【人】 ハチヤ[ 扉を閉めて、ベッドに戻ると二つ並んだベッドのひとつが膨らんでいる。 おかしいな?おれは一人部屋だったはずなんだけど。 まあ、昨日はパーティーだったし、扉を開けたままだったから、酔っぱらった誰かが迷い込んだのかもしれない。 迷い込んだ誰かさんが起きるまでに、おれは鱗隠しの包帯を巻いておこう。 ああ、そうそう、サイドテーブルにコップと水差しがあったから、水にありつくこともできたんだ。 ……でも、寮のベッドにサイドテーブルはなかったってことと、幻覚じゃ喉は潤わないってことぐらいは、おれにだってわかるから。 *ここ……どこだろ?ってなるよね?* ] (3) 2021/04/03(Sat) 1:58:59 |
ハチヤは、メモを貼った。 (a1) 2021/04/03(Sat) 2:09:39 |
エンは、メモを貼った。 (a2) 2021/04/03(Sat) 2:31:19 |
【人】 文月 美鶴― ― [ 貴方と積み上げたものがなくなったとき。 私の中に残るのは、苦い記憶。 蜘蛛の糸のように細く、取るに足らないはずの でも、私にとっては重い 記憶 その 記憶 は心の奥に封じてた。 貴方にも言うつもりなんてなくて。 貴方の言葉は私を本当の意味では変えてなかったけど 表面上は、私を変えてたんじゃないかな。 少なくとも貴方以外の人には “なんか変わったね” って言われたりしたから。 ……貴方には気づかれてたみたいだけど。>>0:41 ちゃんと答えられなくて、>>0:129 貴方が後ろめたいことがあるからじゃないか、 なんて思っているのを知れたなら 私はそれに否定を返すことが出来ない。 ――私はね、 貴方が思うような素敵な女性じゃないから。 後ろめたいこと、があるとするなら、それ。 ]* (5) 2021/04/03(Sat) 2:36:41 |
文月 美鶴は、メモを貼った。 (a3) 2021/04/03(Sat) 2:40:26 |
【人】 アマミまぁ嘘の付き方なんて知らん方がいい。 はは。島の件は今でも悪かったと思ってる。 あの頃は少し他人に不信気味だったのさ。 ............いや。今も、か......? [顎に指を当て考える。 前よりマシになったというだけだと自覚しているつもりだったが、そのあたりはアマミの事を見てきたクラヴィーアの方が詳しいのかもしれない。 3年もかけて己の前にこうして姿を現している時点で大概じゃないだろうか、と。アマミが彼女の心境を知れば揶揄うことになっただろうが、それはさておき。>>0:149 仮面を被った自分とは違い彼女の表情の変化は実に分かりやすい。 おかげでアマミは余計な勘ぐりをしなくて済むというものだ。 傍にいても不快感を抱かない理由は彼女のこういう一面にあるのだ。] (7) 2021/04/03(Sat) 8:12:48 |
【人】 アマミ[互いの願いが一致した今なら>>0:150、「心が読める」と嘘をついても信じてもらえそうだが、残念ながらアマミは嘘が下手だ。 結局、自分がどうしたいかしか考えてはいなかった。 彼女に風邪をひかせない様に、など。 嘘ではなくとも彼女を家に留める口実に過ぎない。 隣を歩くクラヴィーアから向けられる感情はかつて己が願い、あの島で捨てた物を彼女に拾い上げられるようで。] 知ってるさ。 だが口実にするには上等だろう? [島の事を思い出してくすりと笑う。 「あの島を生き延びる人間に生活能力や免疫力が無いわけないだろう。何を言っているんだ。」 街を歩きながら、彼女をそんな風に揶揄って見せるのだ。] (8) 2021/04/03(Sat) 8:14:26 |
【人】 アマミあぁ、暖かい食べ物については同感だ。 それに、最近栄養も不足している気が するんだ。 [だからなるべく栄養価の高いものを彼女には頼むことになるだろう。料理のリクエストをしなかったのは、もてなされる者のささやかな礼儀だ。 食材を手に入れる時には費用負担について少々彼女と言い合うことにはなっただろうが>>0:152、結局アマミは自分が折れることを選ぶ。] あぁわかった。だがこれは俺の持論だけどね。 料理や家事をする事にも対価があって 然るべきだ。 礼くらいはさせてくれ。 [そう言えば彼女は納得してくれるだろうか?なんにせよ、その礼が何になるかは彼女次第のところがあるが。 先に家に入るなり、 おかえり と冗談めかすクラヴィーアは>>0:153なんとも可愛げのある姿だとアマミは思うのだった。]** (9) 2021/04/03(Sat) 8:16:34 |
