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【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ トイレのドアがバタンと締まり、 中から僅かな物音が聞こえてくる。 耳を済ませれば、少し時間をおいた後に チョロチョロと瓶の中身を開ける音が聞こえてきた。 腹の中身を出すことはできないのに、 自分の尿をトイレに流すのはどんな気分なのだろう。 薬品を棚に仕舞うと、ゆっくりとドアの前まで歩み寄る。 扉一枚だけが隔てるそこで、 彼の悩まし気な声と身じろぐ音がした。 ] (きっと、可愛い顔をしているのだろうな。) [ 緩む唇は、楽しげに弧を描く。 彼の体がどんなに追い詰められてくれているか 考えるだけで腰に熱が籠もる。 中から水音が途絶えたあたりで、 一拍おいてトイレのドアをノックした。 ] (?26) 2024/01/29(Mon) 22:18:02 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム──入るよ。プラチナ。 [ 扉を開けると、 瓶を片手にぎゅっと前を押さえて悶える彼が目に入る。 後ろから彼の手にある瓶をそっと受け取ると、 空になったそれをトイレの棚に並べた。 便器に向き合うように立つ彼の背に覆いかぶさり、 やんわりとその体を抱くように前に手を伸ばす。 ] ……ふふ。ちゃんと我慢できているんだな。 偉いよ。きっと今すぐにでも出してしまいたいだろうに。 [ ぽっこりと膨れた彼の腹を、 ズボンの上から褒めるようにと柔らかく撫でる。 軽くズボンのウエスト部を引くと、 まだ柔らかな光を放つ紋がそこにあった。 ] (?27) 2024/01/29(Mon) 22:18:47 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムきっとあと少しだ。 光もだいぶ弱くはなってきている。 [ 下着の中を確認し、 もうすぐそこまで開放が迫っていると彼の耳に囁く。 後少し。 この尿の匂いが漂うトイレで、 便器を前にあと少し耐えれば 彼は責め苦から開放される。 期待を煽るように、彼のズボンのボタンを外す。 チャックまでを下ろすこと無く、 そのまま彼の腰から手を放した。 ] ああ…そうだ。君に見せたいものがあったんだ。 [ そして、私は 彼の体に覆いかぶさったまま、 自分の懐から小さな水晶を取り出した。 ] (?28) 2024/01/29(Mon) 22:19:22 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼には見覚えがあっただろう。 昼間、トイレで一度目の排尿をした時に 私がトイレの壁にとりつけたソレ。 ──記録用の水晶。] (?29) 2024/01/29(Mon) 22:19:37 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルムどうやって使うのか、まだ見せたことがないと思ってな。 [ 昼間の行為をなぞるように壁に水晶を取り付ければ、 チリ…と水晶が小さな音を立てる。 プラチナが言葉を発するのが先か、 もしくはほぼ同時に。 パチン、と指を鳴らすと、 水晶がキラリと輝いて中の記録を吐き出した。] (?30) 2024/01/29(Mon) 22:22:57 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼の眼の前の壁、ちょうどタンクの上の位置に 昼間の光景が鮮明に写し出される。 くねくねと淫らに腰を揺らし、 震える呼吸で排尿を待ちわびる彼の愛らしい姿。 衣擦れや僅かな呼吸すらも、 まるでこの場でいま響いてるかのように再生され 彼の目と耳に届くことだろう。 ] 『なに、君はただこのまま気持ちよく 全てを出してしまえばいいだけだ。』 