人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:


ブラキウムは、今度は『おともだち』にを伝って。
(a92) 2021/06/01(Tue) 17:59:42

【置】 徒然 シトゥラ

 この日、シトゥラは朝食以外姿を見せなかった。
 シェルタンと言葉を交わし
 アルレシャ先生に会いに行き
 レヴァティに頼み事をして放送室を観察した
 うたた寝をしそうになり昼間の放送を聞きながら
 午前と同じ理由で授業をサボって秘密の部屋で眠っていた

 いい子の自分は連れて行かれた彼らへの
 干渉をするつもりがない。
 だけど、連れて行かれた子との約束は、
 いつまでも胸の中に残っている。
 卒業をしても会いに行く、些細な明日を永遠に望んでいる。

 だから、もし自分の部屋を訪れる人がいたら
 彼らに手紙が届くようにほんの少しだけ手回しをした。

 自分はいい子でいつづけなければいけない。
 そう思いながら書いたのに。
 いつまでたっても文面は
 未練しかない会いたいの気持ちであふれていた。

 変わってしまった子が怖い、直接話すことなんてできない
 犯人≠ニわかったときに幻滅をされたくない。

 全部最初から自分のためで
 ようやく自分がいい子じゃ無いことに気づいた。
   に気づかされてしまった、皮肉にも。
(L22) 2021/06/01(Tue) 18:22:57
公開: 2021/06/01(Tue) 18:25:00

【人】 恋と、愛と シェルタン

>>『メレフ』

「……メレフ」
 
 恐る恐る近づいて。手に触れようとする。
 迷うから手を引く、なんて、月並みな表現だけど。

 あんなことがあって、嫌がられないか、
 拒絶されても仕方ないかな、とは思いながら。

「オレは、自分以外にまで、
 何かを信じることを強いたりなんてできないよ。

 でも、どう生きればいいか分かんないんなら、
 ひとつだけ、できることがある」

 すう、と深呼吸を挟んで。

オレの側で、生きててほしい。

 それだけでいい。オレがきっとなんとかしてやる。

 勿論何だってはできないだろうな。みんなが、誰かが傷つくのを見たくないように、メレフもオレが傷つくのは嫌だろうから。

 ギムナジウムのことは嫌いでいい。オレも、許せない。
 だけど……アンタにも、笑っていてほしいから。

 怖さや、嫌な気持ちを、出来る限り無くしてやりたい。……これが……シトゥラの言う、
本当の愛
か、メレフの言った
か、分かんないけど。

 オレにとっても大事なことなんだ、これは」
(52) 2021/06/01(Tue) 18:37:48
ポルクスは、シトゥラに微笑んだ。
(t13) 2021/06/01(Tue) 18:40:26

ポルクスは、イクリールから貰った手紙を、そっと懐にしまった。
(t14) 2021/06/01(Tue) 18:41:41

【置】 徒然 シトゥラ

 午後は日が暮れるまでずっと眠っていた
 そして夜になってふと、
 忘れ物をとりに図書室に向かったのだ。
 ほんの少しの期待と未練をもって。

 大好きだった後輩は
 協力関係を続ける前に大人に連れて行かれた。
 知的好奇心の塊は、きっと大人に染まってしまう
 自分のことを見てくれるはずもない、そう思うと
 大切にしていた切ない思いがわずかに痛んで壊れそうだった。

 誰かを好いているあなた達に妬けてしまう。
 誰かに好かれているあなた達に妬けてしまう。
 自分が才能があるわけでもないのに、
 努力を人何倍やってきたわけでもないのに馬鹿げた話だった

