103 【身内RP】森奥の工房【R18】
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月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
とある書物が無残な姿で発見された。
伝承は真実だった。異形の刃を持つ魔物“人狼”は、確かに存在するのだ。
もはや村人たちに猶予は無い。早く人狼を見つけ出し、処刑しなければ。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ない……。
楽観
人狼なんているわけないじゃん。みんな大げさだなあ。
誰かが死んでしまったのも部外者の仕業だよ。人狼なんているわけない。
だから処刑だなんて、そんな物騒なことはやめようよ。
現在の生存者は、ダアト、ツァカリ、リアン、エガリテ、ジェレミー、エストレラの6名。
| [身勝手な提案に 労りの言葉が返される。 >>1:22 むしろ気遣わせてしまったのかもしれないが、 良心の呵責など無い。 これで何度も作らせてもらう確約が出来た、と 体の奥に渦巻く熱と、口角が上がる。] (0) 2021/11/01(Mon) 17:08:05 |
| [年齢に驚けば、 小さく喉を鳴らして笑われた。 >>1:23 おそらく言われ慣れているのだろう。 怒るでもなく 落胆するでもなく 軽く受け流す、大人びた対応。 同じ年の頃、自分はといえば 別の工房で下働きをしながら 先輩の技を盗むのに、ただただ必死だった。 喰らいついていく気概だけはあったが 落ち着きなど何処にも無くて、 依頼者さんたちから やる気があっていいねぇ…と褒められることはあるものの、 君に任せられるようになるのは もっと先だと 言外に滲む雰囲気から伝わってきていた。 目の前の青年のようだったなら、 きっと違ったのだろう。] (1) 2021/11/01(Mon) 17:16:18 |
| [作るだけでなく 彼のことも深く知りたいと 我欲に任せて付け加えてしてしまった提案。 すると、これまで即座に 是を返してくれていた青年が >>1:24 初めて考え込んでしまった。 >>1:25 (流石に、無理を言い過ぎた…かな?) 遊牧民のことは詳しく知らないけれど 彼が仲間たちを率い、まとめる立場にあることは 素人目にも解っていた。 時間は少なくなっても 毎日、関わることは出来るのだから…と 叶わなくとも飲み込むための、心の準備をしていると。] (2) 2021/11/01(Mon) 17:18:31 |
| [強い輝きを宿した 澄んだ瞳に、真っ直ぐ射抜かれた。 ドキリとしながら見つめ返せば 予想に反した返答が、鼓膜を揺らす。] …っ! 此方こそ、よろしくお願いします [心が浮き立って、 普段より大きな声が出ていた。 まるで新米の頃に戻ったかのような漲った響きに 少し照れくさくなりながら 太陽のような笑顔に魅入っていると >>1:27 いくつか要望などが付け加えられた。 >>1:28] (3) 2021/11/01(Mon) 17:21:42 |
| [こんなの、断る筈がない。]
もちろん、庭も部屋の中も お好きに使っていただいて構いません。
製作の時点からというのも了解です。 その方が、本物に限りなく近い 精巧なものが作れるので 私の方としても願ったり叶ったりですよ。
食事も…正直、とても有り難いです。 装具の製作中は食事を摂るのも忘れがちになるもので…
[まだ出会って僅かではあるけれど 信頼に足る人物であると確信しているから 大切な道具や素材が 至るところにある部屋の中も含め 自由に使ってください、と了承した。] (4) 2021/11/01(Mon) 17:24:25 |
| [ああ…、楽しみすぎる。
彼の腕を作り上げるのも 彼と過ごすことになるだろう日々も。] (5) 2021/11/01(Mon) 17:25:39 |
|
…触っても?
[許可をもらって、まずは 肩の方から手のひらを添わせて ゆっくり撫で下ろしながら感触と形を確認する。]
こちらの腕は型を取らせていただく前に 形を整える必要がありますね。
[滑らかさや、柔軟性などは問題なさそうだと 整形のことだけを口にして、] (6) 2021/11/01(Mon) 17:31:45 |
| [それから、 過敏になりやすい縫い目の痕を 長い指の先、工具を握り続けて硬くなった胼胝が 当たらぬよう気をつけながら そっと指の腹で撫でつつ、問いかける。]
痛みや、疼きを感じることはありますか?