『と、撮る、なんて、何考えてっ、 そ、そんな、ことを言われて、 すんなりできるわけが... あ゛ぁ゛っ...!! 』よく撮れているだろう? [ 昼間の彼と私の声が響く室内。 私の視線は映像ではなく、 今この場のプラチナへと注がれていた。 ] (?31) 2024/01/29(Mon) 22:23:40 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ やがて、映像は彼の排尿シーンへと移って行く。 記録の中のプラチナが下着から性器を取り出し 震える手で切っ先を便器に向けて。] せっかくだから、 初めての鑑賞会は君と共にしたかったんだ。 [ 派手な水音を響かせるその一部始終が、 まるで小さな映画のように私達の目の前で再生された。** ] (?32) 2024/01/29(Mon) 22:29:07 |
【恋】 プラチナ[ノックの音にようやく股間から手を離し、 ふ―――…と大きく息を吐く。 何とかまともに返答できるくらいは余裕を取り戻し。] ……う、うるさいな…… そ、それで、用って言うのはなんなんだ…… [揶揄するように腹を撫でられ 恥ずかしそうに眉を寄せたが。 どうやら彼の見立てでは 紋の力もだいぶ弱くはなっているらしい。 あともう少しだと言われ、否が応でも期待が高まる。 無意識に便器を見つめ、ごくんと生唾を飲み込んだ。] (あと少し、あと少し…あと少しでおしっこの時間だ…… あと少し我慢すればここに……お、思い切り…… う゛……っ ま、まだ、油断するな…… まだおしっこダメ………はぁあ…っ) [もう少しだと思った瞬間に 気が緩みそうになるのを堪え 尻をくねくねさせていると、 テレベルムが懐から何かを取り出す。 一体何事かとそちらに目をやって、固まった。] (?33) 2024/01/29(Mon) 23:14:25 |
【恋】 プラチナ[見覚えのある、それは。 昼このトイレで目にしたばかりの魔道具。 ちょうどこの尿を出した時に、 一部始終を記録したという、水晶。] ――― え、 [………何故だろう。 それを見た瞬間、ものすごく嫌な予感がした。] (?34) 2024/01/29(Mon) 23:16:21 |
【恋】 プラチナ……て、テレベルム、まさか、キミ…… ま、待て、ちょっと待っ…!!! [咄嗟にひったくろうと手を伸ばしても 腕のリーチは彼の方にある。 覆いかぶさられた体勢では それ以上身動きを取ることもできず パチン、と無情に指が鳴った。 キラキラと輝く水晶が すぐ目の前に数時間前の光景を鮮明に写し出す。] (?35) 2024/01/29(Mon) 23:18:36 |
【恋】 プラチナ[テレベルムに煽られながら顔を真っ赤にし、 切ない顔で尿意を堪える自分。 もぞもぞ、くねくねと腰を揺らすたび 衣擦れと切羽詰まった呼吸が耳に響く。 自身の情けない姿を目の当たりにして 急速に耳が熱くなっていく。 ――そして、この後。 この映像がどういう結末を迎えるかも、 当然よくよく知っているわけで……] あ、ぁぁ、て、テレベルム、止め、てくれ、 …ほ、ほんとうに、止め、っ…… [テレベルムが後ろで何を言っているのかも 碌に耳に入ってこない。 頼むから、今、それだけは。 目を潤ませながらの祈りも虚しく、 映像の中の自分が慌てた様子で下着を下ろし、 性器を引っ張り出して、そして――] (?36) 2024/01/29(Mon) 23:20:57 |
【恋】 プラチナ〜〜〜〜〜〜〜っっっ……!!! [ブシャーーーージョボジョボジョボと、 けたたましい水音と、気持ちよさそうな己の吐息が 狭いトイレの個室内に響き渡る。] [その音に。声に。光景に。 呆然と魅入りながら、喉から悲痛な声が漏れた。 ぞくぞくぞく、と背筋に震えが走り抜け、 熱いものがぶわりと腹の奥底からこみ上げる。 溜まりに溜まったおしっこが 手で握りこんで必死に堰き止めている 尿道を無理やりこじ開けて、 ぢゅぅぅぅ……と替えたばかりの下着を貫通し、 ズボンの股間部分を中心に、大きな染みを作って行く。] (?37) 2024/01/29(Mon) 23:23:43 |
