人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 裏話 ―

[うちのお店に蓮見先輩のお母さんと妹さんが来る予定、なんて無論今の私は勿論知るよしもないわ。

 ご来店の暁には両親が金魚や花火、朝顔等々色々な柄の浴衣をお勧めしているさなか。
 複数買うと更に値引きのお得セールをやっていると聞いて、その二人が先輩まで手をのばすかどうかは……どうかしらね。>>110

 ちなみに、ショーワ臭する浴衣は>>136ひっそりとあるわ。 ]
 

 
(190) 2021/07/22(Thu) 8:26:39

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― 鳳先輩と ―

>>170私も、と返答が来ればくすぐったく目を細めるのよ。]


 ふふ、そう言う風に人を褒めれる素敵な先輩に褒められるのは嬉しいです。


[ツギハギだらけだし、プロと比べたら……ではあってもそもそもプロと比べれば素人の作品が拙いのは当たり前よ。
 あるもので一生懸命作ってくれたその気持ちを嬉しいと思わないなんてないもの。


 お金が残っていると落ち着かない、と聞けば返答に困った顔でそうですか、と反応していたわ。
 考え方を無理やり変えるよう諭すのも何か違って。無理はしないようにね。ととどまったことになったわ。]
 
(191) 2021/07/22(Thu) 8:29:14

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 わぁ、綺麗なお名前ですね。
 そうですね、お友達ですね。嬉しいです。

 端切れはまとめ売りするしかないですし。手にして活用頂ければこちらも嬉しいです。


[ママのお人形のお洋服に使うにも限度があるわ。
 使う人が買ってくれる方がいいのよ。]


 ? 安心?
 将来有望なんて照れくさいです。
 将来の夢は人それぞれですからね。違う分野に行く可能性は高いですよね。


[安心の意味がよくわからなくて。貧乏神の事を気にしているのも通じなくて。
 違う世界=違う分野とまで考えた私は大概にして抜けているのよ。]


 へぇ。ああ、お金にはお金が集まるとかききますよね。そういうものなのでしょうかね。

 お金を浪費するのもまた才能がいるとは聞き及びますが……。


[そう、私は先輩が裕福でないんだろうな、とはわかっているけれど貧乏神がついているとかそういう発想がないのよ。
 だから雑談だと思って普通に返答したの。]
 
(192) 2021/07/22(Thu) 8:31:24

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 では先輩はこのあたり……あ、あそこにマークありますね。あそこに設置お願いしますね。


[とゴミ箱置き場を視線で示して有無を言わさず立去ったのよ。
 更に歩く場所に先輩を行かすなんて後輩としてとても、とても。

 先輩と別れた後は、ゴミ箱を指定の位置に設置して。ビニール袋を忘れたわ……。なんて事に気づいて取りに行ったりとぱたぱた動くことになるのよ。]**
 
(193) 2021/07/22(Thu) 8:33:06
一年生 篠田 小牧は、メモを貼った。
(a56) 2021/07/22(Thu) 8:38:33

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  「 うん!いっぱい楽しもうね! 」>>168
  
『 うん!いっぱい楽しもうね! 』



[頭で二重に声が響いた気がして、一瞬、怯む。
 秋の彩りには未だ早い夏のこと

     遠くで聞こえた救急車のサイレン
     いつかの夏の日 窓の外の蝉しぐれ
     矛盾は矛盾と、気づかない。気づけない。



  ……あ。うん。
  そうだな。………ッ、あ、えっと

[口を開きかけて、何を言おうとしたのか忘れる
 否、やっぱりそれを、いつかの夏も言った気がして。
 どうして言いたくなったのか、忘れてしまったけれど]
 
(194) 2021/07/22(Thu) 8:44:02

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  怪我とか、気をつけて。

[怪我とか事故とかには気をつけて。
 はなひらの子どもたちが、お祭り準備の時には
 必ず言われる言葉のひとつ。
 
それは ─── さあ、なんでだったっけ。
]*
 
(195) 2021/07/22(Thu) 8:44:22

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 
── いつかの明菜先輩 ──

[明菜先輩とは割と長い付き合いだったから
 子供の頃は一緒に遊んだこともあったし >>177
 明菜先輩の弟がいくつだったかは定かじゃねえけど
 男同士、そっちでつるんで遊んだことも多かったかも