 だから、……全部すんだらここでまた話そうと約束した。

 夜に彼の姿が見えたのは驚いた、
 なぜならこのあと喧嘩をしに行くところだったのだから。

 そして困惑した。
 
何故、自分はこんなにも心配をされていて、
 命の危険があると思われているのだろう。


 死ぬつもりなどない、
できる限りの手段手配をした

 自分の立場だからできることだった。
(L23) 2021/06/01(Tue) 18:59:13
公開: 2021/06/01(Tue) 19:30:00

【置】 徒然 シトゥラ

「ルヘナ、ボクが死にたいように見えていたかな」

 約束は破らないのに


「……どうして悲しい顔をしていた?」


 やっぱり顔を合わせない方が良かっただろうか


「大人に、ちゃんと許可をもらわないと。
 みんなと話したい、触りたい」

 大人に何をされるかわからないけれど、
 ご褒美でどうにかならないだろうか


「はやく、会いたい」

 ただそれだけを考え続けていた
(L24) 2021/06/01(Tue) 19:02:30
公開: 2021/06/01(Tue) 19:30:00
一人の少女 ブラキウムは、メモを貼った。
(a93) 2021/06/01(Tue) 19:04:59

恋と、愛と シェルタンは、メモを貼った。
(a94) 2021/06/01(Tue) 19:11:31

【置】 徒然 シトゥラ

 深夜になり、
 誘い出したメレフはやっぱり来た。
 そして――――躊躇無く自分に対して
 その
復讐
を振り下ろしてくれた

「―――――」


 
鮮血
が舞った

 復讐ができたらそれでよかった?
 ここで死んだら、あなたは救われない。
 殴っていたいのは、あなただっただろう


 いたくなかった

 こんなもの、
いたくなかった


 一番痛んでいるのはあなただから
 もっとつらいのはみんなだから

 自分が痛いはずがなかった。

 いたみを味わうのはきっと愛されたときだけだ。
 きっとそれは、切なくて、苦しくて、
 何物にも代えがたい忘れたくないものになるだろう
(L25) 2021/06/01(Tue) 19:15:00
公開: 2021/06/01(Tue) 19:45:00

【置】 徒然 シトゥラ

 耐えきれずに膝から崩れた
何度も叩かれた
頭上からは
 放っておけば死んでしまうほどの
が流れている。
 ただでさえ意識を強く持っていなければ、耐え切れそうにない

 霞んでる視界にあなたがうつらない。
 メレフの声が聞こえない。
 ふと、とある夜が頭に浮かんだ。
 
 あの子からもらっていたあれが本物の
だったのなら
 ずっと欲しいと願っていたものが手に入っていたとしたら

 一日だって我慢はできない。
 今すぐ欲しいと手を伸ばして、どこへも行かせなかっただろう。
 あれはかりそめだと、思い込んでいた。
 勘違いしたらいけない。
 
苦しい、会いたい、欲しい。欲して欲しい。愛して


 見ないふりをしないわるい子をいい子の自分は許さない。 
 どうすればいい子をせずにすむのだろう?

「(もしここで、死んでしまえば)」


セキレイ
のシトゥラは死んでしまえるだろうか」

「そうしたら、……みんなと会ってもいいのかな」

「これ以上、……みんなに辛い目に遭って欲しくないな」 

「手を引きたい、早く大人になりたい――――」
(L26) 2021/06/01(Tue) 19:20:05
公開: 2021/06/01(Tue) 19:45:00

【置】 恋と、愛と シェルタン


「みんなにとって、
 このギムナジウムはどんな場所だったんだ?」

 朝。演奏を終えた後、残っていた人たちに向けて。

 楽しいところだ。否、窮屈なところだ。
 特にどうも思わない、好き、嫌い、様々な感情の詰まった言葉を、音楽でも聴くように耳にして。

「──そっか。
 そう思うんだな、みんなは。……みんなも。

 この
ギムナジウム
に、
       沢山の思い出が、籠もっているんだな。

 良いことも。嫌なことも。沢山。
 オレも同じだよ。色んな良いこと嫌なことがあった」
(L27) 2021/06/01(Tue) 19:21:39
公開: 2021/06/01(Tue) 19:40:00

