人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ミルクチョコレートをデコペン袋に入れ、
  うさぎの顔を描いていく。
  にっこり笑顔のもの。大人びた微笑みのもの。
  一時期流行っていたぴえんのうさぎ、
  はしゃいだ顔のうさぎ──────


  幾枚かのうさぎ達は、神田のミルフィーユプレートへ
  そっと飾られていく。 ]

 
(427) 2023/03/06(Mon) 0:22:58

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 事故がこれ以上起きないよう、
  なにより今日だけはデザートを構想し、黒板へ書き、
  「二人のクッキーを」とオーダーされた
  大咲しか作れない以上。
  時間を見計らい、一番美味しいタイミングで
  皆のお腹へ届くように。
  大咲は厨房でデザートの準備と、
  間に合わないようならカウンターでドリンク類を。

  店長、皆、ホールは任せた。
  代わりにシャミ先輩とデザートは任せろ!

  頃合いを見てサーブしてくれるならお願いして。
  神田スペシャルだけは、自分が担当するけれど* ]

 
(428) 2023/03/06(Mon) 0:25:30

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 遠藤の想定するカツを作り上げるため、
  大咲は教えてもらう手順の通り、淀みなく工程をこなしていく。>>420
  衣に既にパルメザンチーズを混ぜるのか、という技術を覚えたり
  トンカツぽさも感じられる絶妙な細さのパン粉という指示を
  自分なりに成し遂げて、またひとつ、料理の楽しさを知って。 ]


   …………それ、は、


[ 同時に。
  温かいお茶を飲みながら語られる昨日の話を耳に入れれば
  過去の傷と、どうしたって重ねてしまう。

  捨てられる料理。残されて手も付けられない想いの形。
  ああ、と大咲は潤みかけた瞳をどうにか瞬きで堪えた。
  辛かったのは、遠藤自身だ。悲しくないわけがないのだ。 ]

 
(436) 2023/03/06(Mon) 0:48:23

【人】 厨房担当 マシロ

 


   はい???? 全部???
   先輩の胃で???



[ しんみりしかけた空気に突如爆弾がぶち込まれた。>>421
  大声では無いがしっかり芯の通った疑問符の言葉に
  思わず椅子へ座る遠藤を振り返り、ぽつり、と ]


   …………でも、分かります。気持ちは。
   折角喜んで欲しくて、誰かの為に作った料理が
   そんなふうに扱われたら。

   自分で食べてやろうって思うのも、…そうですよね。


[ いや、それにしたって遠藤の胃は人より極小なのだから
  何とか分けたり何ならここへ持ち込んで良かったのに…と
  思いながら、結局は同調に落ち着くのだ。

  うさぎ達が日頃どんなに料理を愛しているか知っているからこそ
  遠藤の心に、優しくクリームを塗ってあげたくて
  …ハンドクリームを塗らずに一緒にカツを作るのが
  今の大咲に思い付く、精一杯の労りだった。 ]

 
(437) 2023/03/06(Mon) 0:48:38

【人】 厨房担当 マシロ

 

   ん。牛脂、了解です。
   …………託されると緊張するかも。

   でも、シャミ先輩が栗栖くんの為に作りたいカツ。
   一番美味しくなるように、……大咲、やります


[ まずは溶き卵にパン粉を薄くまぶした牛肉を揚げ焼きに。
  いい具合に上がったタイミングを一瞬も遅らせないよう、
  衣を随時、様子を見ながら追加で投入していって。

  それを幾度か繰り返し、厨房内には
  牛脂の指示のおかげか丹念な揚げ焼きの加減調整の結果か、
  デザートには無い、肉類特有の甘い香りが漂っていた。

  皿へ移し替え、食べやすいよう包丁でカットする。
  ざく、と鳴った衣の音が既に食べ応えを教えてくれた。 ]

 
(438) 2023/03/06(Mon) 0:48:47

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 後は千切りにしたキャベツを彩りとして添えようか。
  それとも何か追加したいソースなどはあるのだろうか?