【恋】 プラチナ[そんな状態になっていても、 まだプラチナの理性は我慢を諦めていなかった。 体をくの字に曲げ、足をガクガクさせて ぶるっぶるっと断続的に大きく震えながら 痛いくらいに前を握りしめて。] やだ、 …やだぁぁ……!! も、もう、がまん、いやだぁぁ しっこ、しっこぜんぶ、したいぃぃ……!!! [顔を真っ赤にし、ぼろぼろと涙を零しながら 最後の抵抗をするようにいやいやと首を振っていた。**] (?38) 2024/01/29(Mon) 23:27:14 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 彼の意思とは裏腹に、どんどん彼の膀胱に貯まっていく水分。 あと少し我慢すれば開放できるという誘惑。 私の恋人はどこまでも我慢強く、 芯の強さがあって──愛しいのだ。 そしてだからこそ、 そんな彼の心を、無慈悲に揺さぶってしまいたくなる。 懐から取り出した水晶を見たプラチナの目が、 固まって釘付けになる。 可哀想なプラチナ。 君がこの先自分が何を見せられるのか気づいても、 もう私は止めてあげられない。 焦燥のままに私を止めようと手を伸ばす彼に微笑んで 私は水晶の前で指を鳴らした。 ] (?39) 2024/01/30(Tue) 0:04:16 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 眼の前に写し出されてしまう、 今もっとも彼が見たくないであろう彼の姿。 ただ恥ずかしいだけじゃない。 そんなものじゃない。 必死に、ここまで必死に堪えてきた彼の精神を 鷲掴んで揺らすような たった数時間前の彼自身の痴態。 覆いかぶさった彼の顔が、一瞬で赤くなる。 声が情けなく震え、 これから見せられるであろう光景に嫌だと目を潤ませる彼に 私は ] ──ダメだよ、プラチナ。 [ シー…、と唇の前で指を立てると 彼の顎を指で支えて映像の方へと顔を向けさせた。] ちゃんと見なさい。君の可愛らしい姿を。 [ 目をそらす事は許さない。 極上の映像と音を、全て彼の目と耳に焼き付けよう。] (?40) 2024/01/30(Tue) 0:04:45 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ トイレの中に、映像の中の気持ちよさそうな彼の溜息と 叩きつけるような水音が響き渡る。 まるで今彼がしているかのような音を聞きながら 私は彼の震える体を愛おしそうに抱きしめていた。 腕の中の体が大きく震える。 ぷるぷると細かく震える尻の感触で、 今彼のズボンの下で 何が起きてしまっているのかを察して目を細めた。 ] (堪らない…… こんな状態になってまで、君は……) [ 大きく体を曲げたプラチナは、 ジョボジョボと心地よさそうな音が響く室内で 健気に体を震わせてまだ耐えることを選んでいた。 呼吸が浅い。 もう限界で、全て漏らしてしまっても仕方がないのに。 彼は精神力だけで、無理やり決壊を塞ぎ止めているのだ。 ] (?41) 2024/01/30(Tue) 0:05:19 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム(こんなにも大好きな君が、 苦しそうにしているというのに) [ 目から大粒の涙を流しながら、必死に抵抗を見せる恋人。 こんな事をしている自分を最低だと思う一方、 どうしようもなく興奮している自分も居た。 ] …プラチナ。 [ 恥も外聞もなく泣いておしっこがしたいのだと言う彼の頭を、 そっと優しく撫でる。 頬に伝う涙を拭ったなら、 濡れた股間に手を伸ばした。 ] (?42) 2024/01/30(Tue) 0:05:47 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ ジジ……と彼の手の隙間からチャックを下ろす。 全てを下ろし切れずとも、下着の下から覗く紋に目をやった。 淡い黄色の光は、もう殆ど消えかかっている。 彼が今ここで粘ったからこそ ギリギリ間に合いそうなそれを見て、 私は「よく頑張ったな」と 股間を押さえる彼の手に指を絡めた。 ] ──全部出しなさい。 [ 指を絡めた彼の手を、ぐっと股間から引き剥がす。 手が離れた瞬間に下腹部の紋は光を失い、 彼の我慢の終わりを告げていた。** ] (?43) 2024/01/30(Tue) 0:06:21 |