【人】 アマミ[ところで彼女の使用人はやけに理解がある。 それどころかむしろ使用人は我々を見る時に何かを期待しているように思えて、彼女の家に寄った時にはアマミも流石にたじろいでしまった。 今でも使用人のにやけ顔がやけに気にかかっている。 その目はアマミからは利害を求めたものではなく、他者の色恋を囃し立てるある意味タチの悪いものに見えたのだ。 クラヴィーアの想い人である己が変人なのはいいとして。 使用人もまた変人なのだろうか? 普通もっと男側の己に対して厳しく当たるものでは無いのだろうか? アマミはそんな疑問を抱かざるを得ないのである。]** (10) 2021/04/03(Sat) 8:19:04 |
【人】 アマミ──買い物を終えて── [クラヴィーアが夕食の準備をしてくれている間>>0:165、アマミは当初予定していた執筆を足早に済ませていた。 構想は既に練ってるが為にこの印字の作業がなにより大変かつ面倒なもので、筆先を走らせながらも頭の中ではほかの事を考えるようにしている。 今考えていたのはあの島でのことだ。 失った記憶を思い出すことは出来ないが、記憶を失ったという事実だけは覚えていられる。覚えていてしまえるのだ。 それはきっと、クラヴィーアも同じなのだと思えばアマミは苦痛など微塵も感じはしないのだが。>>0:161 あの島での出来事に疑問がないといえば嘘になってしまう。] (11) 2021/04/03(Sat) 8:45:46 |
【人】 アマミ[疎まれ虐げられ、時には生命すら脅かされた幼少期。 記憶を抜かれた今となっては過去は苦痛でしかないが、 まこと皮肉であるのは断片的に記憶を残されている事だ。 記憶によって抱く感情は月によって淘汰され、そこには事実だけが残る。 己が何を感じたかなど。そこにはもう、無いのだ。 人の想いは記憶の奴隷なのだと、かのシェイクスピアは綴るが隷すべき記憶すらなければ何かを想うことも出来はしない。 それは感情を奪われたまるで機械の型番に等しい空虚なプロフィール。気分が悪いことには違いなかった。]** (13) 2021/04/03(Sat) 8:49:41 |
【人】 アマミ[しばらくして、執筆に勤しみながら思想に耽っていたアマミを現実に引き戻したのは、彼女が持ってきてくれた食事から漂ういい匂いだった。>>0:166 ありがとう、といつも通りクラヴィーアに礼を言うとまた彼女と食卓を囲む事にするのだが。 ちなみに味の方は完食した皿を持って答えとした。 ]味に対する絶対的な信頼、という方が正しいかもしれない。 ワインか......久しく飲んでない気がする。 せっかくだから貰うとしよう。 君も一緒に飲むか? [彼女にワインを見せられるとグラスを取りに行くのだが、いつか買ったワイングラスは少しだけ埃っぽい。その為一度洗って食卓にグラスをふたつ置いて、ワインを揺らしながら乾杯を告げることになるだろう。 教会からの貰い物らしいが、ワインは高級品だ。それ故に貰わない方が失礼というものなのだ。] (14) 2021/04/03(Sat) 8:51:09 |
【人】 アマミ[喉を通る酸味と渋みはクラヴィーアの作ってくれた煮込み料理に良く合う。 貴族共の真似事はゴメンだとワインは敬遠していたアマミであったが、これを機にワインをまた飲もうなんて考え始めすらしていた。 一口ワインに喉を鳴らす>>0:166クラヴィーアに何気なく] リアンの育てた林檎でりんご酒を作ったら きっと美味いんだろうな。 [と話題を振ってみるのだが。 おかしい。ちゃんとした返事が返ってこない。>>0:167 アマミは思わず目を丸くしてしまった。 なんとも間抜けな 本人に言ったら怒られそうだが 様子のクラヴィーアは、いままで見たことがなかったものだから。彼女の新しい、しかも滅多に見ることが出来ない一面が垣間見えたと思うと自然と笑みが零れてしまった。] (15) 2021/04/03(Sat) 8:54:53 |