  最終確認のため、遠藤に見えるよう
  完成したカツが乗った皿を遠藤の方へそっと運んで ]


   ……ど、どうでしょう、シャミ先輩
   揚げ具合……とか……


[ 知恵から見れば手馴れた料理人に見えても
  うさぎの穴ではまだまだ短い勤務歴。

  この人の前ではいつまでも大咲だって後輩なのだ。
  伺うように、遠藤の顔を覗き込む。** ]

 
(441) 2023/03/06(Mon) 0:51:30
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a58) 2023/03/06(Mon) 0:54:36

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……シャミ先輩
  次同じことなんかないのが一番ではありますけど
  今度からは、頼ってくださいね


[ 肩を丸めて小さくなる遠藤を見てしまえば>>447
  もー、と思いはしても叱ることは出来やしない。
  ハンドクリームを塗らず、意思を尊重していることへ
  紡がれる礼にはにーっこり笑って ]


  元気になったら、次の賄い担当してくださいね〜?


[ 一口食べたいのは大咲もです。>>448
  と、言いかけた冗談を飲み込む代わりに。 ]

 
(526) 2023/03/06(Mon) 17:35:27

【人】 厨房担当 マシロ

 

  なんで先輩が怒っちゃダメなんですか?


[ きょと、とした顔で、真剣な声色でそう返す。>>450 ]


  先輩が心を込めて、依頼した相手の為に作ったのに
  相手の都合で酷く扱われたら怒って良いんですよ。
  自分の少食と、人に理由も罪悪感もなく残されることは
  同じ天秤にかけちゃだめです。


[ 残す側の気持ちの方だって全員同じな訳がない。
  遠藤は料理を愛しているから、吐いてでも食べようとして
  そんな結末に至る過程を罰とは、大咲には思えない。 ]

 
(527) 2023/03/06(Mon) 17:35:56

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……でも、そんな風に考えちゃう気持ちも、分かります
  だけど、嫌です

  シャミ先輩が自分のことまで責めて、苦しくなるのは


[ 大咲の言葉が遠藤にどう届いたかは、さて。
  幾分か気分も落ち着いた様子の遠藤が立ち上がるのを
  止めることはせず、最後の調理過程は預けよう。

  心配性の白うさぎは、サーブまでを見届けるために
  自然な流れで後ろをついていく。 ]

 
(528) 2023/03/06(Mon) 17:36:05

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 真白が揚げたと栗栖へ告げる遠藤の声に>>459
  それが続け様のハプニングだとお客様が悟らぬよう
  大咲はにーっこり笑って手を振った。 ]


  楽しい共同作業でしたね、シャミ先輩〜!


[ とはいえ遠藤と栗栖が同時に店内へ入って来たのを思うに
  栗栖には悟られている状況である、とも察するけれど。
  努めて明るく振る舞い、椅子へ座る遠藤を見守れば
  カウンターに帰って来た瑞野と知恵が
  遠藤へ小さく声を掛けている。>>461>>467 ]

 
(529) 2023/03/06(Mon) 17:36:17

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 瑞野の方へすす、と近付いて。
  お客様には聞こえないようつま先を伸ばし、
  そっと耳打ちをひとつ ]


  任せちゃってすみません、ありがとうございます
  ……後、今思い出した伝言いっこ、いいですか?

  前、米粉クレープ作ったの、瑞野さんでしたよね>>0:86
  高野さんがすごく美味しかったって言ってたの
  作った人に伝えときます、って約束したのに
  今の今まで忘れてました。

  えへへ、それだけです


[ 思い出した切欠があのイメチェン高野を見た衝撃だ、とは
  ……まあ、言わぬが花というやつだ。** ]

 
(530) 2023/03/06(Mon) 17:36:29
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a70) 2023/03/06(Mon) 17:37:57

【人】 厨房担当 マシロ

 
― 忙しない厨房で ―



[ 「一緒に働きたい」と言った美澄の来店に気付けば、
  あ、という顔をして、それからにこっと笑って礼をする。
  もう来てくれなくなったらどうしよう、なんて
  ちょっとだけ悩んでいたのは杞憂だったらしい。
  ……さて、履歴書の顛末や如何に。

  デザートの準備に奔走する大咲も
  >>535 カクテルは任せろとアイコンタクトを送り
  手早くグラスを手に、制作に取り掛かる。
  厨房に引っ込みながらにはなったけれど。

  さっきはストロベリーフィズをお出しして、
  食べているのは、知恵が心を込めて作ったピザ。
  これからデザート二種類の提供も控えている。
  遠目に見えた貝沢は楽しげだが、
  果たしてアルコール類に強かったかどうか…? ]

 
(556) 2023/03/06(Mon) 20:07:12

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ショートよりもロングだな、と判断した大咲は
  今日のおススメにもある、トマトの薄皮を剥いて
  ジュース状にし 冷やしておいたボトルを取り出した。

