【人】 朧广灯 リヒトーヴ[ 去り行く相手を振り返ることさえできず、>>203 機械はただ逡巡するしかなかった。 人真似をしても、機械の視界は変わらぬというのに。 それでも機械は辻褄を合わせるように 人の様に瞬きをし、表情を深く曇らせた。 是非、見解、沈黙。 問えば解が返って来るのは当然のことだった。 ましてや己らは"機械"である。 ――ならば、この 戸惑い は何だというのか。機械の片目が静かに閉じる。 監視システムの眼は、あらゆる"表面"を覗くもの。 それ以上の眼など持てる筈がなかった。 だが、―――― あぁ、親愛なる我が"友"よ。 ] (209) 2023/11/22(Wed) 2:29:38 |
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。 (a51) 2023/11/22(Wed) 2:41:32 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a52) 2023/11/22(Wed) 4:38:48 |
【人】 研究機員 フランクルー浅い微睡みの中でー ぼんやりとした人影が複数人歩いている。 それらは人間の形をしているが平面的で、緑やピンクや黄色のぼんやりとしたモザイク色をしている。 3次元的に静かに歩いてそれぞれ違うドアに入っていった。 ……ドアは炎に包まれているものもあり、俺は危険だとおもったのに、止めることは出来なかったんだ……。 まるでそこに俺は居ないみたいだった。 (212) 2023/11/22(Wed) 6:01:46 |
【人】 研究機員 フランクル>>143 ー研究所内、直青と。ー 俺は何をこんなに恐れているのだろう? 目の前の彼は特に怒ってはいないようだ。少しの安堵と、何だろう。警戒とも違う、チリチリとしたものを感じる。 これ以上近寄ってはいけない。 力を借りないといけない。 [……身体の中が騒がしい……] きっと敵ではない。そう判断した俺は、お言葉に甘えて床掃除を手伝ってもらった。 俺がどうあるのか?なんて考えたことなかったからさ。 『こう』なる前のことは覚えてないんだ。 少し思い出したような気がしたけど……。 俺が何人かいるんて、おかしな話じゃないか? 俺はこうして、一人で考えて行動してるのにさ……。 (213) 2023/11/22(Wed) 6:39:07 |
【人】 研究機員 フランクル考えたくない、考えてはいけないような。 ずっと目を背けていられるなら、それでいいんじゃないのか……? 俺はハッとして螺子を閉め直す。また漏れだすとこだった。 頭が漏れるのはよくあることなんだ。気にしないでいいよ。 すぐに再生出来るからね。 その度に少し記憶が途切れる気もするけど。 身体は頑丈なんだ。問題ないさ。 ━━好奇心。探求心。 ウキクサ博士から感じるものを、彼、直ちゃんさんからも感じ取った。 彼は恐らく敵ではない。恐れることはないと自分に言い聞かせた。 (214) 2023/11/22(Wed) 6:39:30 |
【人】 朧广灯 リヒトーヴ……己は、これらを特別好きとは思っていません。 ただそれは、己から切り離せないものです。 そのように『設定』されたのだと言うのであれば、 確かに、そうなのかもしれません。 [ 機械は傍らに並ぶ記録装置を見た。 最早、ここより生じる設定でさえ無いかもしれない。 この自我を得るより前から、共に在ったのだから。 ] ……あなたはどうでしょう。植物は好きですか? [ 思えば、雷恩や桜花と違って、 彼らがここを好むような様を見たことはなかった。 決して多くの言葉を交わして来たわけでもなかったが。 瞬間、機械は己らが酷く不思議な ]生き 物に見えた。 (216) 2023/11/22(Wed) 7:03:52 |
【人】 研究機員 フランクル>>190 ーある日研究所内にて、メディウムと。ー メディウムに博士に診てもらったら、と言われる。 自分では普段通りなんだけどな。 頬を紅らめて目を反らし、普通だと彼女は言う。 ……もしかして、俺も何か違っているのかな? メディウムがそう言うなら、俺もウキクサ博士に検査してもらってみるよ。 彼女の記憶はきっと大事なものなんだと思う。 彼女の無意識の声。定期検査中に時折顕れるその声を、俺は興味深く聞いていたんだ。 俺にもそんなものがあればいいと、夢想しながら。 (218) 2023/11/22(Wed) 7:07:40 |
朧广灯 リヒトーヴは、メモを貼った。 (a53) 2023/11/22(Wed) 7:23:36 |
【人】 巫凪 桜花[手を伸ばさずとも届く距離に、寄り添うように腰掛ける彼。 頬に触れる唇>>179 それが受容の証だと感じるのは、刷り込みですらなく、 只の己の願望かも知れない。 けれど、彼の仕草は、揺らぐ心をそっと揺すって。 つい、沈めていたもうひとつの本音が滑り落ちた] ――…ここは、いやだ。 [魅了された、確かに。 けれど此処にいると、何かが変わってしまう気がする。 ずっと変わって欲しくないものが、少しずつ。 それは雷恩だけではない。予感が、する。 種は、いつ蒔かれていたのだろう。或いは、始まりから? この身の内にさえ、根を巡らせて巣食う何かを感じる。 それはきっと、新人類として『望ましくないもの』だ] (220) 2023/11/22(Wed) 8:17:12 |
