【人】 軽音部 千葉郁也[俺が自分の希望なんだか津崎のためなんだか よくわからないことを、整理もせずに話す間、 マスクもないからいつもより分かり易いはずの表情を 見ることはできなかった。 小さく呟かれた音も>>299、かき消すみたいに喋り続けて。 震える体も握り込んだ両手からも目を逸らして。>>300 見てしまったら俺は多分口を噤んでしまっていたから。 ちょうどいい距離保ってたから、 津崎が俺と居るのを苦ではないと 思っていたんだろうって今ならわかる。 消えたくなるようなトラウマを俺が知らないから、 深入りしないから。 だから保健室に篭った後も、 俺より仲良いだろう他の奴に 教えなかった所在を教えてくれたんだろうってことも。 今こうして、重大な決断する場で 呼び出したんだろうってことも。 教室以外で会うこともなくて 友達って言えるほど仲良くないにしても、 津崎が俺のこと憎からずと思ってくれてるだろうことは わかってるよ。>>296 だからこそ、踏み込んだら お前は俺を嫌いになるかもしれないことも。] (327) 2022/10/20(Thu) 1:09:54 |
【人】 軽音部 千葉郁也[力ない謝罪と共に“千葉は悪くない“と告げる>>302 津崎を見つめても、 最悪に津崎を傷付ける言葉を吐いた俺の口からは 謝罪の言葉は出てこなかった。] 確かに俺はお前のこと何も知らねぇし、 お前が弾けなくなったことで どんな思いしてきたかもわかんねぇよ。 [でも想像くらいはできる。 俺の指が動かなくなったら、 もうベースが弾けなくなったら。 想像するだけで死にたくなるくらいなんだから、 津崎はそんな苦しみをずっと抱えてたと思うと 消えたいと願った気持ちだってわかる。 でも、だからこそ、 諦めて欲しくないって思う俺は独善が過ぎるんだろう。] (329) 2022/10/20(Thu) 1:12:34 |
【人】 軽音部 千葉郁也……好きだったら前みたいに弾けなかったらなんて 考える前にやればいいだろ。 弾けないから消えるなんて思えるくらい 好きなんだったら、 また弾けるチャンスが出来たんなら、 それに縋ったっていいはずだろ。 [わかってるよ、勝手なこと言ってるって。 こんなこと言ってもお前を傷つけるだけだって。 もう充分傷ついてんのにな。] 起こるかわかんねぇことに怯えて 生きる暇あったらブランク取り戻すまで弾けよ! したらそんなこと考えてる余裕なんてないだろうがよ。 [津崎の頭を抱えてる右手に手を伸ばす。 振り払われるかもしれないけど、 今更そんなこと怯えねぇよ。 自分のより余程繊細そうなこの指が、 また鍵盤の上で動けば良いのにと 思う人はきっとたくさんいて。 少なくとも俺はそれを勝手に願うけど。 でもそれを一番願ってるのはお前なんじゃないのかよ。] (330) 2022/10/20(Thu) 1:17:56 |
【人】 白瀬 秋緒― Last day ― [ あの夜から三日目 つまり……今日が願いの期限ということ 願いについて頭を悩ませる最終日、ということだ 己は、昨日も調理室には行っていない 調理部は休みだと聞いていたから、素直に受け取っていた 結局、工藤にも未早にも、相談は出来ていなかったはず 己ははっきりとした解決策を見つけられないまま、 彼に、己の生殺与奪の権を預けた ……彼への“お願い”の対価にしてしまった以上、 むしろ、己が生きる方へ傾く方が良いとさえ思う つまり、そう、 これからも生き続けることに、向き合わなければいけない “希望”を見たことは本当だけれど 彼のため、という部分があるのも確か 拠り所があるのならば生きられはするかもしれないが、 それにはもう少し、“何か”が欲しい でも――分からない “誰”に“何”を求めているのか 己自身でもはっきり分かっていないことが……解ってしまった ] (332) 2022/10/20(Thu) 1:36:17 |