  グラスの中へ氷を少し多めに入れ落とす。
  からん、からん、と涼しげな音が鳴り響いて
  そこにウォッカを30ml注ぎ、トマトジュースを多めに。
  冷蔵庫からレモンを持ち出すと
  半分に切って、絞り器へ移し、ぎゅうぅっと果汁を絞り
  トマトの酸味を邪魔しない程度に追加して。

  塩を三振り掛け、ステアすれば
  冷製トマトスープのような、ブラッディ・メアリーが
  照明を浴びて深紅に煌めいた。
  余ったレモン一切れを、うさぎ型に切りフチへ差す。 ]

 
(557) 2023/03/06(Mon) 20:07:16

【人】 厨房担当 マシロ

 

  貝沢さん。オススメで作っちゃったけど、良いですか?
  甘いカクテル続きもピザに合わないし
  この後のデザートと一緒だと胸やけしちゃうかもなので。

  ブラッディ・メアリー、どうぞ
  塩と……後こっちは胡椒とタバスコです。
  お好みで入れて、マドラーで混ぜてください。


[ 次のマドラーはダイヤ型。
  赤いカクテルに映えるオレンジ色が揺れている。
  そして大咲は反応を見る時間もないことを惜しみつつ
  足早にまた、厨房へ。* ]

 
(559) 2023/03/06(Mon) 20:07:23

【人】 厨房担当 マシロ

 ― デザート提供編 ―



[ 
ねえけいちゃん分身残しといてくれたりしない?

  とは言えないが、怒涛の慌ただしさである。
  体調不良の遠藤は厨房へ立たせるにはキツすぎるし、
  瑞野ばかりにメインを任せるのは負担が大きく、
  一歩踏み出した知恵を突然馬車馬のように動かす訳にも。
  店長とて他に雑務がある中の招集だ。

  せめて一種類だけでも他の人に任せられる内容なら?
  ……ううん。これは大咲と、速崎の名前で書いた。
  オーダーも名前付きで皆頼んでくれている。
  これは、大咲の料理人としてのエゴで、自負で、

  ──覚悟を通したいという想いでしかないけれど。 ]

 
(575) 2023/03/06(Mon) 20:51:40

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 知恵を呼び止めたり、或いは店長も使ったか。
  食事を終えた人たちの卓に運ばれるデザート。
  時の流れは凄まじく早く流れていく。
  どんな顔で皆、お菓子を食べてくれるだろう。

  考えて、考えて、
 
捨てられたケーキの苦い味が広がって

  見たいのに、見る勇気を、踏み出せない。
 
馬鹿けいちゃん。次は一緒に最後まで作ってよ。


  心臓が馬鹿みたいに速く脈を打つ。
  "お菓子なんかもう二度と作りたくない"と思った自分と
  "それでも、一歩踏み出したい"と誓った自分。

  …………………息を。息を吐いて。 ]

 
(576) 2023/03/06(Mon) 20:52:07

【人】 厨房担当 マシロ

 



       ………… 神田、さん


[ 引き籠っていた厨房から、プレート二つを持って
  白うさぎは一歩を踏み越えた。

  いつも通りを心掛けた筈の声はなんだか掠れて。
  普段みたいな白うさぎの微笑みも、覚束なくて。
  こわい、こわいな。

  貴方に食べて欲しいと思ったクッキー。
 
母に食べて欲しかったケーキ。


  サーブルする指先が微かに震える。
  目を、背けたく、なる。 ]

 
(577) 2023/03/06(Mon) 20:52:25

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 神田にとってはきっと、何気ない言葉でしかなかった。
  写真を撮るのも唯の習慣だったかもしれない。
  大咲が「また食べて欲しい」と想ってうさぎを乗せるのも
  それを自分で届けるのも、ただの我儘だ。

  でも、自分は確かにあの時、彼へ勝手にでも救われて。
  "特別"に足り得ないかもしれないと思いながら
  ぐちゃぐちゃの心のまま、ただただ
  ……食べて欲しいって どうしても、…どうしても。 ]


  ぁ、の お待たせ……しま、し た

  神田さん、スペシャル、……です


[ ああ、もう、震える声が情けない。
  いざ本人を前にすると、脱兎のように逃げたくなる。
  重い想いを押し付けていやしないか。
  そんな不安と混乱の中 大咲は神田を見た。>>546 ]

