【人】 助勤 サクヤ―隠り世・奥の院― 「…あそこで働いていますから。 何度となく、この噂は聞きましたし。 あそこで働く子に、良い雛になれると。 そう言われたこともあるんです。」 だから、だと。まだそう信じ込む。 そう信じていたいから。 それでも、目の前に起きていることに頭が痛んで、目を伏せた。 「それに、神様がそこまで悪いこと なさる筈が…ありません。 そう、…そう。 雛同士が愛で合う姿すら、喜ばれて…?」 そう。 そんな事、どこで知った? わからない。分からなくて、頭を抱える。 そうしているうちに、はあ、とこぼれた吐息は熱い。 頬が染まって。身体の芯に熱が宿る。 (27) 2022/03/18(Fri) 12:28:22 |
【人】 夢うつつ 真珠―隠り世・奥の院の宴席― [気をつけてね、というお面の男の言葉>>21に、うん、と頷きながら、巫女服を着た小鬼のような妖の手招きする席に、スカートの裾を撫で付けながら足を崩して座る。 並べられていた料理はクリスマスパーティーでもこんなにはたくさんの種類が置かれてはいないだろうと思える豪華さだったし、それに見た目も味付けもこれまで見たことも食べたこともないような変わった、それでいて美味なものだった。] あれ、くださぁい。あーーんっ。 もぐもぐ……んー、美味しい。 なんだかわかんないけど、美味しいね。 それに、なんだか身体がほわほわしてきちゃう… [現世ならざる物で出来た料理を口にし続けている為か、段々と酒に酔ったかのように夢心地な気分になってくる。 服を引っ張ったり、急に現れては驚かして来る異形達をきょろきょろと見まわしたり、突かれてくすぐったそうに笑ったりしながらも、まずは祭りに来てからりんご飴しか食べられなくて飢えていたお腹を満たそうと、付き纏う妖達にあれこれと料理をねだるのだった。**] (29) 2022/03/18(Fri) 12:34:37 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a7) 2022/03/18(Fri) 12:35:50 |
【人】 夢うつつ 真珠[>>25嘴のようなものを付けた男に、果実と飲み物を薦められれば、じっと差し出されたそれを見詰めた一呼吸後に、彼に向き直ってにへらと笑い] わぁ、ありがとう。あなたも、ここに住んでる人なの? ここのお料理って、おいしいし… なんだか、気持ちよくなってくるんですね〜。 このお皿のも、そうなの? すごぉい。 あとで、お金とか請求されない? 大丈夫…? [そんな事を言いながらも、お代など要求される事がないのは何となく判っていた。…少なくとも、お金では。 真珠はとても美味しいという触れ込みの小葡萄に目をつけるとそれを指差して、これ、と言い、目を閉じてあーんと口を開き、狛へ皿の中身を一粒放り込むよう促した**] (30) 2022/03/18(Fri) 13:16:17 |
【人】 気紛れ者 空木落ち着いて、ね。 大丈夫…とは言ってあげられないのが、歯痒いとこだけど。 [軽く頭を撫でつけて、今できうる限りの柔らかな響きで囁く。 確か他人の心臓の音を聞かせると、人は落ち着くんだったか。 かつてないほど隅なく身体に熱を巡らせようとする心臓に、その役目を果たせるかは疑問だが] なぁこれ、…もう、何ともなんない? [諦観の滲む声音で、それでも見知った男に縋るように、問う] (34) 2022/03/18(Fri) 14:17:12 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a8) 2022/03/18(Fri) 14:22:59 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ ─回想:現世/本殿の外れ─ [狛の答えは、予測していた範囲の解答だった。 『すぐには分からなかった、けれど今は自分が死亡した事を知っている。』 だからこそ、隠り世と現世の違いを認識して、自分の意志で行き来出来るのだろう。 ならば、逆も然りだ。 自分が隠り世の存在ではないと認識すれば、自然と隠り世に引かれる事もなくなるだろう。 ーーー白髪の少女に、治す気があればの話だが。] ありがとう、君のおかげで僕も答えが出たよ。 脚を止めさせてしまって悪かったね。 [機会があれば、彼にはちゃんと礼を用意しよう。 ーー丁度、送り雛が始まる頃だ。 彼を喜ばせる事は簡単だろう。 協力してくれた彼に頭を下げて、そのまま他の場所へ足を向けたのだった。*] (36) 2022/03/18(Fri) 15:33:12 |