 ちなみに俺の妹の“つぐみ”は4歳下だから、
 ちょっと年上のキレイなお姉さん、のことを
 どこか憧れめいた目で見ているのを
 現在進行形で、俺はよーく知っている。


 そんな明菜先輩の親父さんの倒れた原因が
 熱中症と疲労だって聞けば少し胸をなでおろす]


  ……そっか、でかい病気とかじゃなくてよかった
  

[当日の様子は流石に知らなかったから
 淡々と返事を返す明菜先輩には、
 こちらも普通に返事を返すだけだったけれど。]
 
(196) 2021/07/22(Thu) 9:08:23

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  こっちは親父もオカンもみんなピンピンしてる
  つぐみも元気っすよ。今年小学校卒業だから、
  最後の夏を満喫するんだ!とか言ってる。


[笑っちゃいますよね、って微笑む顔は、
 たぶんね、本当にみんな相変わらず元気だし、
 蓮見家の仲が良好だってこと、
 それなりに伝わるんじゃないかなって、そう思う。]


  でも暫く大変すね
  お店、明菜先輩も手伝うんすか?


[明菜先輩が店番したら
 そんだけでお客さん寄ってきたりして。
 なんて茶化す声も、付け足すのを忘れない。]* 
 
(197) 2021/07/22(Thu) 9:08:36

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 
── 閑話:こまきちゃんのお店 ──

[ところで今俺がこうしている最中にも、
 母とつぐみは今頃こまきちゃんのお店に行って>>190
 キャッキャしながら浴衣を選んでいるはずで。

 商売上手なご両親がお値引きセールを売り込んだら
 まあお得なのね、って男性用の浴衣にもきっと手を伸ばす。

 その中にも「ショーワ臭する浴衣」はちゃあんとあって
 お兄ちゃんこれでいいんじゃない!?なんて
 つぐみが余計な事を言いながらケラケラ笑ってるなど
 今一生懸命準備を頑張ってる俺に!届くわけもなく!!

 でもあの子浴衣なんて着るかしら?なんて
 理性を良心を取り戻した母親が手にとったのは甚平

 ……そうだね、結局何を買ったんだろう
 たくさん選択肢がある中で、まさかひっそりと存在してる
 ショーワな浴衣を手にとってるとは思い難いが(フラグ)

 派手めの甚平

 ……一発勝負だ、神のみぞ知る]
 
(198) 2021/07/22(Thu) 9:17:51

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[どうしてたくさんの選択肢がある中で、母親は
 普通の甚平ではなく派手目のをチョイスしたんだろう>>198

 その理由は一目瞭然で、
 背中に描かれた派手めの柄が朱鷺だったからだ。
 それ以外にない。容易に想像はつく。

 黒の上下、それはともかく。
 なぜ後ろに白地に薄いオレンジの映える朱鷺を
 こんなにも大きく描いてしまったのか…
 そうだな、中二の俺だったら喜んだかもしれない
 けれど俺は多少恥じらいもある高校二年生。

 ついでに麻の中折ハットまで用意した母親は
 俺に何を目指して欲しいのか、わからない……

 わからないんだ…
 って悩むのは、そうだね、この日の夜の話。]*
 
(199) 2021/07/22(Thu) 9:25:38
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。
(a57) 2021/07/22(Thu) 9:26:32

【人】 二年生 稲出 柊一

― 回想:堂本先輩 ―

[堂本青果店の看板娘のクールビューティー。
という印象の堂本先輩。
黒鉄の散歩中に、
時々鉢合わせて挨拶することはあったんだ。>>179
「撫でていい?」と訊かれれば勿論。]