【人】 白瀬 秋緒[ 相変わらず、目覚めは良くない というか……今日に関しては、いつの間に眠りに落ちていたのか、記憶がない 手の中のスマホに返信はなかった、けど、 全体メッセージ宛の“誤爆”の方は見えた ] ………………… [ 常とは違う文面の天ヶ瀬からのメッセージ その全てに同意出来る訳ではない 生を諦めるのは、破滅ではなく、救いなのではないかと思ってしまうから ……とはいえ 中段の文は、己が正に昨日絵音に思っていたことだ 己がそちら側に回っている以上、 もしも己が 何かしらの “破滅”を選ぶならば、他者にそう思わせない方がいい、ということは腑に落ちた ] (334) 2022/10/20(Thu) 1:37:44 |
【人】 白瀬 秋緒……………分かりましたよ、青葉先輩 [ 苦笑して、呟いた そうだな、今日は調理室に行っても良いのかもしれない、と考える 何も考えが進まずとも、あの居心地の良い場所で得られるものは、きっとある 仮に調理室に行けずとも、天ヶ瀬はどこでも来て良いと、そう言ったのだから そこは、恐れることはない……と、思う 昨日のメッセージには「ありがとうございます」と返したけれど、 今日の全体宛のメッセージには、やっぱり何も返さないまま 今日も両親にも、姉にも顔を合わせず学校へ行こうと、ベッドから出た ] (335) 2022/10/20(Thu) 1:38:18 |
【人】 白瀬 秋緒……………… [ 自室の扉を開けた 姉は相変わらずの心配そうな表情をしていたけれど、 ――少々驚いたのは、その顔に、どこか不機嫌さが滲んでいるような気がしたからだ ] 「秋緒。何かあったんでしょ?」 「何があったのかは分からないけど……私に、話せない?」 [ 常とは違う声だった こちらを睨んでいるようにも見える視線 姉のこんな表情を見たのは……少なくとも記憶にはない ――こいつ、あたしにそんな表情するんだ、と、どこか他人事のように思った ] (337) 2022/10/20(Thu) 1:39:32 |
【人】 白瀬 秋緒[ 過ぎったのは、昨日の大木との会話だ こいつもあたしを、「嫌い」って思うこと、あったのかもしれないな、と 少なくとも今、 苛立ちを覚えつつも、あたしに向き合おうとしてるんだろう それから、小鳥遊との会話も過る 自室の扉を開けたのは、それがあったからだ 姉と一度話すべきなのかもしれない、と ] (338) 2022/10/20(Thu) 1:40:02 |
【人】 白瀬 秋緒[ 大木の、小鳥遊の、天ヶ瀬の言葉が過ぎっていく 確かに、あたしの中で何かは変わっている けれど――こいつにだけは、まだ、向き合う勇気はない だから、許して ] (340) 2022/10/20(Thu) 1:41:54 |
【人】 白瀬 秋緒[ 自室の扉を閉める 姉が去っていく音がする 手早く準備をして、 もしかしたら誰も居ないかもしれない時間に、学校へと向かった もしかしたら、門も空いてないかもしれない * ]その時はきっと、学校近くのどこかを、彷徨っている (341) 2022/10/20(Thu) 1:42:19 |
【人】 鈴掛 未早ピアノ。やってたのはさすがに知ってるでしょ 習うのはもうずっと前に辞めたんだけど 音楽ってさ、 同じ条件で、同じ楽器で、同じ曲を弾いても、 なんでか全く同じにはならなくて コンクールの枠なんて限られてるのに 毎回のように入賞する怪物がさ、いるんだよね [ 夏実もまあ「持ってた」と思うけど、 思い浮かべたのはあの日そこにいた誰かさんのこと ずっとずっと雲の上にある、憧れた音。 ] (344) 2022/10/20(Thu) 1:45:18 |
【人】 鈴掛 未早ミスなく弾けるだけじゃ足りなくて、 あんな音を奏でたいって思っても、 自分で弾くとどうしてもなんか違う 物心ついた頃からやってたけど、 なんか、続けるほどに、思い知るわけ あ、私、持ってないんだ って [ だから辞めよう、とは思えなかった。 音楽も、弾くことも、ピアノを習う時間も 私は好きで、それでも手放したくなくて ] (345) 2022/10/20(Thu) 1:45:48 |
【人】 鈴掛 未早努力だけじゃ報われない。 好きだけじゃ続けられない。 でも、それでも辞めたくはなくて 人の心を惹き付けるような、 特別な才能が欲しい―― って あの頃の私は、いつもそう思ってた [ 懐かしいな、って、独り言ちて ] (346) 2022/10/20(Thu) 1:46:36 |