【人】 雛巫女 サクヤ―過去/初めての送り雛― 初めて。 迷い込んだのではなく、雛としてこの場所に呼ばれた時。 恐ろしくて、何が起こるか分からなくて。 だから。他の妖が手を伸ばそうとする中。 >>1:L1>>1:125一度は未知から助けてくれた、その姿を見つけて走り出し、縋りついた。 その時、人の姿か、それ以外の姿か。 どちらだったとしても。 奇跡的に夢の中。その姿を、声を、手を、思い出して。 「わ、わ、わたし、…わたし…!」 この人が良い、とも。 帰して欲しい、とも。 声にできないまま。何かを主張しようとする。 それでも雛が縋りついた相手がいると。 それなら無理に奪う事はない、という空気だったのか。 わたしはカタカタ震えながら、必死に彼に縋りついて。 泣き出しそうだったのを覚えている。** (37) 2022/03/18(Fri) 17:14:30 |
雛巫女 サクヤは、メモを貼った。 (a9) 2022/03/18(Fri) 17:16:48 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ―隠り世・奥の院― [宴が始まった。 雛たちが招かれた事で、皆が愛でようと色めきだっている。 当然、自分も雛と愉しむつもりだが、その前に一つ、役目をこなさなければならない。 ――…狛と語らっている、白い少女。 彼女がこれ以上、隠り世と現世を迷わないよう。 本来いるべき場所がどちらなのか、はっきりさせなければならない。] 狛君、ほんの少しだけ、いいかな。 大丈夫、邪魔はしない。 なんなら、手も出さない。 [少女が狛からの葡萄を食べ終えたタイミング>>30を見計らって、声をかける。 彼が宴を愉しむ妨げになってしまう事は、こちらも望んでいない。 だから、少女には指一本触れる気はない。 ただ、己の役目の為の行動。 座り込んでいる少女>>29と目線を合わせて、少女の瞳を覗き込んで、ゆっくりと告げた。] (38) 2022/03/18(Fri) 17:28:40 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ『君は、隠り世の住人ではない。』 [真っ赤な瞳。 ――蜘蛛の目は、獲物を洗脳し、支配する と言われ、強い力を持つ。狛との会話>>36で得た答えを、彼女の深層心理に刷り込んでいく。 彼女がどうやって隠り世を認知しているにせよ、自分がどちらか自覚していれば、振り回されることは無いだろう。 けれど、言葉はそこで終わることは無い。] 『ここでは、好きなだけ愛を享受するといい。 皆、君を愛でる事を望んでいる。 欲のままに、求めるといい。』 [少女に、「雛」として振舞え、と。 そこまで告げて、ふいと目を逸らした。 ここから先は、狛に委ねるべきだろう。 ――何より、少女の友達がどんな反応をするかという事の方が、楽しみだから。*] (39) 2022/03/18(Fri) 17:29:06 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a10) 2022/03/18(Fri) 17:47:30 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ―過去/初めての送り雛― [こちらに駆け込んでくる「雛」を、避ける事なく受け止める。 小さく震えて、今にも泣いてしまいそうな顔。] 可愛そうに、そんなに怖がることはない。 [少女の顔には、かつての面影があった。 「咲夜」と名乗った、小さな女の子。 彼女も自分を覚えていたのだろう、だから、自分の元へ駆け込んできたのだ。] (40) 2022/03/18(Fri) 18:54:26 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a11) 2022/03/18(Fri) 19:02:25 |
