牛丸紗優は、グラウンドを見下ろして、先輩の背中を見つけられるでしょうか。 (a17) 2021/11/03(Wed) 12:15:28 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+28 神谷 「はい、それだけです。」 疑問には、しれっと肯定が返る。 たとえ後輩が敬語でなくとも、その様子が好意的ではなくとも。 それは柏倉の気にする所ではない。 「…さて、なるほど。難しい質問ですね。 敢えてそう問うのであれば、君にとって 無条件の信用は信用するに値しない、という事でしょうし。」 無条件、言うなれば対価の無い取引は信用するに値しない。 口約束など以ての外。 そういった考えは、決して理解できないものではない。 「正直な所を言いますと。あの一件があったとはいえ、 おおよそ唐突に君の異能が落ち着きを見せる事で。 どのような形であれ、何らかの噂になるだろうなあ、と。 俺としてはそう思っています。」 「つまりは遅かれ早かれ噂は出回るのですよ。 そうなれば、俺は噂が広がらないように対処するだけ。 であれば君が確かに約束を守る、という姿勢を見せる事。 今この場に於いて大切なものは、それだけです。」 柏倉は、他人を信用していないわけではない。 けれど、時には信用を抜きにして考えた方が良い事もある。 副会長という立場の人間として、そう理解しているだけで。 そして、何よりも。 この副会長は、上手く白を切るのであれば、大抵は見逃す質だ。 (38) 2021/11/03(Wed) 12:31:23 |
柏倉陸玖は、声を潜める。「上手に騙し通すなら、俺は目を瞑りますとも」 (a18) 2021/11/03(Wed) 12:32:03 |
柏倉陸玖は、そう言って口元に人差し指を立てた。 (a19) 2021/11/03(Wed) 12:32:57 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+29 神谷 「はは、嘘が得意な人の方が少ないでしょうね。」 今は疑りよりも、消沈の色が濃くなった様子を見て。 柏倉はただ、いつも通り。穏やかに笑っている。 そもそもの話、ではあるのだけど。 一人の生徒がこうして自身の異能に悩んでいるのであれば。 生徒会として、それに手を差し伸べるのは当然の事。 そこに損得勘定など必要無い、というのは。 信用というものに、対価によって裏付けを取るあなたにとって。 恐らくは盲点だったのだろう。 「医者、カウンセラー、そうですねぇ。 教員の方ですと不自然でしょうか? どうして今まで利用しなかったのか、と。 不審に思う方も居るかもしれませんね…」 とはいえあまり脈絡も無い接点も不自然だろうと考えて。 この副会長、随分隠蔽工作に手慣れていないか? 「…ああ、では。 この学校に時折いらっしゃる異能相談員の方。 あの人に少し口裏合わせをお願いしておきましょうか。」 相談が根本的な解決に繋がれば、それが一番ですし。とも。 これが、権力というものです。 (39) 2021/11/03(Wed) 13:11:01 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+30 神谷 「ええ、ではそのように。」 ただ人の好さそうな笑みを浮かべているだけです。にこにこ。 そもそもの話、生徒会副会長というものは 会長に代わり、生徒からの意見や要望、相談を聞くもので。 であればこの類の相談事には慣れているのだろう。多分。 「ああ、今お渡ししておきましょうか。俺はそう使わないので。 一回一錠、水無しで飲めてすぐに効く。 どの程度の時間効くかはまあ、相性次第ですが…」 差し出したピルケースの中には、錠剤が5錠ほど。 これは所謂口腔内崩壊錠というやつ。 昨日の様子を見るに、相性は随分良かったのだろう。 自分は仮眠する程度の時間しか効かないのだけど。 「…特別な所から、とは言いましたけど。 別に怪しいものではないですからね? 親が異能の研究を手掛けていまして、その伝手ですから。」 (40) 2021/11/03(Wed) 13:41:36 |
【置】 紫の苧環は咲く 御旗栄悠履き慣れた運動靴を脱ぐ。 靴下もついでに脱ぐ。 あとは、裸足のまま雪の残る地面を踏み出す。 道無き道。果てなき回り道。それでも。 『この異能』にとっては、確かな─── 「ここから一回でも転んだら、 反省文でも説教でも受けてやりますよ……!」 ちょっと前の自分なら、 転んで大怪我しても平気と言っていたのだろう。 今はそうじゃない。まだ前向きには慣れないだろうけど、 寄り添い、憧れ、興味。 期待以外のあらゆる肯定に対しては、 少なくとも、応えられるような“御旗”でいたい。 俺の異能のことは嫌いだけど。 頑張る俺のことは、嫌いじゃないから。 行き着くところまで、駆け抜ける。 (L1) 2021/11/03(Wed) 14:04:42 公開: 2021/11/03(Wed) 14:05:00 |