【置】 一人の少女 ブラキウム

恋は盲目だという言葉がある。
僕はそうは思わない。

僕はずっと盲目だった。
差し込んでくる光が怖くて傷つかないためにカーテンを閉じていた。
最初から見えないものは怖くなかった。
痛みを感じる事もなかった。

ここに来て僕の目を最初に開かせてくれたのはルヴァだった。
なんとなく、上に立つ僕の隣に居てくれそうな気がして。
上に立った時に僕の隣に居て欲しくて。
知るために目を開いた。
少しずつ恐怖も痛みも耐えらるようになった。

こうしてやっと君の顔を見ることが出来た。
世界がはっきり見える。
ギムナジウムの光をその目で受け止めて、
黒々と伸びていく影を知った。

恋は盲目なんかじゃない。
閉じた瞳を開く最後の決め手はきっと、恋だった。
(L28) 2021/06/01(Tue) 19:22:30
公開: 2021/06/01(Tue) 19:50:00

【置】 恋と、愛と シェルタン


「本当に、
 ちょっと前までは最悪の場所だと思ってたんだぜ?

 皆に内緒で勝手に外の大人に会いに行って。
 で、最近無理矢理連れてかれたかと思えば、
 それをみんなにバラされて、無視されまくってさ」

 なあ?と問えば、
 気まずそうな。或いは訝しげな。それとも、
 それを心から恥じているような……さまざまな表情。

「大人も。大人たちも。
 良い人、悪い人がいた。

 授業を欠席したら心配してくれるような人。
 或いは、寄ってたかってオレを虐めるような人。

 ここには、良いものも、悪いものもたくさんある」

 昔話でもするように瞳を閉じて。
(L29) 2021/06/01(Tue) 19:24:58
公開: 2021/06/01(Tue) 19:45:00

【置】 一人の少女 ブラキウム

僕は約束を果たしに行くよ。

みんなの事も大切だけれど。
守りたいけれど。
これが僕の一番好きなものだから。
冷静な判断じゃないかもしれない。
間違っているかもしれない。
僕はこんな人間じゃなかったんだけどな。


……やっぱり恋は盲目なのかも?
(L30) 2021/06/01(Tue) 19:26:37
公開: 2021/06/01(Tue) 19:55:00

【置】 恋と、愛と シェルタン


「……みんな。変わらないんだ。どんなに変わっていっても、みんな、みんな。

 “同じところに空の下に生きている”んだ。

 だからオレは、それを伝える為に、帰ってきたんだよ」

 だから人々は、千差万別である。
 憤慨して席を立つもの。困惑げに話を聞くもの。
 心の底から、話に聞き入っているもの。

 ──皆が、同じ星仰ぐ、ギムナジウムの子らだ。

「なあ。次にここから消えるのは誰だと思う?

 アンタか。
     そこのアンタか。
            ──それとも、またオレか。

 いや、違う。
 もう誰も消えたりなんかしない」

 流星の如く。瞳を瞬せて、不敵に微笑む。

「オレたちがしっかりと見つめてあげて。見つけてあげて。
 ここから、絶対に消さないようにしよう。

 だってみんなみんな、同じ場所に思い出を持ってるから。
 嫌いでもないのに、仲間外れにするのはかわいそうだろ」
(L31) 2021/06/01(Tue) 19:31:03
公開: 2021/06/01(Tue) 19:50:00
ブラキウムは、澄んだ視界を愛おしそうに見つめた。
(a95) 2021/06/01(Tue) 19:31:32

【人】 恋と、愛と シェルタン


ギムナジウムは直ぐには変わらないかもしれない。

けれど。

『変わっていった』自分たちもまた、
“他のみんなと何一つ変わらない”ものであること。

もう仲間外れができないように。

記憶を綴った。
(53) 2021/06/01(Tue) 19:33:05
シェルタンは、希望は、自分だけのものであることを知っている。
(a96) 2021/06/01(Tue) 19:35:51