【人】 巫凪 桜花かえり、たい。 みんなと、 [帰りたい。還りたい。――どこに? きっと自分はもう、大地には還れない。赦されない。 ヒトに、近づき過ぎた] …例えば、旧人類を殲滅したとして。 雷恩が、種が、根差せる大地を見つけたとして、 [仮定を連ねる、色のない声。 彼の左目、蓮を象るそれに、指先だけでかすか触れる] (221) 2023/11/22(Wed) 8:28:34 |
【人】 巫凪 桜花 そこに羅生は、みんなは、いるの。 いてくれるの、ずっと。 それは、触って、笑って、話してくれるみんな、なの? そうじゃないなら、俺は…――― [今、何を言おうとした? 思考が走るより先に、迸った言葉。 芒洋としていた身に巣食う虚が、急速に形をとろうとする。 己の思考の行き着く先は――これ以上はだめだ。絶対に] (222) 2023/11/22(Wed) 8:31:12 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a54) 2023/11/22(Wed) 8:45:15 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 深夜:病棟自室(直青) ─ [オレは直ちゃんにどう評価されているか知らない。>>183 けれどおかしなことだとは思う。 だってオレたちの親も■人類なのに旧人類の殲滅を掲げるなんて。自滅するためだったんだろうか、自己嫌悪、罪悪感? 人類は自殺をしようとする生物で、── 思考プロセスは突然途絶えて、オレは何を考えていたかを“忘れた”] そうなんだ……設計、ってあの子たちにもあるんだ。 わかった、羅生に明日聞いてみるね。 [新人類がどうやって生み出されているのか、オレは全く知らない。それはオレが戦闘AIである以上、知ることができない知識だ。仮に誰かが説明してくれたとしても、理解は難しいんだろうと思う。 本部の判断はそういうものだよね。しばらく様子見、その期限は未定、ってところだろうか] (224) 2023/11/22(Wed) 8:46:34 |
【人】 三ノ宮 緋雁[ゆっくり背中を撫で下ろす手は、人類を落ち着かせようとする仕草。オレはそうされても思うことは特にないんだけれど。 直ちゃんは本当に人類に接するために造られているんだ、と実感する。 気付いたことがあれば報告をと言われて>>184] あ、そうだ……あの所長、確かこう言ってた…… 「旧人類の心をそのままに進化させたい」って。 詳しくは行動記録で確認して。 それって魂は大地と繋がらないままなんじゃない? [正確な言葉は違ったはずだ。>>126 けどオレはそのように理解した。直ちゃんの解釈はどうなるんだろう。それが気になったけれど。 いつの間にかスリープモードのタイマーが起動されていたことにオレは全然気付いていなくて、不意に意識が途絶えるようにして眠ってしまった]* (225) 2023/11/22(Wed) 8:46:50 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 朝:病棟 ─ [目が覚めたとき、思考はだいぶクリアだった。昨夜感じた混乱はどこにも残っていない。 スリープで直るものと思っていなかったけれど、もしかしたらただのスリープじゃなかったのかもしれない。 再発しない保証は無いんだけれど。 あまり不安に思いすぎても仕方ないし] おはようー。 羅生ー、羅生いるー? [この時間なら廊下か部屋にいるかな、と声をかけながら近くを歩いてみた。昨夜直ちゃんに聞いた話に興味があって。>>183 オレが探せるのは戦闘AIの位置だけなんだよ。それもリスク管理の一環とはいえ、不便だよね、本当]* (226) 2023/11/22(Wed) 8:47:09 |
【人】 三ノ宮 緋雁─ 病棟(メディウム) ─ [病棟を歩き回っていたとき、少しだけ桜花ちゃんと似た匂いのする彼女──メディウムちゃんを見つけた。 向こうはオレを探していたのか、出会い頭に問いかけてきた>>199] え? 博士……ウキクサ? 特に何も望んでないよ? [何を望んでいる、と言われても……オレに思いつくものがなさすぎた。オレが少し質問したかっただけだし。 そしてオレも、この子のことが少し気になってはいた] ね、キミ前に雷恩と会って話してたけど。仲いいの? [何を話してたかまでは聞こうとしていないから知らない。邪魔する気も無かった。その結果がどんな騒ぎになったかも、オレはまだ知らない。 ただ単純に聞いてみたかっただけなんだ。雷恩に新しく友達ができたのかと思って]** (227) 2023/11/22(Wed) 8:47:39 |
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。 (a55) 2023/11/22(Wed) 8:49:42 |
