らいで、かといって絶食にも耐えうる妙な対応力を持ち、辛いものも食べれば甘いものも嫌いではない────そんな便利な体質をしていた。貴方が何を好んだとしても、同行人として不自由ないだろう。 「なるほど。いいな、聞いているだけで楽しそうだ。」 「今日は外でも過ごしやすいしな。」 商店街の方に向けられた瞳からは、やはり厳しさは失われているのだろう。そのまま、滑るように貴方に注がれた視線からも。 可愛らしく、年下らしく振る舞う貴方にこちらは気を良くしている。年若い者を甘やかしたがるのは年上の性だった。職場では若者に分類されるから、なおさら。 「ピクニックは好きか?」 自分は縁がないけど、と暗に含ませる。これだって世間話だ。 #街中 (107) 2023/09/09(Sat) 22:41:33 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>105 ヴィットーレ 「ふふっ、ありがとうございます! 変わった色だってよく言われるんですよ」 両想いですね、なんて冗談めかした言葉を添えつつ。 あなたからの言葉はきちんと額面通りに受け取っている。 過大評価も過小評価もしないたちだろうと思うから。 そういった所はやはり、話していて快い。 「そうですね、じゃあ…… これなんかどうでしょう。お花のやつ!」 小さくて目立ちにくいもの、暫く棚とにらめっこ。 そののち指さしたのは、花型をしたスタッドピアス。 金の中に石は淡いピンクや薄い赤にオレンジ、 お誂え向きに薄い紫色が嵌ったものまで。 お値段は安すぎもせず、高すぎもせず。 知人とのお揃いに少し奮発した、くらいになるだろう。 「そうだ!買ったら後で記念撮影しませんか? 写真送りますよ、二人だけの内緒で!」 #街中 (108) 2023/09/09(Sat) 22:45:24 |
【人】 オネエ ヴィットーレ>>108 ペネロペ 誰にでも分け隔てなく平等に。 常日頃からそういう態度を心がけているヴィットーレだから、 貴方の印象はきっと間違っていないはず。 「あら!さっすがペネちゃん、と〜っても素敵♡ いいわね、これにしましょうか! 色はそうねぇ………やっぱりパープルかしら。」 貴方にはきっとどんな色も似合うだろうし。 それなら好きな色を身に着けたい! ちょっぴり我儘な乙女心♡ 「うふふ、いいわよ〜♡ ペネちゃんとの思い出の一枚ね」 貴方の提案には快く頷いて。 貴方に選んでもらったそれをレジまで持っていったなら、 お会計はきっとサクサク終わるのだろう。 #街中 (109) 2023/09/09(Sat) 23:07:48 |
【人】 日差しにまどろむ ダニエラ>>93 黒眼鏡 あなたの立てる雑音に混じり、カップとソーサーがかちりと鳴る。 その隙間でけたけたと女はまた控えめに笑う。 「そっかあー。」 「かわい子ちゃんで得しちゃったなあ。ありがとおございまあす」 満更でもなさそうに言って、手を伸ばした先ではクラッカーが空になっていた。 届けられたおしぼりを見つめて、んーと首を傾ぐ。 結局、使うことなく席を立った。 「もう帰りますからあ、大丈夫ですよお」 「あ、コーヒーおいくらでしたあ?」 財布の中にはずぼらさを象徴するようにレシートが数枚。 告げられた金額を丁度払って、会計は恙無く終わるだろう。 #Mazzetto (110) 2023/09/09(Sat) 23:22:19 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>109 ヴィットーレ 「えへへ、ヴィットーレちゃんのお墨付きなら間違いなしですっ じゃあ、私は赤で! お会計はどっちかな……」 店員に聞けば、同じ色はもう一揃いあるかもしれないけれど。 せっかくなら各々好きな色でのお揃いで個性も出してしまおう。 店内をぐるりと見渡して、レジまで行けば後はトントン拍子に。 「Sorridi!」 ぱしゃり、二人で記念撮影をして。 特別用件がなければ、その後は自由解散となっただろう。 #街中 (111) 2023/09/09(Sat) 23:24:31 |