 どうぞどうぞ。
 こいつ大人しいから、噛んだり吠えたりしませんよ。

[興味ありげに黒鉄が先輩に近づくのを、
微笑ましく見守っていた。
基本的には、人に向かって吠えたりはしない。
獣医さんだけは例外みたいだけど。

犬はサツマイモが好きだから、
母さんが堂本青果店で買ったサツマイモを蒸したりすると、
脇で正座待機するほどのファンなんですなんて話したっけ。
オレや兄ちゃんが食べてると寄ってきて、
取り合いみたいになることもあったけど、
今ではお座りして潤んだ瞳で小首をかしげるのが
1番効果的だと学習するに至ったりしている。

お父さんとの仲が不穏らしいって噂で聞いたけど、
オレは勝手に女の子とお父さんの関係は難しいし、
クールな雰囲気が誤解されてるだけなんじゃないかなって、
勝手にそう解釈していた。]
(200) 2021/07/22(Thu) 9:37:22

【人】 二年生 稲出 柊一

回想:はなひら神社の怖い話


[黒鉄は基本的に人に向かって吠えたりしない。
獣医さんは例外だけれど……。
でもそういえば、もう1つ例外があったのを思い出した。

いつだったろうか、いつも通り夕方に散歩に行った。
時々は気分転換に散歩コースを変えたりしていたけれど、
この日は神社の近くを通ったんだ。
普段はオレを引っ張ってどこかに行きたがったりは
あんまりしないんだけど、
この時は珍しく凄い勢いで神社の中へ向かって行って、
何かに向かって吠えだしたんだ。]

 「どうしたんだよ?」

[その先には、セーラー服を着た女生徒が。
足元がうっすら透けて見えたのは、陽炎か何かの所為か?


後で友達にその話をしたら、
はなひら神社には夏祭りの準備に向かう道すがら、
交通事故にあった女生徒の幽霊が出るって話聞いて。>>151
人生初の不思議体験をしたのだった。**]
(201) 2021/07/22(Thu) 9:49:30
二年生 稲出 柊一は、メモを貼った。
(a58) 2021/07/22(Thu) 9:53:51

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 回想:幼少の頃 ―

[今はもう、失われかけた感覚。

子供の頃、世界は狭くて。
『ご近所さん』の枠を越えてしまえば
それはもう、遠い国のような。

あの頃の私達はもしかしたら、
季節を渡る異邦人だったのかもしれない。]

 
(202) 2021/07/22(Thu) 10:07:38

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私の家は、花一高校からぎりぎり徒歩圏内、
というくらいの場所にあるのだけれど。
だから多分、学区とか違ったのかもね
>>54
かごめ商店街のすぐ近くに、祖父母の家があって。
小さい頃から兄弟とよく遊びに来ていて、
特に夏休みには、泊まり込みで入り浸っていた。

男兄弟の真ん中に生まれた私は、
女の子らしい服や遊びよりも、兄の真似をしたがって。
そんな趣味嗜好のまま小学生まで育ったので、ご近所からは、
読んで字の如く『三兄弟』と思われていたかも。]
 
(203) 2021/07/22(Thu) 10:09:14

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[じっとしていられない年頃には、毎日のように外遊び。
当然、すぐ近くの商店街にも出入りしていて。

例えば。

遊びに行く度に、祖母が出してくれる和菓子。
たまたま切らしてしまっていた時に、
ええ!とがっかりしていたら、
「それじゃあお使いに行ってきて」とがま口財布を渡されて。
私の初めてのお使いは、老舗和菓子屋さんの水羊羹だった。

兄の、「夏だ!スイカ割りをしよう!」の一声で、
三人分のお小遣いをかき集めて
青果店まで兄弟みんなで走って行ったら、
一玉買うには足りなくて、店の前で呆然とした事もあった。

兄弟みんなの最初の自転車は、祖父が買ってくれた。
私にだけ「もっと可愛いのにしたら?」と言われたけれど。
「嫌だ、これがいい!」と選んだのは、
黒いラインの走る、格好良い子供用自転車。
補助輪付きのそれに乗り、家の周りでぶいぶい言わせていた。
嘘。今より人見知りだったので、一人の時に誰かと会ったら逃げました。
]
 
(204) 2021/07/22(Thu) 10:10:54

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[近所の子に混じって遊ぶような事もあったっけ。
顔見知りになった子には、
休みの終わりに「またね」と手を振り、
次の休みに会ったら「久し振り」と挨拶をして。
宿題じゃない方の『夏休みの友』みたいな存在に
なっていたかもしれない。