シェルタンは、自分にできることは希望を見せることだけだと知っている。
(a97) 2021/06/01(Tue) 19:36:03

【置】 徒然 シトゥラ

 
赤い血
の中に沈んで居ればレヴァティの足音が聞こえた。
 ねえ、
赤ずきん

 どっちが赤ずきんかわからなくなってしまったね

 軽口もたたけない。今度お礼をしないと。


 アルレシャの声が聞こえた。
 ねえ、
先生
助けてください。


 自分の命を救った大人から聞いたのは本当の真実。
 
あなた達は似ていた、とても
親切で、とても残酷だった。

      大人たちは、
 『君』の事なんて、さぁ。

 『考え』もしなければ、
 『愛しい』も思わなければ、
 『いい子』とすら、これっぽっちも、考えていない。


 大人はすべての価値観を壊していった。
 誰よりも先生をしてくれて、
 知りたくなかった
 知りたかったことを教えてくれた。

 赤ずきんもわかっていたんだ。
 だからずっと優しくしてくれていた。
 すべてがわかって朝日が昇る頃、一人で居るのがとても辛くなった。
 会いたい、……ボクを許して欲しい。 まだ声は届くのかな
(L32) 2021/06/01(Tue) 19:36:18
公開: 2021/06/01(Tue) 21:50:00
シェルタンは、それが“いつも通り”であればいいな、と思った。
(a98) 2021/06/01(Tue) 19:36:29

シェルタンは、いつもどおりだ。
(a99) 2021/06/01(Tue) 19:36:36

【置】 徒然 シトゥラ

 友人に迎えに来てもらって、先生に傷を治してもらって。
 親切≠ノ真実を教えてもらって。
 
 これは、よっぽど愛された行為では無かったかと
 今は追いつかない感情はその思考をかき消していた。


「……やっぱり、食堂にいけそうにない。」

 自分の友人は皆、似たことを言ってくれた。
 愛される人間は理由がある。
 愛嬌に、特技に、人望に――――自分は足りていない。
 絶望した気持ちと同時に湧き上がったのは歓喜だ。

 それでも、『見』てくれる人がいるじゃないか。
 みんな、『見』てくれるのを待っていてくれていた。

 気づくのが遅すぎてしまった、悲しいのに嬉しくて

「こんな泣き顔でいけるわけがない……っ」

 見られることもないのに、馬鹿みたいに繕って
 大好きな大人と、大好きな子供たちへの気持ちに気づくのに
 こんなに時間がかかってしまった。

「っ、うぁ……うぁああああああ……」

 頭にわずかに赤がにじむ包帯を巻きながら、
 図書室の委員だけの秘密の部屋で
 朝からシトゥラは泣き続けていた
(L33) 2021/06/01(Tue) 19:41:43
公開: 2021/06/01(Tue) 19:55:00

【置】 褐炭 レヴァティ

 (──参考:Wikipedia)
 


 初期の赤ずきんは、赤ずきんが狼に食べられたところで物語が終わり、猟師は登場しない。
 版を重ねるごとに話の内容に手を加えられ、赤ずきんとおばあさんが狼のお腹から生きたまま救出されるエピソードは、比較的新しく作られたものである。
(L34) 2021/06/01(Tue) 19:54:16
公開: 2021/06/01(Tue) 19:55:00
レヴァティは、何かを思い浮かべながら呟いた。「帰りますけど、帰りたくないなァ」
(a100) 2021/06/01(Tue) 19:54:31

【人】 一人の少年 ルヴァ

恋は多くの人を狂わせてきた。

ただ、狂った者を人に戻すのもまた。
――恋に他ならない。
(54) 2021/06/01(Tue) 19:57:00
ブラキウムは、恋に落ちた。
(a101) 2021/06/01(Tue) 19:57:53

ブラキウムは、二人でどこまでも――落ちていく。
(a102) 2021/06/01(Tue) 19:58:16

サルガスは、メレフの"手"を放した。もう、彼が触れ合うことに恐れを持たないように。
(a103) 2021/06/01(Tue) 19:59:08

レヴァティは、卒業したら幽霊になります。
(a104) 2021/06/01(Tue) 19:59:58

 




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