【恋】 プラチナ[目を逸らしたくても叶わない。 く、と顎を上げた状態手で固定され、 滲んだ視界の先に自分の痴態が写る。 ハッハッと浅く息を吐きながら 嵐のように荒れ狂う尿意に耐えていた。 辛い。苦しい。出したい。おしっこがしたくてしたくて堪らない。 便器の目の前で、今自分が一番求めていることを 最悪の形で見せつけられてもうどうにかなりそうだった。] (だし、たい、 したいっ……!!! もう、もう、やだ、しっこ、 しっこ、させ゛でぇぇ…!!) [あまりの切なさにぼろぼろと涙を零しながら 喘ぐようにテレベルムにしゃくりあげる。 いくら出したくないと括約筋を締め付けた所で 限界を超えて水分を貯めこんだ膀胱は 意思を無視して尿を排出してしまおうと促す。 次第に股間の感覚がなくなり ぢゅっ、じゅぅぅ…と断続的にくぐもった音を立て、 何本もズボンに細く筋が伝っていく。] (?44) 2024/01/30(Tue) 12:09:54 |
【恋】 プラチナ[ジジ、とチャックが降りる音は 水音にかき消されて聞こえなかったけれど。 労わるように頭を撫で、頬を拭ったテレベルムが そっと掌の腕から股間を撫でる。] (ぜん、ぶ) [もう我慢しなくていい。 全部出していい。思う存分おしっこしていい。 そんな声に頭の中が真っ白になり、身体が震える。] ――― ぁ [優しく促す声と共に 必死に抑えていた手を引きはがされて。 張りつめていた糸がぷつりと切れるように 全身からだらんと力が抜けた。] (?45) 2024/01/30(Tue) 12:10:19 |
【恋】 プラチナ[下着やズボンを下ろす余裕も 性器を引っ張りだす間もなく ズボンの染みがみるみるうちに大きくなり 太腿を滝のように水流が流れていく。 やがて尿が水分を吸って貯えきれなくなった衣類を貫通し ばちゃばちゃばちゃばちゃ…と 床に叩きつけられて便器に飛び散った。] はあ…… ぁぁ…… んぁぁ……ぁ… [広がっていく水たまりの中で呆然と立ち尽くしたまま 膀胱が空になっていく強烈な開放感に 声にならない声を漏らし、熱い息を吐いていた。] (?47) 2024/01/30(Tue) 12:14:42 |
【恋】 プラチナ(……き、きもち、いい…… あ、ぁぁ、んはぁぁあ…………♡) [気持ちよすぎて腰が抜けそうだ。 性器が蕩けそうな感覚すら覚え はあぁぁ…♡と甘い息が零れる。 もう何も考えられない。 ただただ我慢していたものを全て吐き出してしまいたくて テレベルムに凭れ掛かるようにしたまま ビチビチと水音を響かせ、気持ちよさそうに身体を震わせていた。] (?48) 2024/01/30(Tue) 12:18:10 |
【恋】 プラチナはぁ、はぁ…はぁ…… [荒く息をしながら、ぼんやりと下腹部を見れば いつの間にか紋の光は消えていた。 いつ消えたのか正確には把握していないが どうやらギリギリで持ちこたえたらしい。 はー――………と深く息を吐き。 少しの冷静さが戻ってくれば ぐっしょり濡れた下半身の気持ち悪さが どうしようもない虚無感を連れてくる。] 〜〜〜〜〜………っっっ [何とか、薬が切れるまで耐えたとはいえ。 今の己の状態は誰がどう見ても 言い逃れようのないお漏らしだ。 ここまで何とか漏らさず耐えてきたのに、 とうとうやってしまった。 よりによってトイレの目の前で。 あとほんの少し持ちこたえてさえいれば、 無事トイレにすることも出来ただろうに… どうしようもない情けなさと共に 胸に飛来するのは、――そう、怒りである。] (?49) 2024/01/30(Tue) 12:22:40 |
