情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 琴羽の天狗 時見[嗤う様に、囁く様に。 口の端をにやり持ち上げて。 もう何度目かも分からない口付けを、 彼女の口元から首筋へと降ろし重ねようか。 唇を伝せるその度毎に、 一糸纏わぬ互いの肌もまた、触れ合い。 薄闇の中、新雪を思わせる琴羽のやわ肌を 少しばかり汗ばんだ俺の体躯が床へと押し付ける。 やがて悪戯な瞳は紅く輝き。 腕の中の彼女の腋に舌を這わせた。 両腕を頭上に縫い止められたままが故に、 きっと彼女から見えるのは、揺れる俺の髪と その背から伸びる二人を覆う翼のみで] (27) 2020/10/18(Sun) 0:42:31 |
【人】 琴羽の天狗 時見[それでもきっと、 ぎちりと根元まで埋め込まれた屹立の硬さと 拘束する手首の力強さから "逃さない"という意思は伝わった事だろう] 琴羽は――…… 俺の嫁は。 本当に、可愛らしいな……? [くつくつと喉奥から漏らす吐息すら 今や甘美な責め苦となって。 鼻先で、舌で。彼女の弱い部分を擽りながら 揺すりあげる様に腰を突き上げていく。 琴羽の表情が。 耐え漏れる喘ぎ声が。 切なげに締め付ける濡れた花弁が。 極上の霊力と共に味わうそのすべてが、 獣の如き悦びを俺の全身に満たし そして――――……] (28) 2020/10/18(Sun) 0:44:44 |
【人】 琴羽の天狗 時見―朝ぼらけ 夜伽の後に 散れる白雪― ま…… またやってしまった…… [琴羽と暮らし始めた新居の二階。 帝都を照らす朝の光が薄く窓より射し込めば、 共に眠る布団より身を起こして。 翼を仕舞い、剥き身のままで髪を掻き上げる。 そうして隣を見下ろせば、 ……それはもう、燦々たる有り様で。 真白な素肌のあちらこちらには 桜の花吹雪の如き鬱血痕が残り。 寝乱れた琴羽の両脚の間のみならず、 布団の各所にもまた、真新しい体液の染みが 歪んだ楕円を描いていた。 まぁ、つまりは。 毎度の事ながら、 ついやり過ぎてしてしまったらしい] (29) 2020/10/18(Sun) 0:49:04 |
【人】 琴羽の天狗 時見ええとその……、体調は大丈夫か……? [餌付け、というわけでは無いが。 腰が辛いかも知れない琴羽の枕元に 小さめの鮭おにぎりを三つ程そっと御供えして。 指についた飯粒を舌で食みつつ、 あぐら座に座り様子を伺った。 一応、記憶が飛んだ訳ではない故、 ナニをしてしまったかはよく覚えている。 普通の人間よりは回復が早いだろうとはいえ 休みの前の日毎にこの有り様というのは あまりよろしく無いだろうというのは 流石に人ならぬ俺でも分かる、と、思う。 我慢せねばと思いつつ、 どうにもその、琴羽を抱いていると 歯止めが効かなくなるというか 理性がふらいあうぇいしてしまうと言うか……] (30) 2020/10/18(Sun) 0:51:11 |
【人】 琴羽の天狗 時見[俺にできるのはただ、 彼女の身体を気遣う事くらいなのだった。 事後に。 ……いや、それで琴羽に愛想を尽かされたらどうすると 内なる俺が抗議の声を上げる。 確かにそれは不味い。 揺れまくった視線がふと、 先日古本屋で購入した古本の束に止まった。 そう言えばあの中に──…] 琴羽。その…… [人間社会の勉強用に買った書籍が さっそく役に立つ時がきたらしい。 (俺は天狗だし、琴羽も箱入り巫女である) 何事も転ばぬ先の杖である] …───湯治で、身体を癒やしてみるか?* (31) 2020/10/18(Sun) 1:03:28 |
琴羽の天狗 時見は、メモを貼った。 (a6) 2020/10/18(Sun) 1:22:27 |
【人】 琴羽の天狗 時見[言いながら、人気の湯治場の項目を 一枚一枚彼女に見せて] 平日はかふぇの女給。 休日は俺の伽の相手と、 無理をさせてしまっている様だからな…… 少しは身を休めて欲しいというか、な。 [何せ化生である俺の主食は彼女自身である。 たっぷりと貪った今現在、 それこそ千里を駆けるのも容易い程に 全身に力が漲っていて。 しかしてだからこそ、 今のままではいけないとも思うのだ。 あまりにも琴羽の負担が大き過ぎるというか…… ので、本当は毎夜にでも襲いかかりたいのだが。 ]軽いキスや甘噛みくらいで我慢している自分を 割りと真面目に褒め称えたいと思う。 なんというかな、極上黒毛和牛の霜降りを前に 待てをさせられてる犬というかな…… (58) 2020/10/18(Sun) 23:57:00 |
【人】 琴羽の天狗 時見んむ? 此処は、確か…… [頁をめくる指先がふと止まる。 『秘境』と記されていた其処は我らの故郷のすぐ近く。 俺は行った事は無いが、この地名。 確か、琴羽の母親は 此処から嫁いできたのでは無かったか。 一人娘を残し、夭折した琴羽の父と母。 父親は俺の生じた霊峰を護る神社の一族であり、 それ故に、彼女は自らを生贄として差し出したワケだが…… 琴羽の叔母には、彼女ほどの霊力は──… 人外にとっての、餌としての魅力は無かった筈。 と、すれば……] (60) 2020/10/19(Mon) 0:09:53 |