【人】 言ト霊 羅生─ 『雷恩』 ─ [ 植物園で根を張る彼を>>120遠くから視覚に収める。その姿は静かで、彼をより植物たらしめていて。僕はそんな彼に長いこと触れていない。 雷恩の存在をずっと脅威に感じていた 偏っている彼に僕は落胆し続けている 『植物に偏っている』──それはしかし規定値に収まっているからこそ彼は破棄されず『新人類』としてカウントされた訳だがそれでも。 僕は僕の至らなさをその姿に見つけてしまう。 直青に瑕疵があるわけが無い。設計図通りに順を踏むことすら限界を感じてしまった自分と、それを素直に口に出来なかった己の弱さ。 次第に彼の前で上手く笑えなくなった。距離を置いた。勝手に。 勝手だね。 ]** (228) 2023/11/22(Wed) 9:50:59 |
【人】 言ト霊 羅生─ 『メディウム』 ─ [ 視界の端から薄浅葱の少女がひらり舞う>>191。 花よりは蝶の様。どんな想いを懐いてその『樹木』へ? ──直青は、彼を『雷恩』と名付けた。 『雷』は天つ神のシンボルで、地に落ちる稲妻はすなわち神の顕現。『sintoisMécanique』の紋でもある。 「落雷は闇雲に地を揺らす訳じゃなく先ず大地が天を喚ぶ。 よべる天を忘れ土から離れつしまった愚かな旧人類の 二の轍を踏まぬように」と。 偏りの三角は、四角い秩序を砕き『完全』なる五角へ向かう。 新しい世界は何時だって未知なるものが揺り起こす。 彼女は、我らの蕃神になるのだろうか。彼の救いとなるのだろうか。それは、彼自信が決めれば良いと思っていた。 その機会が訪れるまでは。>>207 ]** (229) 2023/11/22(Wed) 10:01:11 |
言ト霊 羅生は、メモを貼った。 (a56) 2023/11/22(Wed) 10:06:12 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a57) 2023/11/22(Wed) 12:34:39 |
巫凪 桜花は、メモを貼った。 (a58) 2023/11/22(Wed) 12:36:07 |
【人】 蕃神 雷恩[かつてのはなし。 旧人類の植物学者はこんな研究結果を残している。 「植物には人間の感情を受信し、それを反映し 己の糧とすることができる。」 植物学者だけではなく、観葉植物を育てていた旧人類が 「毎日話しかければ花がきれいに咲いた」 「歌を歌うとその時間に開花するようになった」 などと電子の掲示板に書き込まれた事例は多岐に渡る。 ―― 人と植物とをかけ合わせ、新人類としたのは その事例などを鑑みた「親」達がいたからではないか ―― 等々、思案することはある。 己や桜花が生まれた理由というのがそれを根拠とするのなら。 成功作はきっと、情の豊かな、桜花なのだろう。 客観的にみて、そうであると思っている。] (230) 2023/11/22(Wed) 12:50:04 |
【人】 蕃神 雷恩 もう、触れなくて いいよ。 「――『祓』はもう、不要だ。」 [それを羅生に告げたのは。多分彼が。 桜花に向けるような笑みを”浮かべられなくなってから” 植物は、自身に向けられたものを受け止める。 それが正であれ、負であれ。 相手が自覚していようがいまいが、それを、受け止めて。 考え抜いた結果が。その発言だ。 距離を置かれる前に。自分からおいてしまおう。 そうすればこれは自我の芽生えのプロセスと処理される。 お前が、”不具合”を起こしたのではないのだよ。 己が植物に偏っていることは自覚している。 最初に産み出されるということは、 模範となるものがないということである。 どれが正解なのかはわからない。からこそ。 己は直青の質問>>0:149に「言語化できない」と返す。 ――失望を恐れている。 廃棄を恐れても、いる。 だがその恐れすら間違いであったなら。 ゆっくり、思索し根を張りながら「宿題」を考えている様は 遠目から見ても。はたまた近くから見ても。 ただの、植物たらしめているようにしか、見えないだろう>>228] (231) 2023/11/22(Wed) 12:52:07 |
【人】 蕃神 雷恩 栗鼠。 ……を、知っているか。 散歩をしている、際に。それが見れたら、良いな。 今度は君から、エスコートしてくれるかい?麗しい貴女。 [散歩の誘いに承諾を呈し。 はて、誰かと散歩をするというのはどうやってするのだろう。 大体、根を張るか1人で行動しているか。話しかけられて応じて。 或いは直青にメンタルケアをしてもらっているかの生活なもので。 連れ立ち、ただ歩くということをどう実行に移せばよいのか。 悩んでいる様は、かなり珍しい光景である。] (233) 2023/11/22(Wed) 12:53:19 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a59) 2023/11/22(Wed) 12:56:39 |
寿ホ儀 直青は、メモを貼った。 (a60) 2023/11/22(Wed) 13:01:26 |
【人】 機才博士 ウキクサ― 研究所内 ― ご苦労様です、リヒトーヴ。 後はこちらでお引き受けを。 フランクル、事情は後で詳しく聞きましょう。 [ メディウムを運んだリヒトーヴに軽く礼をし、 博士は取り乱しもせず患者の容態を一瞥した。 毎朝の検査を行う中で こんなことは記憶の限り初めてであるはずだ。 事例、症例、今までの検査記録を呼び出しながら 博士の思考はくるりくるりと廻り続ける。 AIでいうところの稼働限界が来たか。 或いは新人類の適合反応にエラーでもあるのか。 もしくは博士の知らないなにかか。 ] (235) 2023/11/22(Wed) 18:55:24 |