 
(578) 2023/03/06(Mon) 20:52:40

【人】 厨房担当 マシロ

 


    ───────………ッ



[ 振り返って。左右を見て。目の前に視線を戻して。>>547
  いつものように「幸せプラスです!」と
  屈託なく笑う余裕どころか、
  もしかして迷惑だったか なんて息さえ詰まる。 ]


  ……ぁ……


[ ごめんなさい、と意味もなく謝罪さえしかけた。
 どうしようと紡いだ言葉が耳に届く。>>548

  「今日来て良かった」と言った、神田を思い出す。
  ……大丈夫。大丈夫。
  きっと彼なら、いつもみたいに食べて
  美味しいって わらって、くれる、 ]

 
(579) 2023/03/06(Mon) 20:52:54

【人】 厨房担当 マシロ

 

        ………… え、


[ 俯きかけていた顔が、ほぼ反射的に前を向いた。>>549
  いつも食べるたびに流暢に出てくる言葉たちは聞こえず
  けれど、「嬉しい」と確かに、聴こえた。

  どうしても神田のサーブだけは譲れなくて
  デザート提供ともなれば流石に落ち着いた頃合いでも
  こうして大咲は、カウンター前に留まって。

  ぽかん と呆気に取られたように立っていた。
  口角を上げながら時間を掛けて写真を撮る神田を
  何かとシェアしていた筈なのに
  神田の口だけに運ばれるうさぎのクッキーを。

  おいしい、と呟いた声が、大咲の心にしみて。 ]

 
(580) 2023/03/06(Mon) 20:52:59

【人】 厨房担当 マシロ

 


  …………おいし、いって、
  思って……くれました、か。

  私の、……わたしが作ったうさぎ……
  迷惑じゃなくて、しあわせに、できたんですか……?


[ ブッラータチーズのワッフルクッキーミルフィーユ。
  この店で取り寄せたコーヒー豆を粉にし、
  クッキーに合うようブレンドしたアイスボックスクッキー。
  速崎と協力して作ったお菓子が
  美味しくないわけがない、けれど。

  うさぎは、大咲だけで、もう一度作ったもの。
  想像していた未来や不安、過去の幻影が重なって、
  最後のうさぎを摘まむ神田へ声を掛けられたのは
  きっと、少しの時間を必要としたけれど。 ]

 
(581) 2023/03/06(Mon) 20:53:35

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 店内では、幸せと美味しいの魔法を届ける一うさぎ。
  安堵で滲む涙も、熱くなる頬や胸も、
  ぐっと堪えて神田を見つめる。 ]


  喜んで、もらえたなら
  ……いつでもまた、作ります。

  ううん。……作りたい、作らせてほしいです
  またお菓子を作りたいって、
  私のお菓子が迷惑じゃなかったって、

  教えてくれた、神田さんに。


[ 彼からしてみれば、些細なことでも。
  自分にとってそれは、特別なことだった。

  うさぎみたいに目元を赤くすることはまだ出来ない。
  代わりにようやくふにゃりといつものように笑って、
  袋を求められるなら、彼へ差し出そう。* ]

 
(583) 2023/03/06(Mon) 20:54:40
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a76) 2023/03/06(Mon) 20:57:10

厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a78) 2023/03/06(Mon) 21:04:46

厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a82) 2023/03/06(Mon) 21:19:56

【人】 厨房担当 マシロ

 ― うさぎと、罪と ―



[ >>567 真白が嫌なら。
  その言葉に、大咲はひどく胸を痛めたような顔で、
  「……せんぱい」とまた遠藤を呼んだ。

  分かんない。分かんないですよ、私にも。
  先輩の過去に何があったかだとか
  どうして罰が当たったと思うのかだとか
  怒っちゃだめ、と思う心の意味も。 ]


  私は、シャミ先輩が苦しいのは、嫌です
  料理に対して真っ直ぐで
  落ち込んだ私に、黙ってハンドクリーム塗ってくれて
  勝手に塞ぎ込んで勝手に舞い戻ってくるような
  ばかな私にも優しい先輩が、好きです。

 
(597) 2023/03/06(Mon) 21:50:40

【人】 厨房担当 マシロ

 