【人】 琴羽の天狗 時見里帰りがてらの新婚旅行というのも 一石二鳥かも知れないな…… なぁ、琴羽。 体調が戻った後ででも良いんだが。 そなたの母親について、聞いても良いか? [布団の下に落ちていた羽根を一枚、 栞代わりに本に挟み。 俺はゆるりと手を伸ばし、彼女の前髪を梳くのだった*] (61) 2020/10/19(Mon) 0:19:41 |
琴羽の天狗 時見は、メモを貼った。 (a8) 2020/10/19(Mon) 0:28:51 |
【人】 琴羽の天狗 時見[薄笑みと共に彼女の体躯を腕の中に収め。 大人しく休めたかどうかは それこそ天のみぞ知る事であっただろう。 …────なにせ我らは夫婦で、今日は、休日なのだ] (178) 2020/10/20(Tue) 8:06:53 |
【人】 琴羽の天狗 時見─琴羽の母の故郷へと─ [その後幾日かかけ、旅行の準備を推し進め。 見事出発の日と相成ったのだった。 こういった場合、我の翼は便利である。 陸蒸気で旅情を愉しむのも悪くはないが、 なにせ千里を駆ける天狗の翼だ。 琴羽と荷物を抱き上げ、 目的の地まで羽ばたき向かえば────] (179) 2020/10/20(Tue) 8:11:06 |
【人】 琴羽の天狗 時見[ 『はろうぃん祭り開催中!』 という、温泉卿らしからぬ垂れ幕が我らを迎えたのだった。 見れば、妖怪変化やら何やらの仮装をした人間どもが あちらこちらを散策していて。 これが、文明開化というものなのだろうか……*] (180) 2020/10/20(Tue) 8:13:42 |
【人】 琴羽の天狗 時見[……なに、降りかかる火の粉は払えば良いだけの事。 何せ楽しみにしていた、 彼女が楽しみにしてくれていた新婚旅行だ。 不安にさせてもいかんし、此処は平常心。 邪魔をする奴は 豆腐の角にでも頭をぶつけてしまうが良い] あぁ、そうだな。 思いの外人通りが多い。 俺から離れるなよ? [そうとだけ告げて、二人分の荷物を担ごうか。 行き交う人々も、土産物屋も、 何もかもが物珍しい温泉街を寄り添い散策しながら。 俺と琴羽は湯元に程近いひなびた宿に辿り着き] (244) 2020/10/20(Tue) 23:30:00 |
【人】 琴羽の天狗 時見────貸し出し、だと……ッ!? [宿の主人から言われた、 この時期限定のさーびすとやらに 衝撃を受けていたのだった。 なんでも異国の人外に化ける為の衣装を 貸し出してくれるらしい。 という事はつまり、 琴羽のあんな姿やこんな姿が見られるという事で……] (247) 2020/10/20(Tue) 23:51:56 |
【人】 琴羽の天狗 時見[此度の旅行に来るにあたって、 俺は自らに誓いを立てていたのだ。 琴羽の母の故郷に詣でる事、 残された言葉の謎を探る事…… そういった目的ももちろんあるが 何よりも第一は、琴羽にその身を休めてもらう為である。 故に、彼女の負担になるような事はしまいと。 早い話がちゃんと待てのできる犬、じゃない夫であろうと。 禁欲的でいなければと考えていたのだ。 ────俺なりに] (250) 2020/10/20(Tue) 23:57:19 |
【人】 琴羽の天狗 時見[ところがさっそくの試練である。 好々爺めいた宿の主人の分際で、 取り出してきたのはいずれも心臓に悪気な仮装ばかりで] せ、せっかくだからな…… 俺はこれでも借りようか。 [自分用に、普段着ている物に近い 黒ベースの衣装を引っ掴む。 マントの裏地が紅く、やたらと襟の高いそれは 吸血鬼という妖怪をモチーフにしているらしい。 天狗が異国の鬼を模すとは、 すごい時代になったものだ。 さて、女性モノの衣装へとチラリと視線を向ければ] (255) 2020/10/21(Wed) 0:06:16 |
【人】 琴羽の天狗 時見[1.ハロウィンの定番魔女っ子衣装 2.フレンチゾンビメイドさん 3.黒のボンテージ悪魔っ娘 4.真っ白リボン包帯なミイラちゃん 5.もふもふデンジャラスなワーキャット 6.温泉街名物しっとり浴衣 とかがあったりなかったりしたかも知れない。 衣装の数々を見ているだけで 理性が揺らぎそうになった俺は 慌てて宿帳に記入すると] 別に、無理はしなくて良いのだからな? [と、ことさらぶっきら棒に声をかけ。 荷物を置いた後に 温泉街を散策しないかと提案したのだった。 なお此処の名物は温泉卵とまんじゅうとかぼちゃらしい。 全て踏破するのも一興だろう*] (256) 2020/10/21(Wed) 0:19:53 |
(a20) 2020/10/21(Wed) 0:25:15 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新