御旗栄悠は、暗がりで地を這ういきものだけど、認識しようと思えば見つけられる。 (a20) 2021/11/03(Wed) 14:08:26 |
御旗栄悠は、少なくともそれは、胸を張ってもいいこと、かもしれない。 (a21) 2021/11/03(Wed) 14:08:38 |
鏡沼 創は、見当たらない。いつもなら何処にでも居る男は、今日は探したって見つからない。少なくとも、昼過ぎまでは。 (a22) 2021/11/03(Wed) 14:46:20 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>放送室 「……押しかけたりは別にされないだろうけど、 少し覗かれても困る状況過ぎるな、これ。まずすぎない?」 これは連絡を見てやってきて、実は放送室の外の壁に腕を組みながら凭れかかって様子見をしていたのだが、別に中には入ってなかった風紀委員。 最も気配に敏感な異能者だらけだから、普通に気付かれていてもおかしくはない。楢崎なんて一回保健室に出てきたからそん時に見つかってるかもだし。 「とりあえず片付けるからお邪魔しますよ〜。 こんなので失踪者複数だと本気で恐慌が起きかねんですし」 溜息を吐きながら薬瓶とペットボトルを回収しておく。 あとこの血の処理どうするよ。と床を見ながら唸ってる。 (41) 2021/11/03(Wed) 15:34:23 |
【人】 風紀委員 普川 尚久>>放送室 ──あの時。朝日後輩が守屋を見つけた時のお話。 まだ守屋の件に後輩三人が対処法を練ってるのは聞いていたし、適性なのもそちらだ。だから変にごちゃつせないためにでなかったし、対処が難しそうなら“最終手段”も考えていた。 そこに気配が1人増えて、『後輩たちが予想以上に優秀かつ有能で助かった』── と思った瞬間、3人分の気配が消えて頭を抱えていたのは秘密だ。 これなら使っておくべきだったか?今となってはわからない。 わからないが報告的に副作用ならば効果は数日。問題は亜空間にご招待の場合そこで一緒にならないか、だが。生憎普川はその手の異能を知らない。 だからやる事は、こっそり学園の上層部に報告するのと後処理をする事。それだけだ。 (42) 2021/11/03(Wed) 15:34:51 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+31 神谷 「ああ、いいですよ容器ごとで。どうぞ」 別に換えは幾らでもありますし、と。 差し出されたハンカチの上にケースをぽんと押し付けて、さて。 「俺の異能について探りを入れるとは 神谷君もなかなか怖いもの知らずですね?」 とはいえやはり声色に咎めるようなものは無く。 どちらかと言うと、困ったように笑う。 「引きません?どんな異能でも」 生徒会副会長の異能はそこまで厄介なものだという噂は無い。 あっても、物を直したり、傷の手当てをしたり、それくらい。 良くも悪くも、騒ぎになるような事は何も無い。 とはいえ一年なら知る由も無いかもしれないが。 つまるところ、普段はちゃんと制御できているという事。 薬を常に持ち歩くのも事故防止でしかないのだろう。 裏を返せば、事故が起きればろくでもない事になる。 そういう事にはなるけれども。 (43) 2021/11/03(Wed) 17:34:14 |
柏倉陸玖は、呟いた。「随分趣味の悪い異能でしょう?」 (a23) 2021/11/03(Wed) 18:13:50 |
若井匠海は、「極道入稿は、やばいぜ!」とか言っているが、どちらかと言えば自分もそうであったので、棚に上げた。 (a24) 2021/11/03(Wed) 18:21:52 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+33 >>c7 神谷 「ありがとうございます。 ええ、大丈夫。俺はその言葉を信じますとも。」 言葉を失う様子を見て、そうだろうな、と思う。 異能戦闘の場でも、この異能の評判は芳しくないもので。 物騒も物騒、趣味の悪い異能。 お上品な使い方をしようとすれば、面白みの無い展開になる。 自分だってそう思うのだから、仕方ない事ではあるけれど。 まあ、それは一度置いておくとして。 柏倉だって、その意地を解さないほど物分りの悪い男ではない。 だから誠意を以て応えよう。 常に身に着けている手袋から、片手をするりと抜き取って。 差し出された手に対して、こちらもその手を差し出した。 それを握るのはあなたの意思。 右手での握手は、敵意が無い事の証明だ。 (45) 2021/11/03(Wed) 18:45:38 |
柏倉陸玖は、神谷 恵太の握手に応える。 (a25) 2021/11/03(Wed) 18:47:12 |