  でも、私が嫌だからってその感情に蓋させる方が
  ……もっとやだって、いま、気付きました

  正直 食べすぎて体調を崩すの
  仕事がどうとかじゃなく、先輩が好きだから、心配です
  怒りたい時とか 怒っちゃ駄目って思ったときに

  少しでも……頼ってもらうくらいは、できませんか
  …………ほんと、こんな話
  私にもね、跳ね返ってくることいっぱいあるし
  どの口が言うんだとも、思います …自分でも


  ふと思い出した時でもいいから、頼って欲しいです
  ……これだけ、覚えておいてください
  今は、"はい"も"いいえ"も、それ以外の答えも
  全部……負担かけちゃう気が、するので…

 
(598) 2023/03/06(Mon) 21:50:44

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……美味しいごはん。
  サーブしに行きましょう。


[ 一緒に作るの、楽しいって思って貰えたら
  今はそれだけでも。* ]

 
(600) 2023/03/06(Mon) 21:51:21
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a88) 2023/03/06(Mon) 22:20:53

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 料理に関して謙遜しないどころか遠慮なく胸を張っても、
  大咲はお菓子だけは、どうしたって
  何をしてもそんな風には振る舞えなかった。>>604
 
  自信が無いのだ。何を思っても、何を考えても、
  たった一度だけの明確な拒絶が大咲の根になっている。
  >>604 心配いらないと表情で教えてくれたおかげで
  なんとか俯くのを堪えることは、出来たけれど。

  逃げなかったのは覚悟だ。意地にも近い。
  ここで神田からどんな反応が来ても後悔しない、と。
  踏み出した結末は見届ける義務がある。

  あの時作っておけば、といつか後悔するよりも
  今作って後悔する方が百倍良い。
  ハンプティ・ダンプティ、割れれば戻らないタマゴ。
  ──割らない道にはもう戻れない。戻らない。 ]

 
(631) 2023/03/06(Mon) 23:09:36

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 不安になっているのは事実でも、
  だから忙しい中で足を止めている訳ではなくて。
  貴方に食べて欲しいと思ったから、
  ……貴方へ作りたいと思えたから、ここに、いる。 ]


  ────……よか、った ぁ……

  神田さんに、そう思ってもらえたのも
  ちゃんと 幸せに、できた、のも
  ……また作らせてもらえるのも、うれしい、です…。


[ 安堵と嬉しさが波のように流れ込んできて
  足から力が抜けそうなのを、必死に堪える始末で。
  それでも途切れ途切れに言葉を返した。
  言いたいことや伝えたいことを言えないまま、
  後悔した記憶ごと、乗り越えるみたいに。 ]

 
(632) 2023/03/06(Mon) 23:09:45

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ また作ると言ったけれど、彼はやっぱり最後のうさぎを
  ひとつだけ家へ連れ帰ってくれるらしい。
  うさぎの目よりも赤くなった頬が熱くて、
  林檎のコンポートのように胸の真ん中が甘かった。 ]


  …………あの、えっと、


[ 聞いて、ほしいと 思う。>>606
  きっと楽しくも何ともない、
  焦がしすぎたカラメルよりも苦くて痛い昔ばなし。

  ケーキも他のスイーツも、まだ作れないんです、とか
  そんな話をするには結局のところ
  貴方が知りたいと思ってくれたことをまずは
  伝えないといけない、…のだ、けれど も ]

 
(633) 2023/03/06(Mon) 23:09:50

【人】 厨房担当 マシロ

 



         …………………… はぇ、?



[ 甘い粉砂糖を浴びて咲うクッキー。
  口許に一度近づけ、袋へ入れた神田の微咲みを見て>>607

  大咲の時は数秒止まった。
  間抜けな声まで零れ落ちる。 ]

 
(634) 2023/03/06(Mon) 23:10:00

【人】 厨房担当 マシロ

 


  ぁ、え、あの、 え……と……?


[ 嬉しさで赤らんでいた頬が、耳まで桃色に染まっていく。
  心臓がまた早鐘を打ち、心音が人に聞こえてしまいそう。
  確かに言った。
  貝沢の誘いの意図に気付かなかった栗栖を、
  男性たちの恋バナ中にけらけら鈍感と揶揄った。 ]


  ……よ、良くない、かも です…


[ 嘘だ。流石に何を指したいか、察している。
  ただこんな都合の良い現実があっていいのか、とか
  実は物凄くリアルな夢なんじゃないか、だとか
  ──…けれど、そんな答えをか細く落とした理由は ]
  
 
(635) 2023/03/06(Mon) 23:10:45
 




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てつなぎxxx

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那岐(4d)
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