【人】 客 葉月(あいつ貝沢さんと仲良いんだよなやっぱムカつく……じゃない、違う落ち着け俺) [雑念を払うように頭をくしゃりと掻いて、どうにか言葉を絞り出す] この前は、ごめん。嫌なこと言って。 俺、こんな性格だからさ。お前……栗栖、くんが話しかけてくれてたの、ずっと捻くれて受け取ってて。 だからあのときも……あーダメだ、まどろっこしいなクソ。 嫌なこと言って悪かった。反省する。 それで……栗栖くんさえ良かったら、これからまた話しかけてくれたらうれしい。 無理だったら忘れてくれ。 ──俺はお前に話しかけられるの、嫌いじゃなかったからさ。 [相手の目を見て言うと決めていたのに、最後はつい俯いて目を逸らしてしまった。 恥ずかしさと、恐怖。 手遅れだったらどうしようという気持ちが頭の中をぐるぐる駆け巡る。そうだとしても自業自得だから何も言えない。 俯いたまま、相手の返答を待つ**] (130) 2023/03/03(Fri) 15:25:47 |
【人】 客 クリス[それから。じわじわ体が熱くなる気がして。 気が付くと胸の奥から笑ってた。] ふっ。ふふっ。はははっ。 あ。ごめん。笑って。ふふっ。嬉し。 瑛斗で良いよ。栗栖瑛斗。俺の名前。 [葉月さんは顔上げてくれたかな?] (132) 2023/03/03(Fri) 15:41:17 |
【人】 客 クリス[顔をあげてくれたら、目を見て伝えたい。] いーよ。許したげる。 [それから。] 俺の方もごめんね。 急に距離詰めちゃって。 びっくりしたでしょ? [目を細めて笑いかけて。 彼は許してくれるかな? もしも許してくれるなら、今度こそ仲直りがしたい。*] (133) 2023/03/03(Fri) 15:41:37 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[チーズは「シェフのお任せ」、のオーダーを葉月から>>126確認した後。 まず速崎が取り掛かるのは、真鯛のカルパッチョ。 刺身としても提供できる今日の真鯛の、昆布締めにしたもの>>18を薄く削いでいく。 薄くといっても、紙のように薄くはなく、ちゃんと歯ごたえが出る程度の厚さを持たせて。 真鯛のスライスを敷きつめるのは、無地の白磁の皿。これは今日の食材がきちんと目立つようにするため。 そして鯛の上に、薄切りにした赤タマネギや、瑞々しい新緑のスプラウトといった生野菜をあしらう。 仕上げのドレッシングは、オリーブオイルに白ワインビネガー、更に今日の香り高いオレンジの果汁を絞って加えてから、少々の塩や粗挽きの黒胡椒で風味を整えたもの。 盛り付けた鯛と野菜にこのドレッシングをさっとかければ、今夜限りのカルパッチョの完成だ。] (134) 2023/03/03(Fri) 16:08:15 |
【人】 タカノ 待っててくれたの?嬉しいなぁ。 こんばんは、シャミちゃん。 [ お待ちしてました。>>48 そんなの店員さんが口にする挨拶に過ぎないと 分かっては居ても、そう言われたら 上向きの気分は更に上昇しただろう。 先日ランチに訪れた際は、お客さんとしての 姿だったのは横目に捉えて居たけれど、 やはりこの姿のほうが馴染みがあるな、と思う。 ] 今日はねお酒を頂きながら 少しずつ、の気分なんだ。 鯛は後からがいいかな アラカルト風に、なにか用意してもらえる? あと、それに合うお酒も。おまかせで。 [ あまり見ない姿もきれいだったけれど、 シャミちゃんはいつも綺麗だよね、とか。 気の利いた事を言えれば良いのだが。 そういう事は往々にして、なかなか口にはできないもので。* ] (135) 2023/03/03(Fri) 16:08:49 |
【人】 タカノ 奇遇だねぇ神田くん [ 自分がメニューボードに気を取られ 席を決めかねていたところかかる声>>59>>60に もちろん、と快く答えた。 ] 俺もお祝いを兼ねてるから 奢りはまた今度で頼むよ。 [ 彼らの間、否、彼から流れる何かいつもと 違うような空気には気づいたかもしれないけど、 気づいたからってどうということもない。 相談かな、もしかして頼られているかな とか見当違いな事を考えるばかりだ ] クラフトビールもいいよねぇ 俺はたった今、おまかせって言ったところ 何が出てくるかなぁ [ さて酒と、肴が出てくるまでの短い時間、 いつもならとりとめのない話などしているのだろうが ] (136) 2023/03/03(Fri) 16:09:04 |
【人】 タカノ え、 [ かっこいいよね>>64そう言われたときに、 僅か、予感はしていたとも。 ] ………見たんだね……… [ 苦笑いしながらそれでも礼は言うべきだ。 分かっている。今日はその「アレ」が成功を 収めた祝も兼ねているのだから。 ] どうもありがとう、そりゃ普段顔を合わせて いる人達なら気づくよねぇ。 〜〜……かっ、勘弁して…… [ じっと顔を見つめられたので思わず両手で 顔を覆ってしまった。 ] 大事な物、とられたくないときなら 出てくるんじゃないの、俺も現実でなんて 言ったことないから、わからんて…… [ でかい図体が縮こまっていくような、そんな気持ちだった。** ] (137) 2023/03/03(Fri) 16:09:26 |
タカノは、メモを貼った。 (a17) 2023/03/03(Fri) 16:11:50 |