でも、中学に上がったら。
私は女子の制服を着て、短かった髪を伸ばし始め。
勉強に部活に忙しい毎日を送るようになって、
祖父母の家からは足が遠のいた。

身長だけはずっと、背の順の列で最後尾争いができるくらいに
すくすくと、竹のように育ったけれど。
それもそろそろ打ち止めのようで。

花一高校への入学をきっかけに、
また祖父母を訪ねる機会も増えて、
再び商店街の辺りもうろつくようになったけれど。
あの頃の私と今の私が結びついた人は、
どれほどいたのだろうか。]*
 
(205) 2021/07/22(Thu) 10:11:52
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a59) 2021/07/22(Thu) 10:13:57

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 
── 幼い日のこと ──

[夏休みの時にだけ、会う顔があった。
 ……というのは、遠い遠い、昔の話。>>203

 うちの店に「男の子が三人」遊びにきたのは
 俺は自転車の補助輪が取れて、
 補助輪無しの自転車でブイブイ言わせてた頃のこと。

 うちの店にはいろんな自転車があったけど、
 何故か俺に与えられるのは、最新型じゃあない。
 塗装の剥げてしまった商品とか
 型落ちした自転車だとか、で、
 最新型の「カッコイーモデル」を店頭で眺めては
 いいなあ、いいなあ。ってぼやいていた幼少期。

 そんな俺が目をつけてた「カッコイーモデル」を
 オカイアゲいただいたのは、
 そんな「三人兄弟」をつれたおじいちゃんだった。]
 
(206) 2021/07/22(Thu) 10:23:29

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 

[だからそいつのことはよーく覚えてる。
 あの自転車、のってるところが見たくって、
 俺、お店の伝票盗み見したんだもん(悪)

 ボーハントウロクのために書かれた
 住所と言う名のコジンジョーホー。
 それがごくごく近い住所だってわかったから
 あの日から俺、近所を何度か探しに行ったんだ。

 それが、おじーちゃんちの住所だってのは知らず
 あの子の住所だって思い込んではいたんだけどさ。



     ……家の周りでぶいぶい言わせるあの子、
     わりとすぐ、見つけたはずで。]
 
(207) 2021/07/22(Thu) 10:23:49

【人】 二年生 蓮見 朱鷺也

 


  ……見つけた!


[今よりもほんの少しやんちゃで元気で、
 走るのが大好きで、日にも焼けていた子供の頃の俺
 今よりも人見知りだって言う、その「男の子」は
 そんな俺を見て、どう思ったんだろう。>>204

 逃げようとした?
 逃げようとしたら、止めたよね。

 俺んちで自転車買ってくれた子だよね、
 その自転車、すっごいかっこいいよね!!って。]*
 
(208) 2021/07/22(Thu) 10:24:03
二年生 蓮見 朱鷺也は、メモを貼った。
(a60) 2021/07/22(Thu) 10:24:44

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 ー 閑話:篠田屋 ー

[>>198 こうしている裏で、我が家は商売繁盛売り込みを頑張っているわけでして。
 値引き効果により更に男性ものにも手が伸びてくれたわけで。

 ショーワ臭な浴衣もお得意先の仕入先にお願いします、と泣きつかれて店に並べてみれば案外ご年配の方には評判が悪くないみたいなの。
 コテコテのも需要があるかもね、と祭の文字プリントやら。
 手を伸ばされた派手めの甚平もお試しでおいてみることにしていたみたいなのよ。
 売れた以上これからの季節、浴衣や甚平に関しては派手めなものが少し、置かれる事になるのはまだ私は知らないお話よ。

 お買い上げ、ありがとうございました。]**
 
(209) 2021/07/22(Thu) 10:25:11

【人】 三年生 神田 京平

 ── 看板運び中 ──

 稲出くんは陸上部なんやねぇ >>128
 はわわっ
 
眩しい…! 
青春の光が稲出くんが溢れとるわぁ!