【人】 アマミ[体力の消耗や疲れの蓄積は酔いを煽る。 もしかしたらクラヴィーアは今日のことで疲れてしまったかもしれない。 そう思えばアマミにはクラヴィーアをみっともないと糾弾できる訳もなく 椅子に深く座る彼女にそっと腕を伸ばして。] いつもありがとうクラヴィーア 今日はゆっくり休むといい。 [彼女を労いながらその華奢な体を抱き上げ、普段自分が使っていた寝室のベッドへと運ぶ。 どのタイミングで彼女が意識を手放したかは定かではないが。 彼女を寝かせた後は優しく頭を撫でた後、アマミはソファーで眠ることになるだろう。 多忙期にはベッドで寝ることなどほとんどないこの男には、寝床など関係ないのだ。 朝になれば今度はアマミがクラヴィーアに間抜けな姿を見せることになるだろう。]** (16) 2021/04/03(Sat) 8:56:46 |
【人】 アマミ[アマミが見る夢はいつも陰惨であった。 幸福な夢など見たことは無い。 正確に言うならば、彼女との時間こそがアマミにとっての夢に等しいもの。 だからアマミにとって、夢を見る必要などないはずだった。]** (17) 2021/04/03(Sat) 9:27:52 |
【人】 クラヴィーア[>>7 アマミさんの疑問にちょっと返答を考える。 ……私以外に対応している姿の記憶が ろくに浮かばない。 ならば ] 別に悪いなんてないですわよ。誰にだって言われたらいやな言葉位ありますし。 [連鎖で思い出す。言い返した顔が好みだって言葉を。思い返すとかなり恥ずかしい。 どんな返答だ、自分。 だが今でもそれは変わってない。趣味に合致している。お面があって直視する機会が少ないのはある意味助かっているのかもしれない……。] 少なくとも、今の私にはそう見えないよ。 [こんなに優しくしてくれて。私の事を悪い人間じゃないって信じてくれるんだからな。>>0:142] (18) 2021/04/03(Sat) 10:34:34 |
【人】 クラヴィーア[歩きながらかけられる揶揄われる言葉。>>8 そうだなって笑い返す。 まだ一緒にいたい。同じ願いでいてくれるのなら。口実なんて何でもよかった。 栄養価が不足していると言われれば心配を隠さない視線を向ける。>>9 私が来ない時ちゃんと食べてるのか? この人……。 お礼、と言われればそれを拒否することもない。 仕事に対して報酬があるのは当然の話だ。] わかりましたわ。 楽しみにしてますので。 [私次第、なんて考えてる事は知らない。 私としては何を選んでくれるのか。それを楽しみにしたかった。 なんでもいい。仮に趣味が悪いのが来たって笑って受け取るとも。選ぶ間自分を考えてくれる。自分の事で悩んでくれる。 そんな時間がアマミさんに出来るだけで十分嬉しいんだ。] (19) 2021/04/03(Sat) 10:36:31 |
【人】 クラヴィーア[うちの使用人はロマンス小説かぶれを起こしている。 貴族の間では顔をしかめられるロマンス小説も私は読んだりしている。虐待されている時期、本の世界に逃げる事が多かった時からの習慣だが本というのは面白い。 使用人にも勧めたらすっかりはまってしまった。 私の今までの境遇、そして恋。 それらははたから見れば物語のような、観客から見れば実に心わき踊るものだったようだ。 『恋というのはどうしようもないものですわ!』なんて豪語された。うん、反対されないのはいいんだがな。 囃し立てる視線に感じたのは、決して間違いでないのを謝罪しよう。……すまない。 なお親戚はわりと普通に心配してくれている。が私が意思を曲げなかったから折れてくれただけである。] (20) 2021/04/03(Sat) 10:39:24 |
【人】 クラヴィーア ― 夕食時 ― [食事を完食されればほっと一安心。>>14 ワインを勧めれば一緒に、と言われ断る理由もなく受け入れた。 呑んで少ししたら頭がふわり、として来た。 ……リアンさんの名前が聞こえた気がする。>>15] ……ん。 [生返事に目を丸くされたのにも気づかない。 間違いをうっかり起こさないように。と気遣い続けていたのに。今日は失敗を犯したとも。ああ。 間抜けと言われても反論出来ないな、これは。 体が抱き上げられる感覚。>>16 ……物凄く心地よかくてつい甘えるように身を軽くよじる。 布団に入って少しで完璧意識は落ちる事となった。]* (21) 2021/04/03(Sat) 10:40:48 |
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