【人】 厨房担当 ゲイザー[それから、イベリコ豚の生ハムを、真鯛よりもさらに薄く削ぎ落す。 「お任せ」注文のチーズであれば、一つの種類ではなく、食べ比べできるように幾つかの種類を。 一つは、柔らかく爽やかなモッツァレラ。 一つは、目に色鮮やかなレッドチェダー。 さらにもう一つ、ピリッとしたゴルゴンゾーラもお試しあれ。 生ハムにも幾らかの脂身はあれど、のんびり抓んでいるうちに乾いてしまわないよう。 こちらの小品にも、オリーブオイルが数滴掛けられる。 おつまみにするにも丁度いい小ぶりさの、生ハムチーズ巻き三種。 盛り付ける器は、薄く淡く白に近い緑色に、白いデイジーの花の模様があしらわれた小皿。] (138) 2023/03/03(Fri) 16:18:09 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a18) 2023/03/03(Fri) 16:31:46 |
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。 (a19) 2023/03/03(Fri) 16:44:47 |
【人】 若者 ミスミ[はじめて迷い込んだ日、カリカリのゼッポリーニと軽やかな白ワイン、濃厚の文字を裏切らないカルボナーラ。 それから善意の一杯。 熱くて、美味くて、胃の底からじんわりと温かい食事。 夢中で食べ終わった後、何故だかわからないが泣けてきて、近くにいた誰かをぎょっとさせてしまったのももうすでにしばらく前の話。 少し時間がたってから考えてみれば、あの時の自分はきっとお別れを言えなかったばあちゃんと、ばあちゃんの店を思って泣くきっかけが欲しかったのだろう。 だからと言って店の中で一応二十歳も越えた男がぼろ泣きしたのは今思い出してもちょっと恥ずかしい] (140) 2023/03/03(Fri) 16:53:42 |
【人】 若者 ミスミー現在ー …とはいえ、マジ見つからん…。 [今のところは親戚の家の一部屋を借りているが、そろそろきちんと住む場所を考えなくてはならない。 イギリスを出た時はばあちゃんの店の二階に住み込む予定だったから、部屋探しでこんなに苦労するとは思ってもみなかった。 もう使うことのなくなったばあちゃんの店の鍵はお守りがわりにこのまま持っておくことにしたけれど、今の自分に必要なのは新しく済む部屋の鍵。 安くて良さそうだと思った部屋は国内の保証人が必須だったり、かといって保証代行が使えるような小さい部屋のキッチンは何を作れるんだというほど狭い。 それに、一番のネックなのは勤務先だ。 こいつが決まらないと家賃の増減も決められず。 貯金があるからOKとはいかないのだから、ああ何て世知辛い。 少しでも出費を減らすために外食を控えればいいのだが] (141) 2023/03/03(Fri) 16:54:24 |
【人】 若者 ミスミこんばんわー… …そっか、もう蕪の時期。 [今宵も不思議の国の扉を押し開けてしまうわけで。 首から細い革ひもで下がった鍵は、童話の挿絵のようなオシャレさもなくて、ただの古惚けた鍵なのだけど。 店の中をちらっとみたあと、空きがあればカウンターを希望した。 やっぱり、誰かの料理する姿を眺めているのは楽しくて、心が落ち着く。 祖母の店で出していた蕪の漬物と味噌汁が懐かしくなって、おっといけない涙腺がまた緩んでしまいそうだ**] (142) 2023/03/03(Fri) 16:54:37 |
若者 ミスミは、メモを貼った。 (a20) 2023/03/03(Fri) 16:58:26 |
【人】 客 葉月[どくん、どくん。やけに心臓の音がうるさい。 永遠とも思えるような一秒のあと、落ちてきたのは優しい笑い声>>132。 何笑ってんだよ、そんなことを言うよりも先にやつの口から「嬉し」と、そう聞こえた>>132] (幻聴か?……いや、違うよな) [驚いて思わずやつの目を見てしまった。 栗栖瑛斗。その名前を口の中で転がす。 ──そういや、同性と下の名前で呼び合うのなんて何年振りだっけ。 同僚、ライバル、敵、あるいは女の子を口説く上での一時的な同盟関係。 そういったものはあれど、そこから親密な関係になることなどここ数年はなかった。 なんだろう、これ。 まるで体の奥底からぽかぽかしてくるような感覚] (144) 2023/03/03(Fri) 17:19:44 |
【人】 客 葉月それ以上に嬉しかったよ。あんなふうに話しかけてもらえるの。 俺はちゃんと返せてなかったけどさ。 [嘘じゃない。事実あいつが俺に話しかけてこなくなったとき、俺はずっと寂しかったのだ。 自覚して、自分で自分に馬鹿じゃねえのと思った。今まであんな態度とってたくせに、俺のツンデレとかどこの層に需要あるんだよって。 勿論それで料理のおいしさが損なわれるわけではないから、もりもり食ってたし傍目には気付かれてないかもしれないけれど] だからさ、これからもまた話しかけてもらえたら嬉しいよ。 ……気が向いたら俺からもその、あー、なんだ。アレするから。 [いやアレってなんだよ。そこは素直に話しかけてもいいか聞けよ馬鹿だろ俺] (147) 2023/03/03(Fri) 17:21:02 |
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