【恋】 プラチナっ、……… ばかあぁっ!!!! [叫ぶなり背後に向けて裏拳を振りかぶる。 碌に力が入らないので、当たったとして 大して痛くは無かったろうが。] ばか!ばか!!意地が悪いにも程がある!! もう知らんキミなんか…!! [他の事はまだ百歩譲っても 漏れそうになっている自分の前で 放尿映像を流すのはどう考えても嫌がらせだった。 わざと漏らさせようとしたとしか思えない。 真っ赤な顔で泣きべそをかきながら罵り、 完全に拗ねてしまっているプラチナだった。**] (?50) 2024/01/30(Tue) 12:24:12 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 昼から何度も続く、長い長い我慢の果て。 薬の効果が切れるまで我慢せねばならぬという 切ない拷問のような時間の終わり。 望んでも得られない快感を 映像に寄って眼の前に見せつけられたプラチナが、 耐えきれぬよう涙をボロボロを零して泣いている。 ガクガク震える体に手を伸ばし紋を確認すれば、 もう大丈夫だと 彼の頬を撫でて告げた。 ] ───……… [ だらん、と彼の体から力が抜ける。 今まで緊張に張り詰めて必死に堪えていた糸が、 ぷつりと切れてしまったかのように弛緩して それと同時に彼のズボンの中から、 くぐもったような水音が響いた。 ] (?51) 2024/01/30(Tue) 14:15:29 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ ジューーー………と、勢いよく濡れて重くなる彼のズボン。 床や便器に飛沫が飛ぶようになるまでも早く、 まさに決壊という言葉が似合う様相だった。 彼の腹に溜め込まれた水分が、 一気に出口に集中して彼の下肢を濡らしていく。 私に凭れ掛かり体を震わせるプラチナを、 私はただ抱きしめて名を呼んだ。 ] プラチナ……。 [ ぽっこりと膨れていた下腹部が、 水量に合わせてぺったりと凹んでいく。 既に紋のないソコを撫で、 彼の長い放尿と蕩ける表情を 全て瞼に焼き付けるかのように見つめ続けた。 ] (?52) 2024/01/30(Tue) 14:15:47 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム[ 下着を下ろす間もなく訪れた決壊は、 やがてトイレの床に大きな水溜まりを作って終わりを告げる。 ぴちょん、ぴちょん、と ズボンから落ちる水滴が徐々に間隔を広げ 狭い個室にはプラチナの濃い尿の香りと 彼の吐息だけが響いていた。 抱きしめていたプラチナの体に少しずつ力が戻り、 先程とは違う形で震えたかに思えた、その時。 ] ッ… ………!! [ 大きな罵声と共に振りかぶられた彼の裏拳が、 べちん、と私の顔に当たった。 あまり力の入ってないそれは 痛みとしてはさして無いようなものだったが、 しかし今までプラチナに手を上げられるなど 殆ど無かった私に衝撃を与えるには十分で。 ] (?54) 2024/01/30(Tue) 14:16:56 |
【恋】 翼の魔術師 テレベルム、プラチナ… [ 一瞬驚きに固まって名を呼んだ後、 幾度も私を罵る彼の顔を見る。 真っ赤になり、ぽろぽろ泣きながら憤る彼に 言い様のない感情が胸を支配して。 私に当たった手を掴むと、 再度彼の体を強く抱きしめた。 自分の服が濡れるのも厭わず、 彼の体を自分に引き寄せて ただ、震える息を吐く。 ] ……すまなかった。 歯止めが効かなかった。 [ 流石にこれは、彼に本気で怒られても仕方がない。 むしろ当然とも言える。 自分の私利私欲のために、彼の体を好きにするなど 殴られるのも当然のことだ、と 頭では理解できてしまう。 ] (?55) 2024/01/30(Tue) 14:17:24 |
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