鏡沼 創は、朝日元親にしか認識出来ない存在だ。 (a26) 2021/11/03(Wed) 19:20:33 |
世良健人は、踊っている。 (a27) 2021/11/03(Wed) 20:03:05 |
御旗栄悠は、足がこおり・じめんタイプになった。 (a28) 2021/11/03(Wed) 20:04:28 |
【人】 綴り手 柏倉陸玖>>+34 神谷 「ははは。まあ、強ち違わないかもしれません。 俺にとっても、君達は遠いものですよ。」 今はこうして、すぐ近くにあるとしても。 自身の異能を未だ扱いかねているだとか。 詳細な性質がまだ明らかになっていない、という事は。 裏を返せばそれだけ成長の余地があるという事にもなる。 自分は、いつかはあなた達の背を見送る側になるのだと。 柏倉はそう思っている。きっとそれで良いのだろうとも。 「さあ、どうでしょうね? 俺はただ、君が勇気を出した事に応えただけですし。 そもそもの話になりますが。 俺みたいな人間に入れ揚げるような人は願い下げ、です。」 へらっと冗談めかしてそう笑う。 手を解こうとすれば、握った手は呆気無く離れて行った。 柏倉は、元は選手側に立っていた人間だ。 それ故に、その手は存外に硬くて大きなものだっただろう。 (46) 2021/11/03(Wed) 20:08:30 |
透 静は、今日も練習時間になると、一人だけずっと水中にいる。 (a29) 2021/11/03(Wed) 20:21:28 |
透 静は、水中から、回転するアヒルのオモチャを凝視している…… (a30) 2021/11/03(Wed) 21:08:12 |
シオン・グレイヴズは、水中で動くアノマロカリスのオモチャも入れた。パチャパチャパチャ……。 (a31) 2021/11/03(Wed) 21:14:30 |
透 静は、水中で動くアノマロカリスにメチャクチャ興味津々になった。時折水中から指でつついている。 (a32) 2021/11/03(Wed) 21:24:23 |
鏡沼 創は、朝日元親とって、認識出来ない存在となった。 (a33) 2021/11/03(Wed) 21:25:47 |
【人】 俺 シオン・グレイヴズ「かわいいだろ、アノマロカリス」 水中へ声が聞こえるかは不明だがあまり気にしてない。 アノマロカリスは浮いたり沈んだりしながら、カチャカチャ音をたてている。 塗装されたアノマロカリスのヒレが波打つように動いている。 (48) 2021/11/03(Wed) 21:38:45 |
【人】 鏡沼 創世界に色が付き、繋いだ手の先と、その更に先を確認して 同時に、“鏡沼創”を知る者全ての認識を書き換える。 『“鏡沼創”は認識出来る存在だ』と。 その瞬間の負荷と、これまでの負荷。 二つが合わさり、ボタリと鼻から 赤 が流れた。咄嗟に手の甲で拭ってから、髪紐を拾い、身に着ける。 「……カッコ付かねぇですね。最後の最後で」 そうぼやく姿は ほとんどの者には 見え、声も聞こえるだろう。 (49) 2021/11/03(Wed) 21:39:19 |
鏡沼 創は、放送室に居る。 (a34) 2021/11/03(Wed) 21:39:54 |
若井匠海は、ドリンクバーの一杯目は必ずスプラ〇トにすると決めているらしい。 (a35) 2021/11/03(Wed) 21:57:58 |
【人】 鏡沼 創>>放送室 「ええ。守屋先輩を、保健室に連れてかねぇとですね」 朝日に向けてそう発言し、返事の無い事を確認する。 赤に汚れてるものの、その表情には然程の変化は無い。 いつもの様に微笑んだまま、悟られる前にと立ち上がって 「……自力で歩けはするんですが、人を運べるだけの余裕は ねぇんで。お先に失礼しちまいますね。 取り敢えず、保健の先生には伝えやがりますんで。 それ以外の事は、丸投げしちまっていいですか?」 そう、朝日以外の面々に告げると、放送室を出て行った。 (51) 2021/11/03(Wed) 22:02:28 |
鏡沼 創は、振り返る事なく保健室へと向かった。 (a36) 2021/11/03(Wed) 22:07:09 |
鏡沼 創は、いつも通り、何処にでも居る様に見える。ほとんどの者にとっては。 (a37) 2021/11/03(Wed) 22:10:44 |
【人】 俺 シオン・グレイヴズ>>50 つついてる様子を眺める。人が何かしているところを眺めるのは好きな方だった。 「それ、姉貴のなんだけどもう必要ないんだ。今度のゴミ出しの日に処分する予定だったんだけど。……いる?」 水面ではアヒルが回転をやめていたから、そっちは回収した。 (52) 2021/11/03(Wed) 22:18:17 |
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