【人】 高校生 三國萌々子や。 あの、ごめんなさい。 ……通して ください 。[小さな声は尻すぼみになり 最後は殆ど聞こえなくなった。 前に立つ人達は例えば見つめるだけだったり 手をゆらゆらと伸ばしてきてこちらを触ろうとしたり 私が何も言わないとそれだけ距離を詰めて来たり。] (44) 2022/03/18(Fri) 19:34:24 |
【人】 高校生 三國萌々子ひっ。 [言いようのない気持ち悪さがあって。 私は一歩後ずさる。 真珠ちゃんは大丈夫なんだろうかと思っても 私は怖くて、この人だかりを掻き分けて 彼女の元に行くなんて……それはきっと無理だから。 ぺたん、と転ぶように尻餅をついて 磨き上げられた床の上で 私は幾つもの瞳に、好奇の目に晒されて 身体をガタガタと震えさせていた。]* (45) 2022/03/18(Fri) 19:36:22 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ─隠り世・奥の院─ [どうやら白髪の少女の友達は、まだ「雛」に選ばれた事を理解できていないらしい。 隠り世の住人たちに囲まれて、身動きできなくなってしまっている。>>45 幸い、白髪の少女の導きは済ませたし、これ以上、狛の前に割って入る気はない。 なら、今度はへたりこんでいる彼女を導くべきだろう。] ――こっちにおいで。 [人ごみをかき分けて、震える彼女に手を伸ばす。 純粋な、善意の手。 好奇の目を向ける者たちの中にあって、ただ静かに、彼女が手を掴むのを待っている。]* (46) 2022/03/18(Fri) 20:03:25 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ──隠り世/奥の院─ [飛び込んでくる彼女を抱き留める。 腕を引いて、彼女が立ちやすいよう支えながら、人ならざる者たちの視線から、彼女をかばう様に立った。 状況を受け入れ切れていない彼女に、この視線は確かに恐怖だろう。] あの子は大丈夫だよ。 僕が「案内」した。 あの子に治す気があれば、もう迷うことは無い。 だから、今度は君の番。 [言葉に嘘はない、ただし案内したのは「雛」としての道だが。 きっと、彼女は皆に愛でられる「雛」になる。 そして、今この場において「雛」を拒んでいるのは、目の前のこの娘だけ。] (49) 2022/03/18(Fri) 21:14:09 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ『落ち着いて、僕の言う事を聞くんだ。 できるかい?』 [小さな子供をあやすような、穏やかな声音。 真珠と呼ばれた娘に語り掛けた時と同じ、紅い瞳。>>39 彼女の心に問いかける。 といっても、本気で洗脳をしようとはしていない。 もし本心から受け入れがたい言葉なら、いつでも覚める事ができる。 その程度のもの。 彼女の心に、言葉は届いただろうか?*] (50) 2022/03/18(Fri) 21:14:37 |
【人】 高校生 三國萌々子あ、貴方、ほんとに…………ヒト? [震える身体は 周りから突き刺さる好奇の視線と 今目の前に男の、得体の知れなさに気づき始めて。]* (52) 2022/03/18(Fri) 21:45:20 |
【人】 走狗 狛[一度サクヤの方から目を外すと 食べ物を進めた女性の方に対応する。] そうです。新参者ですけどね。 ええ、気分が良くなりますよ。 少し熱くなるので、肌寒い日にはちょうど良いでしょう? お金は頂きませんよ。 これは貴方達、雛をもてなす為の料理。 無料ですし、むしろ沢山食べて頂ければ 料理長も喜ぶでしょう。 [>>30なのでどうぞ、と。 彼女の開いた口に小葡萄を一粒。 歯で軽く挟めば、ぷちゅ、と勢いよく皮が剥けて 小さな実からは見た目以上に多くの果汁が出てくる。 甘く、瑞々しい果実を彼女の口に放り込んだら もう一粒、と更に彼女の口元に運んでみる。 食べてくれるなら、もう一度口に入れつつ その柔らかそうな唇を指でむに、っと軽く撫でる。] (54) 2022/03/18(Fri) 22:03:47 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新