[大げさに眩しがっているように見せるが
青春の光は太陽とも月とも違う輝きでその輝きは強烈なのだ。

学校かどこであったか、以前視線を感じた先に
彼の姿を見た覚えがあった。 >>88
奇異の目はこういうナリをしているのだから少なからずあるもので
それが興味か嫌悪か分かる程には経験を積んでいた。
その気遣いが伝わる視線に気が付けば
にっこり笑ってふりふりと手を振って返してはいたけれど
気付いてくれているかどうかはわからなかった。
このことを聞こうとは思ってはいないけれど
今回こうやって話すことができて嬉しいという気持ちはあるのだ。]

 走るのも跳ぶのも難易度高そうな競技やね
 走り続けられるんは”愛”やなぁ
 ええねぇ、その情熱を俺は応援するで

[走って跳ぶ稲出くんを見てみたい。そう思えたのだ。]
(210) 2021/07/22(Thu) 10:46:56

【人】 三年生 神田 京平

── 少し前:明菜ちゃんと ──

  
ツンデレさんや〜〜


[ぽそりと返ってきた言葉が聞こえてしまい>>100
いてもたってもいられないこの思いを叫び出したい気持ちになった。
いや、
実際叫んでしまっている。
これが
後の祭り
ってやつだ。]

 ほ〜う? 明菜ちゃんの保証があれば完璧やね
 明日が待ち遠しくなってきよったで

[お腹の空いた時に聞いてさらにペコペコ状態。
明日の楽しみが増えて喜ばしく思う。
だがその話を聞いてお腹は今すぐ食べたいと鳴り出しそうで抑えるのに必死だ。

願い事の話を聞くと>>102
ツンデレの感動がまたぶり返して
ワッ!と顔を覆うジェスチャーを大げさにしてしまう。

そんなやりとりがあり、尊いものを見たと
思わず手を合わせて拝みそうになってしまう程であったが
こちらの瞳を見つめてくる彼女の目と視線が合う寸前で
にっこりと笑い掛けその目から自分を逸らす。
避けようとした訳ではないけれど
真っ直ぐな視線を受け止めるのは今の自分には難しかった。
お面を取り払って己を見ようとする意志の強い目は自分には強烈すぎたのだ。*]
(211) 2021/07/22(Thu) 10:53:21

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 幼い日のこと ―

 えっ。

 ひ、ひとちがいです。


[ある夏の日、真っ青な空の下で。

見つけた!と勢いよく探し出されてしまった私は、>>208
一体、何がなんだかわからなくて。
暑い夏に流すにしては、冷たい汗を滴らせながら、
とりあえずそれだけを言って、じりじりと後退った。

だって。何も悪い事していないし。
(私は。>>207

思い当たる事もなかったので、
知らない男の子を前に、
じゃ、そういうことで……と逃げようとしたら、
なぜか止められて。]
 
(212) 2021/07/22(Thu) 11:28:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 ……なーんだ、最初に言ってよ!
 すごい勢いで、びっくりしたじゃない。


[男の子に指名手配(?)された理由がわかれば、
ほっと胸を撫で下ろしながら、文句を言って。

おどおどした態度がすぐに引っ込んだのは、
私が男兄弟に挟まれて育ったからとか、
元気いっぱいな男の子の雰囲気が話しやすそうに感じたとか、
そんな理由もあったけれど。
一番はやっぱり、
お気に入りの真新しい自転車を褒められたから。

そう。
私の自転車は、褒められて然るべき逸品。

誰彼構わず自慢したかったというのが、本当のところ。
聞けばあのお店の息子さんだと言う彼に、
さすが、自転車屋さんの子はわかってるなあ。
なんて感想を抱いて。]
 
(213) 2021/07/22(Thu) 11:29:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 うん、すっごくかっこいい!
 一目ぼれしちゃった!


[と。かっこいいよね!!>>208に全力で同意したけれど、
実はいいないいなと自転車を狙っていた彼は、
一目で横から掻っ攫った私を、どんな風に思ったのだろう。

やっぱり、いいなあという視線が自転車に向かうなら、]


 ……乗ってみる?