[その表情を見逃すまいと覗き込んだ。]* (7) 2021/11/01(Mon) 17:33:04 |
| [元気な返事だ。 >>3 色が白くて若く見えるが、 実際とても若いのかも知れない。 それにしても────、 今日初めて逢ったばかりの遊牧民の自分に ひと月も寝泊まりして良いとは なんて親切な人だろうか。 >>1:20 辺鄙な場所に住む職人だと聞いて 「きっと気難しい性格ですよ……」と 脅かしてきたのは同行のエストレラだ。 予想と真逆で とても友好的な御仁であったと 後で教えてやらなくては。] (8) 2021/11/02(Tue) 8:20:06 |
| [追加の我儘も許された。 >>4 部屋の中の自由まで許されてしまうと 少々、防犯意識が心配になるが……、 信用して貰えている気がしてくる。 彼は食事より装具製作に 熱中してしまう性質らしい。 >>4] 庭も部屋も助かる ダアト殿は食を疎かにしがちか 食事は日々の潤いだぞ [自分達は遊牧もその間の食事も 生きる為ではなく娯楽でしている。 特に、民族全員で作る昼食など、軽い祭り状態だ。] (9) 2021/11/02(Tue) 8:20:25 |
| [ただ、朝と夕は────…] (10) 2021/11/02(Tue) 8:20:32 |
| [……やけに嬉しそうな表情を目の当たりにすると >>5 思考が霧散していく。] では、三食は任せて貰おう [とても不思議な人だ。 そう認識せざるを得ない。] (11) 2021/11/02(Tue) 8:20:48 |
| ああ、良いぞ [触れる許可は即座に出した。 >>6 姿勢は彼に向けて片腕を掲げたまま 少しも乱れていなかった。 肩から先へ、筋肉の詰まった皮膚の上を 温かい手のひらが伝っていく。 胼胝だろうか、滑らかに動く手指には 硬い所も感じられた。 手つきは優しく、労られているようで心地よい────。] (12) 2021/11/02(Tue) 8:27:44 |
| ああ、任せる [型取りも整形も、専門家の思うが儘に。 >>6 腕を信じて託す、それだけだ。 彼の長い指が、十字の疵口に伸びる。 >>7] (13) 2021/11/02(Tue) 8:28:14 |
| [突如、それまでと別の感覚が込み上げた。 髪と同じ、宵闇色の睫毛がザワリと揺れる。] っ …………痛みや疼きは、無い [身体の内側の、奥の方が、 ぞわぞわと波立つような感覚。 これまでの人生において未知のものだった。 思わず息を呑んだが、考え──、 快か不快で言えば、後者ではなかったから……、 困惑気味に問い >>7を否定した。 声は、掠れてしまった。*] (14) 2021/11/02(Tue) 8:30:25 |
| [日々の潤い。 >>9 そんな風に思って食事したことがあっただろうか。 工房で製作に携わるようになってからは 早く済ませるために とにかく腹に溜まれば良いと 適当に詰め込んできた。 三食、朝・昼・晩。 >>11 彼と囲む食卓がどんなものになるのか まるで想像できないけれど なんだか、すごく楽しみで笑みが溢れる。] (15) 2021/11/03(Wed) 21:55:50 |
| [触れても、彼の姿勢には一糸の乱れもない。 衰えの見えない筋肉が 彼を、凛と支えているのを 手のひらを通して感じられる。 >>12 任せると 即座に同意してくれる姿も >>13 堂々としたもので。 そんな、完璧としか言いようのない彼が 傷痕に指を這わせた途端、 息を飲み、 揺らぐような表情を浮かべるから >>14] (16) 2021/11/03(Wed) 21:57:12 |
|
[────ゾクり、とした。]
(17) 2021/11/03(Wed) 21:57:40 |
| [本当なら、触診を中止し 問診をしっかりと行うべきところだけれど、 どうしてだか 縫い合わされた傷の上を 辿る指先が、止められない。 今まで感じたことのない‥‥ 疼き 、のようなものを 問い掛ける自分の方が覚えている。] (18) 2021/11/03(Wed) 22:12:34 |
| [無い、と答える声は >>14 これまでの快活さとは一線を画したもの。 掠れて、 妙に艶かしくて……、 イケないことをしているような背徳感がある。 だけど… 止めたくは、ない。 ] (19) 2021/11/03(Wed) 22:18:42 |
|
…本当に?