【人】 鈴掛 未早でも、もう辞めたから。 今更手に入ったって… って感じで 才能があってもあの頃には戻れない。 だからといってあの頃に戻れても、 持ってない私じゃ、また同じ道を辿るだけ 願い事、ひとつだけじゃ足りない。 それなら願う意味もないなーって 借り物の才能で脚光を浴びたところで 納得できるかっていうとあれなんだけど …… でも、天性のセンスってやつは 神頼みでもしないと手に入らないでしょ たぶん。 [ って、話す声はきっと淡々として聞こえるんだろう。 いつもとそう変わらないように。見えてるだろうか。 ] (347) 2022/10/20(Thu) 1:47:24 |
【人】 鈴掛 未早なんかもう、 宝くじを当てたいとか、 そういうのしか思いつかないな 今は [ この話はまだ完全じゃない。 わざと話さなかったことは、ある。 そこに気付かれるか追及されるかは 大木の鋭さ如何、って感じなんだけど。 **] (348) 2022/10/20(Thu) 1:48:27 |
鈴掛 未早は、メモを貼った。 (a43) 2022/10/20(Thu) 1:49:30 |
天ヶ瀬 青葉は、メモを貼った。 (a44) 2022/10/20(Thu) 2:29:18 |
【人】 白瀬 秋緒[ そんな小鳥遊から返ってきたのは、 少し予想外の言葉だった 己に姉がいるように、この人にも兄がいるらしい>>321 きょうだいの形は様々だから、兄が好きだったらしい小鳥遊のことを、こちらも否定するつもりはない 故に、そのまま「嫌い」を受け止めてくれたことは、多少なりとも嬉しかった ] 好き、だった……? [ その過去形を聞いた時、最初に思ったのは、 己と照らし合わせての、“今は”不仲なのだろうかという思い 踏み込もうと、はっきり思った訳ではない けれどどうしても、語尾が上がって疑問符がついた言葉になってしまった 語ってもらえたのは、小鳥遊の兄が……もういないということ 「大好きだった」と繰り返す彼は、どんな声だっただろうか、どんな表情だっただろうか 小鳥遊にそういう事情があったなら、 己の願いを聞いた時、色々思うことがあっただろうな、と思う きょうだいの形は様々だから 己が姉に居なくなってほしいと思っている事、それを口にした事を、申し訳なくは思わないけれど ] (350) 2022/10/20(Thu) 2:31:19 |
【人】 白瀬 秋緒― 三日目 ― [ 朝、秋月には会えただろうか 捕まらなかったならば、朝でなくても良い もし一日会うことが出来なければ諦めよう 午前中の授業は……己は、出席出来たのだろうか 正直なところ、授業どころではないから、 敷地内のどこかでぼんやりしていたかもしれない 願いを叶える刻限が迫る 時間が減っていくことは、どうにもならない それから、考えるのは絵音のこと 相変わらず返信はない だけど――まだ彼の事を覚えている、から それだけが寄る辺だった ] (354) 2022/10/20(Thu) 2:56:51 |
【人】 白瀬 秋緒[ それは、昼休みが始まって、わりとすぐの事だった メッセージアプリが通知を鳴らす 差出人の名前を見て、一瞬、怯んだ だけど、賭けの結果を確認しなければいけないのだと すぐに、それを開く 何より、 何より、返事をもらえたことが、嬉しかった ] (355) 2022/10/20(Thu) 2:57:41 |
【人】 金海 叶冬[ 翌朝、ボクは目を覚まします。 普通に学校へゆくよりも随分早い時間。 熱はありませんでした。 身体は今のところ、ちゃんと動くみたいです。 何日かぶりにHRから出る!と意気込み ジャージに袖を通し。 ] 今日は一緒にいこうね。 [ 鞄についているユメリンとは 似ても似つかない塊。 天ヶ瀬くんのユメリンの、まねごとです。 とうてい見せられたものではないような。 けれど今日はね、 天ヶ瀬くんに見てもらえたら、 ボクのユメリンも夢の向こうへ行ける そんな気が、して。] (356) 2022/10/20(Thu) 2:58:56 |
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