[なんて。

上機嫌だった私は、
ちょっとだけ貸してあげてもいいなと思って、
そう尋ねてみたはずだ。]
 
(214) 2021/07/22(Thu) 11:30:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで、彼は自分の自転車に乗って来ていただろうか。
もしそうなら、自転車屋さんの子供は、
どんな自転車に乗ってるのかなと、
私の目が向くのは自然な流れだったと思う。

もしそうなら。]


 ……………
 ……………


[塗装が剥げていたか、型落ちしていたか……>>206
は、関係なく。

私の視線が釘付けになるのは、そこにあるべき補助輪が、
きれいさっぱり取り払われているその部分。

同じ年くらいだと思ったのに……
裏切られた……


なんて感想を、抱いてしまったかもしれない。

私の自転車に、彼が乗ってみるという話になっていたなら、
代わりに彼の自転車を借りて、
補助輪なしを試させて貰えたりもしただろうか?

背の高い私にも、背伸びしたいお年頃はあったのだ。]*
 
(215) 2021/07/22(Thu) 11:33:08
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a61) 2021/07/22(Thu) 11:35:39

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 よし、ビニール袋もちゃんと被せてテープで固定もした、と。


[ゴミ箱設置が満足いく出来になって一人得意気にふふん、と満足しているのよ。
 ごみのポイ捨て反対です。]


 さて、まだ作業はあるかしら?


[周りを見渡しつつ、ぶら下がった提灯を見ればお祭りらしい景色の象徴にそれは思えてふふ、と笑みが浮かんだのよ。

 脚立を運ぶ人背の高い先輩が目に入れば、大丈夫かしら。と心配になるの。>>169


 お手伝いはいりますか?


[なんて声をかけてみたわ。

 私の方はその先輩に見覚えがあったわ。田邊先輩。学校入りたての時、部活動の仮入部で書道部に行った事があるの。
 その時私の事を見てもらった覚えがあるわ。
 少し丸みを帯びた字で、格好いい字が書ける気が全くしなかったのよね。
お菓子につられて
最終的には茶道部にしたのだけれど。でもいい先輩だったなって印象は残っているのよ。

 向こうが覚えているかはわからないけれどね。]**
 
(216) 2021/07/22(Thu) 12:11:59

【人】 数学教師 長尾 浩明


  教師を目指したのはどうして?なんて聞かれれば
  作業の合間に答えた。>>167
  作業ははかどっていたけど
  口だって動かしたくなるものだ。


   「 そんな大層なことでもないよ。
     でもそうだな、
     分からないことがあったらいつでも
     質問は歓迎。頼ってくれると嬉しいかな。 」


  実際大層なことではなかったりする。
  手に職つけたいなんて普通の理由も付属しているし。

  花一高校に来てそんなに経ってないのもあって
  質問に来る生徒は多くない。もし来る人がいれば
  顔と名前を覚えられるくらいには。
  だから、質問は歓迎だと伝えておこう。
  
たまにいるんだよな、面倒くさがって

  
質問を厭う教師が。それに遠慮する生徒も。
(217) 2021/07/22(Thu) 12:16:14

【人】 数学教師 長尾 浩明


  そうして、提灯の飾りつけがひと段落ついて
  搬入待ちの荷物のある入口の方へと向かっていると
  女子生徒に声をかけられた。>>174


   「 こんにちは。
     そう、手伝いに… 」


  当たり前のように返事をして。
  女生徒の顔を見て、どこか既視感を覚えた。
  ……別におかしくないはず。
  だって、教え子ならどこかで見た顔であるのは
  当然のことなのだから。

  でも何故だろう、こんな生徒いただろうか。
  そんな違和感を持ってしまうのは。
  
            
―――何故だろうな?
(218) 2021/07/22(Thu) 12:16:59

【人】 数学教師 長尾 浩明


   「 準備お疲れ様。
     夕方とはいえ暑いし、
     水分補給を忘れずにな。 」


  彼女の名前がぱっと思い出せず、
  でもわざわざ聞くのもなんとなく忍びなくて。
  笑みを浮かべて先生らしく注意をしてみせた。

  
もし名前を覚えていないのを相手が察して

  
万が一名乗るようなことがあればその時は――
(219) 2021/07/22(Thu) 12:17:32