なら、今ではなく ここ一週間くらいの間ではどうですか?
[不審に思われてしまわぬよう 問いを重ねながら、
今度は中指と薬指、 胼胝のない二本の指で 十字の両側から添わせるように撫ぜていく。
しこりなどの不具合がないことを 確認する為の触診だが
純粋に探っているのか 表情を網膜に焼き付けたいのか
分からなくなりながら、熱心に。]* (20) 2021/11/03(Wed) 22:24:10 |
| [覗き込むようにされて交わっていた視線を >>7 自分から外してしまっていた。 それは、普段なら絶対にしないこと。 自然界において、目は先に逸らした方が負けだ。 狼や魔獣相手にもそうしたことはない。 本当に、と訊ねられると >>20 平常ではないのが見透かされたようでドキリとし 腕の断面に顔を向けたまま目線だけ彼に戻した。 自ずと上目遣いで伺う形になる。 己を見つめる彼の眼差しに、妙な気迫が感じられる。] ここ一週間、…… っ く、 …… [重ねられた問いに答えようとして、再び息を呑んだ。 彼の指が患部に触れ、甘い痺れが走ったからだ。 ……だけれど、先刻ほど鋭くはない。 与えられたと勘違いして膨れた気持ちが萎んでいく。 期待、してしまっていたのを、嫌でも自覚する。] (21) 2021/11/04(Thu) 10:49:42 |
|
……そうだな、ここ一週間だと……、
[表面上は取り繕って会話を続けるが、 目の焦点は合わなくなっている。 全神経が、彼との接点に集中してしまっていた。
敏感な傷口に当たるか当たらないかの 位置をとって添えられた指が 肌の上を移動しているのが、よくわかってしまう。
……もう少し。 ほんの少し、ズラして貰えれば、届く。 届くのに。
ああなんと、焦れったい……。] (22) 2021/11/04(Thu) 10:49:55 |
| [自分から、欲しいところに当ててしまおうか……。] (23) 2021/11/04(Thu) 10:50:05 |
| [そんな邪まな感情がふつふつと湧いて コクリと喉を鳴らした時────、 コンコン 、と扉からノック音が響いた。] (俺は、何を……) [はっとして振り向く。 室内の者の許可も待たずに顔を覗かせたのは 二つ歳上のエストレラで、 目が合うとビクっと肩を震わせていた。 心配して様子を見に来たのだろう。 四肢の一本や二本なくなったところで 自分は誰にも負けたりしないのに、 今の身体になってから皆この調子だ。 怒られるとわかっていても気を回してくる。 どこぞのお姫様にでもさせられた気分だ。 ────だけど今ばかりは助けられた。] (24) 2021/11/04(Thu) 10:50:18 |
| 今暫く待て [取り戻した威厳と共に、下がらせた。 ……仲間が気にするのも無理はない。 自然と調和して生きる自分達は、 日々研究を重ねる魔術師達にとって侮蔑の対象。 差別的な扱いをしてくる者は少なくない。 目の前の彼からは、そんな偏見は感じられないが。 そして少し前までの自分を恥じた。 今日突然来た自分を隔てなく受け入れ 剰え熱心に診てくれる彼に対して 良からぬ欲望を向けてしまった自分を。] (25) 2021/11/04(Thu) 10:50:42 |
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